MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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ベトナム家族旅行:
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コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 106 - ニッカウヰスキー余市蒸溜所① 余市宇宙記念館スペース童夢、道の駅スペース・アップルよいち、リタロード(2021年11月13日/11日め)

2021年11月13日 ニッカウヰスキー余市蒸溜所で。アーチをくぐった向こう側には、別世界が広がっていました。(北海道余市郡余市町)


11月13日(土)


朝、札幌を出発し、余市では、
 旧余市福原漁場
 旧下ヨイチ運上家
 よいち水産博物館

を見学してきました。


まるで時間との戦いのように、
急ぎ足で3か所を見てしまいましたが、
それもしかたないことではありました。
なにしろ、夫が予約していた
「ニッカウヰスキー余市蒸溜所 
 ガイド付き蒸溜所見学」

の時間が15時だったのです。
なので、
「そのまえに、
 ほかのスポットの見学を終えてしまおう」
と考え、ついついがんばってしまいました。笑


もちろんMIYOも、「マッサン」は全部見ました。
ドラマの終盤は入院中でしたが、
手術後に腸閉塞を起こしながらも、
毎朝のドラマだけは、必ず見ていました。(アホ)
点滴棒をひきずりながら、病院の廊下で、
立ったままで「マッサン」の最終回を見たのも、
今ではなつかしい思い出です。笑
なのでMIYOも、
余市蒸留所に行くのは楽しみでした。


夫がどうしても行きたいと思っていた、ニッカウヰスキー余市蒸溜所。ここは駐車場です。


余市蒸留所の駐車場に車を入れて、
時計を見ると、14時半でした。
見学時間までは、まだ30分あります。
集合場所になっている正門に行ってみましたが、
他には誰もいなくて、どうやら、
私たちが一番乗りのようでした。
係の方に訊いてみると、
「予約時間になるまでは、中に入れない」
のだそうです。


…となると、ここで待つしかないのですが、
ついつい、じっとしていられない、私たち。爆
ふらふらと、あたりを探索し始めました。


すぐお隣りにある、余市消防署です。レンガ造りで、サイロのような塔が北海道らしいですね。^^

YOICHIと書いてある消防車。😄(←あたりまえ)

さらにその先にある、立派な建造物。「余市宇宙記念館スペース童夢」(右)と、「道の駅スペース・アップルよいち」(左)です。

「余市宇宙記念館スペース童夢」です。


【余市宇宙記念館スペース童夢】
余市は、科学者であり日本初のNASA宇宙飛行士である、毛利衛氏の出身地です。毛利氏が初めて宇宙に飛び立ったのは、1992年のことでした。彼の偉業を記念して、「余市宇宙記念館スペース童夢」が建てられました。コンセプトは、「宇宙の神秘や宇宙開発の最新情報が学べる宇宙ステーション」です。


あまり時間がなく、中に入ったとしても、
見学時間が5分くらいしか割けません。
その5分のために入場料(500円)を払う
というのはもったいないので、
MIYOは中に入りませんでした。
夫は、入ってみようとしたのですが、
10秒くらい?中の様子をうかがってから、
結局、そのまま出てきました。😅


それよりも気になったのは、
記念館の隣りにひっそりと建つ、
道の駅スペース・アップルよいち
の方でした。


道の駅スペース・アップルよいちです。


MIYOがこれまでに訪れた道の駅で、
もっとも小さな道の駅でした。
間口はたったこれだけ。
奥行も、あまりありません。
すぐ隣りにある余市宇宙記念館は、
近代的で立派な建物なのですが、
それに比べて、
道の駅スペース・アップルよいち
のつつましいこと。
あまりの違いに、驚きました。


【道の駅スペース・アップルよいち】
北海道余市郡余市町にある国道229号の道の駅です。施設内には、余市宇宙記念館(通称・スペース童夢)があります。この道の駅の核施設である余市宇宙記念館を運営していた第3セクターは、2008年(平成20年)に会社清算をし、施設自体も、一時休館となりました。その後、町営施設として、2010年(平成22年)に再開(季節営業)されました。


余市宇宙記念館の経営が思わしくなく、
道の駅も、かろうじて運営しているようです。
りっぱな施設を作ったことが
かえって重荷になっているのかもしれません。


…そんなことを話しているあいだに、
見学時間が近づいてきたので、
ニッカウヰスキー余市蒸溜所
に戻ることにしました。


再び駐車場まで戻り、さらにこの道を進みます。

ニッカウヰスキー余市蒸溜所の建物が見えてきました。いかにも古そうな雰囲気です。手前に写っている道路は、「リタロード」と呼ばれているそうです。


【リタロード】
国道229号の余市駅前から余市町役場前までの区間です。1988年(昭和63年)に、余市町がリタの出生地である、英国スコットランドのストラスケルビン市(当時・後のイースト・ダンバートンシャイア市)との姉妹都市を締結しました。それを機に、リタの功績を称えてを整備し、命名した道路です。2003年に手づくり郷土賞を受賞しました。


この道路は、竹鶴政孝氏と結婚したリタ夫人にちなんで名づけられました。スコットランド生まれのリタさんは、故郷と風景が似ている余市をこよなく愛したそうです。現在、リタロードの清掃や植樹は、「リタロードを守る会」によって行われています。


【リタロードを守る会】
ニッカウヰスキーの創設者である竹鶴政孝氏とリタ夫人の歴史とロマンを伝える散歩道として、後世に残していくため、住民主導による環境整備を進めている団体です。リタロードのコンセプトに基づき、いつまでも大切にし、将来に継承することを目的に、歩道の清掃活動や植樹帯への花植を行っています。活動には、沿道の町民、各種関係団体、地区の小中学校も参加しています。


ほどなく、集合場所に到着しました。「ニッカウヰスキー北海道工場 余市蒸溜所 」の正門になっている塔です。この正門の両側が事務所棟になっています(国の登録有形文化財)。


なんだか、
スコットランドの古城のような雰囲気です。
リタさんのために造ったのでしょうか。


スコットランド風というと、たとえばこんな感じでしょうか。なんとなく似ていますね。^^ これは、スコットランドの古城の特徴を持った教会で、1891年の建築です。内部はリフォームされ、個人の邸宅となっています。価格は約4億円。😅(米サウスカロライナ州サリバン島・画像をお借りしました)


さて、この古城のような正門で、
係の方に名前を告げると、
「時間になるまでここで待っていてください。」
と言われました。


「時間になるまで」って、ほんの数分なんですが、その時間すらじっとしていられず、事務所棟をウロウロして、写真を撮りまくる多動夫です(国の登録有形文化財)。🤣🤣

レンガ造りの、古そうな建物が続いています。

窓だってこのとおり。昔の土蔵みたいです。


見学が予約制であることを知らず、
予約しないでここまでやってきて、
引き返していく方も何人か見かけました。
2日前の11月11日に、たまたまキャンセルが出て、
滑り込みで予約がとれた私たちは、
本当にラッキーでした。


さて、ようやく15時になり、
門を開けていただきました。


塔の中のアーチをくぐって、中に入ります。

今くぐり抜けてきた塔です。これは塔の内側(敷地内に面した側)にあたります。

蒸留所の敷地内です。石造りの建物が、たくさん並んでいました。石は、札幌軟石だそうです。


いよいよ、見学が始まります。^^


(つづく)

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