MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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コロナでも滋賀県。湖の国(うみのくに)を歩く、3泊4日のおトク旅 18 - 安土城跡②(2020年9月24日/3日め)

2020年9月24日 安土城・本丸跡。


9月24日


安土城跡の大手道で、
急勾配の石段を上り続けています。


道は、右に左に曲がりながら続きます。ここで道しるべを発見。

「天主、本丸跡」と書いてあります。このまま歩けば、天主に行けるようです。

ここで、「森蘭丸邸跡」を見つけました。やはり、森蘭丸の屋敷は、羽柴秀吉邸よりも信長に近かったんですね。^^ 森蘭丸は12歳で織田信長の小姓となりました。本能寺の変で、明智光秀の軍1万に囲まれて健闘するも、2人の弟と共に討死しました。享年18歳だったそうです。


「森蘭丸ってだれ?」と夫。
やはりこういうのは、
女性の方が詳しいようです。笑 


黒金門が見えてきました。


【黒金門跡】
黒金門は、安土城の中心部に入る最初の入口でした。この周辺は、安土城の中でももっとも大きな石が使われている場所です。城の防御性を高めるために、巨石を集めて頑強な構造にするとともに、訪問者にインパクトを与えようとしたと考えられています。


やれやれ、もうすこしで天主だわ…と思いながら、懸命に上ります。(あまかったんですけど。笑)

いよいよ、ここから本丸へ直行だ~と思いきや…、

道が分かれています。右手にも石段が続いていて、なにか見えます。寄り道しないで、本丸跡に直行したいのですが…、

見えちゃったら最後、そこまで歩かないと気がすまない夫。仕方なくついていきました。

遠くに見えていたのは、仏足石でした。


【仏足石(室町時代中期)】
大手道などに見られる石仏と同様に、築城当時に単なる石材として集められ、石垣に使われていたようです。昭和初期、登山道整備の際に、崩れた石垣の中から発見されました。
仏足跡は、お釈迦さまの足跡を表現したもので、古代インドでは仏像に先立ち崇拝の対象にされていました。日本では、奈良の薬師寺のものが現存する最古(奈良時代、国宝)のものとして有名です。


説明を読みながらも、疲労困憊の妻。😂😂


そしてようやく、
本丸跡に入城です。
「古の人々も、
 ここまで苦労して上ったんだろうなあ。
 毎日お勤めしてた人たちは、
 たいへんだっただろうなあ。」
と、思わずにいられません。


本丸跡


【本丸跡(本丸御殿跡)】
天主台跡のすぐ下にある広い場所です。「本丸跡には、天皇を招き入れる『御幸の間』があった」と記録されています。天主台を眼前に仰ぐこの場所は、千畳敷と呼ばれ、安土城本丸御殿の跡と伝えられています。


現在は、本丸の遺構が残るのみです。
が、かつてここには、中庭をはさんで、
3棟の建物があったようです。


この形態は、
天皇の住まいである内裏清涼殿
非常によく似ているそうです。
そのことから、
「本丸は、行幸御殿として、
 信長が天皇行幸のために用意した場所」
と考えられています。


本丸遺構平面図と建物復元平面図

かつての御殿跡ですが、今ではテーブルやイスが置かれています。庶民の私たちも、現在はここで、お弁当を広げることができるのです。^^


というわけで。
ずいぶん歩いてきましたが、
ここで位置関係を整理すると、
下の地図のようになります。



大手道の石段を延々と上がり、
黒金門跡から入城。
仏足石で寄り道し、
ようやく本丸跡にやってきました。


あとは、天主に行ったらおしまいだわ~
と、このときは思っていました。
ハズレです。😂😂😂
地図でご覧のとおり、
二の丸跡ってのが、さらにあるわけです。
そしてもちろん、
それだけではありませんでした。
怒涛の行軍、まだまだ続きます。


山道で見つけた草花。


(つづく)

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