広州経由でチェンマイへ。タイで過ごした16日間 20 - セントラルパーク④ レンタルWiFi、ルークチュップと焼き卵(2025年9月10日/7日め)
2025年9月8日 チェンマイ・マリオット・ホテルで。(タイ・チェンマイ)
9月10日(水)- 7日め
LG階にあるフードコートでランチを終え、
ここで、各自別行動になりました。
夫は、すぐ隣りにある
「ルンピニ公園」に行きたいのですが、
私は公園には興味がないので、
そのままパーク内に残ることに…。
1時間半後、フードコート内にある「フォーチュンクッキー」というお店の前で待ち合わせることにしました。このお店に決めたのは、単に「名前がわかりやすいから」というそれだけです。笑
海外にいるとき、私たちはいつも、
SIMとかeSIMとかを購入しているので、
どこに行っても、自分のスマホをそのまま、
使うことができます。
ラインを使って、
お互いに電話をかけることもできるので、
いつでも連絡が取りあえるし、
お互いの居場所も確認できます。
なので、「待ち合わせ」なんていう、
なつメロみたいなことはしません。爆
でも今回の旅では、
そうせざるをえませんでした。
ことの始まりは、ベルトラから、レンタルWiFiの割引券が送られてきたことでした。
SIMをヤフーとかで購入すれば、
1000円以下ですむことも多いので、
かなりお安いです。
それに対して、レンタルWiFiはすごく高い。
10000円くらいすることもあり、
とうてい、MIYO家では手が出ません。
「こんな高いものを、
どうしてみなさん、レンタルするのだろう?」
というのが、私の長年の疑問でした。
国内旅行では、
ときどき、長女のポケットWiFiを
貸してもらっていましたが、海外旅行では、
レンタルWiFiを使ったことがありません。
なので、海外での使い勝手もわからず、
「SIMの方がずっと安いのに、
こんなに高いものを
わざわざ借りる人がいるのだから、
レンタルWiFiには、きっと、
SIMよりもいい点がなにかあるのだろう。」
などと思っていました。
自分の中に、なんとなく、
「レンタルWiFi=お金持ちが持つもの」
というイメージがあったのですが、
そんな中、ベルトラから割引券が来たわけです。
実は、このクーポンを使っても、
SIMの方がさらに安かったのですが、
「めったにない機会なので、一回くらいは、
レンタルWiFiを試してみようか。」
と、へんな好奇心が出てしまい、
つい、申し込んでしまいました。
今回お借りしたレンタルWiFiのいい点は、
「一台で5人まで利用できる。」
ということでした。
なので、5人で一台を使えば、
オトクになるのかもしれません。
(とはいえ、夫婦ふたりで使うのであれば、
SIMをふたり分買う方がもっとお安いのですが。)
…で、結局のところ、
レンタルWiFiのメリットというのは、
それだけでした。😓
ついでに言うと、
このメリットは、デメリットにもなりました。
「旅行中は1台を、夫とふたりで使える」
のですが、それは同時に、
「常にいっしょにいないと使えない」
ということでもあります。
ふたりが別行動するとか、
ちょっとトイレに行くとか、
少しでもWiFiルーターから離れてしまうと、
もう、WiFiが使えなくなります。
なので、お互いがはぐれてしまったりしたら、
「電話で連絡を取り合う」
なんてことは不可能なんですね。
これは、あらかじめわかっていたことですが、
実際に使ってみると、本当に不便でした。
煩わしいと思ったことは、もっとありました。
たとえば…。
・出発時、空港でショップを探し、WiFiルーターを受け取らねばならない。
・電池切れにならないよう、毎晩ルーターに充電しなければならない。
・ルーターは小型であるとはいえ、地味に重く、常にバッグに入れて持ち歩くのが煩わしい。
・1時間に1回は動作不良を起こし、再起動が必要だった。(たまたまかもしれませんが。)
・いちばん安い、1日500MBのタイプにしたので、ふたりだと足りない日もあった。(いちばん安いタイプであっても、SIM2枚分よりも料金は高い。)
・ルーターを壊したり失くしたりしないようにと、常に不安があった。(失くすと莫大な金額を請求されます。)
・到着時、空港で返却スポットを探し、ルーターを返却しなければならない。
ということで、
レンタルWiFiはデメリットだらけだと、
よくわかりました。😔
ちなみに、私の手続きミスで、
申請した利用期間では足りず、
バンコクでの最後の2日間は、
レンタルWiFiが使えなくなりました。
ネットから手続きして、
利用期間を延長することもできたのですが、
あまりにも煩わしいことが多かったので、
「もうこんなのいやだ。
絶対使いたくない。」
と思い、タイを旅行中に、
急遽、eSIMを2日分、購入しました。
ヤフーショッピングで「タイのSIM」を検索したところ、なんと、1日あたり100円ですよ。🤣🤣 そのうえ、ヤフーの半額クーポンがあったので、1日あたり50円になりました。
ちなみに、
レンタルWiFi(ふたりで500MB/日)は、
13日間で3800円でした。
(↑割引券利用後の価格です。)
SIM(ひとり500MB/日)なら、13日間で、
ふたり分で1300円だったわけで…。
(↑割引券利用後の価格です。)
つくづく、
「はじめからSIMにしておけばよかった」
と思いました。😔
eSIMなら、ネットで注文後、メールでこんなQRコードが送られてくるので、それを読みこむだけでOK。
*eSIM商品名:【Global sim】 タイ 1日間 (500MB/日)
最後の2日間は、全くのノーストレスで、
スマホを使うことができました。
実際に使ってみて、
どんなに不便か実感したので、もう二度と、
レンタルWiFiは使わないと思います。😔
…ということで、今回のタイの旅では、
始めの13日間をレンタルWiFiで過ごしたので、
お互いが別行動するときには、
「待ち合わせ」なんて、
なつかしいことをやらざるをえませんでした。😓
さて。
食事が終わると、夫はそそくさと席をたち、
ルンピニ公園に行ってしまったので、
残った私は、
LG階をもう少し歩いてみることにしました。
タイのスイーツのお店です。果物や花などの形で、ひとつひとつが丁寧に作られています。
これはルークチュップというお菓子です。
【ルークチュップ (Look choob/ลูกชุบ)】
タイの菓子のひとつで、緑豆やココナッツミルクなどで作った餡を着色した寒天で包み、青果の形にかたどったものです。外観は、マンゴーや唐辛子、オレンジなどの果物や野菜の形に成形され、色も、実物の青果の色に似せて着色されています。着色料はルークチュップの上から塗られ、時には光沢を出すために寒天に浸すこともあります。
もともと、ルークチュップの起源は、ポルトガルから伝来したマルチパンでした。ポルトガルのマルチパンは、主たる材料としてアーモンドを用いるのですが、タイにはアーモンドがないため、緑豆で代用しています。緑豆とココナッツミルク、砂糖を混ぜて餡を作り、そこからルークチュップの形を成形していきます。
かつて、ルークチュップは、国王や王族、宮中の人々のためだけに作られていました。が、現在では、タイのごく一般的な菓子店で、手軽に購入することができます。
この「ルークチュップ 」を、
チェンマイのホテルでいただいたのを
思い出しました。
広州経由でチェンマイに到着したあと、まずはチェンマイ市内にある、「ヴィラ ランタラ チェンマイ (Villa Lantara Chiang Mai)」に3泊しました。1泊19000円が、アゴダで5173円(ふたり分)でした。^^
お部屋は40㎡くらいでした。(2025年9月4日)
その後、チェンマイ最後の1泊を、「チェンマイ・マリオット・ホテル (Chiang Mai Marriott Hotel)」で過ごしました。1泊42000円が、アゴダで32528円。
でも私たちは、マリオットBonvoyポイントを利用したので、タダです。^^ 1泊が25000ポイント(ふたり分)でした。プラチナ特典を利用し、高層階へのアップグレードと朝食ビュッフェ・ラウンジアクセス付きでした。
チェンマイ・マリオット・ホテルのお部屋(30㎡)です。(2025年9月7日)
なぜかマリオットではお約束の、スケスケお風呂。ベッドルームから丸見えです。😓
バスルームの反対側にある窓からは…、
チェンマイの街が一望できました。
そして、テーブルに置いてあった、ウェルカムフルーツとお菓子。
お手紙やカードといっしょに、ルークチュップが置いてありました。
棒手振り(ぼてふり)の天秤棒にお菓子が入れてあるという、かわいらしい演出。
左:カオタン(Khao tan)。お米で作った揚げ煎餅。タイ北部のお菓子だそうです。
右:ルークチュップ (Look choob)。色鮮やかな果物の形でした。
この旅日記は、
いきなりランパーンから書き始めているので、
その前のチェンマイについて
なにも書けていないのが心残りなのですが、
いつか、ゆっくりと書き加えられたら、
と思います。
話が脱線しまくっていますが、😅
セントラルパーク・フードコートに戻ります。
見覚えのあるお店に会いました。カノム・ブアン(Khanom Buang)のお店、「スイート・リトルビー」です。カノム・ブアンは、タイ風のクリスピー・ココナツクレープで、アユタヤ時代から続く、タイ伝統のスイーツです。
このお店は、マハナコンキューブの中でも出店していました。ミシュランビブグルマンに4年連続で掲載されている、有名店です。(2025年3月19日)
カノム・ブアンを購入したときの日記です。
34年ぶりのラオス、そしてタイへ。歩き続けた12日間 80 - ミシュラン掲載店が並ぶ、マハナコンキューブ(2025年3月19日/6日め)
さて、フードコートのいちばん奥のスペースで、不思議なものを見ました。色を塗ったカラフルな卵が、たくさん並んでいます。「イースターのなにか?」としか思い浮かばなかったのですが…。
お客さんが次々と訪れていて、みんなおいしそうに卵を食べてるんですよね…。🙄
ここは、
「ジェフおじさんの卵」というお店で、
売っているのは「焼き卵」なのだそうです。
タイには、卵を炭焼きしたものを天秤棒に提げて、町を売り歩く棒手振り(ぼてふり)さんがいます。(画像をお借りしました)
ちなみにこちらは、江戸時代に初鰹を売っていた棒手振りさんです。(「守貞漫稿」より)
そしてこれは、タイに入植した華僑が、料理の行商をするために使っていた道具を再現したオブジェです。(セントラルパークのフードコートに飾ってありました。)
中国人労働者は、17世紀中ごろから数多くタイにやってくるようになりました。当初は、こんな木製の箱を天秤棒で担いで、スープ麺を売り歩いたそうです。(2023年11月29日 バンコク・唐人街博物館)
タイの担ぎ屋台については、以下の日記でも書いています。
無料で行けた札幌。美味しいものを食べ歩いた3日間 3 - 旧庁立図書館(北菓楼札幌本館)/ 江戸とタイ唐人街の担ぎ屋台(2023年11月29日/2日め)
さて。
タイの「焼き卵」ですが、
味つけがしてあるものとないものがあり、
売り子さんによって異なるみたいです。
炭で焼いた卵は、ほんのり香ばしくて
おいしいそうですよ。^^
お店の内側には、大量の卵を、炭の上で網焼きしている人もいました。
卵の焼き加減は6レベルあり、好きなのを選べます。
購入した卵は、プラスチックのカップに割り入れて、スプーンですくっていただきます。
みなさん、味にこだわりがあるようで、テーブルに並んでいる調味料の種類がすごかったです。笑
ようやくこれで、
LG階のフードコートを全部歩いた…、
と思っていたら、実はここまでが、
ほんの半分でした。
次回は、残り半分のエリアを、
サクッとご紹介したいと思います。
(つづく)