MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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ガンになるまでの日々 32 - G研で手術(2016年7月19日)

2016年8月3日 「ダイニング&バー スターロード/グランドニッコー東京 台場」で、長女と。
G研病院を退院した日、病院の近くのホテルで、迎えに来た夫、長女といっしょに食事しました。
「約40種のお料理が楽しめるランチブッフェ&お土産付!ひとり4940円」が、一休で2900円に。お店をさがして予約したのは、もちろん私です。笑


7月19日


G研に入院し、手術を受けました。
この手術で、
卵巣と子宮を切除したのですが、
リンパ節は残していただきました。


開腹手術は、
 1995年 帝王切開→腸閉塞
 2008年 卵巣膿瘍→腸閉塞
 2014年 腹壁瘢痕ヘルニア
 2015年 右卵巣切除(後にガンと判明)→腸閉塞
 2016年 左卵巣・子宮切除
…ということで、
今回が5回目になります。
よくもまあ、
これだけ何回も、切ったものです。苦笑
それでも、どの手術でも、
同じところを切ってくださるので、
手術の痕は、ひとつだけ、です。^^


今回の手術では、
「入院は一か月」と言われていました。
が、これまで、お腹を切るたびに、
腸閉塞を起こし、長い入院となっています。
今回も、たぶんそうなるのだろう、
と、覚悟していました。
ところが、意外なことが起こりました。


私の手術中に、
「術中迅速病理診断」
というものが行われました。
つまり、手術の最中に、細胞や組織を採取し、
病理医が短時間で、
 腫瘍が良性か悪性か、
 リンパ節に転移していないか、
などについて、診断するというものです。
これによって、どこまで切除するべきかを、
手術中に決定することができるわけです。


この検査の結果がでるまで、
婦人科チームは、しばし、
手術を中断することになります。
その、「待ち時間」を利用して、
執刀医のB医師が、
私の腸の総点検を行いました。^^
「術後に、必ず腸閉塞を起こします。」
という、私の言葉を、
気にしてくださっていたのです。


「腸を調べてみたら、一か所だけ、
 ひどく細くなっている部分がありました。
 おそらく、普段でも、かろうじて
 通じていたんだろうね。
 そこが、手術の刺激で詰まって、
 腸閉塞を起こしていたのだと思います。
 それで、そこの部分を、
 約20センチ、切除しました。
 小腸は3メートルくらいあるから、
 20センチくらい切っても大丈夫です。
 どうってことはないからね。
 おそらく、これでもう、
 腸閉塞は起こらないだろうと思います。


手術後、B医師からそう説明されて、
あっけにとられました。
すばらしいです。^^
卵巣がんの手術をしたつもりだったのに、
腸閉塞の根治手術まで、やっていただきました。^^
ありがたいなあ…。


そして、B医師のことばどおり、
術後の腸閉塞を起こすことなく、
私はどんどん回復していきました。


食欲もあり、病院の食事だけで足らず、
院内のコンビニから
スパゲティを買ってくる始末です。^^
それをベッドで食べていたら、
B医師に見つかりました。
一瞬、怒られるかな、と思いましたが、
「おお。いいですねえ。^^」
と、B医師も笑っておられました。
「腸に問題がなければ、
 こんなにも回復が早いのだ。」
と実感しました。


入院前の説明では、
「入院は1か月程度」と言われていましたが、
予定を大幅に短縮して、
8月3日に退院することができました。
手術から15日めという、早さでした。


このあと、2週間を自宅で過ごし、
再び、G研に入院します。
それは、抗がん剤の治療を開始するためでした。


G研病院の昼食(2016年7月17日)

G研病院の夕食(2016年7月17日)


(つづく)


「ゆりかもめ」の車内から見えたG研病院(2008年12月20日)

病室の窓から見た、大晦日の東京ビッグサイト。コミケのときは、この道を大勢の人が埋め尽くしました。(2008年12月31日)

クリスマスに、病棟でいただいた、手作りのカードです。(2008年12月25日)

第二主治医のI医師が、お忙しい中、メッセージを書いてくださいました。

看護師のみなさんにも、お世話になりました。私がいつもベッドでごろごろしていたのを心配して、「いっしょに中庭を散歩しましょう。」と、誘っていただいたこともありました。点滴スタンドをひっぱりながら、看護師さんといっしょに散歩したことを、なつかしく思い出します。今も感謝しています。

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