コロナでも美の国。バスツアーでめぐる秋田 2泊3日のおトク旅 21 - 秋田ふるさと村で、佐藤養助稲庭うどん(2020年10月27日/3日め)
2020年10月27日 秋田ふるさと村のなまはげ(秋田県横手市)。
10月27日
武家屋敷通りを出発して、
次は昼食です。
バスが向かったのは、
秋田ふるさと村(秋田県横手市)
というところ。
秋田ふるさと村(画像をお借りしました。)
ここは、一言で言うと、
「秋田県のテーマパーク」ですね。^^
秋田県にちなんだものが満載してあり、
遊ぶ、観る、食べる、買う、体験する…
が、ここだけでできてしまいます。
こんなものもありましたよ。「星空探検館スペーシア」というプラネタリウムなのですが、なんと「かまくらの」の形をしています。^^ かまくらの町、横手市ならではの発想ですね。(画像をお借りしました。)
さらに、入り口を入ってすぐのメイン棟、
「ふるさと広場」では、
広い一階部分の右側エリアにレストランが並び、
左側エリアには、
お土産コーナーが広がっています。
レストランエリアには、あこがれの「稲庭うどん 佐藤養助横手店」があるんです。武家屋敷通りで食べられなくても、ここに来れば、佐藤養助の稲庭うどんが食べられます。(画像をお借りしました。)
ショッピングエリアは、まさしく、お土産のデパート。笑(画像をお借りしました。)
同じところには、他にも、
秋田県立近代美術館や遊園地、
ワンダーキャッスルという不思議なお城など、
さまざまな施設があり、
けっこうな時間を過ごすことができます。
この、「秋田ふるさと村」で、
私たちが許された時間は、なんと50分でした。😂
だって、お昼ごはんを食べるために
来ただけですから…。😂😂😂
泣ぐ子はいねが~~~。泣がずに観光しろ~~。👹👹
まずは、2階の団体用スペースで、「味処 みのり」のお食事をいただきました。4人用のテーブルに、ふたりが斜めに向かい合って座ります。
みのり御膳(税込み1320円)です。
・佐藤養助稲庭うどん(つけダレ2種)
(じゅんさい入り醤油タレ・胡麻とんぶりタレ)
・山菜炊き込みご飯
・鰈唐揚げ、ししとう、レモン
・中鉢(煮物)
・酢の物
・香の物(いぶりがっこ)
旅行初日に予約していたもので、地域共通クーポンで支払いました。
【稲庭うどん】
秋田県南部の、手延べ製法による干しうどんです。寛文年間以前に、秋田藩稲庭村(現:秋田県湯沢市稲庭町)の佐藤市兵衛によって始まると伝えられており、日本三大うどんのひとつに数えられます。製法としては、うどんというより、そうめんに近く、打ち粉としてデンプンを使う点や、平べったい形状が特徴。ひねりながら練るという独特の製法により、麺は気泡により中空になります。そのため滑らかな食感が得られます。
各地に伝わるふるさとの味として、2007年(平成19年)に、農林水産省により「農山漁村の郷土料理百選」として選ばれました。
楽しみにしていた、佐藤養助稲庭うどんを、
ここでようやく食べられました。^^
つるつるとして、のど越しがすべらか。
おいしかったです。
「佐藤養助稲庭うどん」は、1860年に、
佐藤養助が始めたお店で、
店主は代々、「佐藤養助」の名を継いでいます。
あとでわかったのですが。
佐藤養助稲庭うどんのお店は、
東京や神奈川にもあるそうです。
いつか食べに行ってみたいです。
お膳の横に置かれていた、お土産ガイドとマスク入れ。このころは珍しくて写真を撮ったのですが、最近は、たいていの飲食店でこれを出すようになりましたね。助かる人もいるのでしょうが、私には不要なもの。こんなものまで用意して、お店の人には余計な出費なのになあ、と、いつも心苦しくなります。
食事のあとは、ショッピングエリアへ。スガちゃんグッズを撮りまくる夫。笑
そしてやはり、行かずにいられない、日本酒コーナー。
夫が大好きな、「まんさくの花」がありました。
なまはげアイテムも多数。なまはげまんじゅう、なまはげせんべい、なまはげタオル…。
さらに、お土産物エリアの奥には、
工芸展示館があります。
「秋田の“技”に出逢える」をキーワードに、
伝統工芸を一堂に集めただけでなく、
新しい技に挑戦した作品や
新進作家の作品も展示しています。
このときは、ささきひでおさん(秋田県在住)の、口筆詩画展を開催していました。1974年に交通事故に遭い、車いすの生活になりました。両手が不自由であるため、口を使って詩画を描き続けておられます。
そして、秋田の伝統工芸のコーナーへ。御殿まりと秋田こけし。
八橋人形(秋田市)と中山人形(横手市)もありました。
八橋人形
【八橋人形】
秋田市の伝統的郷土玩具で、粘土を型抜きして焼き、顔料で絵付けする素朴な土人形です。江戸時代の安永〜天明(1772〜89年)頃、京都伏見の人形師が伝えました。当初は、伏見人形の影響が強く、明るく華やかなものだったものでしたが、大正、昭和と時代がくだるにつれ、重量感のあるものへと変化しました。平成に入り、製作に携わっていた最後のひとりが亡くなられたあとは、伝承の会が受け継ぎ、そ型抜き、焼成、絵付けの全工程を工房で行っています。
中山人形
【中山人形】
現在の横手市に開かれた中山焼を、野田宇吉(九州佐賀の陶工で、南部山陰焼の創業者)が継承したのが起源と言われています。宇吉の子の妻・樋渡ヨシが、夫の死後、横手に伝わる押し絵や姉様人形をヒントに、宇吉から習った粘土細工で土人形づくりを始めたのが中山人形です。 土人形ながら、洗練されたデザインと明るい色彩が特徴で、毎年発売される「干支土鈴」は特に人気が高く、広く知られています。
右:中山人形の干支土鈴(日本土鈴館の遠山一男コレクション)
左:中山人形は、年賀切手の図柄にも採用されています。(2枚共に、画像をお借りしました。)
あけびづる細工とイタヤ細工
秋田ふるさと村は、
「秋田を発信していきたい」という、
秋田県の心意気がぎっしりつまった、
観光総合施設でした。
50分しかいられなかったのが残念でしたが、
連れてきてもらってよかったです。^^
佐藤養助稲庭うどんも食べられて、
大満足のお昼ごはんになりました。
さて。
最終日の午後になりました。
そろそろ東京に帰るのでは…
と思われるでしょうが、
そうはいかないのが、阪急の旅ですね。笑
時間を目いっぱい使って、
まだまだ旅が続きます。
次に行ったのが、
世界遺産・中尊寺です。
最後の最後まで、お楽しみがいっぱい。
ここで東京に戻るとおもいきや、
なんと、ここから岩手県に行くんですよ。爆
最終日なのに、なかなか連載が終わりませんが、
あと少しです。
もう少しおつきあいください。
(つづく)