全盲難聴・のんたん 週末にお泊まりで帰宅①(2019年2月9日)
2019年2月9日 ボランティアさんといっしょに、カラオケに行きました。イナガキさんからいただいた写真です。(全盲難聴・のんたん 23歳)
2月9日
週末を利用して、長男が一時帰宅したときの日記です。
長男は、通常、S園で生活しているのですが、
希望すれば、週末に帰宅することができます。
1月は冬休みで帰宅したし、
3月には、「桜まつり」のイベントで会うことができますが、
2月には、長男と会う機会がありません。
そこで、2月は、週末を利用して、
帰宅することにしました。
まずは土曜日に、イナガキさんが、S園まで、
長男を迎えに行ってくださいました。
イナガキさんと長男で、上野駅まで移動し、
上野駅で、もうひとりのボランティアさんである、
タケダさんと待ち合わせです。
長男は天丼が好きなので、
「てんや」で昼食をとっていただきました。
その後、カラオケを楽しんだ後、
タケダさんが、我が家まで長男を送ってくださる、
というスケジュールです。
おふたりが撮ってくださった写真も、
いっしょに掲載します。
【イナガキさんからいただいたメールです】
タケダさんからも報告があったと思います。
「てんや「で天丼を食べてから、ビックエコーで2時間、カラオケをしました。
てんやでは、割り引き券を使いましたので、30%引きになりました。
カラオケでは、頂いたリストを中心に、歌を選曲しました。後半は歌が無くなり、同じ曲を繰り返すところもありましたが、リストに無い曲を数曲入れたら、10分前になり、飛ばしながら終わりました。
のんたんは、汗をかきかき、ジュースを飲んで、歌ったり、タンバリンを叩いたりして楽しみました。
ありがとうございました。
(大好きな天丼!)
タンバリンを叩きながら、歌っています。
【タケダさんからいただいたメールです】
待合せの駅改札口でノゾミくんと合流しました。
挨拶をしようと黎明くんの手を触ると、
すぐに「タケダさん」と言って挨拶をしてくれました。
まずは昼食と思い歩き始めたのですが、
通訳介助者2人とも方向音痴だったようで(すみません)
駅近くにあるはずの“てんや”になかなかたどり着かなく、
慌ててスマホで検索!やっとたどり着く事ができ、店内へ。
お昼近かったため混んでいましたが、
運良く4人テーブルがひとつ空いていて、すぐに席につけました。
カラオケには、予約時間より少し早く着きましたが、
ノゾミくんは「タンバリン」「マイク」と気持ちはもうカラオケでしたので、
そのまま受付し、お部屋に!
お部屋にはいると、「ハンガー」と言って、
リュックサックとジャンバーを掛けていました。
マイクを持つと、早速、ノゾミくんから「おうま」のリクエスト。
2回続けて歌っている間に、
いただいていた曲名のリストに載っている曲を次々と予約し、
2時間、目いっぱい歌い続けました(笑)。
ノゾミくんは満足したようで、「終わりです」と伝えても不満そうにすることもなく、
すぐに帰りの準備をしてくれました。
ほとんどの曲は、マイクを持って歌っていましたが、
テンポの速い曲は、タンバリンを叩いて楽しんでいる事が多かったです。
隣にいた私にも、叩くようにとタンバリンに手を持っていったり、
こういう風に叩くんだよって言っているように、
私の膝の上のタンバリンを叩いてみたりもしていました。
DA PUMPの「U.S.A」は、まだサビの部分しか覚えていなかったようで、
サビにくると楽しそうに歌っていました。
でも、この日一番の笑顔で歌った曲は「アッと驚く為五郎」の、
“アッと驚く為五郎”の部分でした。(笑顔の写真がその時のです)
(「アッと驚く~ためごおろお~」)
(タケダさんといっしょに歌いました。撮影:イナガキさん)
帰りの電車の中では、ボイスレコーダーを直接耳に宛てて聴いて、
音漏れが大きかったので、音を小さくしてねと言うと、
ご自分から“ヘッドホン”と言ってつけていたので、
“ヘッドホン、あったのか!”とつい心の中で自分で突っ込んでました(笑)
以上です。
今回、黎明くんとカラオケに久しぶりに行き、
こんなに歌うんだなあ・・・と、楽しい時間を過ごせました。
また、ご一緒できる日を楽しみにしています。
天丼にカラオケという、
長男の好きな物が続いた、土曜日の午後。
とても楽しかったようで、
夕方、長男は、笑顔で帰宅してきました。
イナガキさん、タケダさん、
長男とおつきあいくださり、ありがとうございました。