MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

全盲難聴・のんたん - 長男のオルゴール(2020年7月21日)

2020年8月8日 長男が帰宅しました。(全盲難聴・のんたん 24歳)

8月9日は、長男と長女の誕生日です。25歳になりました。^^


7月21日


この日記を書いているのは、8月8日です。
はい…。
写真でご覧のように、
夏休みで、長男が帰ってきました。^^


以前は、なんだかんだで、
月に一回くらいは会っていたのですが、
コロナ禍で会えなくなり、
その上、5月の連休では、
帰宅が中止になってしまいました。T_T


けれど、先日の夏まつりで、
半年ぶりに顔を見ることができました。
そしてこの夏休みは、ようやく、
園生全員が、帰宅できることになりました。


今回のお休みは、9日間です。
また、長男が中心の、
忙しい日々が始まります。^^


「長男の夏休み日記」は、
後日連載する予定ですが、
とりあえず今日は、
「オルゴール」のお話です。


長男は、盲学校の中等部を卒業するときに、
卒業記念として、オルゴールを製作しました。


長男が作ったオルゴールです。

一度も使っていないので、内部もぴかぴかです。^^ よく見ると、ユニットの周囲にもタイルが貼ってあります。


多分、「オルゴール製作キット」
みたいなのが、あるのだと思います。
表面に、サッカーボールの絵(木彫り)が
はめ込まれています。
これはおそらく、担任の先生といっしょに
作ったのだろうと…。^^



表面の上下左右のタイル、
側面のフェルト、
内部のユニット周囲のタイルも、
先生といっしょに、ひとつひとつ、
貼りつけたんだろうなあ…。


長男の力作、というよりも、
担任の先生、ごくろうさまでした…
と言った方がいいような…。(苦笑)


長男自身はと言えば、
オルゴールには全然興味がなく…。
なので、このオルゴール、
家に持ち帰ってからは、ずっと、
おもちゃ箱でホコリをかぶっていました。
以来10年、ずっとそのままです…。


とはいえ、せっかくの長男の作品です。
捨てることもできず、
どうしたものか…、と考えていたところ、
偶然、ネットで、
「引き取り先」を見つけました。


いいことシップ


「国内外の子供たちに起こる、
 貧困問題を解決するための支援活動」
を行っているところ、だそうです。
私たちが不用品を寄付することで、
子どもたちを支援することができると…。
詳細は、上記のサイトをご覧ください。


寄付の仕組みはカンタンです。


つまり、不用品を送るだけ、なんです。
専用の箱を購入したり、
ひと箱につきいくら、と寄付したり、
…などということがありません。


うれしいことに、集荷センターへ、
直接持ち込むこともできるのです。
持ち込みであれば、送料もかかりません。


さらにうれしいのは、
引き取っていただける品目が多いことです。



こんなにいっぱい、
引き取ってもらえるのです。^^


ここであれば、長男手作りのオルゴールも、
「こどものおもちゃ」として、
活用してもらえそうです。


ついでに、家にあった中古衣料や、
ハンパな食器、
未使用のノートや手帳、
おまけでもらったストラップなど、
どんどん箱に詰め込みました。


関東の集荷センターは、相模原市にあります。
葛飾区の我が家からは、少し遠いけれど、
長男のいるS園からは、
比較的近いところにあります。


そこで、寄付の品を車に積み込み、
S園の夏まつりで長男に会ったあとで、
相模原市の集荷センターまで、
持っていくことにしました。


相模原市の集荷センターは、
三菱重工の広大な敷地に隣接した、
町工場エリアの一角にありました。


私たちの車が到着したら、
中から若いスタッフが何人も出てこられて、
スムーズに受け取っていただけました。


集荷センターの入り口には、
全国から宅配便で届いた支援品の段ボールが、
何十個も届いていて、
こんなにたくさんの人が支援しているのだ、
と、ちょっと驚きました。


世の中、断捨離が大はやりです。
「モノを整理する暮らし」は、
私も賛成です。
けれど困ったことに、
そのために「捨てる」ということが、
なかなかできない性分なのです。


どうせ断捨離するなら、捨てるのではなく、
有効活用できる方法を探したいと思います。
この団体で活用していただける、と思えば、
我が家の断捨離も、
もう少しはかどりそうです。


長男のオルゴールも、
役立ててもらえる場所があって、よかった。^^
どこかの国で、だれかのおもちゃとして、
使ってもらえるといいな、
と願っています。^^


(おわり)


13歳(中1)の長男。
左上:スクールバス停で。(2008年12月18日)
右上:(2008年12月25日)
左下:(2008年12月25日)
右下:盲学校の廊下にあるベンチで。ラジカセに耳をつけて、音楽を聴いています。(2008年12月12日)

雨の日も、風の日も、毎朝、おとうさんと元気に歩きました。
左上:大好きな「かぜびゅーん」。(2009年1月15日)
右上:傘を持って歩けるようになったのは、中学生になってからです。私たちには、うれしい写真でした。(2009年1月15日)
左下:「のんたん、バスがきたよ~。」(2009年1月12日)
右下:バスの窓から顔を出して、「行ってきまあす。」(2009年1月8日)

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