MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 102 - よいち水産博物館①(余市で暮らしたアイヌの人々)(2021年11月13日/11日め)

2021年11月13日 「よいち水産資料館」で。右側には、「余市歴史民俗資料館」とも書いてあります。建物内部から船の舳先が突き出ているという、不思議な演出です。^^(北海道余市郡余市町)


11月13日(土)


旧下ヨイチ運上家(うんじょうや)から、
車を走らせ、
よいち水産博物館に到着しました。


住所は合っているはずなのですが、建物には、「余市歴史民俗資料館」と書いてあります。

はじめは、「多動夫が行き先を間違えたのか?」と思いました。でもなぜか、中に入ると「よいち水産博物館」と書いてありました。よかった。笑


ネットで調べてみると、
よいち水産博物館・余市町歴史民俗資料館
と、併記してありました。
2館がいっしょになっているようです。


中に入ると、まずいちばん先に目に入ったのは、北前船の模型です。

やはり、ニシン漁を語るには、北前船が切っても切れません。笑
なぜ北前船なのか。その理由はこちらです。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 90 - 旧余市福原漁場③ 石倉(北前船)(2021年11月13日/11日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

これは、ニシン漁で使われた「汲船」のようです。
旧余市福原漁場で見た汲船の日記はこちらです。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 91 - 旧余市福原漁場④ 石倉(ニシン漁ともっこ背負い)(2021年11月13日/11日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

かつて、ニシン漁が華やかなりし頃の看板が残されていました。「奥寺漁場」「住友金属鉱山」などの文字が見えます。


もともと、
この地に住んでいたのはアイヌ民族だった
ということで、
アイヌについての展示もたくさんありました。
(館内には、さらにもっと以前の、
 縄文時代の出土品もありましたが、
 これについては、割愛いたします。)


鮭の皮を縫い合わせて作られた靴(ケリ)。
ウポポイで見た魚皮靴(チェブケレ)はこちらです。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 62 - ウポポイ⑨(チキサニ広場とイカラウシ工房)/ 積丹半島のバフンウニ丼 / コンビニで5%オフになるカード3(2021年11月7日/5日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

盆。食べ物を盛る時などに使用します。前面に伝統的な文様が掘られています。

容器(ピサック)。

左奥:イナウ。ヤナギやスギを削って作りました。祈りや祭を行うときに使用します。
右奥:シントコ。このように、小さな脚をもつシントコは、ポンケマシントコと呼ばれました。
左前:クマの頭骨。道南~余市の周辺で採取されました。
右前:杯(トゥキ)とイクパスィ(右前)。トゥキは、神に祈るときに使用する酒を入れる椀でした。また、椀の上にはイクパスィを置きました。イクパスィの先端部の裏には、三角形の刻みが施されます。これはパルンぺと言い、「口」を意味しています。

イクパスィの先端部です。

熊送り(クマの霊送り儀礼)での、祭壇の図です。クマを殺すときに行われました。

手前:花矢(イベレアイ)。熊送りの儀式に使用されるもので、先端に文様彫刻を施し、赤布をつけました。
奥:矢筒(イカヨプ)。儀式用の矢筒で、漆塗りです。金具の装飾もあります。


盆、イナウ、トゥキ、イクパスィ、
クマの霊送りなどについての記述は、
ウポポイの見学日記にあるので、
ここでは割愛します。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 59 - ウポポイ⑦(国立アイヌ民族博物館 - 衣服と生活・儀礼の品々)(2021年11月7日/5日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


巨大なパチンコのようですが、これはアイヌの人々の墓標でした。

余市の各地で見つかった墓標の写真です。

アイヌや周辺民族における文様の分布図です。アイヌ以外にも、多数の北方民族が存在しており、その文様は民族によって異なっていました。
北方民族の美しい衣装の数々はこちらです。(2021年6月27日 北海道網走市)
コロナでもウポポイ2。札幌を拠点に3人で歩いた、3泊4日の北海道 19 - 北海道立北方民族博物館①(魚の皮の民)(2021年6月27日/3日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


ここまでは、
「かつて余市に住んでいた
 アイヌの人々に関する品々」

についての展示でした。
建物の正面には、
「余市歴史民俗資料館」
とあったので、
アイヌについての展示があるのは当然です。


そしてここからが、「よいち水産博物館」の本領発揮です。


次回は、
余市で行われたニシン漁
に関する展示をご紹介します。


(つづく)

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