骨折でもイタリア。シチリアを歩く、9泊10日のおトク旅 20 - カザーレ別荘 (4) 子どもたち(4日目)
2019年1月19日 ピアッツァ・アルメリーナで。
1月21日
カザーレ別荘の最終回です。
最後のエリアに来ました。
部屋の床一面に広がっている、
かわいらしいモザイク。
ここは、子ども部屋だったのだそうです。
モザイクに描かれているのは、たくさんの子どもたちです。
子ども「部屋」と言っても、
日本で言う子ども部屋とは、桁が違う広さです。
広大なフロアにいくつもの部屋があり、
それがすべて、子どもたちのための部屋なのでした。
なので、どの部屋の床にも、
かわいらしい子どもの絵が描かれています。
この部屋のモザイクは、大きな鳥が引く車に乗って遊ぶ子どもたちのようです。
子どもたちのための浴場。真ん中に給排水部分があり、それを囲むように、たくさんの子どもたちがが描かれています。
このモザイクも、主役は子どもです。
次は、大人用の浴場です。
モザイクの中心に描かれている絵を拡大すると・・・
こうなります。(こういう写真を撮るのは、夫のシュミです。私ではありません。)
ようやく屋敷の外に出ました。屋外にある水場。ここも、床一面に細かいモザイクがあったことがうかがえます。
出口の近くにある大広間。床の端が、半円を描いています。
この部分は、当時こんな感じだったのではないか、という復元図がありました。
同じ広間の反対側です。
こちらはこんな感じだったようです。壁や床を埋め尽くすモザイク、さぞかし美しかったことでしょう。
午前中のすべてをカザーレ別荘に費やし、
1800年も前のモザイクを堪能しました。
見ごたえ十分、でした。
出口です。ここにも、たくさんの野良犬くんがいました。元は飼い犬だったからか、どの犬もおとなしく、お行儀良く座っていました。
次回は、お楽しみのランチをご紹介します。
(つづく)