MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
https://limings.muragon.com/tag/?q=2017%E5%B9%B412%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0
小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

浅草「ZENEI(ゼンエイ) 」で、たったひとりのモダンフレンチ(2020年8月20日)

2020年8月20日 浅草・「ZENEI(ゼンエイ)」で。(2020年8月20日)


8月20日


長男が夏休みで帰宅すると、
旅行にカラオケに、と、
我が家はいつも、
体力勝負のお祭り騒ぎになります。笑


そしてお休みが終わり、
長男が帰園したあとは、
「ごくろうさん会」と称して、
夫婦でおいしいものを食べに行くのが、
お約束となっています。


今回ご紹介するお店は、
昨年の夏の「ごくろうさん会」で、
ディナーをいただいたお店です。


半年もたってから掲載するのは、
理由があります。
実は、このお店のことを、
かすかな危惧を抱きながら、
ずっと気にかけていました。


そして、昨日のぐるなびを見て、
今も営業されていることを知り、
ひと安心。
ならばやはり書こう、と思ったのです。


お店の名前は、「ZENEI(ゼンエイ)」
浅草駅から徒歩5分くらいのところにある、
モダンフレンチのお店です。


ZENEI(ゼンエイ)


オーナーの渡辺さんは、
シェフ歴24年のベテラン料理人。
1997年、亀戸に、
最初の店舗をオープンしました。
やがて、更なる高みを求めて、
2018年1月に、浅草に移転したそうです。


メニューは、シェフおまかせコースのみ。
メニューの内容は、
その日の仕入れや季節の旬に合わせて
毎日変わります。
鮮度バツグンの活魚やジューシーな和牛など、
仕入れる食材一つひとつにも、
徹底してこだわっているそうです。


下の名前が「善英(よしひで)さん」ということで、それを音読みし、「ゼンエイ→ ZENEI」として、店名になりました。


この日にいただいたのは、
 シェフのおまかせコース(6000円)
 グラスシャンパン一杯(1200円)
というもので、合計7920円
(サービス料10%を含みます。)


ですが、
グルーポンのクーポンを利用したので、
4200円になりました。^^


テーブルが6つあるだけの、こぢんまりした店内。

店内の絵画も、渡辺シェフが選んだものだそうです。

ナプキンを置いてあったプレート。絵柄がユニークです。


お料理をご紹介します。


アミューズ2種
海老とグレープフルーツ、うなぎとじゃがいも。

前菜1
サーモンマリネ、茄子のコンソメ煮。

前菜2
枝豆とパプリカ。グルーポンのメニューにはなかったのですが、前菜をひとつおまけしてくださっていました。^^

魚料理
真鯛のポワレ、お味噌とチーズのソースで。

肉料理
子羊のカルビ。野菜と香草を煮詰めたソースに、パルミジャーノチーズで。

デザート1
シャンパンのシャーベット。デザートも、2品に増えていました。^^

デザート2
ブラマンジェ~フルーツソース~、オレンジのチョコ。パンと共に。

コーヒー


シェフのオリジナリティがあふれる、
お料理の数々。
とってもおいしかったです。^^


どこで修行されたんですか?
とお尋ねしたら、
「料理が好きで好きで…。^^」
とおっしゃっていました。
フレンチを、なんと、
独学で習得したのだそうです。


そして、長年、亀戸の店舗で貯めたお金を、
全部つぎこんで、
このお店を開いたそうです。
なのに、コロナ、です。


この日のお客さんは、私たちふたりだけ。
お店貸し切り状態です。
これだけ手の込んだお料理のために、
仕入れにもこだわっておられるだろうに…。


なによりも驚いたのは、
最初から最後まで、
お料理を作るのも、運ぶのも、
すべて、渡辺シェフが、
たったひとりで行っている、
ということでした。


こんな、本格的なフレンチレストランが、
ワンオペなんですよ…。
美しいお料理を作っては、
テーブルまで持ってきてくださるシェフに、
頭がさがる思いでした。


コロナ禍でお客さんが来ない中、
たったひとりでなにもかもこなして。
このお店、やっていけるのかな、
と、心配していました。


でも、ネットで調べてみて、
今も営業しておられると知りました。^^
この半年間も、あきらめずに、
がんばってこられたのですね…。


帰りに、渡辺シェフが、お店の前に立ち、
私たちの姿が見えなくなるまで、
見送ってくださったことを、
今も思い出します。
その笑顔と、
「料理が好きで好きで…。^^」
という言葉が、重なりました。


(おまけ)
掲載しきれなかった写真です。


この年の夏休みに、一家ででかけた福島で。(福島県会津若松市・2020年8月12日)

×

非ログインユーザーとして返信する