MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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快気祝いのタイ10日旅 3 王室御座船博物館①(2024年7月5日/2日め)

2024年7月5日 王室御座船博物館まで歩きました。


7月5日(金)- 2日め


初めてタイを訪れたのは、
1986年5月のことでした。
以来40年近くたっていますが、
タイが好きなのは変わらず、もう20回くらい、
タイに来たのではないかと思います。


あまりにも何回も来ているので、
もう、バンコク市内の観光スポットは
ほとんど見た、と思っていました。
が、出発直前になってネットで見つけた、
とあるスポット。
なにかおもしろそうです。


そのことを夫に言うと、
「そこ、行ってみようよ。」
と、私以上に夫が乗り気になってしまいました。
…ということで、バンコクに到着して翌日、
早速、そこに行くことになりました。
(のんびり旅行のはずだったのに、全然おとなしくしてません。)


そのスポットの名は、
国立王室御座船博物館


「王室御座船」とは、王室専用の船のことです。
「王室専用」といえば、
以前、バンコク国立博物館の「葬儀の間」で、
プミポン前国王の葬儀に使われた、
山車や葬送品を見学したことがあります。


たくさんの山車が、ずらりと並んでいました。キンキラキンでした。笑
このときの日記です。
高級ホテルに泊まる、タイ3泊6日のおトク旅⑥ - 国立博物館のガイドツアー(2018年7月12日/2日め) 


ですが、御座船の実物と言うのは、
見たことがありません。
かつて王室の人々が乗った船ですから、
山車とは比べ物にならない大きさです。
そんな御座船が展示されているのならば、
ぜひ行ってみたい、と、私も思いました。


【国立王室御座船博物館(Royal Barges National Museum)】
前国王即位60周年を祝う御座船パレードで実際に使用された、国王専用のきらびやかなスパンナホン号が展示されている博物館です。スパンナホン号は全長約45mで、57人の漕ぎ手によって漕がれました。また、船首には、神話上の白鳥が彫刻され、中央には国王や王妃用の玉座が設けられています。館内には、このスパンナホン号を含め、8隻の王室御座船が展示されています。


御座船スパンナホン号。タイ最長の王室御座船です。(画像をお借りしました)

ということで、ホテルを出発。

I Residence Hotel から王室御座船博物館までは、約12キロ。BTSでも行けますが、ちょっとメンドウな場所にあります。

その他の移動手段としては、手前から、バイクタクシー、トゥクトゥク、タクシーなどがありますが、最近の私たちは、ほとんどGrabを利用しています。安いし、ぼられないし、価格交渉も不要なので気がラクです。^^

「I Residence HotelからRoyal Barges National Museumまで」とリクエストすると、すぐにドライバーが見つかりました。車が到着するまで、車の位置をスマホでモニターできます。

こんな車が来てくれました。

30分くらいで、博物館に到着。料金は270バーツ(約1080円)でした。

車を降りた場所は、アルンアマリン橋のたもとにある海軍の施設でした。ここは一応、御座船博物館の「近く」です。「Royal Barges National Museum」と書いたパネルがありますが、博物館の影も形もありません。海軍の施設には、一般車両は入って行けないので、車で直接博物館まで行くことはできません。


事前にネットで調べたところ、この博物館は、
住宅地の入り組んだ場所にあるようでした。
博物館までは、細い路地が続いていて、
車両が入れるような道ではないので、
かなり手前で車を降りて、
あとは歩いていくしかないとのこと。


上の写真のパネルの裏側には、こんな道が続いています。この先に博物館があるなんて、いったい誰が想像するでしょうか。🤣

とりあえず歩き始めたのですが、夫は花の写真ばかり撮っていて、なかなか進まない…。

迷路のような路地を進みました。はぐれると困るので、曲がり角では夫が来るのを待たなくてはなりません。

「ほんとうにこの道でいいの?」と不安になるのですが、ときどき、こんなパネルが取り付けられていて、「御座船博物館はこちら」と教えてくれます。ここに初めて来た人はみんな、このパネルに励まされて歩くんだろうなあ…。笑

この道の両側には、洗濯物を干している民家がありました。大丈夫なのか?と思いますが、夫は花しか見ていません。😔

「この先に、絶対に博物館がある。」と、信じるしかない…。

うねうねと曲がった路地を進み、行き止まりになるとそこで曲がり…、

夜の屋台で使うリヤカーも置いてある…。😅

そして、激しく不安になってくると必ず出てくる、このパネル。🤣

えらいところに来ちゃったなあ…。😓

角を曲がると…、「げっ まだまだ道が続いてる…。」

今さら引き返しても、出発地点に戻れる自信もないので、とにかく歩きます。

「この家には、人が住んでないんだよね?」と夫は言いましたが…、

いいえ。住んでます。ついさっきまで食事していたかのように、お鍋やお箸が置いてありました。笑

道路よりも幅の広い水路がありました。かつてはここを、舟で進んだのでしょう。^^

その水路沿いに建つ、テラスのあるお家。😅

しつこいようですが、私たちが向かっているのは、「国立」博物館です。でもこのパネルがなければ、誰も先には行かないと思います。

で、この水路の向こう側に渡るんですね?😅 ほんとですか?

水路がめぐらされ、びっしりと民家が建ち並ぶエリアですが、雑貨店まであって、つい笑ってしまいました。

こんな感じで、車を降りてから路地を歩き続けること、約15分。ようやく、白い塀に囲まれた博物館に到着しました。

王室御座船博物館です。^^


なんか、体育館みたいですが、
これでもれっきとした、国立博物館です。^^


(つづく)

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