MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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全盲難聴・のんたんの冬休み 12 - 大室山の頂上を歩く(2020年12月29日/4日め)

2020年12月29日 大室山の頂上で。(静岡県伊東市)


12月29日


大室山登山リフトに乗りました。


長男のこんな笑顔が見たくて、ついついがんばる、私たち。^^


すばらしいながめを楽しんでいるうちに、
リフトが頂上に着きました。


乗車したときの係の方は、
私たちのリフトの番号を、
終点側に連絡してくださっていました。
なので、終点でリフトを降りるときも、
終点側の係の方が待っていてくださり、
またまた、リフトをすべて、
とめていただきました。
なんだか、申し訳ないくらいでした。


でも、動いているリフトから飛び降りる、
という行動は、
目の見える人にはなんでもないことですが、
見えない長男にとっては、
なかなか難しいことなのです。


なので、長男がリフトに乗り降りするために
リフトをとめてくださったことは、
本当にありがたいことでした。


無事、リフトを降り、
お礼を言って立ち去ろうとしたら、
係の方から、カードをいただきました。


「まごころカード」です。


下山の時は、このカードを提示するだけで、
来た時と同じ配慮をしていただけるのだそうです。
すばらしいです。^^
うれしい気持ちでいっぱいになりました。


いただいた「まごころカード」を、
たいせつに、たいせつに、
コートのポケットにしまいました。


頂上は、ゆるやかな上り坂の、お散歩コースになっています。

火口の周りをぐるりと1周、散策できるようになっています。

長男に笑ってほしくて、いっぱい話しかけています。笑

八ケ岳地蔵尊。山頂東側にある、8体の地蔵尊です。漁師たちが漁の安全と豊漁を祈願したものだそうです。

暖かい日で、楽しいお散歩になりました。

お散歩コースは、火口の周囲を1周すると、1時間くらいかかります。

さて、ふたたびリフトに乗り、下山します。まずは夫と長女が乗りました。


次は私と長男です。
いただいていた「まごころカード」を出すと、
スムーズに対応していただきました。


帰りのリフトでも、乗る時と降りる時に、リフトをいったんとめてくださいました。ほんとうにありがたかったです。

地上が近づいてきました。

「リフト、おしまいだよ~。^^」




大室山は、リフトで簡単に上れるうえ、
山全体が360℃展望台になっているので、
大パノラマが楽しめます。


いつもなら、年末の繁忙期には、
リフトには待ち時間が発生するようです。
でも、コロナのせいか、お客さんが少なくて、
私たちは待ち時間ゼロで
乗ることができました。


リフトの係員の方々も親切にしてくださり、
感謝でいっぱいです。
とてもいい思い出になりました。
ありがとうございました。


(つづく)

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