MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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全盲難聴・のんたんの冬休み 9 - 波が聞こえた(2020年12月28日/3日め)

2020年12月28日 爪木崎の海岸で。(静岡県下田市)


12月28日


水仙まつりで、たくさんの水仙が咲いている中を歩きました。


長男にも、なにか楽しめるものがないかな、と見渡したら…、

アロエの花の向こうに海が見えたので、行ってみることにしました。

いいながめです。^^

波の音が聞こえます。

「のんたん、波の音がするよ。聞いてみて。」長男、わかったようです。じっと聞いています。

長男に、波の音をもっと聞かせたくて、石や岩だらけの坂を下り、波打ち際まで来てみました。ここまで来ると、波の音がはるかに大きく聞こえます。

「ここだと、波がよく聞こえるね!」

「あっ 波! ざっぷ~ん。」と言ったので、びっくり。小さいころに海に行ったのを思い出したのでしょうか。^^  長男の中で、今聞こえている音がなんなのか、はっきりと理解できたんですね。

「波、また来るかな? …来るよ、もうすぐだよ。」 次の波を待っている長男。

「来た~! 波が来たね。ざっぷ~んっていったね。」

長男、うれしそうです。

このあとは、波打ち際で、長男と一緒に、ただただ、波を待って過ごしました。耳をすませ、大きい波がくると喜ぶ長男。そんな長男を見ているだけでうれしい母です。^^

だいじなだいじな、息子です。


この旅で、
いちばん楽しかったひとときでした。


(つづく)

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