コロナでも福島。満開の桜の下、城を仰ぐ 13 - 会津若松・日新館(桜が目にしみる)(2021年4月10日/2日め)
2021年4月10日 日新館・戟門前の池です。(福島県会津若松市)
4月10日
日新館・水練水馬池まで来ました。
日本で初めて作られたプール、
と言われています。
そして、池の向こうで静かな佇まいを見せているのが、武講です。
【武講】
兵学を研究するところで、軍事の基礎とも言える大切な所でした。軍事奉行に属し、城の造り方や軍事教練も行い、防衛大学校のような存在でした。
現在の武講では、当時の兵学や武術に関する貴重な資料をそろえ、わかりやすく展示しています。
入り口は、池に面した側の裏側にあります。
そして、その隣りにあるのが、弓道体験場です。
【弓道場(射弓亭)】
日新館の弓は日置(へき)流です。三派に分かれており、それぞれに弓道場を持ち、技を競い合っていました。現在は、それを一か所にまとめ、全国大会も開催できる規模になりました。弓道体験をすることもできます。
弓道体験場を覗き込んでいたら、
中から女性が出てこられました。
この日新館が1987年(昭和62年)に
完全復元されたときから、ずっと、
ここに勤務しておられるそうです。
復元された日新館がオープンしたときからずっと、日新館と共に歩んでこられたと…。貴重なお話を聞かせていただきました。
さらに歩きました。幕末明治記念室です。
【幕末明治記念室】
剣術や槍術(そうじゅつ)など武道の練習場として使用されていたところで、西武学寮と呼ばれていました。現在は、白虎隊をはじめ、日新館関係者の活躍に関する資料を展示しています。
戊辰戦争で砲撃された鶴ヶ城の模型です。
ここには、会津藩の少年たちの、
さまざまな資料が展示されていました。
初めて知る話もあり、
それらを読みすすめるうちに、
胸が苦しくなりました。
会津藩の人々は、本当に強い。
太い太い、大きな芯のようなものが、
体の中にどっかりと
根ざしているようです。
その強さは、いったいどうやって
育まれてきたのでしょうか…。
言葉にならない気持ちのままで、外に出ました。
答えのない思いを抱えて歩きます。咲きほこる桜が、なにか凛としていて、目にしみるようでした。
ここから塀の外に出てみます。それにしても、日新館、本当に広いです。
塀の外には、砲術場がありました。そして、その向こうに見えているのが、天文台です。
天文台です。
日新館は、とにかく広くて、
全部を見学するのに、
かなり時間がかかりました。
でも、歩いて、歩いて、
ようやくここまでたどり着きました。
ここが、最後の場所です。
次回は、天文台の上に上がってみます。
(つづく)
最後になりましたが…。
いつも楽しいブログを書いてくださっていた、
まろかんさんが、入院されたことを知り、
とても驚いています。
まもなく手術をされるそうです。
まろかんさんの手術がうまくいきますように。
心から、応援しています。
まろかんさんがお元気になり、またムラゴンに戻っていらっしゃるのを、
祈りながら、お待ちしています。