高級ホテルに泊まる、タイ3泊6日のおトク旅 32 - 必要ないけど、ランドリーサービス(4日目)
2018年7月21日 S園・ふれあい夏祭りで。
7月14日
私たちがVIPとして扱われ、
「タダごはん」をいただくことができるのは、
SPGアメックスカードを持っているおかげであるということは、
以前、ご説明しました。
このカードを持っていると、ホテル滞在中に、
「タダごはん」だけでなく、
さまざまな特典を享受することができます。
ここ、バンコク・マリオット・ホテル・スクンビットでは、
その特典のひとつに、
「無料ランドリーサービス(1日2着まで)
またはプレスサービス(1日3着まで)」
というものがありました。
それを知った夫、
「やってみたい。」
と言い出しました。
はい・・・。
ホテルのランドリーサービス、高いですよね。
ズボン1本で、何千円もします。
で、夫は、
「ホテルのランドリーサービスなんて、
ふだんは高くて利用できない。
せっかくの機会だから、
オレのズボン2本で、試してみたい。」
と。
旅行中、必要なだけの衣類は、持ってきています。
なので、ここで無理に、
クリーニングに出す必要はないわけです。
ましてや、汚れ物をつめこんだ袋に手をつっこんで、
汗臭いズボンをとりだすなんて、いやだな、と思いました。
日本に帰ってから、袋の中身を全部洗濯機にぶちまけて、
一気に洗えばすむのに、なんでここでわざわざ、
汚れたズボンをつまみださなくちゃならないのか。
数千円のクリーニング代がタダになる、と言われても、
もともと必要のないものですから、オトク感は感じません。
「めんどくさいから、やめようよ、そんなこと。」
と、言いました。
でも、夫、
「どうして? おもしろいじゃん。♪」
と。
トクかソンかで物事を考えている私と、
おもしろいかどうかで、判断する夫。
まったく、意見がかみ合いません。(苦笑)
結局、夫におしきられる形で、
いやいやながら、汚れ物の袋に手をつっこみ、
夫のズボンを取り出しました。
夫は、ルンルン気分で、
ホテルの申し込みカードを記入しています。
全部英語で、めんどくさそうなのですが、
夫本人は、楽しくて仕方がないようす。
フロントに電話して、依頼方法の確認までやっていました。
それによると、朝10時までに出せば、
その日の夕方には、出来上がっているのだそうです。
「よしっ これでオッケーだ!」
なんて、おおはりきりで、カードを記入し、
電話でルームサービスの人に来てもらい、
ズボンを預けていました。
それが、この日の朝のことでした。
つまり、チャトゥチャック市場にでかける直前に、
ズボンを出したわけです。
それから6時間あまり。
市場から戻り、
アフタヌーンティーで「タダのお昼ごはん」をすませ、
部屋に戻ってみると・・・。
ありました~。(笑)
朝、預けていったぼろズボン2本。
ホテル仕様でクリーニングされ、
きれいにプレスされ、
ハンガーにかけた状態で、
クローゼットに入れられていました!
「わ~い、きれいになってる~♪」
と、喜ぶ夫。
ズボン2枚のクリーニング代、4000円。(たぶん)
「はいはい。よかったね。」
と、口では言いながらも、内心、
「こんなこと、無理にすることないのに。
ご苦労なこった・・・。」
と思っている、MIYOなのでした。
でも、このシステムを使えば、
エリートビジネスマンが、
替えのスーツ一着だけを持って、
何日間でも、ホテルに滞在することが、
できちゃうわけですね。
朝、ランドリーサービスに出しておけば、夕方に届くのですから、
翌朝には、ビシッとしたスーツを着て、
毎日、仕事にでかけることができます。
でもって、VIPですから、クリーニング代は無料、と。笑
そっか~
かっこいいエリートビジネスマンってのは、
こんなふうにして、いつもかっこいいスーツを着てるのね~。
・・・などと、
上流階級の人々のホテル暮らしの一端を見た思いでしたが、
まあ、しょせん、私たち夫婦には、縁のない話なのでした。(苦笑)
(つづく)
(おまけ)
タイ国立博物館の、美術品の数々です。