MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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北青山「AIX:S(エックス)」 - 高級ワインに苦笑する(2019年6月15日)

2019年10月19日 ベトナム・黒モン族のカットカット村で。


6月15日


今までは、東京の東側のお店を
ご紹介することが多かったのですが、
今回は一気に反転し、
東京の西側のお店になります。


この日にでかけたのは、
北青山にある、
「AIX:S(エックス)」


色彩豊かな、アートのような
フランス料理を供するお店で、
2019年に、
世界的な美食ガイド『ゴ・エ・ミヨ』
や、
ザ・ベスト・オブ・シェフ50
に掲載されました。


華麗なるフレンチを提供するのは、
オーナーシェフの山下 敦司氏。
フランス・三ツ星店出身です。


山下 敦司:
服部栄養専門学校卒業後、フランス料理 銀座「清月堂」、大阪欧風菓子「ケンテル」を経て、1995年渡仏。エクス・アン・プロヴァンス「ル・クロー・ドゥ・ラ・ヴィオレット」(二ツ星)、パリ「ル・ディヴェレック」(二ツ星)、アヌシー「オー ベルジュ・ド・レリダン」(三ツ星)、ロアンヌ「トロワグロ」(三ツ星)、パリ「ピエール・ガニェール」(三ツ星)と、数々の名店で部門シェフを務め、クラシックから先進的なフレンチまで幅広く研鑽を積む。2000年帰国後は、ガニェール氏の推薦により「ル・コルドン・ブルー・パリ」にて6年半、料理講座教授を務める。半蔵門 東條會館「ARGO」のエグゼクティブシェフを務めたのち、2017年独立。


東京のすごいところは、
こういう、スターシェフのお店に、
行こうと思えば行けてしまう、
ってことだと思います。
まあ、行こうと思えば、
なんですけど。^^


この日にいただいたのは、
《AIX:Sシェフおまかせディナーコース》
プティフールサレ、アミューズ、
オードブル2品に加え、
魚・肉のWメインに、
デザートが付いたコースです。


通常価格は、6890円ですが、
ルクサのクーポンを購入したので、
3980円(42%OFF)になりました。
久々に、すごいお店にでかけるので、
気持ちが上がります。^^


この日は、あいにくの雨でした。ビルの一角に、ひっそりとたたずむ、「AIX:S(エックス)」。シャープな雰囲気のエントランスを入り、階段を降りたところに、別世界があります。

クロークを抜けたところに広がる店内。席についてから、入り口方向に向かって撮った写真です。

暗くてわかりにくいので、画像をお借りしました。こちらは、入り口から撮った写真です。左側ソファ席のいちばん奥に案内されました。


お料理をご紹介します。


プティフールサレ
写真奥の木箱をご覧ください。黒い小石が敷き詰められ、そこに2個のアミューズが飾られています。さらに、その右の石の上にも赤いプティフールが…。
アミューズ:トリュフのフラン カリカリベーコン添え
巣ごもり卵を模した、卵の形の器に、トリュフのフランが入っています。カリカリベーコンは、とても細かくて、なんと粒状になっています。

同じようなメニューが、日によっては、こんなふうにアレンジされることもあります。(画像をお借りしました。)

ブランダードのクロケット
ブランダード(鱈とじゃがいも)で作ったクロケットです。紙に包まれてでてきました。こちらは、手でいただくという趣向です。

パルマンティエ

本日の魚のヴァプール ソースモルネー トリュフの香り

豚ロースの香草パン粉焼き 粒マスタードソース

フルムーン AIX:S風(アールグレーのゼリー、シナモンパウダー)

苺とクリームチーズのムース フランボワーズソース

コーヒー:トミオ・フクダ・ドライオンツリー
木の上で完熟するまで実らせたコーヒー豆によるコーヒーです。ファンにはたまらない、垂涎の1杯だそうです。コーヒーにまで、山下氏のこだわりが感じられます。^^


店内が暗かったので、
(それに、夫が撮ったし。笑)
写真の写りがあまり良くないのですが、
どれも、手のこんだものばかりで、
とてもおいしかったです。


ただ、このお店で印象深いのは、
お料理よりも、ワインでした。


ルクサのクーポンを利用すると、
お安くなって助かるのですが、
時々、条件が付いています。
このときの条件は、
「ドリンクは、必ず、
 お1人様1杯ご注文をお願いします。」

というものでした。


つまり、お料理といっしょに、別料金で、
飲み物を注文してくださいね、
ということです。


この手の条件は、
そう珍しいことではありません。
お料理が割安になっていますからね。^^


で、席に着いて、
メニューを見たわけです。
すると…。


グラスワイン
5杯:5000円 / 3杯:3500円 / 1杯:1500円


え…。
グラス1杯、1500円ですか…。


我が家がふだん家で飲むワインは、
ボトル1本が、500円くらいです。爆
つまり、グラスワイン1杯が、
我が家のワインだと、
ボトル3本分ってことですね…。爆


もっとお得なプランとして、
 5杯:5000円 / 3杯:3500円
とあります。
もう笑うしかないですね…。
このプラン、ひとり分で、
もう一回、フルコースが食べられます。(苦笑)


グラスワインが高い場合、私たちは、
ワインの代わりに、
ビールとかジュースとかを注文します。
でも、このお店では、
それもまたけっこうなお値段でした。


しかたなく、
1500円のグラスワインを、
夫婦で1杯ずつ、注文しました。


もちろん、お値段に見合った、
いいワインなのですが、
2杯で、3000円。
我が家のボトルワイン、6本分です。爆


高価なグラスワインを、
ちびちびと味わっていると、
隣りのテーブルに座ったカップルの
話し声が聞こえてきました。


「あら、飲み放題もあるのね。
 じゃ、それにしましょう。」


1杯1500円のワインの、飲み放題です。
さて、いくらになるでしょうか。笑
私たちのフルコースの料金よりも
お高いことは、まちがいありません。


静かに食事する私たちの隣りでは、
そのカップルが、
派手にワインをお代わりしています。
グラスごとに、違う種類を注いでもらって
楽しそうに食事していました。


お料理はおいしかったけれど、
場違いなところに来てしまったね…、
と、ふたりで苦笑しました。


お食事のあとで、
次回のための割引券をいただきました。
でも、いくらおいしいお店で、
割引券があっても、
こんなにワインが高くては、
もう来られないね、というのが、
私たちの率直な感想でした。


当日注文したグラスワイン2杯分の、
代金を支払って帰りました。
1500円のワイン2杯で、3000円。
ただし、消費税8%、サービス料10%が
加算されていました。
グラスワイン、たったの2杯で、
痛恨の、3540円でした。爆

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