MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
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コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 40 - 北海道開拓の村⑫(旧開拓使工業局庁舎、旧小樽新聞社、旧浦河支庁庁舎)(2021年11月6日/4日め)

2021年11月6日 北海道開拓の村・馬車鉄道で働く道産子、オウラです。(北海道札幌市)


戻りました。またよろしくお願いいたします。
今回は、旧開拓使工業局庁舎、旧小樽新聞社、旧浦河支庁庁舎を訪ねます。


11月6日(土)


旧札幌警察署南一条巡査派出所を出て、
旧開拓使工業局庁舎に向かって歩きました。


旧開拓使工業局庁舎です。


【旧開拓使工業局庁舎】
1873年(明治6年)に設置された開拓使工業局は、道路・橋梁・官庁・学校などの施設をはじめ、家財、機械・農具・車両などの製造事業を行い、北海道の発展に大きな業績を残しました。この建物は1877年(明治10年)に札幌市街中心部に建設されたもので、明治初期の洋風事務所建築の特徴を示し、開拓使関係庁舎としては現存する唯一のものです。

建築にあたり、工業局営繕課は、米国から輸入した建築雛形書を参照しながら洋風建築を習得していきました。この建物では、通り抜けの玄関ホール兼階段室をもつ平面構成や、屋根の棟飾り、ポーチの破風飾り、軒下の持送りなどに、米国建築書を参照したことが確認されています。旧開拓使工業局庁舎は、明治初期の北海道開拓を支えた同局工作場の現存唯一の遺構であるとともに、工業局営繕課の設計業務の実態を示す建物として、歴史的に高い価値が認められます。(国指定重要文化財)


屋根の棟飾りやポーチの破風飾りが美しい建物です。

内部には、当時の製造業に関する様々な物品が展示されていました。当時の鮭の缶詰とラベルです。「さけすづけ」「ます」と書いてあります。

ちなみにこれは、加賀橋立の蔵六園で見た、日本第一号のかに缶。樺太工場で製造したそうです。これに比べると、ずいぶん洗練されています。(2020年7月26日)


開拓使物産局麦酒製造所の写真です。

麦酒樽と…、

麦酒商標です。

木製の荷車。馬につないで運んだのでしょうか。

旧小樽新聞社です。旧開拓使工業局庁舎の隣りにあります。


【旧小樽新聞社】
小樽新聞社は、1894年(明治27年) に創立され、函館毎日新聞、北海タイムスとともに道内の代表的新聞の一つでした。この建物は、1909年(明治42年)の建築です。木造の骨組みで、外壁には札幌近郊で産出する札幌軟石(溶結凝灰岩)を積み上げた構造で、明治期石造建築の特徴を示しています。


たくさんの活字が残されていました。

手動の輪転機のようです。

そして、旧小樽新聞社の隣りにある、旧浦河支庁庁舎です。ようやく、通りのいちばん端まで戻りました。


【旧浦河支庁庁舎】
1897年(明治30年)、北海道庁が郡区役所を廃止し支庁制度を設けた結果、浦河郡に浦河支庁が置かれました。この建物は、1919年(大正8年)に当時の浦河村および道庁の費用で建築され、1932年(昭和7年)、日高支庁と改称されました。1956年(昭和31年)、浦河町に払い下げられた後は、堺町会館や博物館として利用されました。


外観は白とピンクの色合いで、玄関ポーチも優し気な雰囲気です。

支庁長室です。

2階に上がってみます。内部も、白とピンクでかわいらしい色合いです。^^

迎賓馬者です。


【迎賓馬車】
北海道で迎賓馬車が使用されたのは明治20年代からで、使用者も、官庁や牧場主に限られていました。ここに展示されている馬車は、1906年(明治39年)から、札幌の鉄道作業極北海道出張所で使用されていたものです。その後、1921年(大正10年)に王子製紙江別工場が購入し、昭和20年代まで、工場長や事務長の公務、来客の送迎に使用されていました。


特設展示ということで、代表的な照明器具や暖房器具が展示されていました。北海道開拓の村では、各建造物の内部において、それぞれの所在地と年代に応じた照明や暖房を再現しているそうです。

支庁舎だけに、壁にはこんなものが貼ってありました。

窓の向こうには、今訪れたばかりの旧開拓使工業局庁舎と旧小樽新聞社が見えます。

そして反対側の窓からは、美しいフォルムの建築物が見えました。旧開拓使札幌本庁舎です。


次回は、旧開拓使札幌本庁舎の
全景をご紹介します。


(つづく)

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