MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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のんたんの冬休み18 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 14 - Maison Vieで、ベトナムフレンチディナー(2017年12月25日/2日め)

2017年12月25日 ハノイ・Maison Vie で。(全盲難聴・のんたん 22歳)


12月25日


Maison Vie は、フレンチコロニアル風の、白亜の一軒家です。
きれいなレストランだなあ・・・と、見ていたら、
私たちに気がついて、すぐに中からスタッフが出てきてくれました。


中に入ると、広いスペースに、たくさんのテーブルが置いてあり、
食事をしている人たちが見えます。
そこで食事するのかと思ったら、
スタッフはどんどん奥へと案内してくれます。
突き当たりのエレベーターに乗って、
2階に上がりました。
エレガントな内装で、落ち着いた雰囲気です。



さらに廊下を歩いて、いちばんつきあたりの部屋へ。
はいってみると、びっくり。
個室です。
まるで、私たちが来るのを待っていたかのように、
4人分のテーブルセッティングも完了してありました。


まあ、すごい偶然。
たまたま、4人用のテーブルが空いていたのね・・・。
と思いました。


でも、席について、置いてあるメニューを見て、
ようやくわかりました。
「ティンさんが言ってくれていたのだ。」と。


メニューには、
日本語、英語、ベトナム語で、
JTBのツアー客のための、特別メニューが書かれていたのです。
(メニューの右上に、小さく、JTBと書かれていました。)



ハムとコールスローサラダ
パンプキンスープ


ジュネーブ産豚肉のソテー ブロッコリーとニンジンのフラン 
または 
白身魚のフィレと野菜ロール


バナナクレープ
ベトナムコーヒー または ベトナム茶


あまり時間がなかったので、
分厚いメニューから選ぶ手間がはぶけて助かりました。
「このメニューを、2人分。」
とお願いしました。


我が家はいつも、人数分のコース料理を頼みません。
家族4人なら、たいてい、3人分を注文します。
コース料理を人数分、注文すると、
一人分の量が多くて、
食べきれないことが多いからです。


それに、この日の食事時間は、1時間くらいしかなかったので、
量を少なめにしておこう、と考えました。
2人分のコース料理に加えて、子ども達の料理を、少しだけ別に注文して、
家族4人で分け合って食べることにしました。


「人形劇に行くので、8時15分にお店を出たいのですが。」
と言うと、若いお姉さんが、
「わかりました。」
と、笑顔で言ってくれました。


お願いしてあっただけあって、待たされることもなく、
注文したごちそうが、次々とでてきました。


テーブルには、クリスマスの飾りが置かれていました。

ハムとコールスローサラダ 自家製の焼きたてパンも出していただきました。

パンプキンスープ

白身魚のフィレと野菜ロール

ジュネーブ産豚肉のソテー ブロッコリーとニンジンのフラン 

子ども達のために注文した、ステーキ。このお皿、実はすごく大きいのです。で、お肉も大きい! (笑)
子ども達が食べやすいように、と、お肉は、おねえさんが切り分けてくれました。
それを、家族4人で分け合って、ようやく食べきりました。

バナナクレープ

小さなお菓子もいっしょです。

個室で、くつろいだお食事ができました。


予想通り、すごい量でした。
2人分のコース料理+アラカルトで注文した1品を、
がんばって、どうにか、4人で食べきりました。


8時になり、デザートを楽しんでいると、
お姉さんがやってきて言いました。
「8時15分にタクシーが来るように、
 手配いたしましょうか。」


なんてすばらしいサービスでしょう。
こんなこと、日本のお店でも、なかなか言ってくれません。
ベトナム人の、この細やかさには、本当に感心します。


最後には、フランス人シェフまで挨拶に来てくれて、
みんなで記念写真。
20年以上の経験を持つシェフだそうです。




気になる料金ですが、4人で食べて飲んで、全部で10000円くらいでした。
(娘のカードで支払ったので、これも5%引きです。^^)


支払いを済ませて個室を出ると、おねえさんがやってきて、
長男の肩を抱いて、いっしょにエレベーターまで歩いてくれました。


ベトナムの人たちは、障害者に対して、本当に、親切です。
枯葉剤の影響で、たくさんの障害児が生まれただけに、
他の国と比べると、
ベトナムの人々にとって、障害児(者)は、より身近な存在です。
そのことが、こういう優しさにつながっているのかもしれないな、と思いました。


私たちがお店にいるあいだ、
ずっと、つきっきりで目配りしてくださったおねえさんと、
玄関でお別れしました。
日頃、しみったれな私たちですが、
このときばかりは、チップを惜しみませんでした。^^


レストランの玄関で、おねえさんと。後ろにあるのは、ベトナムの笠、ノンで作ったクリスマスツリーです。


(つづく)


【追記】
帰国後、ネットで調べてみると、やはりこのお店は、
JTBのオプショナルツアーで利用されていました。
また、クラブツーリズム の、
「ANAビジネスクラス利用北ベトナム充実の5日間」 というツアーに、
4日目の夕食として含まれているようです。
どちらも高級ツアーですね。^^
JTBやツーリズムのおめがねにかなったレストランだけのことはある、
とてもいいお店でした。

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