MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 48 - 北海道開拓の村⑳(旧青山家漁家住宅③網倉、海産干場、外便所、廊下、旧土谷家はねだし)/ とんでんで、よい夫婦の日(2021年11月6日/4日め)

2021年11月6日 北海道開拓の村・旧青山家漁家住宅から「廊下」へ。時間がないので、走って移動しています。笑(北海道札幌市)


11月6日(土)


旧青山家漁家住宅に来ています。
一群の建造物を見て歩き、
6軒めは網倉です。


2階建ての網倉。その奥に少しだけ見えている柵のようなものは、海産干場です。


【網倉】
出張漁場があった祝津の豊井地区から移築したものです。網を補完する倉で、1階と2階に分かれています。1階には、漁期が終わった後の網漁具を、解体、修理、乾燥した後に格納しました。2階には、未使用の網地やロープ、縄類などを収納していました。
網倉は、漁場では最も火気に注意した建物でした。そして、火事の際の類焼を避けるために、通常は、他の建物から離して建てられました。また、高床式の構造は、通風を良くして湿気を避けるほか、ネズミの害を予防する目的がありました。


中に入ります。だいぶ、陽が傾いてきましたね。

網倉の隣りにある、海産干場です。

海岸に見立てた庭には、作業場も再現されていました。中央に見えているのはかまどで、ここに大釜を載せ、鰊を茹でました。さいころ型のものは、鰊粕や鰊油製造に使われた圧搾機です。てこを利用した構造で油を搾り、搾りかすは乾燥させて鰊粕にしました。

そして、7つめの建物は、外便所です。


これで、旧青山家漁家住宅の、
7つの建造物を、すべて見終わりました。
次は、旧青山家漁家住宅の隣りにある、
「廊下」というところに行きます。


ほんとうに広かった、旧青山家漁家住宅。

その隣りの、この建物が廊下です。


【廊下】
陸揚げした鰊を、一時的に収蔵するための施設です。漁期後は、船・櫓(ろ)・櫂(かい)などの大型の漁労具や加工用具を収納する倉として利用されました。壁の落し板構造は、魚の搬入や建物の周囲で行われた「鰊つぶし」という加工作業に便利なように工夫されたものです。


廊下の内部です。枠船が格納されていました。


【枠船】
ニシン建網漁では、大量に漁獲した魚を、枠船に吊り下げた枠網によって、海岸近くまで運搬しました。この漁法は、安政年間(1854年~1860年)に積丹半島の東岸で考案され、以後、本道沿岸でのニシン漁が終わる昭和30年頃まで続けられてきました。「枠船」「枠網」の名称は、当初、船の代わりに木枠を利用したことによります。


手前の船は、明治44年、奥の船は大正13年に建造された枠船で、高島郡祝津村(現在の小樽市祝津)沿岸で使用されたものです。

旧青山家漁家住宅、廊下と歩き、次は海にみたてた池にせり出して立っている、土谷家はねだしに行きました。

左側が土谷家はねだしです。海岸にせりだすように建てられています。右に見えているのは、さきほど見学してきた旧青山家漁家住宅です。海岸線に垂直に建てる、という独特の形状だったので、海からは一軒の家のように見えます。


【旧土谷家はねだし】
1887年(明治20年)に、爾志郡熊石町(現・二海群八雲町)で、ニシン漁家土谷家の倉庫として建てられました。漁具、漁穫物、魚粕・身欠鰊・数の子などの加工品を収納するために使用されました。
「はねだし」とは、鰊漁家の付属施設として建てられた倉のことをいいます。海岸の地形に合わせて、海側へ跳ね出す形で建てられたので、この名がついています。床には開口部が設けられており、そこから直接荷物の出し入れを行うこともできました。


床下に舟がつないでありました。

反対側から見るとこんな感じです。


先週、函館に行ってきましたが、
その際、江差まで足を伸ばしました。
そこで、たくさんの古民家が、
海岸にせりだして建てられているのを見ました。
まさしく、この「はねだし」と同じ家屋が
並んでいる光景は、感動的でした。
その江差から、旧土谷家はねだしがあった
二海群八雲町までは、
車でわずか一時間半の距離です。



かつて、北海道がニシン漁でにぎわっていた頃、
「はねだし」の家屋は、八雲町から江差町まで、
このあたり一帯に広がっていたのかもしれません。
その光景を想像すると、
なんだかわくわくしてきました。


明治10年ごろの江差市街。海岸沿いにはねだし建築が連なっています。(2022年4月16日 江差で展示写真を撮影)

ニシンを大量に獲った船が着くと、はねだしの前は、漁民で沸き返りました。到着したニシンは、そのまま、はねだし部分から家屋内に運ばれました。(2022年4月16日 江差で展示写真を撮影)

江差で代表的なはねだし家屋である、旧中村家住宅です。今でも往時の佇まいを残しています。床下がはねだしになっているのをご覧ください。当時、このあたりは海岸だったはずですが、現在はすっかり埋め立てられて、閑静な住宅街になっていました。(2022年4月16日 北海道檜山郡江差町)


【旧中村家住宅】
1889年ごろ、近江商人の大橋宇兵衛が建て、大正初期に中村米吉が譲り受けたものです。1971年(昭和46年)に国の重要文化財に指定されました。


100年以上の時を経て、
開拓の村はもちろん、北海道の各地で、
貴重な遺産がたいせつに残されています。
地元の方々の尽力に、頭が下がる思いです。


(つづく)


(おまけのお話)


北海道が好きな私たちは、
ファミレス「とんでん」がお気に入りです。
北海道の食材をふんだんに使っていて、
おいしいし、サービス企画が多いので、
1,2か月に一回はでかけています。


4月22日~24日は、「よい夫婦の日」というキャンペーンが開催されました。


「22日は、おいしいものを食べて、
 夫婦で語らってください。」
ということで、
「かたらい」という二人分のセットが4122円。
ちなみに、夫婦でなくても、
友人同士でもOKだったみたいです。笑
ということで、私たちも、
(よい夫婦ではありませんが)行ってきました。


どーーーん、とお膳がふたつ並んで、度肝を抜かれました。🤣(2022年4月23日)

左側は、お蕎麦、天ぷら、握り寿司、味噌汁、茶碗蒸し。数の子昆布がおいしかったです!^^

右側は、お刺身、だし巻き卵、サーモンのマリネ、いくらおろし、油淋鶏ザンギ、白玉あずき。

ソフトドリンクも付いています。そして、お土産に、とんでんオリジナルの「とうもろこしノンオイルドレッシング200ml(500円)」もいただきました。


全部で4122円でしたが、
スタンプカードがたまっていたので、
300円引き。
さらに、ぐるなびポイント200Pも利用して、
3622円になりました。
ドリンクとドレッシングもいただいたので、
実質3000円以下になったと思います。
おいしくて、オトクなセットでした。^^


毎月第3水曜日は、とんでんのサービスデーで、
当日限定のメニューがオトクにいただけます。
そして22日は、「夫婦の日」で、
やはり限定メニューがあります。
もしもお近くにあれば、おススメです。
事前にぐるなびで予約して行けば、
ぐるなびポイントがもらえてさらにオトクです。^^

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