MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
https://limings.muragon.com/tag/?q=2017%E5%B9%B412%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0
小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

新緑の長野へ。塩の道から群馬の秘湯へと歩いた4日間 17 - 田中本家博物館① ヘブンリーブルーと夏つばき(2024年6月14日/3日め)

2024年6月14日 田中本家博物館で。(長野県須坂市)


6月14日(金)- 3日め


江戸時代から300年続く、
豪商・田中本家に来ています。



田中本家の最大の魅力は、
20もの土蔵に保管された、
生活用品や古美術品です。
その保存状態はすばらしく、
信じられないような美しさを、
今も見せてくれます。
さらに、数々の古文書や書籍も、
大切に保管され、展示されています。
詳細は、以前のブログに書きましたので、興味のある方はご参照ください。
コロナでも雛旅。古(いにしえ)の雛を訪ねる、4泊5日の長野・岐阜・愛知 9 - 安曇野市の絶景と、田中本家博物館(2021年3月27日/2日め)


【田中本家】
初代当主新八(1699年仁礼村生まれ)は、須坂で奉公人から身を起こしました。1733年(享保18年)、現在の地で穀物、菜種油、煙草、綿、酒造業などの商売を創業し、2代当主新十郎信房が田中家の基盤を確立しました。酒造業や金融業まで手広く商い、巨財を成し、須坂藩の御用商人にまでなりました。その後は、代々須坂藩の御用達を務め、名字帯刀を許される大地主へと成長します。3代と5代当主は、士分として藩の財政に関わる重責も果たし、その財力は、須坂藩をも上回る北信濃屈指の豪商となりました。1933年、須坂市長を退任した田中太郎(11代当主)が、自邸の土蔵に家財や陶磁器など、代々の蒐集品を集めて、田中本家博物館を開館しました。


【豪商の館 田中本家博物館】
江戸時代の豪商の館を利用した私設博物館です。豪商・田中家の、江戸時代中期からの所蔵品・資料を公開しています。敷地面積は約3000坪。100m四方を20の土蔵が取り囲む豪壮な屋敷構えです。四季により表情を変える日本庭園、軒を連ねる土蔵と建物はみごとに調和し、豪商の生活を今に伝えています。土蔵を改築した展示館では、田中家に代々伝わってきた様々な美術品や、当時の生活用品を展示しています。


田中本家では、年に3回、
「江戸時代料理再現食事会」
というものが開催されます。
田中家に残る古文書を基に、
当時供された料理の数々を、
田中家所蔵の美しい器でいただく。
…という、田中本家ならではの趣向です。


そのお料理と博物館内の展示に魅かれ、
この3年間で6回も参加してしまいました。
つまり、今回が7回めになります。😓


毎回、ご案内をいただくのですが、
最新のお便りによると、
今年の初夏は、再現食事会を行わず、
その代わりに、「水無月ランチ」
企画されたとのこと…。



今回は、江戸時代の料理も器も登場しませんが、
明治時代に作られた家屋の2階座敷(通常非公開)
を拝見できるそうです。


めったにない機会なので、ぜひ行ってみたい。
…ということで、要するに今回は、
「田中本家でお昼ごはんをいただく。」
という、ただそれだけのために、
3泊4日の旅行を企画したMIYO家です。😓(アホ)


送っていただいた案内状です。

それでは、白い土塀がめぐらされた、田中本家の敷地に入ります。

目の前に広がる、前庭。

左側には、かつて田中家のご当主が住まわれていた主屋があります。

これまでに5回参加した「江戸時代料理再現食事会」は、毎回、この主屋で開催されました。

今年から、「ヘブンリーブルーの朝顔」の苗の販売が始まったそうです。買いたかったけど、このあともまだ旅行が続くので、あきらめました。

毎夏、田中本家で咲き誇る、ヘブンリーブルーです。(画像をお借りしました)


2021年3月、初めて田中本家を訪れたとき、
売店でこの花のタネをいただいたのですが、
残念ながら、一つも発芽しませんでした…。


2021年6月に再訪したとき、
案内してくださった12代ご当主に、
そのことを話し、
「ヘブンリーブルーを発芽させるのは
 難しいのですね。」
と言ったところ、ご当主自らが、
花のタネを持ってきてくださいました。


翌年、そのタネでもう一度挑戦してみたら、今度は発芽し、花を咲かせてくれました。^^(2022年6月15日)

この年のヘブンリーブルーは、6月から11月まで、たくさんの花を咲かせてくれました。はじめは、青い色が少し薄いようでしたが…。

9月に咲いたヘブンリーブルー。見事な青です。^^(2022年9月23日)

さて、今回は主屋ではなく、別棟に案内していただきました。

13代ご当主に案内していただき、2階に上がりました。通常は非公開となっているエリアです。

ここから、お屋敷に囲まれた中庭を見下ろすことができます。

真ん中に池があり、その向こう側は、カフェになっています。

この池にかかる木は、田中本家の夏の花「沙羅」(別名・夏つばき)です。樹齢240年以上。今回は、二階座敷からこの夏つばきを見下ろしながら、ランチをいただくという趣向です。白い夏つばきがたくさん咲いているのですが、残念ながら、写真では小さな白い点になってしまっています。

これは、3年前に訪れたときの写真。夏つばきがきれいでした。(2021年6月21日)

前日、雨が降ったおかげで、見事な花を咲かせたそうです。

夏つばきの花の下で。コロナでたいへんだった頃で、このときの参加者は、わずか3名。少人数だったので、ご当主が、「どうぞ自由に歩いて、夏つばきを間近で見てください。」と言ってくださいました。この中庭に、通常は入ることができないのですが、いい思い出になりました。^^

さて、現在に戻ります。夫、縁側で、その中庭の写真を撮っています。

上の写真で、夫が立っていた縁側部分。その内側が、座敷になっています。

まさしく、庭を見下ろしながら過ごすために造られたような座敷です。

本日は、この座敷で、ランチをいただきます。


次回は、この日いただいたランチを
掲載いたします。
なかなかお食事が始まらなくて、
ほんと、いつもスミマセン。😅


(つづく)

×

非ログインユーザーとして返信する