MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 122 - サッポロビール博物館① 巨大なウォルトパン(2021年11月14日/12日め)

(2023/04/26 19:50記)

2021年11月14日 サッポロビール博物館で。(北海道札幌市)


11月14日(日)


札幌の地下空間(チカホ)にある、
小さなアイヌ博物館のようスペース、
ミナパは、小規模だけど楽しいところでした。


再び街を歩いて…。


古そうな家を見つけて興味津々の夫。看板の「千歳鶴」の文字に喜んでいました。^^


さて。
本日最後の観光スポットに着きました。


サッポロビール博物館です。^^


中央に積み重ねられた樽には、
開業式のときの樽文字が再現されています。
「麦とホップを製す連者(れば)
 ビイルとゆふ酒になる」

(=麦とホップを製すれば
  ビイルといふ酒になる)
と書いてあります。


サッポロビール札幌工場で使用されていたウォルトパン(煮沸釜)です。ビールの仕込時に麦汁を煮沸するためのもので、この工程が味や香りに大きな影響を及ぼすそうです。このときにホップを加えて煮沸することにより、ビール独特の苦みと香りがつけられます。

さらに歩いて、正面の総合受付の方にまわりました。

何度見てもすてきです。^^

こちらは、隣りの開拓使館です。札幌に到着した日の夜に、ケッセルホールでジンギスカンを食べた日が、ずいぶん前のことのように思えました。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 11 - フェアフィールド・バイ・マリオット札幌とサッポロビール園(2021年11月3日/1日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


札幌の最後の夜だし、
もう一度ここに行ってみよう、
ということになりました。
ただし、今回訪れるのは、
「サッポロビール博物館」です。


【サッポロビール博物館】
JR札幌駅東側の「創成川イースト」と呼ばれる地域は、明治時代、国内を代表する工業地帯でした。今も、鮮やかな赤色の総れんがづくりの建物がいくつも並んでいます。その一つが、国内で唯一のビールに関する博物館「サッポロビール博物館」になっています。
館内には、国産ビール誕生の秘話が展示されています。のちに首相となる開拓長官の黒田清隆は、欧米列強に並ぶ国をつくるため、ビール製造に目をつけました。そこに、開拓使の行政官だった村橋久成やドイツでビール醸造を学んだ中川清兵衛らが集い、研究が始まりました。
北海道が「国産ビールのふるさと」になったのには理由があります。北海道には、ビール製造には欠かせない野生のホップがありました。「豊富な伏流水や氷を活用し、広大な大地でホップや麦を栽培すれば、北海道でビールがつくれるのではないか」という考えから、1876年(明治9年)、本格的な国産ビール第1号である「開拓使麦酒」の製造が札幌で始まりました。
博物館の建物は、1890年、札幌製糖の工場として建てられたものです。1903年、札幌麦酒会社(現・サッポロビール)の手に渡り、麦芽工場として使われましたた。工場は戦争を挟み、1965年までの約60年間、現役で稼働しました。高度経済成長の時代、サッポロ社内では、古い建物は使いづらいので取り壊そうという意見も出たそうです。しかし、その歴史や会社の歩みを刻む産業遺産を保存しようという機運が勝り、30年前、博物館に生まれ変わりました。
博物館は、隣りのサッポロビール園とともに観光名所となっており、年間40万人が訪れています。そのうち7割が外国人だそうです。(入場無料)


右側の入り口から入りました。

入場無料ですが、50分の有料ツアーもあります。

博物館の入口は3階にあります。ワクワクしてきました。^^

見学は、3階フロアから始まります。吹き抜け部分に設置された、巨大な煮沸釜の周囲に巡らされた螺旋階段を降りながら、2階のギャラリーへと進んでゆきます。煮沸釜は、この写真のように、じょうごをひっくり返したような形かと思っていたのですが、私たちの目にふれているのは、ほんの一部だけ。これは煮沸釜の上部なのです。

実は、その下の部分はこうなっています。でかいっ。爆


【煮沸釜(ウォルトパン)】
1965年(昭和40年)から2003年まで、札幌工場で使用されていたものです。銅製の煮沸釜は、ビールの仕込で麦汁を煮沸するためのものでした。直径6.1m、高さ約10m、要領85klです。ここでホップを加えて煮沸することにより、ビール独特の苦みと香りを付けます。


周囲に取り付けられたスロープを下りながら、煮沸釜をじっくりと見ることができます。

ほんとうにでかいですっ。🤣🤣

そして2階まで下りると、「サッポロギャラリー」があります。ここから、展示コーナーが始まります。


【サッポロギャラリー】
ビール製造業発展の道筋を、ブースごとにせ詰めしています。開拓使から始まり、戦前から戦後にかけて、140年にわたる日本のビール製造業の発展を、12個のブースに分けて紹介しています。



「01 1869年~ 開拓使のはじまり」
とあります。
01で始まるってことは、
何番まで続くのだろう、と思ったのですが…。


実は、説明パネルがこ~んなに奥まで続いているんです。爆


さて。
サッポロビールの、
長い長いお話が始まりました。


(つづく)

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