MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

全盲難聴・のんたん 週末にお泊まりで帰宅②(2019年2月10日)

2019年2月10日 ボランティアのヤマシタさんと。(全盲難聴・のんたん 23歳)


2月10日


週末を利用して、一泊二日の日程で、
長男が帰宅したときの日記です。
前日は、S園から帰宅する途中で、
ボランティアさんといっしょに、
大好きな天丼を食べ、カラオケを楽しみました。


一夜明けて、この日の午前中は、自宅でゆっくり。
昼食後、迎えに来てくださったヤマシタさんといっしょに、
ウクレレ教室に向かいました。


迎えに来てくださったヤマシタさんと。


高田馬場駅で、もうおひとりのボランティアである、
ホリイさんと待ち合わせ。
ウクレレのレッスンの後は、
3人で、S園まで戻りました。


【ヤマシタさんからいただいたメールです】
のんたんは、家を出たあと、次にご自宅に帰れる日時を繰り返しながら歩きました。

近くに停まっていた車の上に降り積もった雪に、何も言わずに触れさせると、「雪だ、雪だ、すごいねぇ!」と、大喜び。暫く車体のカーブを確めながら雪を触っていました。
その後はずっと、「埴生の宿 」を歌ってくれました。
ウクレレ教室では、先生が長い弦を切ってくださっている間に、のんたんは別のウクレレで「お馬の親子」を弾き出していました。「野ばら」、「ハイティーンヴギ」も熱心に練習。ハイティーン…は素晴らしく、思わず先生、ホリイさん、私から拍手!!
先生も、「発表会はこれでいきましょう!」と。
豊田で改札を出た途端、ウクレレ、ウクレレ、と言って自分でケースを持ちました。ちゃんと持ち帰る意識がありました。
帰り道は、「野ばら」をドレミファで歌いながら帰りました。
今回もとっても楽しかったです。帰りの電車の中では、ホリイさんと、小学生だった頃ののんたんの思い出話ができて、それもとても嬉しかったです。
ご一緒させて頂き、有難うございました!!


【ホリイさんからいただいたメールです】
今日は、のんたんはご自宅から高田馬場にいらして、ウクレレ教室へ。
のんたんに会うと、何かを歌っていました。ヤマシタさんは、「今日は、『埴生の宿』のモードみたいよ」と仰って、のんたんと一緒に歌っていらっしゃいました。
トイレに行きたいようだったので、戸塚地域センターにいったところ、運悪く今日は閉まっていました。ホームページを見たら、2.5.8.11月の第2日曜日はお休みとありました。すみません。普段は、ウクレレ教室は土曜日が多いので気付きませんでした。

仕方がないので、ウクレレ教室に行ってトイレをお借りしました。この頃はインフルエンザが流行っているので、着いたらのんたんも私達も手を洗うことになっています。
のんたんがお家から持っていらしたウクレレを先生に見て頂いて、弦の余りをカットしてもらい、音合わせもしてもらいました。先生が「こちらの方が音が良いのでフルートと合わせるのもこちらが良いですよ」との事です。
それを待つ間、先生の所のウクレレを借りて、『おうま』を弾いていました。
先生が音を合わせたのんたんのウクレレをのんたんに手渡すと、『野ばら』(ヴェルナー)を教えてくださいました。
「ミーミーミーミーソファファミレ・・」と歌いながら、コードも教えながらのんたんと一緒にウクレレを弾いて、丁寧に教えてくださいました。
あっと言う間にのんたんは覚えて、上手に弾けるようになりました。
最後に『ハイティーン・ブギ』を練習しました。先生は、「この曲を今度の発表会でやりましょう」と、おっしゃっていました。すると、のんたんは「6月23日?」と聞いていて、先生もまだ日にちを覚えていないと言ってビックリされていました。
先生は、この曲をお二人で弾いているところを先生のスマホに録音して、またのんたんの写真も撮っていらっしゃいました。

のんたんは上手に弾けるので、いつ発表会があっても大丈夫ですよ!!
S園への帰りでは、3人で『野ばら』を歌いながら歩きました。電車内では、ボイスレコーダーを熱心に聞いていました。
豊田駅からは、ヤマシタさんとずっと歌い続けました。

S園に着いて、先生にウクレレもお渡しして、明日のフルートの時にはこちらのウクレレを使うようにとお伝えしました。
また明日、音楽レッスンの介助に伺います。よろしくお願いします。
(ウクレレ教室でレッスン中です。)


ヤマシタさんも、ホリイさんも、
長男が小学生の頃からいらしてくださっていて、
もう10年以上のおつきあいをさせていただいています。
長男との呼吸もぴったり合っていて、
長男と楽しく過ごしてくださっているようすが、
よくわかります。


ヤマシタさん、ホリイさん、
冬の寒い中、いらしてくださり、
どうもありがとうございました。


一泊二日の帰宅でしたが、
4人のボランティアさんに支えられて、
長男は楽しく過ごし、帰宅し、
そして、S園に戻って行きました。

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