MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

全盲難聴・のんたんの夏休み 3 - 西亀有ギャラリーで、26歳のお祝い(2021年8月9日/3日め)

2021年8月9日 「西亀有ギャラリー」で、鄧シェフといっしょに。(のんたんとあみちゃん 26歳)


「今生まれても、助かる確率は、
 50%以下なのですが。」
と言われながらも、
危険な状態である母子を助けるために、
緊急手術で生まれることになった、
長男と長女。


その日は、人生で、
いちばん幸せな日になるはずでした。
けれど私には、涙が止まらない、
つらい日になりました。


出産時は、産声を聞くことはできたものの、
子どもたちの顔を見ることもできませんでした。
隣りで待機していたNICUのスタッフに、
ふたりとも、あわただしく、
緊急搬送されていったからです。


それから数か月。
子どもたちは生死の境をさまよいましたが、
世界でも最高水準の医療を受け、
命を、助けていただきました。
日本に生まれてよかったと、
いつも思います。


緊急手術のあいだ、
ずっと泣いていた私の手を
握り続けてくれていた
看護師さんがいました。


子育てをとっくに卒業したのに、
今になって、なぜかふいに、
その方のことを思い出しました。
あの日の、悲しい思い出のなかの、
たったひとつの、温かい記憶です。


8月9日が、今年もやってきました。
子どもたちは、26歳になりました。



8月9日


誕生日とはいっても、
もう大人なので、
プレゼントはありません。笑
でも、「ごちそうまつり」絶賛開催中だし、
うんと豪華な食事にしよう、
ということになりました。


行き先は、「西亀有ギャラリー」
これまでにも、ブログでご紹介してきましたが、
マンダリンオリエンタル東京で、
「SENSE(センス)」の料理長として、
同店をミシュランスター・レストランに導いた、
広東料理のシェフ、鄧徳勝氏のお店です。


これまでに、「西亀有ギャラリー」でお食事したときの日記です。今回は5回目になります。
1回目(2020年5月27日)

2回目(2020年10月9日)

3回目(2020年12月11日)

4回目(2021年3月13日)


ミシュランスターを
何年も獲得し続けた方のお店が、
なぜか、我が家の近くにあるんですよ。爆


マンダリンオリエンタルで食べたら、
何万円かかるか? なんて、
考えるのも恐ろしいですが、ここでは、
ミシュランスターシェフのお料理が、
お手頃な価格でいただけます。^^


ぐるなびで予約した時間(12時)に、お店に到着しました。

2階のいちばん奥にある、大きなテーブルに案内していただきました。今日は、ランチのコースをいただきます。

三種前菜盛り合わせ(レモンくらげ、よだれ鶏、大根醤油漬け)

カリフラワーのチャイニーズポタージュ、キャビアのトッピング。アジアン揚げパン(油条)と共に。

揚げたての油条はサクサクで、そのままでもおいしいのですが、ポタージュにつけていただくと最高でした。

シェフ特製飲茶三種盛(上海蟹小籠包、とびっこ焼売、ニラ蒸し餃子)

上海蟹小籠包の下には、人参が敷いてありました。さすが、芸が細かい!

海老の食べ比べ(ムキ海老のチリソースとマンゴーマヨネーズ)
大きなエビを見てください。ぷりぷりなのに柔らかいんです。^^ お皿ごとに、ペーパーの色を変えてあって、見た目もきれいで華やかでした。

国産牛肉のしゃぶしゃぶ風。

おいしいです~。笑

〆のごはん・麺は、数種類から選べます。シンガポールラクサヌードルと麻婆豆腐茄子ごはんを選びました。

シンガポールラクサヌードル。このお店では、シンガポール料理もいただけます。海南鶏飯も美味です。^^

かなりお腹いっぱいだったのですが、ここで思いがけず、シェフからのプレゼントが…。私たちが大好きな、胡麻団子です。このお店に来たら、絶対にこれを食べなければならないと思う、絶品です。

デザートです。マンゴープリンと杏仁豆腐。杏仁豆腐のソースは、季節によって、柚子、ライチー、マンゴーなどと変わります。この日は黒蜜ときなこで、信玄餅みたいなお味でした。笑

そしてそして、ここでシェフからのサプライズがありました。バースデーのお祝いプレートです。花火までついてます~。^^

かわいらしい桃まんじゅうです。長男、さわって確かめています。小さいころ、これが大好物だったのを、覚えてるかな…。


すっかり忘れていましたが、「夜明けの桃まんじゅう」というタイトルで、19年も前にのんたん日記を書いたのを思い出しました。2002年8月ですよ。帰宅してHPをさがしてみたら、ありました。^^
「のんたん日記4」は、のんたんが7歳の頃の日記です。


帰り際に、シェフといっしょに記念撮影。これは、シェフのフェイスブックに載せていただいた写真です。

鄧シェフのフェイスブックです。あはは。うちの写真が真ん中にある~。笑
https://www.facebook.com/deng.noboru

お腹いっぱいになって帰りま~す。^^


毎回、期待を裏切らない、
鄧シェフのお料理。
ボリュームがあるので、
今回は、5280円のコースを、
3人分にしていただきました。
4人でシェアして、それでも、
お腹いっぱいで苦しいくらいでした。


3人分で15840円のはず、なのですが、
今回は、なんと、長女のおごりです。
毎年、夏と冬のボーナスが出たときに、
家族みんなにおごってくれるので、
今回もそうしてくれると…。


でもね。
子どもたちの誕生日のお祝いなんですよ、
いちおう。
長女におごってもらっていいのかなあ、
と思いながらも、
「じゃあ、ごちそうさまでした。」
と、あまえてしまいました。^^


(つづく)

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