MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

無理やりのインド。歩き続けた12日間 5 - ゴールコンダ・フォート① 分厚い扉の向こうに(2025年10月18日/2日め)

MIYO

2025年10月18日 「ゴールコンダ・フォート」で。(インド・ハイデラバード)


10月18日(土)


ホテルのレストランで、

「南インドの朝食」を

ビュッフェでいただきました。


そしてホテルを出発。

左から、ドライバーのウィラさん、夫、MIYO、ガイドのハルジャさん。(この写真は、夜、お別れするときに撮りました。)


ハルジャさんは、英語ガイドさんです。

定年退職後の空いた時間を利用して、

旅行ガイドをしているそうです。

(この旅行会社では、

 「シニアガイド」と呼んでいました。)

娘さんは、大学教授の婿と共に、

アメリカに住んでおり、

現在は悠々自適の生活。^^


日本語は通じないので、今日一日、

英語をがんばることになります。😅

日本語ガイドさんも、探せばあるかもですが、

英語ガイドさんの方が数が多いし、安い。^^


ちなみに我が家の長女は、8日間ずっと、

若い日本語ガイドさんといっしょに

旅行したそうです。

(私たちが、以前インド家族旅行でお世話になった

 ファイブスタークラブに手配していただきました。)


当初、長女は、

あこがれている「聖地巡礼旅行」

を体験した人の話を聞き、

その人がお世話になったという旅行社に

見積もりをもらったそうです。


み「で、いくらだったの?」

娘「56万円…。」

親「12日間で56万円?! 高っ!

  なにそれ。どこの会社?」

娘「*遊旅行…。」

親「あそこかあ…。知ってるよ。」


秘境のツアーを果敢に実施する、

老舗の旅行会社です。

ここならまちがいはないでしょうが、

56万円はあまりに高すぎます。


み「どうしても、

  その会社でなければだめなの?

  他の会社でも、

  見積もりをとってみたら?」


ってことで紹介したのが、

ファイブスタークラブでした。

自分の希望に合わせて、

ツアーを企画してくれる会社です。


MIYO家でも、以下の家族旅行は、

すべて、ここにお願いしてきました。

 2009年7月 ベトナム(5日間)

 2010年7月 ベトナム・カンボジア(7日間)

 2011年8月 インド(8日間)

 2013年12月24日-1月2日 エジプト(10日間)

 2017年12月24日-31日 ベトナム(8日間)

*2017年のベトナム8日間だけは、ブログに残してあります。

おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅


パックツアーではなく、

「手配旅行」なので、

どこに行っても専用車で、

家族4人+日本語ガイドさん+ドライバーさん

だけという、豪華旅でした。

(なのに、なぜか安い。笑)


私たちに勧められて、

長女は、ファイブスタークラブにも、

問い合わせてみました。

すると見積額は39万円。

*遊旅行に比べて、

ホテルの格は落ちるでしょうが、

そう悪くないホテルであるのは、

これまでに家族で体験済みです。


格安というわけではないけれど、

なにより、安全なのが一番、

ということで、これに決定。

長女は、ファイブスタークラブで

インドに行きました。


日本語のできるガイドさんと、

ドライバーさんと3人で、

8日間いっしょに旅行したそうです。

初日はガイドさんと、

ラーマーヤナの話でもりあがり、

ふたりで2時間しゃべり続けたとか。


み「なに? ふたりで8日間?

  やばいじゃん。

  そのまま結婚したりしないでね。」

娘「だいじょうぶ。

  奥さんも子どももいる人だから。笑」


心配しましたが、

長女は無事旅を終えて、帰国。

今は元気に仕事に戻っております。^^


話が脱線しましたが、

この日の旅では私たちも、現地で、

ガイドさん+ドライバーさんを依頼しました。


夫が探してきたのはこちら。英語ガイドさんといっしょに専用車で一日観光するプランで、ひとり10000円。入場料+昼食付きでした。

出発してすぐに、冷たいお水をいただきました。TATA COPPERという、銅イオンが含まれた水です。

そういえば、前日の機内食のお水も、TATA COPPERでした。


【銅イオンを含む水】

古代インドの伝統に基づいた水です。インドでは古くから、「銅が水を浄化させる働きがある」として、一般的に銅製容器が使われてきました。アーユルヴェーダでも、古くから、銅の容器に水を蓄えています。銅が水に触れると微細な銅イオンが発生し、水中のバクテリアを数時間で殺菌し、残留塩素を除去します。したがって、銅製ボトルに入れた水は、大腸菌、黄色ブドウ球菌と戦うなど、細菌汚染から守り、感染症の予防をしながら、私たちの免疫力を高める働きをします。

インドのTata Copper には、銅容器に一晩保管した水と同量の銅が含まれていますが、見た目も味も、通常の水とほぼ変わりません。


なるほど…。

銅のお水には殺菌効果があるんですね。🙄


銅は、2004年、厚生労働省によって、

「栄養機能食品」と認定されるのに

必要な栄養成分の1つとされたそうです。

「銅含有の水」って、そのうち、

日本でも販売されるかもしれません。


ホテルを出発して40分後、ゴールコンダ・フォートに到着しました。

いきなり、城壁が続きます。

うれしそうだな…。妻の犠牲のもとにこの旅行があるって、わかってるのかな。😔

チケット売り場です。入場券はガイドさんが買ってきてくれました。

ガイドさんのあとに続いて、城塞の門へと歩きました。

この門の内側に、広大な要塞が作られています。

美しいレリーフが、今も残されています。

上部のせり出した部分から、兵士が常に監視していたと思われます。

入り口には、分厚い扉が取り付けられています。

門の中に入りました。

天井です。シャンデリアの周りの装飾(シーリングメダリオン)が、今も残っています。

500年前に造られた、シーリングメダリオン。

*メダリオンの関連日記は、日記の最後に掲載しています。

門の内側は回廊を成しており、右方向にも左方向にも通路が伸びていました。

さらに門を直進し、回廊の外に出ると…、

目の前に、ゴールコンダの城塞が立ちはだかっていました。


【ゴールコンダ・フォート(Golconda Fort)】

ハイデラバード(Hyderabad)の中心から西に10kmほど離れた郊外にある、丘状の城塞です。16~17世紀に、この地を治めたクトゥブ・シャーヒー朝(Qutb Shahi)の王によって建設されました。建設当初、城は王都としての役目を果たしました。が、近郊の鉱山から採掘されるダイヤモンドが王国に繁栄をもたらし、平和な時代が長く続いたことで、やがて都はハイデラバードに移され、この地には城塞としての役割のみが残りました。

その後この城塞は、ムガル帝国のアウラングゼーブ帝の攻撃によって徹底的に破壊されてしまいます。その後のニザーム王国(Nizam of Hyderabad)の統治下でも復興されることは無く、近年まで廃墟のままでした。

現在、ゴールコンダはインドの文化遺産となっており、2014年、「デカン王国の遺跡と砦」の一部として、ユネスコの世界遺産暫定リストに追加されました。


(つづく)


(おまけ)


これまでに掲載した、

シーリングメダリオン(天井縁飾り)

関連の日記です。


【シーリングメダリオン(天井縁飾り)】

シャンデリアの周りに設けられた飾りを言います。天井を装飾し、照明器具をより引き立てる役割があります。明治期の日本の建造物によく見られました。


箱根恩賜公園・湖畔展望館

新緑の箱根で、美味しいものを食べ歩いた3日間 16 - 恩賜箱根公園① 塔の鼻広場と湖畔展望館(2024年5月18日/3日め)

天鏡閣。1908年(明治41年)の建築。福島県猪苗代町にある、旧有栖川宮家・高松宮家翁島別邸です。(国の重要文化財)
コロナでも福島2。磐梯山の麓、花の降る郷を歩く - ダイジェスト(2023年4月5日-8日め)

美しいメダリオンがいくつもありました…。

群馬会館。1930年(昭和5年)の建築。群馬県前橋市にある、群馬県内最古の公会堂です。(国の重要文化財)
コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 2 - 群馬会館① / 小さくなって値上げのピザーラ(2023年1月16日/1日め)

豊平館。1880年(明治13年)の建築。札幌市にある、現存する木造ホテルとしては日本最古の建物です。(国の重要文化財)
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 20 - 豊平館① / プラチナチャレンジ、その後(2021年11月5日/3日め)

旧閑院宮家別邸。1930年(昭和5年)の建築。20世紀初頭のモダンなアールデコ様式になっています。四角いメダリオンを初めて見ました。
新緑の箱根で、美味しいものを食べ歩いた3日間 15 - 強羅花壇(旧閑院宮家別邸)でお昼ごはん③(2024年5月18日/3日め)


初めてメダリオンを見たのは、2021年。

札幌の豊平館でした。

以来、メダリオンが気になって、

古い建築物を見ると、ついつい、

天井を見上げてしまいます。^^

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