コロナでも雛旅。古(いにしえ)の雛を訪ねる、4泊5日の長野・岐阜・愛知 25 - 郡上八幡城①(2021年3月28日/3日め)
2021年3月28日 雨の中、郡上八幡城を歩きました。(岐阜県郡上市)
3月28日
旅行の3日めになりました。
ここからは、岐阜県郡上市になります。
郡上八幡については、有名すぎて、
説明はいらないと思います。^^
MIYOは、30年くらい前に、
テレビでこの町を見て、
いつか行きたいと思っていました。
昨年9月、滋賀県を旅行する時に
「郡上八幡に行きたい」と言ったら、
夫が連れて行ったのは、
「近江八幡」でした。
(ちょっと違うんですけど。😠😠)
とはいえ、
近江八幡もすばらしいところだったので、
それはそれで文句はないのですが。
そんなわけで、
今回はようやく、郡上八幡です。^^
実はここで、
その後の旅がぶちこわしになるくらい、
たいへんなことが起こるのですが、
このときはまだ、
知る由もないのでした。😅😅
あいにくの雨模様でしたが、とりあえずホテルを出発しました。ホテルから郡上八幡まで、車で15分くらいです。まずは、「城下町プラザ」で情報収集。
夫が調べているあいだ、MIYOはお土産物を物色。このあたりのお味噌は、なんか、色が黒い気がします…。
プラザの方にいろいろ教えていただき、
まずは、郡上八幡城へ行くことに。
お城の手前で車を停め、そこからは、
なだらかな斜面を登ります。
案内図の写真を撮ったつもりだったのですが、帰宅後、この写真を見て、「凌霜の森」という顕彰碑がすぐ近くにあったことを知りました。このときは気がつきませんでしたが、行っておけばよかったと、今になって残念に思っています。郡上藩士凌霜隊については、後述します。
駐車場の横にある、「首洗い井戸跡」。慶長の合戦の際に、討ち取られた名のある武士の血や、泥で汚れた首が洗い浄められ、首実検に供された場所と言われています。
郡上八幡城が見えました。あそこまで登ります。^^
だんだん雨がひどくなってきました。MIYOは、傘をさすのが嫌いなので(←変わり者)、コートをかぶって歩きます。
雨に煙る、郡上八幡の町並み。なにか、ふんわりと温かく、美しい。日本昔話の世界に来たような気がしました。
少しずつ、お城が近づいてきました。日本のお城って、ほんと、美しいと思います。復元天守は、郡上市指定有形文化財になっています。また、続日本100名城第141番に選ばれているそうです。
力石
【力石】
郡上八幡城には「力石伝説」と呼ばれる伝説があります。
第四代城主である遠藤常友が城を改修した節に、剣村(現在の大和町)の通称「赤髭作兵衛」が、城下の吉田川から巨石をひとりで運んできたそうです。それを、普請奉行の村上貞右衛門がほめたたえたとたん、作兵衛はその場で倒れて息たえてしまいました。貞右衛門はこれを哀れんで、この石の使用を禁じたといわれています。
1933年(昭和8年)、模擬天守を建設する際に、付近に放置されていたこの石を、庭園内に安置することになりました。
およし塚
【およし塚】
八幡城を築く際に、およしという娘が選ばれて、人柱として生き埋めにされたという話が残っています。現在でも、八幡城天守閣前には「およし観音」があり、およしの霊が祀られています。
お城に入ります。
おや? この木の門は、前日に田中本家でも見たような…。^^
田中本家で、お殿様のために造ったと思われる、木の門。なんだか似ていますよね。^^
田中本家もすばらしかったけれど、
郡上八幡も、美しい街でした。
お城から見渡す風景は、
雨に煙り、少し霞んでいます。
その美しさに、ため息がでました。
(つづく)