快気祝いのタイ10日旅 13 ワット・アルン②(2024年7月5日/2日め)
2024年7月5日 ワット・アルン(暁の寺)で。(タイ・バンコク)
7月5日(金)- 2日め
ワットアルンに来ています。
あまりに大きくて、なかなか一枚に収まらないのですが。^^
両側を彫像が守っている階段があります。ここから中に入ります。
入り口の階段を上がると、二つめの階段があり、その階段はさらに、祠塔の中腹に設けられた三つめの階段へと続きます。しかし、上がれるのは二つめまで。そこから先は入ることができません。(危ないですからね。^^)
でも、38年前には、この階段を上って、祠塔の上の方まで行くことができました。(1986年5月2日)
私たちも登ってみました。^^(以下7枚、1986年5月2日)
ちょっとコワいので、手すりをしっかりと握っています。笑
石段が終わるところまでは、上がることができました。
石段のいちばん上に到着。隣りの塔のてっぺんが、すぐ近くに見えました。笑
やはり、似た者同士なのか…。😓
祠塔は、いちばん上の部分まで、細かいモザイクで埋め尽くされています。
がんばっていちばん上まで登った人だけが、見ることができる景色です。^^
38年前は、祠塔の上の方まで、
上らせてもらえたんですね…。
当時は、訪れる人も少なく、
のどかな旅行でした。^^
現在のワット・アルンは、
バンコクの代表的な観光スポットなので、
(↑当時もそうだったのですが)
バンコクに来てここを訪れない人はいない、
と思います。
38年前に比べると、現在の寺院内は
観光客だらけになっています。
それだけに、安全面を考慮して、
上に上がれなくなったのかもしれません。
それはそれとして、仕方のないことですが…。
ビルマ・パガンもそうでした。
巨大なパゴダの頂上まで登る醍醐味というか、
あの、てっぺんから下界を見下ろした感動は、
生涯忘れられないものとなりました。
けれどそのパガンも、現在は、
すべてのパゴダで、「登頂禁止」となりました。
たしかに、今思うとこれはアブナイ。柵もなんにもないですから。😓(1987年5月4 日 ビルマ・パガン)
このときの日記です。
埃まみれのビルマ。バックパッカーの10日間 11 - マヌーハ寺院、シュエサンドー・パゴダ、ダマヤンジー寺院(1987年5月4日/4日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
ビルマに行ったのは、1987年5月。
1986年5月に初めてタイを訪れてから、
その一年後のことでした。
タイにしても、ビルマにしても、
当時はあたりまえにできたことが、
今ではできなくなっていることが
たくさんあります。
その理由は、
安全面の配慮だったり、
国際的な観光化の影響であったり、
さまざまなのですが。
今になって、
「以前だったらできたのに。」
と残念がっても、しかたありません。
40年近い年月が過ぎて、こうして、
タイやビルマの古い写真を見ながら、
「この瞬間、このときでなければ、
できないことがあったのだな…。」
と、ようやく実感するようになりました。
だから旅は、できるときにやっておかなければ。
…と、つくづくそう思います。
旅先の状況も変わって行くし、
そもそも、私の膝が心もとなくて、
いったいいつまで階段が登れることやら…。
いちばんの問題は、ソレかもしれません。🤣
現在のワット・アルンは、下から見上げるのみ。
けれどその姿は、以前にもまして美しいように思いました。
38年前は、ひとつひとつのモザイクを、こんなにじっくりと見たりしたかなあ…。
寺院の周囲で咲き誇る、スイレンの花。
その花たちを、夫はせっせと撮っていました。笑
さて。
38年前のワット・アルンでは、
伝統舞踊の衣装を着た女性が、
いっしょに写真を撮らせてくれました。
観光客を誘致しようと、政府も工夫していたのだと思います。(1986年5月2日)
でも今は、そういう女性はいません。
その代わりに…。
ワット・アルンは、民族衣装をレンタルした観光客だらけになっていました。🤣🤣
これ、ぜ~んぶ、観光客です。専属のカメラマンを雇って、いっしょに歩く人もたくさんいました。
おかあさんとかわいい女の子。ふたりいっしょにレンタル。^^
今や、民族衣装は、写真に撮るものではなく、
「レンタルして、
自分がその衣装を着て観光する」
という時代になりました。
「民族衣装のレンタル」は、
観光地の新しい産業となりつつあります。
これは世界中で見られる現象で、
日本でも、上野や浅草では、
ちょっと怪しげな着物を着て歩く外国人を、
頻繁に見かけます。
それがいいんだか悪いんだかわかりませんが、
少なくともこれによって、観光客はお金を落とし、
地元の経済がまわっているのはたしかです。😓
上野公園で。中国からやってきた、ツアーの方々。浴衣に日傘で、みんないい笑顔でした。(2017年7月17日)
このときの日記です。
日タイ修好130周年記念特別展+LA COCORICOでローストチキンランチ(2017年7月17日)
人があまりいない瞬間を、待って待って撮った一枚。それくらいに、今やワット・アルンは、観光客がひしめいていました。
(つづく)