MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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コロナでもウポポイ2。札幌を拠点に3人で歩いた、3泊4日の北海道 3 - ファーム富田① 生きた証(2021年6月26日/2日め)

2021年6月26日 「ファーム富田」で。(北海道空知郡中富良野町)


6月26日


北海道旅行の2日めです。
この日は、夫の運転で札幌を出発。
富良野へ行きました。


いきなり、とみたメロンハウスです。

でっかいメロンのバルーンが浮いていて、笑えます。^^


とみたメロンハウスは、
富良野メロンをモチーフにしたお店です。
十勝岳連峰に囲まれた豊かな大地で、
太陽をたっぷりと浴びて
美しく育つ富良野メロン。
冷え込む夜に蓄えられる甘さは、
糖度15度以上。
ひときわ美しく、とびきり甘いそうです。^^


とみたメロンハウスにも入りたかったのですが、この日の目的地は、その隣りにある、「ファーム富田」です。


ファーム富田は、ラベンダーを中心に、
80種類もの花々が咲き誇る花畑です。
緩やかな丘陵は花々で彩られ、
富良野を代表する花畑となっています。
園内には12の花畑があり、
春から秋まで、
折々の花を楽しむことができます。


葉祥明の絵みたいでしょ。^^

周囲に植えられている不思議な松は、プンゲンストウヒというそうです。

ずうっと奥まで続いているお花畑を、とりあえず歩いてみます。

温室の中も、花でいっぱい。

そして、見てください。この広大なお花畑。

奥の方で紫色が広がって見えるのが、ラベンダー畑です。生まれて初めて見ました。^^

十勝岳連峰を背に、一面に広がるラベンダー畑です。さらに近づいてみます。

うわぁ…。ラベンダーの波が見えます。ラベンダーの花がたくさんありすぎて、波打っています。

波打つラベンダーの海と、十勝岳連峰。ここまで来ないと、絶対に見られない景色です。^^

広大なラベンダー畑が、とにかくきれいで清々しくて、ただぼうぜんと眺めていました…。


【ファーム富田】
1958年、富田忠雄氏が、香料用としてのラベンダーを栽培したのが始まりです。妻と共に開始した畑は10アールの広さにまで及びました。その後、富良野地方全体でも、ラベンダーの栽培地域が230ヘクタール以上に拡大しましたが、以降は急激に衰退しました。1972年頃から貿易の自由化が始まったことが原因です。価格の低い香料が広まり、合成香料の技術が進み始めると、製造していたラベンダーオイルの価格も急落。翌1973年には、近隣一帯のラベンダー栽培農家は、ほぼファーム富田のみとなりました。
1976年、日本国有鉄道のカレンダーにファーム富田のラベンダー写真が紹介されると、徐々に観光客やカメラマンが訪れるようになりました。また、その後にドラマ「北の国から」で放送されると、観光地として一躍有名になります。その後は、ポプリなどを中心にラベンダーの加工を始めました。
1980年代前半、エッセンシャルオイルの抽出に成功し、香水「フロム」を発売しました。また、「ポプリの舎」を開設し、化粧品製造業の免許を取得、オリジナルのラベンダー香水である「FURANO(フラノ)」を発売。1987年には、石鹸の製造業免許を取得し、「ソープラベンダー」という名のオリジナル石鹸を発売しました。
1990年、フランスで開催された「ラベンダー芳香フェア」で、ファーム富田のオリジナルエッセンシャルオイル、「おかむらさき」が第1位を獲得。同時に、「オートプロヴァンス・ラベンダー修道騎士」の称号を授与されました。この称号は南フランスにあるラベンダーを生産する組織より、ラベンダー栽培における功労者へ贈与されるものです。その後も、グリーンハウス内でのラベンダーの冬季栽培に成功。富田ラベンダー資料館や「ドライフラワーの舎」をオープンさせるなど、事業を拡大しています。
2008年6月、開園50年を記念して、「ファーム富田 ラベンダーイースト」が開園しました。


貿易の自由化により、
誰もがラベンダー栽培をあきらめる中で、
ただひとり花畑を守り続けた、
富田忠雄氏。
ラベンダーと共に、ひたむきに生き続け、
2015年に、83歳の生涯を終えました。


ファーム富田は、
ラベンダーを愛し続けた富田氏の、
生きた証でした。



(つづく)

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