MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
https://limings.muragon.com/tag/?q=2017%E5%B9%B412%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0
小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

快気祝いのタイ10日旅 11 38年前の運河クルーズ(1986年5月1日-2日/1日め-2日め)

1986年5月2日 運河クルーズで。(タイ・バンコク MIYO 26歳)


こんなことをやっているから、
いつまでたっても、
旅日記の連載が終わらないのだ…。
と、自分でもしみじみ思うのですが、
38年前のアルバムを見ていたら、
やはり日記に書きたくなってしまいました。


初めてタイに行ったのは、1986年5月。
そのときに私たちは、
やはり運河クルーズを体験しています。


38年も前の写真を見ていると、
今とあまり変わらない景色もあるのですが、
現在では見られない光景もあったと、
気がつきました。
なので、やはり掲載しておきたいと思います。


1986年5月1日(木)- 1日め


タイ航空機で、一路バンコクへ。
初めて行ったタイでしたが、
このときは、5日間の日程で、
 バンコク
 チェンマイ
 アユタヤ
を歩いています。
企画したのはもちろん、夫です。
今と変わらず、内容を詰め込み過ぎで、
多動夫らしい忙しい旅でした。笑


当時のタイ航空では、搭乗するときに、本物のランの花を胸に着けてくれました。まだ、ランの花が珍しかった時代の話です。


5月2日(金)- 2日め


ホテルを出発して、チャオプラヤー川へ。


観光用のクルーズ船に乗りました。船は、現在の物と変わりません。^^

26歳と28歳でした。🤣

川幅の広いチャオプラヤー川。

このあたりには、現在、高級ホテルが建ち並んでいますが…、

当時はこんなふうに、コンテナが積み重ねられていたりしました。

チャオプラヤー川から運河に突入。おそらくここは、今回の旅で通ったのと同じ、「バンコクヤーイ」だと思われます。

大きな製材所のようです。38年前は、バンコクのど真ん中にこんなものがありました。^^

屋根にビニールシートを張っただけの船も、今では見かけることはありません。

現在と変わらない、フローティングハウスが続きます。

クローンバンルアン水上マーケットのあたりまで行ったのでしょうか。現在と同じように、品物を載せたおばさまの舟が見えます。でも売っているのは、観光客向けのお土産物ではなくて、どうやらドリアンのようです。笑

トタン屋根の内側に広がるのは、地元の人たちのための市場。運河のあたりには、観光客向けのようなものは、あまりありませんでした。

運河の水面すれすれに浸かっている舟。その奥に建つ家も、水面すれすれ。^^

運河に設けられた、船着場です。この風景は、現在と変わりません。

でも、ちょっと待ってください。よく見ると、船着場の前で洗濯をしている人が…。

この方も、川にせり出した縁側で洗濯中。洗い水はもちろん、運河を流れる水です。^^

玄関にせり出した階段に座って、せっせと洗濯をする女性が見えました。

そして…。体に布を巻いて、髪や体を洗っている女性も、何度も見かけました。


運河の水で洗濯したり、水浴びをしたり。
38年前のバンコクでは、
人々のそんな暮らしを見ることができたのを
この写真を見るまで、
すっかり忘れていました。
現在の運河クルーズでは、
ほとんど見ることができない光景です。


家々に水道が引かれたり、
生活がより衛生的になったりして、
こんな光景はなくなっていったのでしょうか。
年々、運河クルーズに、
大勢の観光客が押し寄せるようになったことも、
影響しているのかもしれません。


それがいいとか悪いとかではないけれど、
かつてのバンコクで、運河に暮らす人々は、
今よりもずっと、
運河と共に生活していたのだなあ…、
と、この写真を見て気づかされました。


古い写真を見てみると、
当時は漫然と見ていたことがあり、
今だからこそわかることもあると気づいて、
はっとすることがあります。
そういう瞬間も、いいものだなあ、
…と感じました。^^


クルーズの途中で船を降りて…、

どこにでもある仏様の前で記念撮影。笑 初めてのバンコクでは、こんなのも新鮮でした。

手作りのワンピースを、姉と自分用に2枚買いました。1枚145バーツと書いてあります。当時、1バーツがいくらだったかも、覚えていません。^^

楽しかった、運河クルーズ。それは、今よりもずっと素朴で、のんびりとした、穏やかなひとときだったような気がします。

さて。ワット・アルンが見えてきました。


くしくも、38年前のクルーズの終点は、
今回のクルーズと同じ、
ワット・アルンでした。
そんなことすらも、
すっかり忘れていましたが。^^


次回は、現在のワット・アルンを歩きます。


(つづく)

×

非ログインユーザーとして返信する