MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 2 - 群馬会館① / 小さくなって値上げのピザーラ(2023年1月16日/1日め)

2023年1月16日 「群馬会館」で。ファサードを飾る時計の美しさに見とれました。(群馬県前橋市)


1月16日(月)


群馬会館食堂で念願のランチをいただいた後は、
群馬会館を探索しました。


群馬会館の全景です。(画像をお借りしました)


100年近い年月を経て、
今も残されているその美しい姿の数々を、
順にご紹介したいと思います。


群馬会館は、建物の3面が、
公道に面しています。
ここでは、便宜上、
 公道側の3面:左面、正面、右面
 残る1面:裏面
と名づけて、ご説明していきます。


まずは正面です。

通常使用されている、正面玄関。

玄関の脇にある、アーバンサイン。「コクーン」という名です。繭の形をしていて、同時に生命・宇宙を表現しているそうです。

正面玄関の隣りには、群馬会館食堂の看板が。食堂は地下にあり、ここから階段を降りて行きます。

さらにその右側に、建物がずっと続いています。

そしてこれが右面です。かつてはここが正面玄関だったのではないかと思います。

美しい装飾が施されていて、しばし見とれてしまいました。

ファサードを飾る時計の美しいこと。

車寄せから、中に入ってみます。

車寄せの内部には、大理石や御影石が使われています。扉中央の丸いノブにご注目ください。

鶴が舞っています。^^


残念ながら、この扉が開かれるのは、
イベントがある時のみだそうです。
この日はしっかりと閉ざされていて、
ここから先に行けませんでした。


その閉ざされた扉の手前のスペース。内玄関というのでしょうか。ステンドグラスとシャンデリアがいい感じです。

そのシャンデリアの上の、メダリオン(天井中心飾り)。すばらしいですね。^^

こちらは、札幌・豊平館で見た、美しいメダリオンです。赤い花が愛らしいですね。このメダリオンを見たことがきっかけで、古い建造物を見ると、ついメダリオンを観察するようになってしまいました。^^

このときの日記です。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 21 - 豊平館② / 山口かほるさんの個展(2021年11月5日/3日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 22 - 豊平館③ / 開平のエッグタルト(2021年11月5日/3日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


群馬会館の日記、まだまだ続きます。


(つづく)


(おまけのお話)


出前館の恒例・ピザ半額祭を開催中です。


開催期間は、2023/1/20(金)~1/22(日)。


MIYO家では、ピザは半額の時にしか注文しません。
ちょうど、長女が帰宅するというので、
今日のランチに注文しました。
ピザーラのビンゴクォーター 新Lサイズ
( 8カット 33.0cm )で、
通常4540円が、半額の2270円です。


出前館のクーポンを利用して200円引き。さらに、ラインペイのクーポンで5%引きになったので、実際のお支払額は、1967円でした。^^

で、届いたのがコレです。なにかヘンです。


Lサイズだと、いつもなら、
ピザ4種がそれぞれ3等分されています。
つまり、12ピースにカットされています。
ところが今日は、
ピザ4種がそれぞれ2等分されていて、
合計8ピースにカットされています。


長女も入れて3人で食べるのに、
これでは分けにくいんですよね…。
仕方なく、それぞれをナイフで
半分にカットしました。
全部で16ピース。笑


細長くなったピザを3人で食べて、
とりあえずその場は解決しましたが、
不思議だったので、後になって、
ピザーラに電話で問い合わせました。
すると…。


「2022年11月に規格を変更し、
 12カットから8カットになりました。」
とのことでした。
HPには、「3人~4人で食べやすいように」
と書いてありましたが、
いや、3人で食べたら、かえって不便です。😂😂


昨夜の鴨だし鍋の残りも、一緒にいただきました。


鍋を追加したので、ピザは残るかな、
と思ったのですが、
結局、全部食べきってしまいました。


もしかしたら小さくなってる?
と調べてみたら、昨年末の変更で、
サイズも小さくなったのだそうです。


「Lサイズ」3~4人前の場合、
サイズ: 14インチ→13インチ(直径36.0cm→33.0cm)
カット数: 12カット→8カット
価格:3980円→4540円
となってしまったとか…。
サイズが小さくなったから、
12カットにしづらくなって
8カットになったんでしょうね~。😂😂


なにかと値上げの昨今ですが、
小さくなったうえに値上げとは、
ピザーラも、そうとう経営が
キビシイ状況なのでしょうね…。


MIYOは半額以下で購入したので、
文句を言える立場ではありませんが、
ちょっとびっくりしました。


まあ、夫に言わせると、
「あなたのように、
 半額のときでないと買わない人がいるから、
 お店がもうからないんだよ。」
ってことになります。
(↑そんなこと言うなら、
 ピザ食べなくていいよ。🤣🤣🤣)

コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 1 - 群馬会館食堂で至福のランチ(2023年1月16日/1日め)

2023年1月16日 「群馬会館食堂」で。(群馬県前橋市)


1月16日(月)


2023年の最初の旅になります。
行き先は、群馬県でした。
寒くて、北海道や東北には行けないので、
近場で温泉にでも、と考えたのですが、
上州のからっ風は、冷たくて冷たくて、
震えながらの旅になりました。笑


前回群馬県に行ったときの日記はこちらです。もう2年も前のことになってしまいました。
コロナでも上州。週末にのんびり歩く群馬 1泊2日のおトク旅 1 - なにもしない旅(2020年11月13日/1日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


今回、行き先を群馬県にしたのは、
「積善館という宿に泊まってみたい。」
と夫が言いだしたのがきっかけです。


とりあえず、お宿を予約したのですが、
その後、ムラゴンのある方のブログで、
とても素敵な建造物が紹介されているのを
拝見しました。
その建物は西日本にあるようなのですが、
その美しい佇まいに魅かれました。


その建物のことが気になって、
「1930年(昭和5年)に建設された
 93年前の建物(ルネサンス様式)。
 設計は佐藤功一氏。」
と付されていた説明を頼りに調べたところ、
その佐藤氏が、同じ年に設計した建造物が、
群馬県にもあることがわかりました。


その名は、群馬会館
現在も市民に利用されており、
内部の食堂で食事もできるそうです。
その群馬県に向かって出発する日は、
目前に迫っていました。
これは見逃せません。^^


「群馬会館に行って、
 そこのレストランで食事したいんだけど。」
と、夫に言いました。
その結果、夫と私の双方の希望を入れて、
今回の旅の大きな目的は、
「群馬会館で食事して、
 積善館に泊まる。」
ということになりました。


出発の直前になって、
群馬県にお住まいのまろんさんから、
地元の方ならではの情報もたくさんいただき、
たいへん助かりました。
どうもありがとうございました。^^


ということで、今回の旅は、
短めですが、2泊3日です。
いつもなら、夫が平気で、
「朝6時に出発ね。」
とか言い放つのですが、今回は、
「近いから、ゆっくりめの出発でいいよ。
 9時半ごろにしようか。」
と…。
のんびりとした出発になりました。^^


朝11時、嵐山PAで休憩。


そして11時40分に、
めざす群馬会館に到着しました。
東京からだと2時間あまり。
群馬県は近いです。^^


期待通りの佇まいです。^^ 建物の3面が、公道に面しています。かつてはこちら側が正門だったのかな、と思いますが、現在は、この右側の面がメインの入り口です。

こちらが、現在、通常使用されている入り口です。

その右側に、建物がずっと続いています。


【群馬会館】
群馬県前橋市にある公会堂です。地上4階・地下1階からなる、ルネサンス様式の建物で、群馬県庁昭和庁舎の向かい側にあります。昭和天皇の即位を記念して、1930年(昭和5年)に建設されました。群馬県内最古の公会堂で、設計は県庁昭和庁舎と同じく佐藤功一が担当しました。1983年(昭和58年)、第38回国民体育大会に合わせて、外観を維持したまま内部改修が施され、1996年(平成8年)、国の登録有形文化財に登録されました。現在は、前橋市の代表的なコンベンション施設として、市民から親しまれています。


群馬会館の全景です。(画像をお借りしました)

レストランを見つけました。

ここから階段を地下に降りていくと、そこがレストラン(群馬会館食堂)になっています。

群馬会館食堂です。ステンドグラスがオシャレです。^^

店内です。昔ながらのレトロな雰囲気ですが、どこか品のある佇まいでした。

メニューにはいろいろあって迷ったのですが、3種洋食プレートランチにしました。メインが3種ついていて、パンまたはライス付きで2000円です。オプションで、ミニカレーやミニハヤシライスを付けることもできます。

まずはスープです。野菜のコンソメ仕立てでした。ひと口飲んだ時、「味が薄いかな?」と思ったのですが、進むにつれ、とても味わいのあるスープであることがわかりました。飽きの来ない味で、最後までおいしくいただきました。

MIYOは、上州ポークヒレカツ、カニクリームコロッケ、カキフライをチョイス。オプションでミニカレーを付けました。サラダとコーヒーがついて、2500円です。

カキフライは、自家製ピクルスのタルタルソースでいただきます。

ミニカレーには、柔らかく煮込んだ牛肉が入っていました。

フレッシュサラダ。お野菜が新鮮で、ぱりぱりとした歯ごたえが楽しめました。

夫は、上州牛と上州麦豚のハンバーグ、上州ポークヒレカツ、カニクリームコロッケをチョイス。

オプションでミニハヤシライスを付けて、3000円のコースです。お店自慢のハヤシライスは、昭和5年の創業時からの味をそのままに守っているそうです。

おいしかったです!^^

食後のコーヒーです。お腹いっぱいでしたが、隣りのテーブルに運ばれたプリンがおいしそうだったので、私たちもひとつだけ注文。はんぶんこしていただきました。^^

とてもていねいに作られた味でした。カラメルも苦くなくて、優しい味のプリンは、ひとり一個でもよかったかも。笑


【群馬会館食堂】
1930年(昭和5年)11月、昭和天皇の即位を記念して建てられた群馬会館の中にあるレストランです。建物の完成とともに創業し、現在まで、伝統の味を丁寧に守り続けています。受け継がれる洋食は、名物のハヤシライスや不動の人気クラシックプリンなどに代表されます。歴史ある洋食店だからこその、深い味わいを提供するお店です。


プリンは、「不動の人気」だったのですね。^^
どうりで、おいしいと思いました。😅
悠久の時を経て、今なお輝きを放つ空間で、
伝統の洋食を提供し続けている、
群馬会館食堂。
スタッフのみなさんの心温まるおもてなしから、
このレストランで働く誇りが伝わってきました。


すばらしいお店でした。
またいつか、ここで食事したいな、
と思いました。^^



(つづく)

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 85 - 再びロープウェイ / 上野・のど黒のあくびで豪華贅沢ランチ(2021年11月12日/10日め)

2021年11月12日 有珠山外輪山遊歩道入口で。(北海道有珠郡壮瞥町)


【お知らせ】
1月16日の朝から、次の旅に出発します。
今回の行き先は群馬県です。^^
ブログは、少しお休みをいただきます。


11月12日(金)


MIYOに怒られて、多動夫は、
有珠外輪山遊歩道を歩くのを断念しました。


ロープウェイの「有珠山頂駅」まで戻ってきました。

ロープウェイで出発。昭和新山の麓に向かって、下山します。

洞爺湖ともお別れです。

昭和新山が、少しずつ大きくなってきました。

赤い鉄橋が見えてきました。

麓はもうすぐです。

地上に到着。^^


地上まで降りてくると、
やはり昭和新山は大きくて、
そしてなにか愛嬌があって、
ちょっとかわいらしいかも、
と思いました。笑


(つづく)


(おまけのお話)


1月14日(土)


次の旅に出る前に、
もはや習慣となってしまった、
PCR検査を受けるため、
上野のクリニックに行ってきました。
アメ横の近くの小さなクリニックですが、
予約不要で、待ち時間もなく、
ほんの5分ほどで終わるため、
旅行の前には必ずここに来ています。


全国旅行支援の対象となるためには、
ワクチン3回接種済みの証明書が必要ですが、
ワクチンを接種していない人は、
その代わりに、
PCR検査の陰性証明
を提出することになっています。


MIYOはワクチンを接種していないので、
旅行の前には、必ずPCR検査を受けて、
陰性証明を取得しています。
陰性証明の有効期間は3日なので、
旅行のたびに、
PCR検査を受けなければなりません。
(今回で、5回も受けてしまいました。)


めんどうかもしれませんが、
検査費用は無料だし、
これで旅行支援が受けられるのだから、
ありがたいことです。^^


午前中に検査を受けると、その日の夜に、結果証明書がスマホに送られてきます。


ホテルにチェックインするときに、
スマホの画面上でこの証明書を提示し、
運転免許証などで本人確認をすれば、
手続きは終了です。
簡単ですね。^^


…ということで、
検査はあっけなく終わったのですが、
せっかく上野まで来たので、
お昼ごはんを食べて帰ることにしました。


この日にでかけたのは、
「のど黒のあくび」
新潟・佐渡の旬と地酒のお店、だそうです。^^
私も夫も、新潟が大好きなので、
それはもう楽しみにでかけました。笑


「のど黒のあくび」に到着。クリニックから歩いて5分ほどのところにありました。

のれんの隣りに、杉玉が吊るされていました。期待が高まります。^^

入口を入ると、まず目に入るのがコレ。村上の塩引鮭ですよ。もう、うれしくて泣けてきます。

村上で訪ねた、塩引鮭の風景です。天井いっぱいに、千尾もの塩引鮭が吊るされている風景は、村上の冬の風物詩となっています。(2022年10月20日)

コロナでも新潟。越後の秋に抱かれて歩く - 魚沼、苗場、新潟、そして村上へ(2022年10月17日-20日) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


そして、店内にディスプレイされているお酒の種類のすごいこと。夫は、塩引鮭よりもこちらに泣けたようです。笑

予約していたので、個室に案内されました。二人用の小さな部屋ですが、とてもきれいで、落ち着けました。^^

ランチメニューは10種類くらいありました。「新潟名物・のど黒炙り丼ランチ」「のど黒の佐渡藻塩焼きランチ」などなど、メニューを見るとどれも食べたくなって迷いました。でも、「せっかくだから一番高いのを食べてみよう」と夫が言うので、「豪華贅沢ランチ」にしてみました。

豪華贅沢ランチです。村上牛(新潟和牛)のすき鍋、刺身3種(ばちまぐろ、真鯛、南蛮エビ)、アジフライ、小鉢(しらすおろしとイクラ)、ごはん(佐渡コシヒカリ)、番屋汁(カニ、鮭)、漬物で、2480円です。

あまりのごちそうに圧倒されてます。😄😄

村上牛(新潟和牛)のすき鍋。卓上コンロで煮ながらいただきます。

アジフライと刺身3種(ばちまぐろ、真鯛、南蛮エビ)。

番屋汁(カニ、鮭)。

鮭の大きな切り身が沈んでいました。^^

ごはん(佐渡コシヒカリ)、小鉢(しらすおろしとイクラ)と漬物。


おいしかったです。
新潟のおいしい料理が
東京で食べられるなんて、幸せ。^^


人気のあるお店のようで、
土曜日のお昼時というのに、
宴会をする方々もいらして、
店内はほぼ満席でした。
予約していてよかったです。


夫がビールを飲んだので、お会計は5951円。
でも、ペイペイグルメで予約していたので、
予約割引があり、550円割引されました。
さらに、東京都(Go to Eat)の
プレミアム付食事券も利用できたので、
実際の支払額は4401円でした。


Go to Eat のクーポンは、年末に、
 デジタルチケット
 40000円を32000円で、
 アナログチケット
 24000円分を20000円で、
購入していました。
つまり、64000円分を52000円で
購入したことになります。


有効期限は1月25日で、短い期間でしたが、
年末年始で家族4人がそろうので、
きっと使いきれる、と考え、
思いきってどかんと購入しました。
予想通りになりました。^^


お正月が過ぎてからも、夫とふたりで、
イタリア料理やお寿司などを食べに行き、
最後に残っていたチケット1000円分を、
このお店ですべて使い切りました。


最後の最後まで、
おいしいものをたくさんいただきました。
ありがとうございました。(→東京都)

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 84 - 天空へ続く道 - 火口原展望台と有珠外輪山遊歩道 / 山口かほるさんの個展(2021年11月12日/10日め)

2021年11月12日 有珠山火口原展望台に向かって歩きました。(北海道有珠郡壮瞥町)


11月12日(金)


Mt.USUテラスから、
ロープウェイの「頂上駅」まで戻り、
そこからさらに、
火口原展望台に向かって歩きました。


大有珠の、ごつごつとした岩が続きます。

もう…。どうしてこんな写真を撮りたがるんでしょうね…。😔😔


火口原展望台までの道は
きれいに整備されているのですが、
その大部分が階段です。
その階段を、ひたすら上がります。
約600段。
ちょっとたいへんでしたが、
時間にすれば、ほんの30分くらい。
そして、その苦労に見合った
ご褒美がもらえます。


この景色です。ここからだと、洞爺湖と昭和新山がきれいに写真におさまります。^^

そして、有珠山火口原展望台に到着。

「ここまでがんばったよ!^^」

柵の向こう側に広がる、銀沼大火口。ここで噴火があったことがうかがえる景色です。そしてその向こうには、海が見えました。

噴火湾です。海の向こうにうっすらと見えている山は、駒ヶ岳。

火口原展望台の全体写真です。
写真の左から、駒ヶ岳、噴火湾、銀沼大火口、小有珠、有珠新山、大有珠が並んでいます。


【洞爺湖有珠山ジオパーク 火口原展望台】
有珠山の南東外輪山にあたるところです。1663年の噴火で南外輪山が生まれ、その後の噴火で小有珠、大有珠、おがり山が誕生しました。その後、1977年の噴火が起こるまで、この火口原は森林に覆われ、牛たちが草をはみ、静かな銀沼のほとりに子どもたちの歓声が響いていました。

ところが、1977年から1978年の噴火で、森林や植生は破壊され、銀沼は火口に変身しました。有珠新山の隆起断層はおがり山を分割し、地震を起こしながら、北側を約180mも押し上げました。一方、小有珠や大有珠南部は約70mも沈みました。三分割されたおがり山の驚異の大変動は、以下の写真で見ることができます。


KUと記された山(小有珠)が、年月と共にどんどん沈んでいきます。約20年で地形がすっかり変わったことがわかります。

「火口原展望台」というパネルの後ろにそびえているのは…、

有珠新山の大有珠です。

これも大有珠です。やはり、こんなふうに人がいっしょに写っていないと、大きさがなかなか伝わりませんね。^^

このときにMIYOが撮っていた写真です。火口原展望台からだと、洞爺湖と昭和新山がこんな風に見えます。

洞爺湖もすてきですが、はるかに続く山々の美しさにも感動しました。

そして、展望台の反対側には、金色に輝く噴火湾が…。北海道、ほんとにすごいです。

ここまでで、①から③を歩いてきました。

ふと見ると、案内パネルには、「有珠山外輪山遊歩道入口」と書いてあります。え? ここから階段を降りる? リュックを背負ってステッキ持ってる人の絵が描いてある…?


大きな勘違いをしていたようです。
ここまで、「遊歩道」を
歩いていたつもりだったのですが、
それはまちがいでした。
単に、「火口原展望台」までの道を
歩いていただけだったのです。😂😂


み「あのさ、外輪山遊歩道って、
  ここから始まるの?」
夫「まあ、そうみたいだね。」
み「で、その遊歩道も、
  ずっと歩いてみるつもり?」
夫「…できれば。」


いらっときました。😟
上の案内図をよく見ると、
「片道45分」
と書いてあるではありませんか。


み「往復で1時間半だよね。
  それ、わかってる?
  今、12時半だから、
  少しも休まず歩き続けたとしても、
  ここに戻ってくるのは午後2時だよね。
  ロープウェイで地上まで降りたら、
  2時半だよね?
  それで、今日のお昼ごはんは
  何時に食べるつもりなの?


夫は旅行をしていると、いつも、
時間を忘れて突っ走ります。
その結果、食事時間については、
MIYOが常にチェックをしていないと、
「夜討ち朝駆け、ごはん抜き
を、平気でさせられます。


特に腹が立つのは、
食事を忘れて歩き回ることです。
そのため、夫と旅行していると、
お昼ごはんが夕方になってしまう
ということすらあります。


忘れもしない、2016年のマカオ旅行。
夫は一日中、マカオ市内の
観光スポットを延々と歩き続けたのです。
業を煮やした私に言われて、
食事していないことに気がつき、
ようやく食べたランチの時間は、
夕方5時でした。😔😔


ごはんも食べずに旅行した(させられた)マカオ旅行。珠海からさらに内陸にある、開平(カイピン)まで行き、古いお屋敷めぐりをしました。まるで要塞のようだった、碉楼と。(2016年3月20日)

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 22 - 豊平館③ / 開平のエッグタルト(2021年11月5日/3日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。



【開平(中国広東省江門市)
かつて海外で財を成した華僑が中国に帰ってきた時に、盗賊や水害から財産を守るために、一風変わった建物を建てました。これを碉楼(ディアオロウ)と呼びます。

碉楼にはいくつか種類があり、見張りの塔、盗賊を追い返すとりで、人の住む居住用などに分かれています。これらには、中国、西洋、古代ギリシャ、古代ローマ、イスラムなど、当時のカッコいい要素がふんだんに盛り込まれており、多様性に富んだ建物となりました。
開平には、こうした碉楼が1833棟残っており、そのうちの幾つかが世界遺産として登録されています。


話を、有珠山に戻します。笑
このときも、危うく、
「お昼ごはん抜きで90分の行軍」
をさせられるところでした。


「もう、いいかげんにしなさいよ!
 遊歩道を歩きたいんだったら、
 ロープウェイに乗る前に、
 先にごはんを食べるべき
 だったんじゃないのっ?!」


と、MIYOが怒り始めたところで、
夫も我に帰ったようです。(←アホ)


…ということで、
外輪山遊歩道を歩くのはあきらめて、
下山することにしました。
MIYOも、遊歩道を歩いてみたい気持ちが
なかったわけではありません。
でも、お昼過ぎだというのに、さらに、
食事抜きで90分のトレッキング
というのは、あまりにひどすぎます。😅


「あなたは、脳の中に旅行しかないから、
 食事抜きでも気にならないんだろうけど、
 私は違うから。
 旅行は楽しく、だからね。
 『難行苦行』とか『修行』のために、
 旅行しているわけじゃないんだからね。」
と、何十回も言っているのですが、
いざ、旅を始めると、
夫は往々にして、これを忘れてしまいます。


MIYOが望んでいるのは、単に、
「お昼ごはんは12時とか13時とか、
 フツーの時間に食べたい。」
って、ただそれだけなんですけどね…。
多動夫と旅行すると、そんな簡単なことが、
ケンカ腰にならないとできないのでした。


(つづく)


(お知らせ)


今年も、山口かほるさんから個展の案内状をいただきました。有楽町のギャラリー「龍の屋」で、2月13日から18日まで開催されます(無料)。

【山口 かほる】
 1950年5月生まれ。
生後3ヶ月で脳性マヒと診断される。
10歳の時に兄嫁から絵を習い、口で描くことを始めた。
14歳で入所した施設では、4時に起き、両手が使えないから、時間をかけて朝食を自分で食べ、学校へ行った。やがて宗教に出会い、心の救いと友人を得、忍耐を学んだ。
絵画は、16年間研究所に通い、学習を重ねた。初めは口で描いたが、長年酷使した体のためにとの助言に沿い、現在は足で描いている。個展の開催多数。

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 83 - Mt.USUテラス(2021年11月12日/10日め)

2021年11月12日 Mt.USUテラスから、洞爺湖を臨みました。(北海道有珠郡壮瞥町)


11月12日(金)


Mt.USUテラスにやってきました。


目の前に、どーーーんと広がる、洞爺湖。すごいです。^^

一年前は、あのほとりを歩いていました。

昭和新山も、どーーーんと見えます。

そして昭和新山の後ろには、美しい山々がはるか向こうの方まで続いていました。

ロープウェイの向こう側に広がる景色も、山、また山。北海道は、本当に広い。^^

MIYO、大喜び。😄 夢中で写真を撮っています。

このときにMIYOが撮った写真。^^

そしてふりかえると、後方には、有珠山のごつごつとした岩山が見えました。テラスには、写真のように、オシャレなソファがたくさん並んでいるのですが、利用している人はいません。


こんなすてきなスポットなのに、
ここにいるのは、私たちふたりだけ。
またしても、
「Mt.USUテラス貸切状態」
でした。


テラスから眺める、美しい洞爺湖。一年前、湖畔を歩きながら見たときよりも、ずっとずっと美しいと思いました。

夫は、洞爺湖と昭和新山の両方を写真におさめようとしたみたいですね。笑

うれしくて、テラスをウロウロと歩き回るMIYO。「すごいところに来ちゃったね。😄😄」

洞爺湖といっしょに。

昭和新山ともいっしょに。^^

そして夫はと言えば、ソファでひとりふんぞり返ってます。🤣🤣


このあとで、


夫「あの小屋はなんだろう?」
み「管理人が掃除するための
  道具置き場だよ、きっと。」


…という会話を交わしたような気がします。
今思うと、あの小屋が、


「Café Mt.USU」


だったみたいです。🤣🤣
訪れる人がほとんどいませんから、
カフェも閉店していたのでしょう。
扉をしっかりと閉めて、
植木やボードもかたづけたら、
もう、タダの物置小屋にしか
見えなかったんですよ…。爆


今思うと、
「物置小屋状態のカフェを、
 撮っておけばよかった。」
と、後悔してるんですけどね…。笑


「一年前に歩いたのは、湖のどのへんだったのかな…。」なんて、夫と話しました。

私たちが歩いた湖畔は、どうやら、この斜面の向こう側のようです。

貸し切り状態だった、Mt.USUテラス。


来年こそは、このテラスが、
たくさんの観光客で埋まりますように、
と、願わずにはいられませんでした。


次回は、外輪山遊歩道を歩きます。


(つづく)