MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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コロナでも雛旅。古(いにしえ)の雛を訪ねる、4泊5日の長野・岐阜・愛知 11 - 田中本家の「提重(さげじゅう)」(2021年3月27日/2日め)

2021年3月27日 田中本家の、「春の江戸時代料理 再現食事会」で。(長野県須坂市)


3月27日


提重について説明される、第12代ご当主。
ちなみに、このときMIYOは、
「提重」ということばすら、
知りませんでした。😅😅



【提重】
4〜5人分の酒の肴が入る重箱、銘々皿、酒筒や盃などの酒器を携行できるように、持ち手のついた外枠の中におさめたものです。花見重、野弁当とも呼ばれ、大名をはじめとした富裕な人びとが使用したもので、観劇、お花見、紅葉狩り、お月見や夕涼みなど、四季折々の物見遊山の際に活躍しました。


提重は、江戸時代のお弁当箱です。たとえばこれは、黒漆塗鉄線蒔絵提重(くろぬりてっせんまきえさげじゅう)というもので、江戸時代後期のものです。公益財団法人鍋島報效会の所蔵品です。(画像をお借りしました)


それでは、田中本家に伝わる提重を、
拝見いたします。
江戸時代のものです。


持ち手のついた外枠。鹿に紅葉の絵です。

持ち手は、扇の形になっています。

重箱

それぞれの面に、異なる草花が描かれています。

蓋に描かれているのは、獅子の親子でしょうか。

そしてさらに素晴らしいのは、この蓋の側面です。ほとんどの提重では一色に塗りつぶされている部分なのですが、こんなところにまで、細かい柄が描かれています。

銘々皿と盃

酒筒

酒筒入れと小箱。描かれているのは、桜です。


右の方から左の方へと、順に送りながら、
すべてのお道具を、
手に取って見せていただき、
恐縮しました。😅


ここで、障子を開け放って、
お庭の全景を見せていただきました。


枯山水で整えられた庭が広がります。

このあと、屋敷内の見学時には、この飛び石を踏みしめながら、お庭を鑑賞させていただきました。

この日の掛け軸です。

さて、それでは、お部屋を移動します。これまでは、受付の隣りにある「控えの間」にいたのですが、廊下を歩いて、広間に入りました。お席は、申し込んだグループごとに用意されていて、私たちの席は、お部屋の真ん中にありました。

てっきり、畳に座って、箱膳をいただくものと思っていたのですが、間隔をあけて並べられたテーブルでいただくようです。足がラクなので、助かります。^^ この、中央に置かれたテーブルが、私たちの席です。

かつては、小林一茶翁などの著名な方々も滞在したというこのお屋敷。一茶直筆の色紙が、今も残っているそうです。さて、いよいよ、食事会が始まります。


(つづく)

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