コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 8 - 群馬県庁昭和庁舎②(2023年1月16日/1日め)
2023年1月16日 群馬県庁昭和庁舎で。(群馬県前橋市)
1月16日(月)
群馬県庁昭和庁舎に来ています。
正面玄関を入り、左手の通路に進んでみました。
現在このフロアは、なんと、NPO・ボランティアのためのサロンとして利用されています。^^
通路の右側は、訪れた人が自由に使えるスペースです。昔ながらの窓が並んでいます。
このスペースの奥には、かつて使用されていた巨大な金庫が、今も残されています。
そして通路のつきあたりにあるのが、G FACE CAFE。群馬会館食堂が運営しているカフェです。
レトロで落ち着いた雰囲気です。ウィーンスタイルのケーキが人気だそうです。ランチセットは1000円台でいただけます。
3つ並んだ窓の向こうには、群馬会館があります。
この昭和庁舎で映画「イチケイのカラス」のロケが行われた時に提供されたロケ弁が、テイクアウトメニューになっていました。1000円だそうです。(群馬会館食堂のカレーですから、きっとおいしいだろうと思います。)
このカフェで、
夫はコーヒーを飲みたかったみたいですが、
MIYOはまだお腹いっぱいだったので、
やめておきました。
ちなみに、このカフェを外から見ると、こうなってます(画像をお借りしました)。すごいですね。改修が終わってシートが外された頃にもう一度行って、今度はおいしいケーキもいただきたいと思います。^^
カフェの隣りにある階段を上がって、2階に行きました。階段も手すりも石造りです。
2階部分です。
ここには、立派な展示室が並んでいます。順に見て行きました。
「県政の歩み」に展示されていた、1928年(昭和3年)竣工の群馬県庁昭和庁舎。県庁というより「パレス」という感じですね。設計者の佐藤功一氏は、群馬会館のほか、栃木県庁、滋賀県庁、早稲田大学大隈記念講堂など、233件もの作品を残したそうです。
佐藤氏の作品を調べてみました。
(以下4枚、画像をお借りしました)
栃木県庁昭和館/1938年
滋賀県庁舎本館/1939年(登録有形文化財)
早稲田大学大隈記念講堂/1927年(重要文化財)
そのバルコニー
昭和初期に、このような作品の数々を
作っておられたことを思うと、
あらためて、佐藤功一氏という方の
偉大さを実感しました。
さて。
またもや脱線しましたが、
話を昭和庁舎に戻します。😅
2階には、「上州人宰相記念室」
なるものがありました。
群馬県出身の総理大臣って、多いんですよね…。おひとりずつのコーナーがあり、詳細が展示されていましたが、ここでは写真だけ掲載しておきます。
それよりも(←スミマセン)、MIYOがおもしろかったのはこちら。歴代の群馬県知事の写真です。
もうね。
みなさんのお召し物がすごくて…。😅
うわ~、派手だ~。お帽子まで~。
とかとか。
でもよく見ると、この派手な上着、
絵柄がどれも同じなんです。
ってことは、
県知事写真撮影用の衣装が用意してあって、
皆さん、それを着て撮影したんだな、
とか…。
無礼なことを考えていました。(←アホ)
名誉県民肖像画のコーナーには、
歴代の総理大臣の肖像画にはさまれて、
星野富弘さんの肖像画もありました。^^
ああそうだ。
星野富弘美術館にも、また行きたいなあ…。
いろいろと盛りだくさんの展示室でしたが、おもしろかったです。^^
見学を終え、1階のロビーに戻りました。
群馬県庁昭和庁舎を出て、
次に向かったのは、
現在の群馬県庁です。
このビルのことは、
まろんさんにおしえていただきました。^^
(ありがとうございました。)
そう、ビルです。
現在の群馬県庁は、
33階建てのビルなんです。
ご覧ください。この雄姿。33階建ての群馬県庁と、その手前にあるのが群馬県庁昭和庁舎。さらに右手にあるのは、群馬県警察本部。そして広場をはさんで、昭和庁舎の向かいにあるのが群馬会館です。(画像をお借りしました)
お気づきでしょうか。
すべての色調が統一され、
違和感のないテイストで
まとめられているのです…。
ここにはかつて、
前橋城本丸御殿があったのだそうです。
廃藩置県後、その本丸御殿は、
老朽化で1928年に取り壊されるまで、
群馬県庁舎として使われました。
その跡地をそっくり利用しているのが、
現在の建造物群なのです。
すごい都市計画だなあ…。
ため息がでました。
(つづく)






















