全盲難聴・のんたんの冬休み 12 - 大室山の頂上を歩く(2020年12月29日/4日め)
2020年12月29日 大室山の頂上で。(静岡県伊東市)
12月29日
大室山登山リフトに乗りました。
長男のこんな笑顔が見たくて、ついついがんばる、私たち。^^
すばらしいながめを楽しんでいるうちに、
リフトが頂上に着きました。
乗車したときの係の方は、
私たちのリフトの番号を、
終点側に連絡してくださっていました。
なので、終点でリフトを降りるときも、
終点側の係の方が待っていてくださり、
またまた、リフトをすべて、
とめていただきました。
なんだか、申し訳ないくらいでした。
でも、動いているリフトから飛び降りる、
という行動は、
目の見える人にはなんでもないことですが、
見えない長男にとっては、
なかなか難しいことなのです。
なので、長男がリフトに乗り降りするために
リフトをとめてくださったことは、
本当にありがたいことでした。
無事、リフトを降り、
お礼を言って立ち去ろうとしたら、
係の方から、カードをいただきました。
「まごころカード」です。
下山の時は、このカードを提示するだけで、
来た時と同じ配慮をしていただけるのだそうです。
すばらしいです。^^
うれしい気持ちでいっぱいになりました。
いただいた「まごころカード」を、
たいせつに、たいせつに、
コートのポケットにしまいました。
頂上は、ゆるやかな上り坂の、お散歩コースになっています。
火口の周りをぐるりと1周、散策できるようになっています。
長男に笑ってほしくて、いっぱい話しかけています。笑
八ケ岳地蔵尊。山頂東側にある、8体の地蔵尊です。漁師たちが漁の安全と豊漁を祈願したものだそうです。
暖かい日で、楽しいお散歩になりました。
お散歩コースは、火口の周囲を1周すると、1時間くらいかかります。
さて、ふたたびリフトに乗り、下山します。まずは夫と長女が乗りました。
次は私と長男です。
いただいていた「まごころカード」を出すと、
スムーズに対応していただきました。
帰りのリフトでも、乗る時と降りる時に、リフトをいったんとめてくださいました。ほんとうにありがたかったです。
地上が近づいてきました。
「リフト、おしまいだよ~。^^」
大室山は、リフトで簡単に上れるうえ、
山全体が360℃展望台になっているので、
大パノラマが楽しめます。
いつもなら、年末の繁忙期には、
リフトには待ち時間が発生するようです。
でも、コロナのせいか、お客さんが少なくて、
私たちは待ち時間ゼロで
乗ることができました。
リフトの係員の方々も親切にしてくださり、
感謝でいっぱいです。
とてもいい思い出になりました。
ありがとうございました。
(つづく)