コロナでも福島。満開の桜の下、城を仰ぐ 1 - 白河小峰城跡・清水門跡から本丸高石垣へ(2021年4月9日/1日め)
2021年4月9日 小峰城跡で。(福島県白河市)
4月9日
埼玉日帰り旅の1週間後、
長野・岐阜・愛知の雛旅に出かけました。
そして、東京に戻ってから10日後、
またまた旅にでかけてしまいました。
(なんだか、慌ただしいですね。笑)
次に私たちが訪れたのは、
福島県です。
どうして福島か、と言うと、
それほどの理由はありません(苦笑)。
ただ、お宿のクーポンが安く購入できたから、
それがたまたま福島だったから、
という理由でした。
けれど、行くとなったら、
訪問先にはこだわります。^^
今回は、多動夫だけでなく、
MIYOも観光スポットを調べてみました。
ネットで見ると、あれもこれも、と、
行きたいところだらけになり、
結局、全部はまわれませんでした。😅
けれど、どこを訪ねても、
福島はすばらしかった。^^
こうして書いていても、
楽しい思い出がよみがえります。
わずか一泊二日でしたが、
またまた、思い出が
ぎっしりとつまった旅になりました。
二日間で、夫が撮った写真は、
700枚以上(←多すぎです)。笑
その中のどれを載せればいいのか。
今回も、写真選びに悩みながら、
連載をスタートします。
ブログを通して、
春の福島を楽しんでいただけたら、
なによりのはげみです。
さて、出発の前夜。
「福島は遠いからね。
明日は朝6時に家を出るよ。」
という、多動夫のいつもの声。
ああ、また、夜討ち朝駆けです。泣
そんなわけで、自宅を6時に出発しました。
MIYOは、車の中で寝てるだけですが。笑
東京から福島まで、
夫がひとりで運転します。
けっこうたいへんだと思うのですが、
夫は、やりたくてやってるので、
こういうのは、
全然苦にならないみたいです。笑
車の中で、朝ごはん。前日にイトーヨーカドーで買った、牛肉コロッケパンとおにぎり。麗しの30%引きでした。^^
最初の目的地は、福島県白河市です。
東京から北へ188kmのところで、
栃木県と隣接する、東北地方の入り口です。
白河と言えば、2020年10月の秋田旅行で、帰りの新幹線に乗車するために立ち寄ったところです。
このときは、
新白河駅から新幹線に乗車しただけなので、
白河の観光はしていません。
どんなところなのか、
良く知らなかったのですが、
多動夫が行きたいということで、
ここがひとつめの訪問地になりました。
朝早く出発したので、
渋滞に巻き込まれることもなく、
9時前には、白河に到着。
「着いたよ。」
と言われて目を覚ますと、
そこは小峰城跡でした。
小峰城跡
【小峰城跡】
奥州関門の名城と謳われた小峰城は、1340年(南北朝時代の興国元年/暦応3年)に、結城親朝が小峰ヶ岡に築城して小峰城と名づけたのが始まりとされます。東北地方では珍しい総石垣造りの城で、盛岡城、会津若松城と共に「東北の石垣造り三名城」のひとつに数えられています。戊辰戦争でほとんどの建物が焼失し、城址には石垣が残るのみとなっていましたが、1991年に、本丸御三階櫓が木造で復元されました。現在も残っているのは本丸と二の丸の一部で、周辺は城山公園として整備されています。
現在地は、地図右下の駐車場の部分です。ここから、清水門跡に向かって歩きます。
美しい姿です。御三階櫓が、桜の花に抱かれているようです。
こんな写真を載せると、また「仲がいい」と言われそうですが、夫婦仲は悪いんです。ってか、延々と続く美しい石垣の方をご覧ください。笑
歩くごとに、少しずつお城が近づいてきて、ワクワクしてきました。笑
見事な石垣が、今も残っています。土橋を渡ったところには、清水門があります。
清水門跡です。
【清水門跡】
二の丸から本丸へと続く土橋を渡ったところにあるのが、清水門でした。城内には18の城門と11の櫓があったのですが、幕末の戊辰戦争ですべて失われてしまいました。清水門は城内最大の門で、左右に櫓台の石垣が残り、正面には本丸の高石垣が立ちはだかっています。
土橋の上から撮った風景。右側に、今も残る石垣が続いています。
清水門の左右には、櫓台の石垣が現在も残っています。写真は、左側の櫓台です。
こちらは、右側の櫓台。
清水門の奥に見えているのが、本丸の高石垣です。冠木門の背後で、びっしりと積み上げられた石垣の美しいこと。
清水門(写真の左手)を入ると、道が左右に分かれています。
清水門を入って、左側にある、桜之門跡。通路の奥に見えている石段を上がった先に、櫓門がありました。この先は御殿の庭に通じており、藩主の住居に近かったことから、藩主専用の通路だったとされています。石段の左右の石垣は、櫓を乗せる櫓台でした。
清水門を入った右側にある、本丸高石垣です。高さは約10m。本丸は、急勾配の総石垣造りで固められています。この先を左に曲がると、復元された前御門(まえごもん)があります。
前御門が見えてきました。
(つづく)