MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
https://limings.muragon.com/tag/?q=2017%E5%B9%B412%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0
小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 18 - ハロン湾船上ホテルにお泊まり③ 「はしけ」で乗船(2023年6月16日/3日め)

2023年6月16日 船上ホテルのラウンジで。ウェルカムティーをいただきました。


6月16日(金)


パールファクトリーで、
しばらく遊んだ(遊ばされた)あと、
12時に、ハロン湾の船着場に到着しました。


朝、ハノイ市内のホテルを出発して172キロを走りました。ここからさらに149キロを走れば、モンカイという中国国境の町に着いてしまいます。^^

船着場には、観光客を乗せたバスが次々にやってきます。

これは4年前に撮った写真です。日帰りツアーの場合、こういうタイプの船が並んでいるところに案内されます。(2019年9月8日)

そして通路からそのまま乗船します。1階がラウンジで、屋根の上がテラスになっています。


今回、私たちが乗る船は、船上ホテルタイプ。
日帰りツアーの船よりも
大きなものになります。なので、
ワンナイトクルーズ用の船の船着場は、
日帰りツアー用とは別の場所にありました。


バスを降りると、すぐ前にあるこの場所で、しばらく待つようにと言われました。


「日帰り」ではなく「泊まりがけ」なので、
ホテルを引き払って参加する人も多く、
ご覧のように、みなさん、けっこうな荷物です。
旅の荷物を全部持って来たのは、
私たちだけではありませんでした。😄


いくつかの船がつながれていて、それぞれに、ツアー客がどんどん乗り込んでいきます。

これは「はしけ」ですね。船上ホテルのような大きな船はここに接岸できないので、かわりに「はしけ」が、沖に停まっている船まで連れて行ってくれるようです。


それぞれの船には、
 ROSY CRUISE
 SAPPHIRE CRUISE
などと、ツアーの名前がついているので、
乗り間違えることがありません。^^


ようやく、私たちの「はしけ」がやってきました。「COZY BAY CRUISE」と書いてあります。安いツアーだけあって、上の写真の船とだいぶ違いますが…。🤣🤣

そして沖に浮かぶ、おびただしい数の船をご覧ください。これ全部、船上ホテルなんです。これらの船が、いっせいにハロン湾をめざして航行し、夜は湾内に碇泊するわけです。

こんな感じですね…。船上ホテルが、ハロン湾をうめつくしています。😄(画像をお借りしました)


ん…。
私たちが乗る「はしけ」、
なんかちょっと小ぶりな感じ。
これに20人も乗れるの? と思いましたが…。


乗れました。🤣🤣


先にツアー客全員を乗せたあと、
船員さんが私たちの荷物を全部積み込んで、
いざ出発です。
私たちのかばん(黒とグレー)は、
他の方々の荷物の山のいちばん上に、
ポンと置かれていました。^^


沖に出ました。いくつかの船上ホテルの横を通り過ぎたあと…、

私たちが乗る船が見えてきました。

これです。1階部分が客室で、2階部分がラウンジになっています。

どんどん船に近づいていき…、

みんなが見守る中…、

ぴったりとドッキング。ひゃ~。😄 ここからひとまたぎで乗船します。

船に乗り込むと、まずは狭い階段を上がって…、

2階のラウンジに集合しました。6人用のテーブルが4つあります。

冷たいお茶をいただきながら…、

まずはガイドさんによるオリエンテーション。このあとのスケジュールについての説明を聞き、部屋のキーを受け取りました。このときに、ベジタリアンかどうかのチェックがありました。希望すると、食事をベジタリアン食に変更してもらえます。


キーを持って来たガイドさんから、
「食事はどうしますか?」
と訊かれ、とっさに、
「ノーマル(普通食で、と言ったつもり)」
と答えたら、ちょっと驚いていました。
一応理解してくれましたが。


そっか。
ここでノーマルと言ったら、
ベジタリアンはアブノーマルってことになる、
と、後から気づきました。まずい。😅😅


仕事をしているときは、
毎日、英語、英語、でしたが、
定年退職して4年。
コロナで、海外にも行かなくなったし。
もう英語なんて使わないし、
すっからかんに、忘れてしまいました。


でも、このベトナム旅行では、このあとも、
帰国するまでずっと個人旅行だったので、
英語を使わざるを得ません。


これまでの海外旅行では、
夫が全部聞き取っていたので、
MIYOは最初から聞く体制すらなく、
夫に全部おまかせ。
なので、ただ、旅を楽しんでいました。


ところがこの旅で、
「夫の耳がかなり聞こえなくなっている」
ということが判明。
以前から、「聞こえづらくなった」と、
本人も言っていたのですが、
ベトナムでこのツアーに参加して、
「ガイドさんの説明がほとんど聞き取れない。
 なにを言ってるかわからない。」
と言われた時は、愕然としました…。
(帰国後病院に行ったのですが、
 予想通り、「加齢現象」とのことでした。😅)


定年後、年を取ってから旅行するってことは、
こういうこともあるってことなんだなあ…、
と痛感しました。
つくづく、
 足腰がしっかりしているうちに、
 お料理をおいしく食べられるうちに、
そして、
 いろんな意味で、体力があるうちに、
「旅行しておかなければ」と思いました。


それはさておき、
「英語ができるはずの夫が、
 英語を聞き取れなくなった。」
ってことは、
「代わりに私が全部聞き取るしかない。」
ってことです。😅
これは想定外でした。
夫といっしょに旅行しているかぎり、
 荷物は全部持ってくれるし、
 英語は全部おまかせでらくちん♪
と思っていたのに…。😂😂


…ということで、今回のベトナム旅行では、
そんなはずではなかったのに、
 MIYOが英語をがんばる(がんばらざるをえない)
旅になってしまいました。😂😂


そうこうしているうちに、船が動き出しました。私たちを乗せた船は、海沿いのリゾートホテルやマンションが立ち並ぶ瀟洒なエリアを通り過ぎてどんどん進み…、

あのでこぼこした山が並ぶハロン湾へと、ひた走ります。


次回は、船上ホテルでの、
私たちの客室をご紹介します。


(つづく)

4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 17 - ハロン湾船上ホテルにお泊まり② パールファクトリー(2023年6月16日/3日め)

2023年6月16日 パールファクトリーのテラスで。奥に見える山影がハロン湾です。


6月16日(金)


ハロン湾1泊2日のツアーバスに乗って、
パールファクトリーにやってきました。


屋外に展示してある、大シャコガイの殻。 二枚貝の中では世界最大と言われています。

そして中に入ると、アコヤ貝が展示してありました。


【ベトナムの真珠養殖】
ベトナムにおける真珠の養殖は、1893年、御木本真珠店(現・ミキモト)の創業者である、御木本幸吉によって始められました。そしてその100年後、日本とベトナムの合弁会社が、ハロン湾で真珠の養殖を始めたそうです。現在、真珠のアクセサリーは、ハロン湾の代表的なお土産品となっています。


館内には、KOKICHI MIKIMOTO の写真もありました。

パールのネックレスを作っているようすを、間近で見ることができます。

その隣りに飾ってあった仏様。タムさんちの仏様と同じくらいきれい。^^

さらに進むと、お約束のお土産品コーナーがあります。ショーケースの内側には、パールのアクセサリーがずらりと並べてあります。

見てください。この大盛況ぶり。😄

真珠よりも、賑わいを見ている方がおもしろい、MIYO。

これいいな、と思うのはありましたが…、

値段を聞いたら、10万円以上(←そりゃあそうです)。(我が家にとっては)旅先でさらっと買える値段ではないので、すぐにあきらめました。🤣🤣

それに6年前、この近所にある、軍が経営しているお土産物屋さんで、ハロン湾のパールで作ったピアス(30000円)を買っています。このときは、「誕生日になにもあげてなかったから」と言って、長女がプレゼントしてくれました。(2017年12月25日)
そのときの日記です。
のんたんの冬休み 11 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 7 - ハロン湾へ(パールのピアス)(2017年12月25日/2日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


このときに長女に買ってもらったピアス、
以来ずっと着けていますが、
とてもしっかりした造りで、
6年間、外れることもなく…。
なので、失くすこともありません。
よい買い物でした。^^


みなさん、ばんばんお買い上げになっていましたが、私たちは早々に退散し、奥のお土産物コーナーに行きました。笑

カメリア(椿)の蕾のお茶です。瓶入りで、360000ドン(約1800円)。

こんなふうに、大袋に入っているものもありました。

これはカメリアの葉のお茶。これとよく似た葉っぱを、ハノイの街で女性がザルに盛り、天秤棒で担いで売っていましたが、あれは椿の葉っぱだったんですね。^^

多動夫が撮るのは、やっぱりお酒です。😅

お土産物屋さんを出て、カフェの方に行ってみましたが、ここもすごい人でした。

バインミーです。日本では1個800円くらいで売っていますが、ここでは30000ドン(約150円)。これでも観光地価格ですね。

ちなみにこれは、ハノイ市内のバインミー屋さんの店頭の表示です。バインミー1個が15000ドン(75円)から25000ドン(125円)。これが庶民向け値段です。^^(2023年6月15日)

テラスに出ました。ここからは、遠くの方にハロン湾が見えます。ここで初めて日本の方に会い、写真を撮っていただきました。

テラスではたくさんの花が咲いていて、夫が夢中で写真を撮っていました。^^

集合時間になったので、再び駐車場に戻りました。


バスがあまりにも多すぎて、
自分たちのバスを見つけるのに、ひと苦労。
「迷子札」のナンバーを頼りに歩きまわり、
どうにかバスを探し当てました。笑


これだけ多くのバスがハロン湾へと走り、
乗客がお金を落としていくということです。
なのにコロナ禍のあいだ、数年にわたって、
バスも人も、すべて消えてしまったわけです。


観光立国ベトナムにとって、
そして人々の暮らしにとって、
コロナが大きな打撃となったであろうことは、
想像に難くありません。


「たいへんだったよ…。」
と、真顔でつぶやいた、
チョンさんのことを思い出しました。


(つづく)

4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 16 - ハロン湾船上ホテルにお泊まり① ロンビエン橋と迷子札(2023年6月16日/3日め)

2023年6月16日 パールファクトリーのテラスで。遠くの方に、ハロン湾の山々が見えます。


6月16日(金)


ホテルで充実の朝ごはんをいただき、
ロビーで迎えの人を待ちました。
ピックアップの時間は7時30分でしたが、
その5分前に、迎えのバスが到着しました。


ツアーのバスとドライバーさんです。ベトナム語と日本語で、お互い言葉は通じませんが、とりあえず問題なし。笑 荷物を預けて出発!


1泊2日なので、簡単な荷物を持って行き、
残りをホテルに預かってもらおう…、
と思っていました。
(私たちが旅先でよくやる方法です。)


ところが、ホテルに訊いてみると、
「荷物の保管料がかかる」と。
それも一日あたり500円くらいだそうで…。
そんなお金を払いたくないので、
18日間分の荷物を全部、
ハロン湾に持っていくことになりました。😅


バスは、ハノイの旧市街に向かって走ります。


ホアンキエム湖です。


このあたりには、
たくさんのホテルがあります。
バスは、いくつかのホテルに寄り、
参加者をピックアップしていきました。
途中で、ツアーのガイドさんも合流。
最終的に、ツアーの参加者は、
全部で19名でした。
アメリカ、オーストリア、フィリピンなど、
各国から参加している、
インターナショナルツアーで、
ツアー中は英語によるガイドとなります。


私たちはいちばん初めにピックアップされたので、最前列に座ることができました。見晴らしがいいです。^^ ちなみに、奥に見えているのは、くつろいでいるガイドさんの足。🤣🤣


「ロンビエン橋が見えるよ。」
と、夫がおしえてくれました。


窓の外を見ると、向こうの方にあるのは、たしかにロンビエン橋です。

ロンビエン橋に行ったときの日記です。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 43 - ロンビエン橋(2019年9月15日/15日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


もうね。
泣けてきそうでしたよ。
4年前、ひとりでここにでかけて、
ロンビエン橋の上を自分の足で歩きました。
また、ハノイに戻ってきたんだなあ。
…と思うのですが、展開が急すぎて、
まだまだ、気持ちがついていきません。😅


夫が撮ったロンビエン橋です。

ベトナム戦争をくぐり抜けて、今も市民の足となっています。

バスは、ハロン湾に向かってひた走ります。

9時半。1回めの休憩所に到着しました。

ここにいた旅行者は、欧米人とインド人ばかり。日本人は見かけませんでした。

駐車場には、たくさんのツアーバスが並んでいました。もうほんとうに、コロナは過去になったんだなあ、と感じました。

SAを出発してまもなく、ガイドさんから、ひとり1本ずつお水をいただきました。夫といっしょに、日本から持って来たおかきを食べてくつろいでいるうちに、バスは「ハロン-モンカイ高速道路」に入りました。

この橋を通ったら、いよいよハロン湾です。

これは、4年前に撮った、同じ橋の写真。^^ なつかしさがさく裂していました。笑(2019年9月8日)
このときの日記です。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 20 - ハロン湾日帰りツアー① 高速道路で出発!(2019年9月8日/8日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

はるか向こうの方に見える山影。でこぼこしているのは、ハロン湾ならではの風景です。

ここで高速を降りて、パールファクトリーに行きました。これは、ツアーのスケジュールに含まれています。

広大な駐車場に整然と並ぶ、ツアーバス。すごい数でした。

そしてバスから降りてぞろぞろと歩く、大勢の観光客。


「もうコロナは終わったんだな。
 あれこれ心配しているのは、
 日本だけかもしれないな…。」
と、夫がつぶやきました。
私も、同じような気持ちでした。
「コロナが終わった」わけではないけれど、
インフルエンザと同じくらいには
なったんだな、と…。
もちろん、マスクを着けてる人なんて、
ひとりもいません。


あまりにもバスが多いので、迷子になりそうです。降車する際、全員、首にかける迷子札を渡されました。🤣

この迷子札には、ツアーの名前とバスのナンバーが書いてあります。


私たちにとっては「迷子札」ですが、
ツアー会社にとっても、別の意味で、
大事なカードなのだと思います。
ツアー客がファクトリーの中でお買い物したら、
そのマージンがツアー会社に行くので、
ツアー会社の認識票になっているのでしょう。
まあ、どこの国のツアーでも、
こういうのはありますよね。😅


次回は、ファクトリーの中を歩きます。


(つづく)

4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 15 - 2回のハロン湾ツアーと、Mango Hotel の朝ごはん(2023年6月15日-16日/2日め-3日め)

2023年6月15日 チョンさん、タムさんの家で。楽しい一夜でした。


東北の旅から帰宅しました。
秋田、岩手、青森と歩き、最後は、
「星野リゾート 界 津軽」に泊まってきました。
ここに泊まるのが、
今回の旅のいちばんの目的でした。
予約したのは4月10日で、3か月も前。
そのあとに、ベトナム旅行が決まり、
超過密スケジュールをこなすことになりました。
(アホ)
もう倒れるんじゃないかと思いましたが、
まあ、なんとかなるものですね。😄


「界 津軽」の宿泊料は、
一泊二食付きで、46500円(ふたり分)でした。
我が家には思いきった価格でしたが、
お部屋は広く、お料理も最高。
行ってよかったです。^^


航空券は、ANAマイルを利用してタダ。
それも、トクたびマイルの対象だったので、
通常の半額マイルでした。
レンタカー代とその他の宿の宿泊料は、
すべてじゃらんで。
dポイントを利用したので、やはりタダ。
ということで、今回の旅(4泊5日)の費用は、
星野リゾートの宿泊料だけ。
ふたりで46500円でした。^^


ベトナムから成田に帰国したときの感想、
「日本は涼しいなあ。」
でしたが、
青森から羽田に戻ったときは、
「うっ 東京は暑い!」
でした。🤣🤣


暑くて暑くて死にそうだったベトナム。
そのベトナムの街を、またのんびり歩きたい、
と、今はなつかしがっています。


6月15日(木)


豪邸でびっくりした、
チョンさんとタムさんの新居。


エリアの入り口にあった、この大きな門には、見覚えがありました。

なので、4年前の写真を調べてみたら、やはりありました。ここには、4年前にも来ています。(2019年9月11日)


このときは、チョンさんから、
「友人の家に行くから、
 いっしょに行きましょう。」
と突然言われ、わけがわからないままに、
3人でタクシーででかけました。
そして、この門の前でタクシーを降り、
お友達の家まで歩いて行ったのです。


チョンさん、タムさんのお友達の家の内部です。奥に見えるのが玄関なのですが、1階部分には、大きな車が鎮座していました。笑 ここはガレージでなくて、靴を脱いであがる居住部分なんですが。🤣


どうして急にこの家を訪れたのか、
MIYOはよくわからなかったので、
あえて当時のブログにも掲載しませんでした。


でも、お友達が新居に引っ越したので、
おうちを見に行ったのかもしれません。
MIYOがいたのは2019年ですから、
その1年前に、
チョンさんとタムさんは、すでに、
この近くの土地を買っていたことになります。


MIYOにはなにも言わなかったけれど、
「いつか家を建てて、
 ここに住むんだなあ…。」
なんて、内心はそんなことを
思い描いていたのかもしれません。^^


ほんとうにすてきだった、おふたりの新居。タムさんのごちそう祭りもなつかしかった。^^

どれを食べてもおいしかったです。😍


あんなすばらしい豪邸を見せていただき、
おいしいお料理をいただいたのに、
ささやかでちょっとハズカシイのですが、
日本から持って行ったお土産の写真を
掲載しておきます。


こんな感じです。いちばんのメインは、右上のお菓子です。その下は、ひざ掛けブランケット。そして、トートバッグ、今治のタオル2枚、ミニポーチ、小さなお菓子…。小分けにした包みの中にも、いろいろ入っています。

お菓子は、5月に旅行した北海道で買ったものです。砂川市のスイートロードで、有名な北菓楼に行きました。(2023年5月16日 北海道砂川市)

このときに、ベトナムに持っていくつもりで、お菓子の詰め合わせを買いました。こんなのです。北菓楼のお菓子が11セット入っています。(画像をお借りしました)


これがですね…。😅
北海道から東京に持って帰る時もかさばるし、
ベトナムに持っていくときもかさばるし。笑
まあ、たいへんだったのですが、
私も夫も北菓楼のお菓子が好きで、
ふたりにも食べてもらいたかったので、
がんばって持って行きました。😄


これはチョンさんとタムさんに。左から、カードケース、ミニポーチ、クレンジングクリーム、ハンド美容クリーム、コロンさくら抹茶味、京都の扇子2本、ゴールドの入った美容クリーム、DKNYのタオルとスヌーピーのタオル。

これはアインちゃんとノックちゃんに。洋服4点。ファンシーグッズやクリアファイル、シールなどの文具いろいろ。そしてちりめんで作ったウサギ2個。

これも、アインちゃんとノックちゃんに。アクセサリーやチャームなど。


あまりたいしたものはなくて、
あと、いただきものも多くて恐縮ですが…。汗


このほか、
 チョンさんのおかあさんや、
 タムさんのご両親、
 タムさんの妹ハンさんとご家族など、
4年前に会った方々への小さなおみやげも
持って行ったので、
全部合わせるとけっこうな量になり、
かばん1個がぱんぱんになりました。笑
喜んでいただけてるといいのですが…。^^


帰りは、グラブタクシーを呼んでもらい、
ホテルに着いたのは、夜9時過ぎでした。
朝から歩きまわって疲れましたが、
楽しい一日でした。


6月16日(金)


この日は、ハロン湾に行きました。
ハロン湾は世界遺産だし、
ハノイから日帰りで行けるので、
行ったことがある方も多いと思います。
ハノイに行ったら、
絶対に外せない観光スポットです。


MIYOも、ハロン湾には、
これまでに2回、訪れています。


1回めは、2017年12月25日。
子どもたちもいっしょに、
家族4人で行きました。
このころは高速道路がなかったので、
ハノイからハロン湾まで、
片道3時間以上かかりました。


ハロン湾の奇岩群で。(2017年12月25日 のんたんとあみちゃん22歳)

このときの日記です。
のんたんの冬休み 11 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 7 - ハロン湾へ(パールのピアス)
のんたんの冬休み 12 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 8 - ハロン湾クルージングで船上ランチ

のんたんの冬休み-14 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 10 - 鍾乳洞へ行くよ!
のんたんの冬休み-15 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 11 - 鍾乳洞に到着。


そして2回めは、2019年9月8日。
チョンさんの家にホームステイして、
2か月間、働いていたときです。
会社のHPを作成するための取材として、
JVTAが催行するツアーに同行しました。


この頃には、高速道路が利用できるようになり、
往復の移動時間が短縮されました。
ハロン湾での滞在時間が長くなったので、
カヤックやバンブーボートなど、
現地でのアクティビティが増えていきました。


ツアーのお客様といっしょに、バンブーボートに乗りました。(2021年9月8日)

このときの日記です。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 19 - ハロン湾へ
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 20 - ハロン湾日帰りツアー① 高速道路で出発!
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 21 - ハロン湾日帰りツアー② シーフードランチ
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 22 - ハロン湾日帰りツアー③ 手漕ぎ舟
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 23 - ハロン湾日帰りツアー④ シーカヤック
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 24 - ハロン湾日帰りツアー⑤ ティエン・クン鍾乳洞


2回も行ったので、今回の旅では、
「さすがに、ハロン湾はもういいや。」
と思っていました。
ところが、夫がなんと、
「ハロン湾で船に泊まってみたい。」
と言いだしたのです。


日本人がハロン湾に行くときは、通常は、
ハノイからの日帰り旅行になります。
日本では、ハノイのパッケージツアーは、
3泊4日とか4泊5日とかが多く、
忙しい旅の日程をやりくりして、
一日をハロン湾に充てることが多いです。
私も、多少無理をしてでも、
ハロン湾には行く価値があると思っています。


でも、日程的に余裕があれば、
日帰りじゃないハロン湾ツアーもあります。
ハロン湾上に浮かぶ船の中には、
ホテルの設備を整えたものもあり、
「船上に宿泊するツアー」
というのも、実はあるんです。
(日本人は、ほとんど利用しませんが。)


そういうことをやるのは、たいてい、
10日以上の日程でベトナムに来ている人たち。
長いバケーションを楽しめる、
まあ、欧米人ですね。


ハロン湾に浮かぶ船に泊まり、ゆったりとした時間を過ごす…。たしかに、ロマンがあります。^^(画像をお借りしました)


で、夫がそれをやってみたいというので、
Agoda で探してみました。
高いものだと、
ひとり一泊5万円なんてのもあるのですが、
MIYOが探したのは、いちばんお安かった、
コジー ベイ クルーズ ハロン
 (Cozy Bay Cruise Ha Long)
という船のツアーで、ひとり130ドル。


ベトナムに出発する前に、
「もっと安いのはありませんか?」
とチョンさんに相談しました。
でも、これよりお安いのはなかったのか(笑)、
Cozy のツアーの詳細資料を送ってくれました。
そして、
「CozyのHP上では、同じツアーの価格が
 125ドルになっている。」
と、おしえてくれました。


早速CozyのHPをさがしてみました。
すると現在は、HPからの申し込みが
できないようになっていました。
でも、ここであきらめず、
Cozyに直接メールで問い合わせたところ、
125ドルでの予約を受け付けてもらえました。
(1泊2日の英語ツアー。ツアー中の3食と、ホテル送迎付きです。)


…ということで、この日は、朝7時10分に、
Cozy から迎えが来ることになっていました。
が、チョンさんの家から戻って、
メールを確認してみると、
「ピックアップ時間は7時30分から35分の間」
と、変更になっていました。


…ということで、この日は、朝5時半起床です。
身支度し、荷物を全部まとめて、
7時に、ホテル内のレストランに行きました。


レストランです。このホテルに泊まっているのは、ほとんどがアジア人でした。たまに欧米人がいます。^^


昨日は、遅い時間に行ったので、
品切れになったお料理もあったようです。
が、この日は朝早く行ったので、
お料理は、前日よりも充実していました。笑


朝食ビュッフェは、見てるだけで楽しい。笑

今日もはりきっていただきます。^^

野菜と骨付き肉のシチュー ( xương hầm củ quả) と炒飯。

焼きそばと炒め物(青菜と白菜)。

サラダの下にあるのは、朝食の定番料理、バインクォン (Bánh cuốn) です。

バインクォンはチョンさんのお気に入りで、4年前のホームステイ中も、何度かいただきました。大きなきしめんみたいな蒸し料理で、MIYOも大好きでした。
バインクォンを屋台で食べた時の日記です。バインクォンを作っている写真もご紹介しています。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 52 - ベトナムの朝ごはん、「バインクォン」(2019年9月20日/20日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

ゆで卵、揚げ肉まん、パンケーキ。そして下の段には、チキン料理3種。

ローストチキンのマッシュルームソース (Gà sốt nấm)。

チキンカツ (Gà tẩm bột chiên)。

チキンガランティン (Giò gà)。

さつまいも、とうもろこし、揚げ春巻き、オニオンリング。

オニオンリング (hành tây chiên giòn) は、多動夫の大好物。^^

ピザ、ハム、チーズ、パン。

デザートは、フルーツ、ケーキ、そしてベトナムぜんざい(チェー)。

ライチーと、右にあるのは、こぶりのリンゴです。

ベトナムぜんざい、チェー (Chè) 。

卵料理と麺料理のコーナーで…、

今日も鶏肉のフォーをいただきました。

MIYOの朝ごはん。

夫の朝ごはん。

鶏肉のフォーと目玉焼きは、はんぶんこします。

今日もたくさんいただきました。😄


このホテルは朝食ビュッフェ付きで、
一泊2400円くらいでした(ひとり分)。
この値段でこの朝ごはん。
ベトナム、すごいです。^^


(つづく)

4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 14 - タムさんのごちそう祭り(2023年6月15日/2日め)

2023年6月15日 恒例、タムさんのごちそう祭りです。


6月15日(木)


チョンさんとタムさんの豪邸を拝見し、
圧倒された、私たち。
ついつい、根掘り葉掘り聞いてしまいました。笑


自慢めいた話をしようとしないチョンさんから、
少しずつ聞き取ったことをまとめると、
どうやらこういうことのようです。


①4年前、ご一家が住んでいたのは、
 大通りからすぐ近くのところでした。
 その大通りには、建設途上のメトロがありました。



②遅れに遅れましたが、2021年11月に、
 ようやくメトロが開業します。
 チョンさん一家の家は、
 そのメトロの La Khê 駅から
 歩いてすぐのところでした。
 それまでは、旧市街まで、
 バスで一時間かかっていたのですが、
 このメトロに乗れば、わずか20分。
 つまり、めちゃめちゃ便利になったのです。


③バブルで沸くハノイです。
 メトロが開業したことにより、
 当然、家の値段は、
 さらにすさまじく上がったようです。
 で、当時の住まいを売り、
 その売却益で、家を建てた…
 ということのようです。


み「でも、ちょっと待って。
  その利益で家を建てたのはわかったけど、
  土地にだって、お金がかかるでしょう?
  この家の土地はどうしたの?」
チ「ここの土地は、
  2018年に買ってありました。」


はあ…。😮😮
驚きました。
いつかここに家を建てるつもりで、
とりあえず土地だけ買ってあったんだそうです。
それも、2018年に、ですよ?
当時のふたりは、まだ30代前半。
このふたりの先見の明に、驚かされます。


み「こんなすごいこと、いったい誰が考えたの?」
チ「ああ…、私はね。
  なにもわからないし、知らないです。
  全部、タムさんが考えました。」
み「…だろうなって思った。」


みんなで爆笑。
タムさん、涼しい顔で、料理してました。🤣🤣
ベトナムの女性は、ほんと、たくましい。
いえ。タムさんがたくましい、ですね。^^


コロナ禍で、
事業がうまくいかなくなった事例は、
いくらでもあると思います。
その、仕事がなくなってしまった頃に、
(たぶん)ヒマになった時間を利用して、
家を建ててしまった、タムさん。
仕事がなくなったから、
設計やインテリアに工夫を凝らす時間も、
たっぷりあったのかもしれません。


1階部分だけで、30畳分くらいはあるような。
道路に面した部分にオフィスがあり、
その奥が、リビング、ダイニングキッチンです。
2階には、家族全員の寝室があるので、
これだけで生活が完結してしまいます。


「3階と4階は、今はまだ使っていません。」
だそうです。😅
ただただ、すごいという言葉しかありません。


台所は大にぎわい。笑 マンションのモデルルームのように美しいです。

あっけにとられているうちに、テーブルには、お料理がどんどん並び始めました。

4年前のベトナム日記を読んでいてくださった方にはおなじみの、「恒例 タムさんのごちそう祭り」です。😄

彩りあざやかなベトナム料理が並んでいます。

めちゃくちゃおいしそうです~。^^

…っていうか、ほんと、おいしかったです。そして、とってもなつかしかったです。^^

鶏肉としいたけの甘辛炒め煮。

卵と豚肉の煮もの。

蒸しエビ。ベトナム風の醤油でいただきます。

スペアリブのロースト(甘辛い味付け)。MIYOはコレが大好きでした。^^

イカのさっぱり煮。これも美味美味。^^

青菜のガーリック炒め。

夫が、手前のふたつのお料理の写真を撮り忘れておりました。左がベトナム春巻き(ネム)で、右がブン。青菜、牛肉の炒め物がのっています。

野菜をライスペーパーで巻いた、生春巻き。

スープは、肉団子と野菜のスープ。タムさんが、夕食でよく作ってくれた、あのなつかしい味でした。おいしかった~。^^

みんなで、かんぱーい!🍺🍺🍻

チョンさん、次女のノックちゃん、姪のルンさん。

4年前も、テーブルのこの位置がMIYOの席でした。2か月間、この席で、ご家族といっしょに食事したことを、なつかしく思い出しました。^^

女性5人が勢ぞろい。左から、次女のノックちゃん、姪のルンさん、同僚だったハイさん(今はアンさん)、長女のアインちゃん、そしてタムさん。みんな楽しそう。😄😄

デザートは、冷たく冷やしたマンゴーと梨。


たくさんおしゃべりして、
おいしいお料理をたくさんいただき、
お腹いっぱいになりました。


宴たけなわではありましたが、
「そろそろ戻らなくては…。」
と言うと、
「まだいいじゃないですか。」
とチョンさん。^^


「でも、明日の朝7時10分に、
 迎えが来るんです。
 だから今日は早めに帰らないと…。」
と言うと、
「じゃあ、コーヒーはいかがですか。
 ベトナムコーヒーを
 飲んでいってください。」
と…。


チョンさんが作ってくれた、冷たいベトナムコーヒー。おいしかったです。日本で、自分で作っても、なぜかこんなにおいしくならないんですよね…。


…と思って、
チョンさんが作るのを観察してみると、
決め手はやはり、コンデンスミルクでした。笑
普通のお砂糖では、
やっぱりあの味にはならないんですね。
日本に帰ったら、スーパーに行って、
コンデンスミルクを買ってこようと思います。


夫は、ハノイビールをたくさんいただいてご満悦。^^

タムさんは、30分に一回くらいはオフィスに入り、パソコンで仕事していました。かつてはふたつだったデスクが、今ではみっつになっていました。みっつめの席では、チョンさんの従兄弟が働いているそうです。

かつてはMIYOも、このデスクで働いていました…。(2019年9月14日)


タムさんは、ツアーの申し込みを受信すると、
すぐに返事をしないではいられない人でした。
4年前に働いているときは、
私もそうするように、と求められました。
深夜でも休日でも、
3時間以内にメールの返事をしなければならない、
というルールに、気持ちがついていかず、
戸惑ったこともありました。
今となっては笑い話ですが。🤣🤣 


タムさん、がんばってるなあ。あいかわらずだなあ…。😅


なにはともあれ、
ビジネスがうまくいっているようでよかった。
ほっとしました…。


最後は3人で、ちょっとだけお仕事の話。この家で働いていた頃は、よくこんなふうに、3人で話し合ったことを思い出しました。😄

おいしいお料理を、お腹いっぱいいただきました。


「コロナが何年も続いて、
 あなたたちがどんなに困っているかと、
 日本でずっと心配していました。
 でも、こんな立派な家に住んでるなんて、
 ほんと、想像もしていなかったわ。笑」
と笑いながら言ったら、
「いや。本当にたいへんだったよ…。」
と、チョンさんが真顔になって言いました。


そりゃあそうだよね…。
夫婦で立ち上げ、
がんばって経営していた会社の売り上げが、
ゼロになったのです。
ベテランの日本語ガイドとして、
連日、ツアーで働いていたチョンさんも、
仕事を失いました。
たいへんじゃなかったわけがありません。


でもそんな中でも、ふたりは、
あきらめなかったのだと思います。
この20年近く、チョンさんは、
ガイドとして働き、家族を支え続けました。
そしてふたりで設立した会社を、タムさんが、
家事や子育てをしながら、自宅で運営しました。


そんなふたりですから、
コロナ禍のたいへんな状況だったときも、
きっとしたたかに、しなやかに、
たくましく生きてきたのでしょう。
さすが、ベトナム人。😄


けっしてあきらめず、
がんばって生きてきたからこそ、
今の暮らしがある。
今この豪邸で、家族そろって、
笑顔で暮らしている、チョンさんとタムさん。
その生活は、ふたりが結婚してからずっと、
あきらめることなくがんばり続けて、
築き上げたものでした。
頭がさがりました。


とっても楽しい夜でした。
みんなに会えてよかった。
チョンさん、タムさん、ごちそうさまでした。
そして、ありがとうございました。


(つづく)


(おまけのお話)


チョンさんとタムさんの旅行会社、JVTAでは、
日本語ガイド付きのツアーを毎日催行しています。
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