MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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向島・「江戸蕎麦 僖蕎 (キキョウ)」 - 春山雛を愛でる(2020年2月22日)

2020年3月15日 春の荒川沿いです。徒歩フェチの夫と2時間歩き、曳舟のイタリアンへ行きました。スカイツリーに、咲き始めた桜がきれいでした。


2月22日


前日、「ふぐ一郎」でさんざん飲んで、
どうやって家まで帰ったか、
よく覚えていません…。
(あのメンバーで飲むと、
 いつもこの調子です。苦笑)


リビングでぼおっとしていたら、
夫が、
「3時だよ。出かけるんだよね?」
と。


そうでした。
この日は、これから2時間歩いて、
向島に行くことになっていました。


で、バッグを抱えて立ち上がったら、
なんか、重いんですね。
なんだろ? と中をのぞくと、
身に覚えのない、お水のボトルが。


なぜ? なぜ、ここにお水が…。
と、一生懸命思い出すと、
どうも、前夜、ふぐのお店から、
かなり酔っぱらって
出て来た気がします…。


「だ~いじょうぶ。だいじょぶだってば。」
とへらへらしてるMIYO(…のような気がする)。
Fさんが、あわててコンビニにはいって、
お水を買い、
むりやり持たせてくれた(ような気がする)。


「じゃあね~。ばいば~い。^^」
と、改札口に向かって歩くMIYOを、
FさんとMさんが、心配そうに
見送っていた(ような気がする)。


あとでFさんに確認したら、
まあ、そのとおりだったのですが、
まったく、どっちが年上なんだか。汗


でも、このメンバーで飲むと、
大体、毎回、こんな感じです。
それでも、なんとか、家まで
帰り着いています。(←あたりまえだろ。笑)


日記でもおわかりかと思いますが、
このころのMIYO、
かなりはじけていました。


 2月19日 夫と落語→焼肉バルへ。
 2月20日 ママ友と銀座のニューハーフショーへ。
 2月21日 会社仲間とふぐ宴会。


そしてこの日…と、
4日連続で遊びまわっています。
我ながら、かなり調子こいていましたね。
そして、そのツケはしっかりと回ってきて、
やがて天罰が下るのですが(爆)、
その話はいずれまた。笑


飲みすぎで、いまひとつ
頭がはっきりしない中、今日も、
徒歩フェチの夫と歩きます。苦笑


この日出かけたのは、
「江戸蕎麦 僖蕎(キキョウ)」
向島のお蕎麦屋さんです。
ルクサのクーポンを購入しました。


【特別コース】
のどぐろ天婦羅、白木八寸など
粋を感じる全6品。
〆は、北海道直送そば粉の自家製蕎麦を
江戸前辛口だれで味わいます。
…という内容で、
ルクサ特別価格 2500円 でした。


ひっそりと佇む、「江戸蕎麦 僖蕎(キキョウ)」。向島は、江戸時代から花街として栄えたところです。今もなお、料亭、置屋、和菓子店が多く軒を連ねています。


それでは、お料理をご紹介します。


先付:蕎麦豆富
夫のセレクトで、日本酒を注文しました。凝りもせず、今日も飲んでます。笑

前菜:白木八寸盛り
小さなお料理が、いくつも並んでいます。^^

温物:鴨治部煮

揚物:のどぐろ天婦羅

食事:二八蕎麦

甘味:時季の甘味


おいしくいただきました。^^
帰り際、厨房の奥をちょっとのぞいたら、
板前さんは、若い女性の方でした。
なんか、すてきですね。^^


お店を出ても、まだ明るかったので、
少し散歩することにしました。
徒歩フェチの夫、
このへんには何十回も来ていて、
よく知っています。


「人形屋さんがあるけど、見る?」
「みるみる。^^」


ってことで、「江戸木目込人形 塚田工房」さんに行きました。

工房の内部です。奥にいらっしゃるのが、六代目。江戸木目込人形師・塚田 詠春さんです。(画像をお借りしました。)


この日はお休みのようで、
中は薄暗く、誰もいません。
入り口に立って、
中をそおっとのぞいていたら、
奥から奥様が出てこられました。


「ちょっと、お人形を見せていただいて、
 よろしいでしょうか。」
「どうぞどうぞ。^^」


わざわざ、電気をつけてくださいました。
(あとでわかったのですが、
 見学する場合は、本当は、
 予約しなければいけないのだそうです。
 すみませんでした…。汗)


次郎左エ門親王雛
江戸時代中期、京都の人形師菱屋岡田次郎左エ門が創作した名品、「次郎左エ門雛」を参考にして制作したものです。丸顔で引き目の気品に満ちたお顔です。

写真では、お顔がうまく写らなかったのですが、とても愛らしい顔立ちです。

万葉雛(通産大臣指定 伝統工芸品認定品)
雛人形の衣装は、すべて、一点物だそうです。年月を経た古い着物の小裂(江戸明治時代のちりめんや帯地)を主に使用しており、二重に裂を張ることで、裂の風合いを生かす二重木目込仕立で制作しています。そのため、衣装により、価格が変わってきます。

ひなあそび(平成2年度 東京都都知事賞 受賞)
手のひらサイズの小さな人形です。正絹、古布を使用して製作しています。


現在、工房では、
弟子である江戸木目込人形師、
塚田 真弘さんも、活躍されています。
六代目江戸木目込人形師、
塚田 詠春さんの、ご長男だそうです。^^


事前に予約が必要ですが、
工房は、見学させていただけます。
また、「人形教室」「人形製作体験」も
開催しています。
詳細は、下記へお問い合わせください。



「小さなまりストラップの製作体験」も開催しています。
参加費は、人数によって、1500円~1800円(材料費+講習代)。
時間は、 40分~1時間。小学3年生以上または外国人向きです。
まりに使う布は、約25種類の布の中から、好きな布を選ぶことができます。


この日見た、
春山雛の愛らしい表情が、
いつまでも心に残りました。


東京・下町は、
歩いているだけで、
長い歴史や風情を感じることができます。
歩いても、歩いても、楽しい。^^

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