MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
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コロナでも埼玉。春を愛でながら、彩の国を歩く 12 - 小江戸川越・大沢家住宅(小松屋)から菓子屋横丁へ(2021年3月19日)

2021年3月19日 菓子屋横丁で。川越名物の、大きなふ菓子です。(埼玉県川越市)


3月19日


「時の鐘」の小径を戻ってきました。


ふたたび、蔵づくりの家並みがつづく、大通り(一番街)です。

前回もご紹介したお豆腐屋さん、近江屋長兵衛商店です。一番街側から見ると、こんな感じです。

その右隣りにあるのが、小江戸横丁です。(建物が老朽化したため、このあと、6月末をもって閉鎖・解体されたそうです。)

一番街をもう少し歩きます。

ごま専門店「ごま福堂」

創業200余年の笛木醤油。「金笛」という名の醤油を造っています。昔ながらの醸造方法を守り続け、厳選された丸大豆、小麦、天日塩のみを原料としています。その左隣りが、大沢家住宅です。

一番街で最後に訪ねたのが、大沢家住宅(小松屋)でした。


【大沢家住宅(小松屋)】
1792年(寛政4年)に、川越の豪商・西村半右衛門が建てた、蔵造りの店舗建築です。西村半右衛門は近江国出身で、呉服太物の近江屋を営んでいました。1893年(明治26年)の川越大火の焼失を免れた、川越最古の蔵造りです。関東地方に現存する、最古の蔵造りでもあります。川越大火で例外的に焼失を免れことを契機として、この場所から、川越商人が蔵造りの町家を次々に建設するようになりました。
大沢家住宅は、1971年(昭和46年)に、国の重要文化財の指定を受けました。その後、1989年(平成元年)より、5年間を費やして大規模な修理が行なわれ、創建当時の姿に甦りました。


驚きました。
この家を建てたのは、
近江商人だったのですね…。
半右衛門を頼ったのでしょうか。
川越には、多くの近江商人が
集まってきたそうです。
川越の礎を造った、近江商人…。


当時、川越の町の繁栄に
大きく貢献していた足跡が、
今も数多く残っているそうです。
この町で、
「近」の字が入っているお店を見かけたら、
そのお店は、
近江商人の末裔かもしれません…。^^


昨年9月に滋賀県・五箇荘を旅行し、
近江商人の実直さと力強さ、
そしてその財力に驚嘆したことは、
今も心に残っています。


あの近江商人が、
こんな、はるか川越にまで来て、
活躍していたんですね…。


今も残る近江商人の写真です。天秤棒の両端に荷をくくり、この格好で行商したそうです。

近江で豪商と言われた、外村宇兵衛。彼が商いを始めたときより10年も前に、西村半右衛門は、川越でこの家を建てたことになります。近江商人の歴史の深さに、胸をうたれます。


大沢家住宅は、
入り口を入ることはできるのですが、
家屋の中にあがることはできません。
なので、残念ながら、
内部をつぶさに見ることはできませんでした。


さて、大通り(一番街)の探索を終え、
通りの向こう側に行ってみます。
このエリアには、あまりにも有名な、
「菓子屋横丁」
が広がっています。


駄菓子と玩具の町、「菓子屋横丁」。

地図で見ると、こうなります。大通りの「蔵造りの町並み」を歩き、「時の鐘」界隈で食べ物屋さんを見て歩き、いよいよ、3つめのエリアにはいります。

町にあったマップです。こんなふうに、四角い形で、たくさんのお店が並んでいます。

サンドイッチとカフェのお店「楽楽」。このあたりは、まあ、普通の商店が並んでいます。

ところが、角を曲がったとたんに、風景が一変しました。お菓子屋さんばっかりです。笑

川越わらびもち「右門」

手造り雨「玉力」。もともと使っていたであろう玄関はそのままに、左側の店舗で営業しています。

金平糖、ハッカ飴、いも飴、ニッキ飴、きなこ飴…。棒べっこうもあります。楽しい。^^

昨年暮れに閉店した駄菓子屋さんのあとを継いで、3月にオープンしたばかりの、「三代目 彩香」。お漬物のお店です。


うわぁ…。昭和の世界です。^^ 私が幼かったころ、生まれ育った町には、こんなお店がたくさんありました。


30年前、私が行きたいと、
憧れていた川越。
そのころ思い描いていた世界が、
今もそのままに、残っていました。


菓子屋横丁、もう少し続きます。


(つづく)

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