MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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ポルトガルへ。アブダビから始まった14日間 13 - スーク・アル・ジャミーとアバヤ(2025年2月13日/2日め)

2025年2月13日 ショッピングモール「スーク・アル・ジャミー」で。(アラブ首長国連邦・アブダビ)


2月13日(木)- 2日め


エティハド・タワーズ(高層ビル群)に行き、

コンラッドホテル74階の展望フロアから

アブダビの眺望を楽しんだあと、

バスは次の場所へ向かいました。


バスの窓越しに、美しいモスクが見えてきました。シェイク・ザイード・グランド・モスクです。


シェイク・ザイード・グランド・モスク

行くのかな…

と思ったら、ちょっと違ってました。


私たちがバスを降りたのは、

スーク・アル・ジャミー(Souq Al Jami’)

というショッピングモールでした。


すぐ目の前に、シェイク・ザイード・グランド・モスクも見えています。

地上に突如現れたような青いドーム。ここから入場すると、その地下に広大なショッピングモールが造られています。さらに地下道を進んで、15分くらい歩くと、シェイク・ザイード・グランド・モスクに到着します。

このドームは、夜になると光を放ち、こんな幻想的な光景を見せてくれるのだそうです。(画像をお借りしました)


このショッピングモールは、

シェイク・ザイード・グランド・モスク

を訪れる人々のために造られたのだそうです。


モスクには、年間600万人以上が訪れるので、

まさに、

「門前市をなす」

ということなのでしょう。^^


それでは、中に入ってみます。

エスカレーターに乗って、ドームの内側を降りて行きました。見上げると、ドームの内側が見えました。ここもすばらしいです。^^

スーク・アル・ジャミーです。このモールには、51のアウトレットがあるそうです。左手に英国系のコスタコーヒーが見えますが、お店の外観はやっぱりアラビア風ですね。笑

モールの中央にあったディスプレイ。大きなラクダさんがうずくまっていました。笑


このあとは、ガイドさんに、

「ご婦人のみなさんだけ集まってください。」

と言われ、全員でぞろぞろと、

ガイドさんのあとについていきました。


残った男性陣は、とりあえず、

お土産物屋さんで待っていることに…。

そのお土産物屋さんで並んでいたものが、

なかなか楽しかったので、掲載します。


あー、やっぱりこうなるんですね。文字が読めませんが、これを鍋敷きに使ったら、さすがに怒られるんでしょうね…。笑

アブダビの有名スポットをモチーフにした置物。

MIYOが小さい頃に絵本で見た、アラブのイメージそのままの人形。笑

どこの国に行っても必ず置いてある、マグネット類。

この、色柄のセンス。トルコの器と通じるものがあると思います。

これは、MIYOがトルコのエジプシャンバザールで買ったものです。(2025年1月16日)

左に写っている緑の器とか手前の灰皿なんて、上の写真の器と柄がそっくりですよね。🤣

美しいランプたち。

「アラジンと魔法のランプ」なんてのもありましたね。^^


さて。

男性陣がお土産物屋さんで遊んでいるあいだ、

私たちはガイドさんに集められ、

全員そろって、人通りの少ない通路に。


大きなトートバッグから、

おもむろにガイドさんが出してきたのは、

女性のための「アバヤ」でした。


このあとに、

シェイク・ザイード・グランド・モスク

に行くことになっていましたが、

モスクには、アバヤを着用していないと、

入ることができません。


そもそも、このツアーの説明文には、

「ご希望の方には、衣装をお貸しします。」

と書いてありました。

つまりガイドさんは、その、

「モスクに入るためのアバヤ」を

持ってきてくれたわけです。


この一か月前、トルコ・イスタンブールで、

ブルーモスクに行ったのですが、

トルコでも、スカーフを着用していないと、

モスクには入れませんでした。

一応、モスクの入り口には、

スカーフを持っていない女性のための

「貸出スカーフ」が置いてありました。

でも、そのスカーフがけっこう使い古されていて、

それを見た私たちは、一同、

思わず引いてしまったくらいでした。笑


なのでMIYOは、今回の「貸出アバヤ」も、

その清潔さを懸念していました。

でもガイドさんが持ってきたものは、

一着ずつがきれいにたたまれ、

ビニール袋で梱包されていました。

クリーニング済みのようで、ぱりっとしていて、

袋から取り出すと、石鹸の香りがしました。^^


MIYOがスカーフを持参しているのを、

ガイドさんは知っていたので、

「MIYOさんは、

 ムリにアバヤを着なくてもいいですよ。」

と言ってくれました。


いいえ、とんでもない。😊

アバヤなんてめったに着られないし、

タダで貸してくださるのなら、いい経験です。

それに、こんな清潔なアバヤなら、

安心して着られます。^^


ということで。

それぞれが一着ずつ、アバヤの袋を受け取り、

全員そろって、女性用トイレへ。

着ている服の上からかぶるだけなので、

あまり人目を気にすることもないのですが、

一応、各自が、トイレの個室内で、

着替え(かぶり)ました。


かくしてこうなりました。本当は裾が長くて、床を引きずりそうなくらいあります。たぶん、その方がかっこいいのですが、それはあまりしたくないので、MIYOは自分で勝手に裾上げしちゃいました。笑


MIYOの後ろに写っているのは、

女性用のアパレルショップです。

(お土産物屋さんではありません。笑)

色は黒以外もあるようですが、

売っているものは、大体こんな感じ。

…っていうか、こんなのしかありません。笑


イスラム女性の服装とひと口に言っても、

国ごとにさまざまで、

たとえばトルコとUAEでも、全然異なります。

その種類と名前を、ここに掲載しておきます。

(出典:FUJIYO Photography


①ヒジャブ:一般的に「ヴェール」「スカーフ」と言われるものです。頭髪を首までしっかり隠すもので、顔は隠しません。トルコはこんな感じですね。

②ブルカ:顔や体を含め全身を覆いかくすもの。目の部分だけがメッシュ状になっていて、そこから外が見えるようになっています。

③ニカブ:目だけ出して顔を隠すもの。主にサウジアラビア女性などが身につけていますが、他のアラブ・イスラム圏(エジプトやモロッコ、インド、インドネシアなど)などでも見られ、主に保守的な層の女性に好まれています。

④アバヤ:黒いガウン(長衣)です。主にサウジアラビアなど湾岸諸国の女性が身につけていますが、他のアラブ・イスラム圏でも着用されています。丈はくるぶしまであり、これと黒いヒジャブを身につけるのが一般的です。

⑤チャドル:大きな1枚布で全身を覆うもの。主にイラン女性が羽織る衣服で、アバヤと似ていますが、アバヤは長衣で、チャドルは1枚の布です。布を体に巻いているだけなので、手で持っていないとずり落ちてしまいます。


夫は40年前、ヨルダンに駐在していたのですが、

「国によっていろんな種類があるみたいだけど、

 どう違うの?」

と訊いても、

「女性の服はワカラン。」

というばかりでした。

この日記を書くにあたって、ネットで調べてみて、

ようやく、長年の疑問が解消できました。笑


(つづく)

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