骨折でもイタリア。シチリアを歩く、9泊10日のおトク旅 18 - カザーレ別荘(2)(4日目)
2019年1月19日 ポンペイ・劇場跡で。
1月21日
カザーレ別荘は、ローマ帝政時代の3〜4世紀に建てられました。
邸内のほぼ全室の床を埋め尽くすモザイク画の質の高さと規模は、
古代ローマ時代最大ともいわれています。
モザイクには、アフリカの影響を受けた動物やビキニの女性など、
斬新な図像も描かれ、芸術的価値も高く評価されています。
当時、この地まで経済力を及ぼした、
古代ローマ文明の跡もうかがい知れる、貴重な遺跡です。
ちなみに、このころの日本は、
邪馬台国があったと言われている時代です。
そう。卑弥呼の時代だったんですね。^^
さて、はじめにはいったところで、
いきなりのたくさんのモザイクを見たわけですが、
いったん庭に出たあと、さらに別の棟にはいりました。
ここからは、そこでの写真をご紹介します。
これも、床に描かれたモザイクです。
遠い異国で、珍しい鳥や角のある動物を船に載せて運ぼうとしているようすが描かれたモザイクです。類似の絵が多いことから、このお屋敷の主は動物の輸入商だったのではないかと言われています。
鹿を船に乗せているところです。
このモザイクは、象を船に載せているところです。
部屋という部屋が、すべてモザイクだらけ!^^
(つづく)