MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
https://limings.muragon.com/tag/?q=2017%E5%B9%B412%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0
小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間。 3 - 充実の機内食、送迎車、そしてホテルへ。(2023年6月14日/1日め)

2023年6月14日 あこがれのビジネスクラスでいただいたお食事です。


6月14日(水)


私たちを乗せた飛行機は、
沈もうとする太陽を追いかけるように、
西へ向かって飛び続けました。


多動夫が乗っているエコノミー席でも、飲み物のサービスが始まりました。

ビールとおつまみをもらって、ゴキゲンです。笑

そしてお待ちかね、機内食です。牛焼肉カルビ丼に巻きずし。

ふたを開けるとこんな感じ。おいしそうです。^^

一方、ビジネスクラスに座っているMIYOは、メニューをいただきました。和食か洋食のどちらかを選ぶそうです。和食は、前菜、小鉢、主菜、味噌汁、甘味とあります。

そして洋食は、アペタイザー(ローストビーフとアボガドサラダ・和風ジュレ)、メインディッシュ(ハーブチキンのローストまたはカラス鰈のムニエルグルノーブル風)、ブレッド(バゲット、ケールフォカッチャ)、デザート(シトロンマンゴー)です。

それだけではなく、お食事の後にも、好きなときにお食事やおやつがいただけるのだそうです。タンドリーチキンのサンドイッチ、茅乃舎野菜スープ、キノコのクリームスープパスタ、きつねうどん、ハーゲンダッツ、おつまみ…とあります。そんなに食べられるのでしょうか。笑


そしてお酒は、日本酒もワインもいただけます。
 日本酒:秋田美人(吟醸)。
 赤ワイン:
 トラピチェ・メダージャ メンドーサ(アルゼンチン・メンドーサ)
 ピエール・アマデュー レ・オット・リーヴ(フランス・ローヌ)
 白ワイン:
 ヴォルダニア・デ・ライマット・ブランコ 2018(スペイン・カタルーニャ)
 ジュリアン・スカール アルザス ピノ・グリ・ナチュール(フランス・アルザス)

というラインナップでした。


飲み物を訊かれたので、「南部美人」をいただきました。MIYOのリクエストで、グラスに氷を入れていただきました。

お酒と一緒に、ANAオリジナルのあられもいただきました。


このあられ、食べないで持ち帰り、
あとで夫といっしょにいただきました。
このあられを見た夫、
「おお、あられもANAオリジナルだ。
 やっぱりビジネスは、
 おつまみも別格だなあ。」
と笑っておりました。🤣🤣


なみにこちらが、エコノミー席のおつまみあられ。ブルボンのメーカー品ですよ。^^


お食事は、和食も洋食もおいしそうで、
迷いましたが、和食にしてみました。


ビジネスクラスのお食事です。

前菜:蟹 湯葉 豆苗 梅肉餡掛け、カンパチ小袖寿司、鶏八幡巻き、ブロッコリー 松の実味噌
小鉢:穴子蒲焼き セロリ酢ジュレ掛け

主菜:牛肉トマトすき煮、俵御飯

綺麗に包まれたものを開くと、温かい俵御飯が入っていました。

味噌汁
甘味:ANA FINDELISH ガトーショコラ


写真では控えめに写っていますが、
デザートのガトーショコラが、
たいへん美味でした。^^
バッグに入れて持ち帰り、
あとで夫とはんぶんこ。
「さすがANAだね!」
と、ふたりで感心しながらいただきました。


お食事の後は、赤ワインをいただきました。カタルーニャの、ヴォルダニア・デ・ライマット・ブランコ 2018です。

やがて飛行機は日本を離れ、中国上空に入りました。

「ロストケア」という映画を見ているうちに、ハノイに着陸。

到着は、現地時間の夜10時(日本時間の12時)。日本からは約5時間半の距離です。

Welcome to Viet Nam. …と書いてあります。これはホアンキエム湖ですね。^^

入国審査を終え、荷物を受け取ったら、まずはATMへ。ここでお金を引き出します。このときは、とりあえず600万ドンを引き出しました。金額が大きいのでドキドキしますが、日本円にしたら36000円くらいです。笑


最近は、世界中どこに行っても、
両替所を利用することはなく、いつも、
ATMで現地のお金を引き出しています。
クレジットカードを入れるだけで
現地のお金が出てくるというのは、
本当に便利。
手数料も、ATMの方が安いので、
もう両替所を利用することはなくなりました。


MIYOがATMに行っているあいだに、
夫はスマホのSIMカードを交換。
ベトナム仕様のSIMに入れ替えたので、
ベトナム国内で、
電話もネットもできるようになりました。^^


このSIMカードは、
20日間使用できるタイプで、ひとつ850円。笑
出発前に、MIYOが2個買っておきました。
ベトナム仕様のSIMカード、とっても便利で、
滞在中はなにかと助かりました。
SIMカードについての詳しいお話は、
また別途書きたいと思います。


到着ロビーの外に出て、待ち合わせ場所に行くと、私たちの名前を書いたプレートを持って、ドライバーさんが待っていてくれました。このとき、時刻は夜11時半。迎えの人が来てくれているというのは、心強かったです。^^

空港からハノイ市内のホテルまで、送迎車をチャーターできます。KKdayのサイトから申し込んだのですが、このときは割引キャンペーン中で、1341円でした。

ちなみに、「モッピー」を介したので、支払い額の2.3%のポイントが後日付与されます。


この送迎車は、出発の前に、
日本から申し込んでありました。
空港からハノイ市内までは、
車で約1時間かかります。
深夜、大きな荷物を抱えて、
タクシーを探すこともなく、
市内までスムーズに移動できたので、
助かりました。


これが、迎えに来てくれた車です。荷物を積み込んで、すぐに出発しました。

夜12時半、予約してあったMANGO HOTELに到着。深夜の到着になることを伝えてあったので、フロントのスタッフが待っていてくれました。

私たちの部屋です。3泊で、14524円。一泊が4841円なので、ひとり2400円くらい(朝食付きですよ。笑)。 安いのでちょっと心配していましたが、きちんと掃除されていて、熱いお湯もでました。😄

建物は古いですが、エアコンも冷蔵庫もありました。深夜でもスムーズにチェックインできたし、とりあえずこれならOKです。^^

バスルームも清潔でした。

アメニティです。カップの左側は無料で、右側は有料です。

このホテルは、Agodaから予約しました。

このホテルも、モッピー経由で予約したので、後日5.75%が付与されます。


予定通りではありますが、
深夜の到着は疲れます。
荷物を解いて、お風呂に入っていたら、
夜中の3時に近くなってしまいました。


「とりあえず、明日は早起きしないで、
 ゆっくりしようね。」
と、多動夫に言い聞かせて寝ました。


ホテルとか送迎車とか、
事前に各社の価格を調べて申し込み、
待ち合わせ場所を確認したりとか、
ちょっとめんどうでしたが、
事前に準備しておいたからこそ、
深夜の到着でも問題なく、
ここまでスムーズに来ることができました。


自分で手配すれば、手間はかかりますが、
やはりお安いです。^^
こうして、どうにか一日めが終わりました。


(つづく)

4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間。 2 - ウェルカムシャンパンでうかれる。(2023年6月14日/1日め)

2023年6月16日 ティートップ島の頂上から、ハロン湾を見下ろしました。


6月14日(水)


成田空港のつづきです。


これは、離陸直前の機内から眺めた成田空港。

空港の窓から、ANA機が見えました。あれに乗っていくのでしょうか…。


搭乗するまで、MIYOはANAラウンジで、
至福の時を過ごしました。
ちょうどその頃、
多動夫はなにをしていたかと言うと…。


海外旅行傷害保険(ふたり分)の手続きをしていました。笑


これまでの海外旅行では、いつも、
クレカに付帯している、
無料の保険を利用していました。
でも最近、多くのクレカ各社が、
その特典を廃止しています。
保険なしで海外を旅行するのは、
ちとコワいので、今回は保険に入っておきます。
出発直前でも、こんなATMみたいな機械で、
最近は手軽に申し込めるんですね。^^


夫、そのあとは、空港内を探索して遊んでたみたいです。笑 


夫はエコノミーチケットなので、
ANAラウンジには入れません。
でも、クレカラウンジを利用できるように、
夫にはアメックスのゴールドカードを
あらかじめ持たせてありました。
ですが、なにしろ多動ですからね…。😂
そんなところでじっとしてる人ではない…。🤣


久しぶりの成田空港は、ショップも様変わりしていました。タックスフリーショップのASAKUSA。派手ですね~。笑

そしてこちらは、AKIHABARA。店名が笑えます。^^

でも結局、夫がはまるのはお酒コーナー。

日本酒のコーナーをずいぶん熱心に見たようですが…。


結局、日本酒は買わず、
ワインを2本買ってきました。
海外旅行の際は、出国時にワインを買うのが、
我が家のお約束です。
免税で、お安く買えますからね。^^
そして旅行中に、ホテルでの家族宴会で、
全部飲んでしまうのも、我が家のお約束です。笑


ここで、
「どうしてMIYOだけがビジネスなのか?」
と、疑問に思われるかもしれません。


そう、普通は、
「夫婦いっしょにビジネス」ですよね。
私もはじめは、ビジネスチケットを2枚、
交換するつもりだったのです。


それがですね。
ANAマイルで交換できるビジネスのチケットが、
ひとり分しか空いていなかったのです。
それも、チケットが残っていたのは、6月14日のみ。
ギリギリのところで、その1枚をおさえました。
(なので、出発日が6月14日になりました。)


私だけビジネスにしたら、夫に悪いかな、
と思ったのですが…。


「オレはいいよ、エコノミーで。」
だそうです。


夫は現役時代、海外出張では、
必ずビジネスシートを利用していました。


「これまでに何度も乗ってて、
 ビジネスがどんな感じかわかってるから、
 今回は別に乗れなくてもいいよ。
 MIYOちゃんは、前からずっと、
 ビジネスに乗ってみたかったんでしょ。
 だから乗ればいいよ。」


ってことで、MIYOだけがビジネス。
夫はエコノミーで行くことになりました。
ここだけ書くと、
「優しいだんなさんね~。」
とか言われそうですが。


むかつくのはですね。
夫は何回もビジネスに乗っておきながら、
一回も、そのマイルをもらってないんですよ。
全部、ムダにしました。


ずっと前、MIYOがイギリスに出張したとき、
座席はエコノミーでした。
それでも、ヨーロッパまで飛べば、
楽天ポイントが1万円分もらえたのです。


「あなたはビジネスに乗ったんだから、
 かなりマイルがもらえるはずだよ。
 楽天ポイントに交換したらすごいよ。
 期限があるから、早く手続きしてね。」
と何度も言ったのですが、夫は、
「大丈夫。全部会社がやってくれてるから。」
などと、何年もでまかせを言い続け、
なにもやらず…。
あげくに、すべてを期限切れにしました。


今はわかるんです。
夫がなぜそうしたか。
単に、
「手続きの仕方がわからなかった」
のです。爆
わからないから、やりたくない。
やる気がないから、できない。
そしてヤツは、そのことを、
MIYOに知られたくなかったみたいです。


結婚して20年以上たったころ、ようやく、
夫がクレカとポイントカードの区別も
できない人だとわかりました。😂
(なぜできないのか、謎なのですが。)
ポイントとかの話になると、
夫の脳はフリーズします。
「搭乗券で申請したらマイルがもらえる」とか、
彼には理解不能だったみたいです。


夫の出張は、なにしろ、
全部ビジネスシートでしたからね。
きちんと手続きしていたら、
いったい何万円分(何十万円分かも)のマイルが
もらえたのだろうか、と思うと、
ほんとうに情けないです。
「オレはよくわからないから、
 代わりに手続きしてくれない?」
とか、私に言えばいいだけだったのに。


こうして夫は、
莫大な金額分のマイルを無駄にし続けました。
そして今になって、
私がコツコツと貯めたマイルを盛大に使って、
いっしょに旅行しています。
それ考えると、ふつふつと怒りがわいてくるので、
考えないようにしていますが。😅


現在、私たちの旅行に使ってるのは、
すべて、私が何十年もかかって貯めた、
ANAマイルです…。
夫は、1マイルも持っていません。


うん。
やっぱり、多動夫は、
これからもエコノミーでいい。
ビジネスに乗るのは、私だけでいい。
…と、思いを新たにしました。🤣🤣


夫のチケット(エコノミー)です。笑

そしてこちらは、MIYOのチケット(ビジネス)。🤣🤣

そろそろ、搭乗が始まりそうです。

まずは、ビジネスクラスとダイヤモンドクラスの人だけが優先搭乗となります。


長男がいっしょに旅行しているときは、
エコノミーチケットしか持っていなくても、
私たちも、ビジネスクラスの列に並び、
優先搭乗させていただきました。
長男を手引きしながら機内を歩くのは
時間がかかるので、
優先搭乗はとてもありがたいです。^^


いよいよ搭乗です。

通路の先で、NH897が待っています。^^

ANAのHPによると、ビジネスシートはこんな感じのはずです。実際はどうなっているでしょうか…。

写真とほぼ同じでした。なにしろ1Aですから、機内に入ってひとつめの席です。笑

さすがビジネス。2席分のスペースをとってます。笑

隣りの席にあたる部分はテーブルになっています。

アメニティいろいろ。笑 ビニールに入っていたのは、ブランケットではなくて、薄手のおふとんでした。


シートに座ってまもなく、
CAさんがやってこられました。


「MIYOさま。
 ご搭乗ありがとうございます。
 本日担当させていただく、**と申します。
 よろしくお願いいたします。」


は、はあ…。
私の名前がばれてる…。😅😅


あとで夫にこの話をしたら、
「そうだよ。
 ビジネスでは必ず、CAがあいさつに来るし、
 名前も覚えてくれてるんだよ。」
ですと。


そうだよね。
あなたは何度も乗ってるから、
ビジネスクラスのことはよく知ってるよね。
マイルは全部ムダにしたけどね。
…と、嫌みを言いたくなりました。😅


スクリーンも、エコノミーより大きいです。

CAさんが、ウェルカムドリンクのシャンパンを持ってきてくれました。離陸する前から飲んでいいとは、知りませんでした。😅

一方、その頃夫はどうしていたかと言うと、エコノミー席でちんまりと座っていました。一応、MIYOが、窓ぎわの席をとっておいてあげました。笑

機体が動き始めました。窓の向こうで、皆さんが手を振ってくださっているのが見えます。^^

夕焼けに見送られながら、一路、ハノイに向かって飛びます。


次回は機内食をご紹介します。^^


(つづく)

4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間。 1 - ANAラウンジでうかれる。(2023年6月14日/1日め)

2023年6月15日 ノンラーをかぶって歩く女性。ハノイのこんな光景が大好きでした。


6月14日(水)


みなさま こんにちは。
ご無沙汰してすみません。
ベトナム18日間の旅から、
今朝、帰国しました。


ベトナムは、ほんと、暑かったです。笑
暑くて暑くて、倒れそうでした。
前回行ったのは、
2019年の9月から10月の2か月でしたが、
当時は、こんなに暑かった記憶がありません。


6月のベトナムはかなり暑くて、どうやら、
旅行のベストシーズンではないようです。
にもかかわらず、
どうして行ってしまったのかというと、
理由は単純で、
今年の5月で期限切れになるANAマイルが
60000マイルもあったからです。


これ、北海道とか沖縄とかに行ったくらいで
使いきれる量ではありません。
ならば、いっそ海外へ行ってしまおうか、
そして、どうせ行くならベトナムに、
…と、ついはずみで、
航空券と交換してしまいました。


もともとは、ヨーロッパにビジネスクラスで
2回行こう、と懸命に貯めたANAマイルが、
40万マイルもありました。
そのうち20万マイルで、2019年5月に、
ヨーロッパ往復ビジネスチケットを
2枚ゲットしました。


あとは1年後の出発を待つだけだったのに、
コロナ禍で、フライトはあえなくキャンセル。
そのときの悲しみのブログはこちらです。
涙のお別れ - ヨーロッパ行き、夢のビジネスチケット(2020年5月14日) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


ムダに貯めてしまったANAマイルが、
40万マイルも残りました。
これをなんとかしなくては…、
というところから、私たちの、
「ANA便 使いまくりの旅」が始まりました。


ANAマイルを使って、
沖縄に5回、北海道に7回。
能登や秋田、青森にも行きましたが、
使っても使っても、まだまだあるんですよね…。


そしてとうとう、恐れていたときが来ました。
2023年4月の時点で、
翌5月に期限を迎えるANAマイルが、
6万マイルも残っていたのです。


「とにかく、どこかへ行かなくては。」
と慌てて航空券を確保したというのが、
今回の旅のきっかけでした。
つまり、期限切れ間近のマイルの消化ですね。
(↑アホ)


その後になって、マイルの期限は
一年延長されたことがわかったのですが、
もうこうなったら勢いです。笑
そして、どうせなら長期の滞在にしよう、
ということで、
18日間もの長い旅行となりました。


連載途中の北海道日記も気になりますが、
記憶が薄れていかないうちに、少しずつでも、
ベトナムの思い出を書きとめておこうと思います。
長い連載になりそうですが、
いっしょに楽しんでいただけたらうれしいです。^^


それでは、ベトナム日記のはじまりです。


まずは、ビザの手配です。
ベトナムでは、滞在が14日を越える場合、
ビザが必要になります。
これについては、多動夫ががんばりました。笑


これがそのビザです。ネットで申請でき、費用は1500円くらいだったそうです。ベトナム語なので、なにが書いてあるのかさっぱりわかりません。笑


そのほか、夫が担当したのは、
ベトナム国内を移動する際の、
夜行列車のチケット航空券の手配です。


この3つ(ビザ、列車、フライト)は、
もちろん、専門の旅行会社に頼めば、
代行してもらえます。
が、それなりに手数料がかかります。
少しでも旅行の費用を抑えたいなら、
自分で予約するしかありません。
幸い、現代はネット社会。
日本にいながらにして、
たいていのことはネットで手続きできるし、
代金もクレジットカードで支払えます。


その他、現地でのホテルの予約や
現地ツアーの手配など、細々したことは、
すべてMIYOが担当しました。
現地での、各社の価格を比較して、
いちばん安そうなところを見つけたり
予約したりするのは、手間のかかる作業で、
なかなか進みませんでした。
それでも、出発の直前には、
どうにか全日程の予約を完了できました。


他人まかせにせず、全部自分で手配するのは、
けっこうなエネルギーが必要でした。
でもおかげで、18日間もの長期旅行にしては、
かなりお安くできたのではないかと思います。


そうこうしているうちに、6月14日。
いよいよ出発する日がやってきました。


最後に成田空港に来たのは、2020年2月のインド旅行のときでした。実に、3年4か月ぶりです。

電光ボードには、たくさんのフライトが並んでいました。ようやく、こんな日がきたんですね。^^

私たちが搭乗するのは、18:30発のハノイ行き、NH897便です。

まずは、ANAのカウンターに向かいます。

18日間の旅行ですが、預ける荷物はこの2個だけです。それも、手前のバッグに入っているのは、ほとんどがお土産。到着したら、すぐになくなる予定。^^

このあとMIYOが向かったのは、ANAラウンジでした。


今回は、ちょっとがんばって、
「あこがれのビジネスクラス」
で行きます。
なので、出発前に、ANAラウンジが利用できます。


ANAラウンジに入るのは初めてです。ドキドキわくわくですよ。笑

受付のカウンターでビジネスクラスの搭乗券を提示すると、中に入れてもらえます。MIYOのチケットの座席番号は、1Aですよ!笑 最前列の窓ぎわ。めちゃくちゃ気分が上がります。😄

おお、これが生まれて初めて見る、ANAのラウンジか…。


「ラウンジには何度も行ってるわ。」
っていう方もいらっしゃると思いますが、
MIYOは初めてです。
そのうえ、自分でコツコツと貯めたマイルで、
タダでゲットしたビジネスクラスです。
(↑これが大事。笑)
もう、感激もひとしおでした。


とりあえず、ここに座りました。

そして活動開始! ラウンジのお楽しみは、なんといっても、タダで飲み食いできることですよね。笑

お食事です。アスパラとベーコンのフィジリパスタ(バジルの香り)とラタトゥイユ。

ハンバーグと野菜ロースト。

ソースは2種類。デミグラスソースと和風おろしソースです。

サンドイッチ(2種)とサラダのコーナー。

パンは、プティミッシュとパン・オ・ブール。

おにぎり(ツナマヨ、もち麦入りわかめ)といなり寿司。お料理はどんどんなくなっていくのですが、すぐに補充されるので、大丈夫。^^

たかがおにぎりなんですが、つい手が出てしまいます。笑

唐揚げやフライドポテトも。

お酒も各種そろってます。

ワインは、ANAが機内で提供しているオリジナルワイン。我が家は通販でこれをよく買っています。おいしいです。^^

一回めのお皿です。チキンカレー、ハンバーグ、サンドイッチ。

2回めのお皿です。アスパラとベーコンのフィジリパスタがおいしかったです。^^

そばとうどん、とんこつラーメンは、ヌードルカウンターでオーダーし、できたてをいただけます。

紅茶はジョージスチュアートティ。ANAファーストクラスやJALラウンジで採用されている、スリランカの老舗紅茶ブランドです。

パッケージも美しいですね。^^


おいしいワインと紅茶をいただき、
至福のひとときです。
出発前から、すっかり浮かれていました。笑


(つづく)

積丹から幌加内へ。新緑の美幸線をトロッコで駆けた、9泊10日の北海道 18 - 「鰊御殿とまり」で撮影会(2023年5月11日/2日め)

2023年5月11日 旧川村家番屋で。(北海道古宇郡泊村)


【お知らせ】
6月16日から、ブログはお休みをいただきます。


5月11日(木)


小樽市から積丹半島を海岸沿いに、
車を2時間走らせて、
古宇郡泊村にやってきました。


駐車場に車を停め、数分歩くと…、

つきあたりに、それらしいものが見えてきました。

「鰊御殿とまり」に到着です。


ここで、
「またニシンか。
 このふたりは、ニシンしかないのか?」
なんてつっこまれそうですね。笑


はい。ニシンしかないんです。爆


もうね。このあたりの番屋が、
気になってしょうがないんです。
すみません。
同じようなところばかり行って。😅😅


この「鰊御殿とまり」には、
 旧川村家番屋
 旧武井邸客殿

のふたつの建造物があります。


【鰊御殿とまり】
旧武井邸客殿の敷地に、旧川村家番屋を移築し、一体化した漁場建築として整備し、平成13年より一般公開しています。
旧川村家番屋は、1894年(明治27年)に、川村慶次郎によって建てられました。泊村に現存する唯一の番屋建築で、ニシン漁の最盛期の雰囲気を色濃く残す建造物として、高く評価されています。特に、柱と梁に使われているタモやセンの太い木材は、現在では入手不可能な貴重なものです。
旧武井邸客殿は、1916年(大正5年)頃に、武井忠吉によって建てられました。もとは、母屋と番屋につながる漁場建築の一部でした。4部屋続きで54畳にもなる客間を中心とした豪勢な建造物で、高い天井にふさわしい欄間の透かし彫り、広い廊下と床板の埋め木、便所の唐傘天井など、意匠を凝らした装飾が随所に見られます。
平成18年2月、農林水産省によって、「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産100選」に指定されました。


川村家番屋と武井邸客殿は、並んで建っており、渡廊下でつながっています。

まずは、入口を入ってすぐのところに、保津船(ほっつせん)が展示されていました。


【保津船】
ニシンを捕獲するために、建網や刺し網漁などで使用された木造船です。へさきの形状から、「ホッチ」「ボッチ」とも言われています。
この船は、昭和20年代のはじめに建造され、泊村の茶津の海で実際に使われていたものです。全長9m、幅2.7m、高さ1.4mと小さめで、8~10人乗りだったと考えられます。


あっ。「くろこべり」がありました。^^

「くろこべり」とは、鰊漁船の船尾に置かれたかざり板のことです。小樽市鰊御殿では、くろこべりの部分だけが飾ってありました。
積丹から幌加内へ。新緑の美幸線をトロッコで駆けた、9泊10日の北海道 3 - 小樽市鰊御殿③ くろこべりと、漁夫だまりの畳(2023年5月10日/1日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

おおっ。保津船の隣りには、丸胴が置かれています。これは、煮たニシンを圧搾して、〆粕を作るための器械でした。はじめはサイコロ型の角胴が使われましたが、後に改良され、丸胴になりました。

多動夫が保津船のまわりをウロウロしているあいだに、MIYOは、奥に見えている受付で入場券を購入しました。笑


職員のAさんから、
「どちらから来られましたか。」
と訊かれ、
「東京です!」
と答えたら、とても驚かれました。😅


そんな驚かなくても…
と、そのときは思ったのですが、
泊村は積丹半島のいちばん端にあります。
観光地小樽からはかなり離れているし、
どうも、東京からわざわざやって来る人は、
あまりいないみたいです…。
(こんなすばらしいところなのに。もったいない。笑)


さて、いよいよ、中に入ります。右手前にあるのが旧川村家番屋で、左にあるのが旧武井邸客殿です。どちらも、とてもきれいに整備されています。


ワクワクしながら中に入ろうとしたら、
さきほどのAさんに呼び止められました。


「せっかく遠くから来られたんだから、
 写真をお撮りしますよ。」と…。


…で、撮っていただいたのが、この写真です。


お礼を言って、
番屋の中に入ろうとしたら、
「まだまだ。次は客殿の前でね。」


で、客殿の前でパチリ。

「じゃあ、次は番屋の前でね。」

「今度はちょっとポーズつくってみてね。」


こんな感じで、撮影会が延々と続きました。
このときにAさんが撮ってくださった写真、
今数えてみたら、27枚もありました。汗


ほかに誰も見学者がいなくて、
いつものことですが、ここでも、
私たちの貸切状態でした。
そんな状況だったので、
Aさんも受付から出てこられて、
内部のあちこちを案内してくださり、
もう写真撮りまくり。
いや、撮られまくり、ですね。😅


「はい、こっちに来てね。」と、客殿の中までいっしょに歩いてくださったAさんです。帰る時にいっしょに写真を撮らせていただきたかったのですが、ちょうどお昼休みの休憩に入られていて、結局お会いできませんでした。Aさんのお写真、偶然撮った、この一枚しかないんです。


Aさんに撮っていただいたおもしろ写真が
たくさんあります。


たとえば、こんなの。🤣🤣(演技指導と撮影 by Aさん)


見学を進めていく中で、
少しずつ掲載していきたいと思います。


Aさんといっしょに、
旧川村家番屋、旧武井邸客殿、石蔵
と歩きました。


たっくさん写真を撮っていただいたあと、
Aさんは、
「じゃあ、あとはゆっくり見てね。」
と言い残して、仕事に戻ってしまいました。


なので私たちは、
Aさんとお別れした石蔵から見学を始め、
旧武井邸客殿→旧川村家番屋
と歩きました。
が、通常は、敷地出入り口のすぐ近くにある、
旧川村家番屋から見学を始め、
旧武井邸客殿→石蔵
と歩くと思います。


その順番の方が、
全体像がわかりやすいと思うので、
このブログでは、
私たちが実際に見学した順番とは違いますが、
まずは旧川村家番屋から
ご紹介していきたいと思います。


旧川村家番屋です。


むくり破風の玄関と、
屋根につくられたケムリダシ。
典型的な番屋建築です。


美しいですね。^^

次回は、番屋の中をご紹介します。


…というところですが、すみません。
明日から、少しお休みをいただきます。


実は私たち、14日のフライトで、
ベトナムに行ってます。
ここまでは、
ストックしていたのを予約投稿しました。


今回は、ANAマイルをどかんと使い、
ベトナムにビジネスシートで行きます!😍
このブログが掲載される頃は、
たぶんハノイを歩いています。


今まででいちばん長い旅になるので、
ブログも、かなり長くお休みさせていただきます。
(スミマセン)


いつかコロナが収束したら、
一番はじめに行く国はベトナム、と、
ずっと心に決めていました。
なつかしい人たちと、会ってきます。
とても楽しみです。^^


当分、戻る予定がないのですが、 (スミマセン) 
戻りましたら、またよろしくお願いいたします。


(つづく)

積丹から幌加内へ。新緑の美幸線をトロッコで駆けた、9泊10日の北海道 17 - OMO5小樽 by 星野リゾート②と、積丹半島周遊コース(2023年5月11日/2日め)

2023年5月10日 積丹半島を、2時間かけて突っ走りました。(北海道積丹郡)


旅の初日の夜は、
1933年に建てられた、小樽商工会議所
に宿泊しました。
こんなすてきな建物に泊まれると思うだけで、
ワクワクしてきます。^^


現在は、「OMO5 小樽 by 星野リゾート」という名で運営されています。


このような歴史的建造物に、
宿泊できる機会は貴重です。
そのうえ、運営しているのは、星野リゾート。
これまでに、星野リゾートの、
青森屋、界 ポロト、磐梯山温泉に宿泊し、
どれもすばらしかったので、
今回もかなり楽しみにしていました。


ところが、です。
チェックインしてまず驚いたのは、
フロント横にあるアメニティコーナーです。
ここには、歯ブラシや綿棒などが置いてあり、
必要な人が自分で持っていくシステムです。
そこまでは普通です。
けれど、そこに置いてあった価格表に、
たじろぎました。


部屋着(200円)、スキンケアセット(300円)、コーヒー(300円)、深蒸し茶(300円)だそうです。

これがレンタルルームウェア(200円)なるもので、Tシャツ+パンツみたいなものですね

コーヒーと日本茶です。それぞれ2杯分で、300円。


なにかの間違いかと思い、
何度も見直したのですが、
やはり間違いないようです。
これらの有料アイテムを持っていく場合は、
「お賽銭箱にお金を入れてください。」
と書いてありました…。


お賽銭?
ここはホテルでしょ。
…とつっこみたくなりました。


私たちが予約したのは、
「スーペリアルーム(食事なし)」
というプランで、ひとり一泊9000円でした。
(二食付きだと、ひとり17000円くらいです。)
食事なしでも、ふたりで18000円。
二泊で36000円というのは、
私たちの節約旅行にしては、
ちょっと高めな設定でした。


付近には、もっとお安いホテルも
たくさんありました。
でも、歴史的建造物に泊まってみたかったし、
「ホスピタリティがすばらしい、
 あの星野リゾートだから」
という期待をこめて、
思いきって予約したのです。


一泊18000円もするのに、
お部屋にコーヒーもお茶もなく、
有料だとは…と、かなり驚きました。
もっともっと安いビジネスホテルでも、
浴衣とお茶くらいは、お部屋にあるけどなあ…。


今まで、いたれりつくせりの星野リゾートを、
とても気に入っていたのですが、
 最も安い価格帯のOMOだと、
 こんなことするんだ…。

と、かなりがっかりした瞬間でした。


まあ、ホテルですからね。
イヤなら泊まらなくていいよ、
ってことなのかなあ…。


「がっかりした。
 もう、OMOには泊まらない。」
と文句を言ってたら、夫が、
「部屋にたかがお茶を置かないだけで、
 客を逃してるよなあ。」
と笑っておりました。


ほんと、たかがお茶なんです。
それがお部屋にないだけで、
ホテルの印象が大きく変わる…。
こんなことが気になるのって、
私だけなのかもしれませんが。


5月11日(木)


そんなことがあって、
旅の2日めになりました。


朝ごはんは、前日にイオンで買ったパン。
(朝食ビュッフェは2000円以上します。)
飲み物は、ペットボトルのお茶です。笑


でもやっぱりサビシイので、
ホテルの前のファミマでコーヒーを買いました。
ふたつ買っても200円。
我が家はこれで十分です。
(ホテルの300円のコーヒーは、
 どうしても買いたくないんですね。笑)


朝8時にホテルを出発。遠くに雪をいただく山々が見えて、気分があがります。

雪山が、だんだん近づいてきました。

さらに近づいてきました。これは積丹岳というようです。このあたりに登山口もありました。

菜の花がきれいだね…と話していたら…。

うわあ…。いきなり、この光景。

ずうっと向こうまで、菜の花です。

思わず車を降りて、ふたりして写真を撮りました。

菜の花、菜の花、ずうっと菜の花…。すごいです。^^

山を通り過ぎたら、次は海です。

今度は波の美しさに感動。

またまた車を降りて、今度は海を眺めました。

美しい海の青を見ていると、一年前に訪れた神威岬を思い出しました。(ここからすぐ近くのところです。)

神威岬です。岬の突端まで延々と歩きながら、眺めた海の、「積丹ブルー」に感動しました。(2022年6月18日)

あちこちで寄り道しながら、2時間のドライブ。ようやく、この日の目的地が見えてきました。「北海道古宇郡泊村」です。海岸の入り江は、「袋間」と言い、この地方独特のものです。

遠くに、雪をいただく山々が連なっています。ふたりで地図を調べ、「この山波は、2年前に行った有珠山のあたりではないか。」と推測しました。

ここまで、車で2時間。小樽から泊村まで、積丹半島をぐるりとまわってきました。


あいだの山間部をつっきれば、
車で1時間くらいの距離です。
でも夫が選んだのは、
積丹半島周遊コース。


これまでに訪れた、
 旧余市福原漁場
 網元料理・田村岩太郎商店

などの、なつかしいスポットの前を
通りすぎ、さらに海沿いを走り続けました。


「海岸の景色がすばらしいだろうと思って、
 時間はかかるけど、こっちにしてみた。」
だそうです。
クレジットカードもポイントカードも
見分けがつかず、
いつも昼あんどんのような夫ですが、
こういう旅のカンは、働くんですよね…。😔


さて、本日の観光、開始です。


(つづく)