MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
https://limings.muragon.com/tag/?q=2017%E5%B9%B412%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0
小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

無料で行けた札幌。美味しいものを食べ歩いた3日間 16 - ロイズチョコレートワールド② 工場見学とショップ(2023年11月30日/3日め)

2023年11月30日 ロイズチョコレートワールドで。約200種類のオリジナル商品が並んでいます。(北海道千歳市)


「長男の冬休み・3日め」の日記を書く予定でしたが、
写真を撮った夫が、その写真を共有しないままで、
今朝早く宮崎に行ってしまったので、日記を完成できません…。😅
なので代わりに、ストックしてあった札幌日記を掲載いたします。


11月30日(水)- 3日め


新千歳空港の中にある、
ロイズチョコレートワールドに来ています。


そもそもどうして、
ロイズチョコレートワールド
に行こうと思ったのか、というと…。


少し前のニュースで、
「北海道石狩郡に、
 ロイズの体験型施設
 『ロイズカカオ&チョコレートタウン』

 がオープンして、
 外国人旅行者のあいだで大人気になっている。」
ということを知ったのがきっかけでした。


「工場見学」は、日本ではよく見かけますが、
海外にはあまりないことらしく、
外国人にとっては新鮮なアクティビティのようです。


しかもそれが「あの、ロイズ」なら、
「ぜひ行ってみたい。」と思うのかもしれません。
最近は、北海道のみならず、
海外での、ロイズの存在感を実感しています。


インド・ムンバイで、Phoenix Paladium というショッピングモールに行きました。ムンバイにはモールがいくつもあるのですが、なかでも最も高級と言われているのがこのモールです。(2023年10月27日)

そのモールの中に、ロイズが出店しています。写真右上のヒンディー語は、「ロイズ チョコレート」と書いてあるのだと思います(たぶん)。😄


高級ブランドのお店が多数並んでいるモールで、
ロイズのお店を見つけてびっくり。
ショーウインドーには、ロイズのチョコが、
美しく包装されて並んでいました。


「インドにロイズがある」ということが
とても不思議でしたが、実はインド国内には、
ロイズの直営店が10店舗もあるのだそうです。


そして帰国後、ロイズのサイトを調べてみると、
インドだけでの話ではありませんでした。
今やロイズは、
アジア各国やアメリカ、中東などに
多数出店していて、
その総店舗数は、すごい数になっていました。


これまで、ロイズのチョコレートというのは、
「お土産物屋さんの一角に置かれているもの」
と思っていましたが、
海外では、直営店を展開するほどの勢いでした。


ムンバイで初めて見たときには、
「ロイズがどうしてインドにあるの?」
と思いましたが、
今ではロイズは、世界規模で
有名なブランドになっているようです。
なるほど、そういう状況ならば、
外国人旅行者はなおさら、ロイズの
工場見学に行きたがるのかもしれません。^^


というわけで、「私たちも行ってみようかな」
と思ったのですが、この施設の入場料は1200円。
MIYO家にはちょっと高いです。😅


でも、さらに調べたら、
新千歳空港内にも見学施設があるではないですか。
しかもこちらは無料。😄


…と、こんな経緯があって、
空港のチョコレートワールドに来てみました。
前回は、ミュージアムの方をご紹介しましたが、
今回ご紹介するのは、ファクトリーの方です。


工程は一直線に並んでいて、すべてガラス張りになっています。

左から右に向かって歩きながら、製品ができあがっていくようすを見ることができます。

まずは、デポジッターというロボットが、温めたチョコレートを型に流し込んでいきます。

チョコレートを流し込んだ型をブルブル震わせて、中の気泡を取り除きます。

そして、空気の力で型抜きします。

冷して固めたチョコレートを吸盤で吸い上げて…、

隣りのベルトコンベアに運びます。

これはスピナーという機械で、立体的な製品を作ります。型の中にチョコレートを流し込み…、

その型を回転させて、チョコレートが内部でいきわたるようにします。

固まったチョコを型から取り出して、完成です。

初めて見る、チョコレートの製造工程。チカパシは大喜びでした。🤣

次はショップへ。オリジナル商品が、約200種類もあるそうです。

ショップはふたつあります。このチョコレートワールド、ミュージアムや製造ラインも含めると、かなり広いです。

このショップでしか買うことができない限定品もたくさんありました。左上から、デコレーションチョコ「HOKKAIDO」、ホローチョコ「サッカースタジアム」、メッセージチョコ、パンダチョコです。

おなじみのチョコポテチは、5種類もあるんですね。^^

ピスタチオがぎっしり入った、ピスターシュショコラ(1485円)。買いたかったけど、量が多くてちょっと手がでませんでした。半分のサイズで半額のが欲しかったです。😅 

代わりに、「ピスタチオのプチクッキー」を買いました。

箱の中には、ピスタチオのクッキーが個包装されて入っていました。これ、めちゃくちゃおいしかったです。^^


さらにここで、見逃せないものがあります。
このショップの中には、
パン工房「ロイズベーカリー」があるんです。
販売しているパンには、もちろん、
ロイズのおいしいチョコレートを使っています!


閉店間際だったので、パンはほとんど売り切れ状態。

残り少なくなっていましたが、私たちもなんとか買えました。レジにも、もちろん行列ができていました。

ベーカリーの一番人気はこれ。生チョコクロワッサン・オーレ。

残り5個でしたが、かろうじてゲットできました。

帰宅してからいただいた、生チョコクロワッサン・オーレです。平たくつぶれちゃってますが(笑)、生チョコがたっぷり入っていました。

そのほか、カリカリベーコン&チーズ(216円)、パンオショコラ(216円)、チーズタルト(260円)も買いました。


北海道の良質な材料を使ってあるので、
どれもおいしいに決まってます。^^
その上、お値段も手ごろ。
近くにあったら、毎日買いに行きたいです。笑


無料でもしっかり楽しめた、ロイズチョコレートワールド。


ミュージアムを楽しんで、
製造ラインでお勉強して、
ショップで商品を見るだけでも楽しいのに、
最後はおいしいパンまで買えました。
(このあと、機内でいただきました。😄)


空港3階にある、ロイズチョコレートワールド。
入場は無料なので、
新千歳空港に行くことがあったら、
ぜひのぞいてみることをおススメします。^^


次回は、ようやく最終話です。


(つづく)

全盲難聴・のんたんの冬休み 2 - 銚子丸で、アラ汁三昧 / 函館・カールレイモンのチューリンガードッグ(2023年12月25日/2日め)

2023年12月25日 「銚子丸」に行きました。^^(全盲難聴・のんたん 28歳)


12月25日(月)- 2日め


長男の冬休み、2日めです。
長男はカラオケに行きたかったのですが、
それは翌日にしてもらい、
この日はみんなでお寿司屋さんに行きました。


なぜ、お寿司屋さんが先なのかというと、
割引キャンペーンが25日までだったからです。🤣


ピークタイムに行って並んで待ちたくなかったので、
少し早めに行くことにしました。
「お店が開店する11時ごろに入ったら、
 待たないですむかも。」
…と考え、10時50分に家を出発しました。


長男といっしょに車に乗ると、必ずこうなってしまいます。おかあさんにぺったり。😄

S園でいつもマスクを着けている長男は、「おかあさんにマスク着けたいです。」と言ってMIYOの顔にまでマスクを着けてくれます。別にいらないんですけどね…。😅

家の近所にある、「銚子丸」に到着。開店時間の11時過ぎにお店に入ったら、なんと一番乗り。店内にだーれもいない銚子丸を、初めて見ました。🤣

平日のランチタイムはアラ汁が無料なのですが、なにしろ一番乗りだったので、アラ汁の鍋も満タン。🤣

「のり巻き食べたいです。」と言っています。^^


長男はのり巻きを待っていましたが、
「はじめに無料のアラ汁を食べて、
 お腹を満たしてからお寿司を食べる。」
…というのが、MIYO家のお約束。
この方法だと、食べるお寿司の量を
少なめにできます。笑


家族4人で、せっせとアラ汁を食べてるところです。笑

アラ汁を食べる長男。www

そして食べ終わったら、またも、おかあさんにぺっとり。🤣

それでは、今日も食べます! 

長女は、クリスマス企画の限定メニューだった「もこもこベーコン炙りにぎり」と「ボロニアソーセージにぎり」を食べてご満悦。どちらもすごいボリュームで、この二皿を食べたらお腹いっぱいになったそうです。笑


お会計は、5720円。
でも、長女が5%引き券を持っていたので、
5434円に。
これをさらに、みずほ銀行が運営する、
J-Coin Pay で支払います。


J-Coin Payで支払うと10%戻ってくるキャンペーンは、この日が最終日でした。

このキャンペーンがあったので、
対象店舗になっている銚子丸に、
どうしても行きたかったのです。爆


5434円払って、543円戻ってきました。やった~。^^


帰宅してちょっと休憩したら、
次は晩ごはん。
主婦は忙しいです。
(あまり真面目にやってませんが。😅)


ステーキは、170gを4人で分けます。函館・カールレイモンのロースハムは、長女がふるさと納税でゲットしたもの。320gものかたまりで、4人で食べても食べきれませんでした。笑 ワインは、チリのOCHAGAVIA。

「函館・カールレイモン」は、ドイツ出身のカール・レイモン氏によって、1925年(大正14年)に誕生した、本格ハム・ソーセージの老舗ブランドです。写真のレイモンハウス元町店は、カール・レイモン氏の旧工場跡地に建てられました。こぢんまりとした、すてきなお店でした。
コロナでもウポポイ。登別から函館を訪ねる北海道 4泊5日のおトク旅 31 - 教会群、レイモンハウスと金森赤レンガ倉庫(2020年11月30日/4日め)


この、2020年11月の旅では、
イートインスペースがあるにもかかわらず、
店内で食事できなかったことが心残りでした。
なので、2022年4月、函館に行った時にも、
再び同じお店を訪ねました。😄


二度めに行った「函館・カールレイモン」で、ようやく食べることができた、チューリンガードッグ(454円)とレイモンベーコンバーガー(636円)。夫はドイツビールまで注文してました。(2022年4月18日)

作りたて、焼きたてのソーセージとハンバーグは、想像を超えたおいしさでした。ひと口食べるたびに、おいしくて笑いがこぼれてしまう、楽しいランチになりました。次に函館に行ったときも、ぜひまた食べに行きたい、カールレイモンです。^^


(脱線してスミマセン。)
夕食の続きです。
サラダは、前日のタイ風春雨サラダの残りに、
きゅうり、トマトを加えて、
マヨネーズ、ナンプラーとか色々混ぜて、
リメイクしたものです。
オードブルの残りも、まとめてかたづけました。
千枚漬は、成城石井で買った値引品。
(おいしかった。^^)


この他に、煮ものも作ったのですが、
「たぶん食べきれない。」と夫が言うので、
これは翌日食べることにしました。


デザートは、生協パルで買ったピスタチオモンブラン(1058円)。㈱ローランド金沢(石川県金沢市)の品です。

上から見たところと、カットした断面。


ピスタチオがたくさん練り込まれたケーキ、
初めて食べました。
ナッツが苦手な長女も、これならOKでした。^^


長男もお腹いっぱい食べて、
この日もすんなりと寝てくれました。
今日も楽しい一日でした。^^


(つづく)

全盲難聴・のんたんの冬休み 1 - 家族そろって、タイ料理のクリスマスイブ / ベトナム・ハザンで買った、モン族のクッション(2023年12月24日/1日め)

2023年12月24日 「おかあさん、ただいま~!」と、笑顔で言ってくれました。^^(全盲難聴・のんたん 28歳)


12月24日(日)- 1日め


長男が生活しているS園も、
12月24日から、冬休みに入りました。
当日は夫が、朝9時に自宅を出発して、
S園まで迎えに行きました。


いつもお世話になっている職員の方々といっしょに、S園の玄関で。長男、うれしそうです。^^

車の中で、MIYOが置き忘れたままにしていた「うまい棒」を見つけ、さっそく食べていたそうです。笑

帰宅後、お風呂に入って、パジャマに着替えた長男。「おかあさん、ただいま~!」と笑顔を見せてくれました。^^

早速、「あした、カラオケに行く?」だそうです。😅

ちなみに、長男が座っているソファのクッションは、今年9月のベトナム・ハザンの旅で買ったものです。ハザンに住むモン族の人々の手作り品です。


モン族の女性は、亜麻の繊維から布を織り、
自分たちの民族衣装を作ります。
旅行中、ハザンの山々を車で走っていて、
亜麻を洗う人々に出会ったときは、感動しました。


長い亜麻の束を、夫婦が交互に、水に打ち付けて洗います。水しぶきが舞い、亜麻がうねる。その光景を見ているだけで心が躍りました。(2023年9月18日 ベトナム・ハザン)

おばあちゃんと孫もいっしょに。家族そろって、亜麻洗い。

おばあちゃんは、足で踏みながら亜麻を洗っていました。

別の村では、モン族の女性が、染色した亜麻を巨大な糸巻きで巻き取っていました。(2023年9月16日)

この亜麻を、糸巻きで巻き取ります。

さらに別の村で訪ねた、モン族の亜麻工房組合。(2023年9月18日)

おばあさんが、「これが亜麻だよ。」と見せてくれました。別の女性は、亜麻を繰りなが糸を紡いでいます。奥の方には、機織り機で布を織る女性もいました。

織りあがった、亜麻の布たち。木からとった染料で、美しい色に染め上げてあります。

愛らしい、完成品の数々。すべて手作りなので、同じものはありません。

色遣いがすばらしい。


旅行中、ほとんど物を買わない私たちですが、
ここで見た品々には、心魅かれました。


結局買ってしまった、デイパックとクッションカバー。


こういう物を買うと、粗悪品が多いので、
あまり期待していなかったのですが、
縫製がしっかりしていたし、
色合いもきれいだったので、つい…。😅


帰国後、試しに洗ってみたのですが、
色がにじむこともなく、美しいままでした。
ソファに座るたびに、
ハザンを歩いた日々を思い出します。
リビングでの、お気に入りの品になりました。
買ってよかったです。^^


長男の日記から、また脱線してしまいました。😅
夕方には、近所に住んでいる長女も帰ってきて、
久しぶりに、家族4人がそろいました。
今夜はクリスマスイブということで、
(別にクリスチャンではありませんが)
晩ごはんはちょっとごちそうにしました。


近所のタイ料理店で作ってもらった、タイ料理のオードブルセットとガイヤーン。下に写っているのは、スイートチリソースです。MIYOが作ったのは、おにぎりとチゲスープだけ。笑 おにぎりには、「混ぜ込みおかか」と越後村上「千年鮭 きっかわ」で買った、「鮭の酒びたしふりかけ」を混ぜました。ワインは、チリのAlondra。

オードブルセット(タイ式さつまあげ、自家製揚げ春巻、えびせん、海老すり身のカリカリトースト、タイ風シーフードオムレツ、フライドチキン、タイ風春雨サラダ)。4000円でした。

そしてガイヤーン(タイ風グリルチキン)と焼き野菜サラダ。MIYOはこのガイヤーンが大好きです。^^(800円)

合計4800円でしたが、葛飾区では、現在、コード決済で支払うと20%戻ってくるキャンペーンを実施中です。すばらしい!


PayPay、楽天ペイ、d払い、auPay
で支払うと、20%戻ってくるのですが、
MIYOはここで、もうひとひねり、
ワザを使います。


まず、楽天ペイで支払い、20%をゲット。
ただし、その楽天ペイの支払い元を、
ペイペイカードに設定しておきます。


ペイペイカードを利用すると、私の場合、
ペイペイから1.5%のポイントが還元されます。
なので、合計21.5%(1032円分)をゲット。


こんなにたくさん戻ってくると思うと、
おいしいごちそうが、
さらにおいしくなります。笑


デザートは、MIYOが敬愛する坂井宏行シェフの「とろけるミルクスフレチーズケーキ」。(1404円)


クリスマスになると、
ケーキがすごーく高くなるので、
MIYO家では、いつの頃からか、
クリスマスにケーキを買わなくなりました。
でもこのケーキは、生協パルで買った廉価版。
生協だけあって、パッケージも素朴で、
余計な所にお金をかけてない、っていう感じ。
坂井シェフのケーキが1404円なら買います。笑


ケーキの直径は12㎝くらい。4人で食べて、ちょうどいい大きさでした。


坂井シェフのケーキは、中もふわふわとろとろで、
なのにしつこくなくて、
とってもおいしかったです。
来年も、ぜひ買いたいです。😄


私と夫はお酒をいただきましたが、子どもたちは大好きな牛乳をがぶ飲み。笑 「よつ葉牛乳」と「ふつうの牛乳」の2種類を長男に飲ませて、どっちがよつ葉かあててもらいました!🤣


この日のために、
冷蔵庫に、5本のよつ葉牛乳をぎっしり並べて、
子どもたちの帰宅を待っていたんですよ…。


長男が帰宅する前に、楽天西友ネットスーパーから500円引きのクーポンをもらったので、ここぞとばかりに、よつ葉牛乳を5本買っておきました。1リットルの牛乳5本は重いので、自宅まで届けてもらえて助かりました。笑


長男も長女もよつ葉牛乳が大好きで、
1日1本飲んでしまうので、これでも5日分。
あっさりなくなる予定です。😄


お腹いっぱい食べて、「お休みなさい」。相変わらず、マスクを着けて寝ています。^^


さて。
これからまた、体力勝負の毎日が始まります。


(つづく)

無料で行けた札幌。美味しいものを食べ歩いた3日間 15 - ロイズチョコレートワールド① ミュージアム(2023年11月30日/3日め)

2023年11月30日 チョコレートのるつぼに入ります。(北海道千歳市)


11月30日(水)- 3日め


「北海道レンタカー」さんで、
お借りしていた車を返却し、
ワゴン車に乗り換えて、
空港まで送っていただきました。


この会社の車が、じゃらん最安値でした。他の大手レンタカー会社より20000円くらい安かったので、即決しました。dポイントで払ったので、結局タダだったんですけど。笑


新千歳空港に着いたときは16時半でした。
フライトは20時半なので、まだ4時間あります。
この空き時間を利用して、
行きたいところがありました。


それは、ロイズチョコレートワールドです。
でも閉館時間まで、あと30分しかありません。
「急げ~~~」
と、ふたりで、空港の中を走りました。笑


空港3階にある、「ロイズチョコレートワールド」です。ここでは、チョコレートの製造工程を見学できます。


【ロイズチョコレートワールド】
新千歳空港3階スマイルロードで、ロイズ(ROYCE)が展開する、チョコレートのエンターテイメント施設です。ロイズと言えば、北海道を代表するチョコレート店で、ロイズの生チョコは北海道土産としても大人気です。ロイズの直営店は、空港2階スイーツアベニューにもあるのですが、3階のロイズチョコレートワールドでは、ここでしか買えない限定商品を多く販売しています。無料で見学できるチョコレート工場やミュージアムもあり、大人も子供も楽しめるエリアとなっています。


こちらはミュージアムエリアです。

エリアの右側では「チョコレートの歴史」を、そして左側では「おいしいチョコレートができるまで」を紹介しています。

博物館が大好きなチカパシは、大喜びでした。😄 まずは、チョコレートの歴史を見ていきます。

チョコレートの起源は4000年前。中南米地域一帯に栄えたオルメカ、マヤ、アステカといった文明社会において、カカオをすりつぶしたものを「薬」として飲用していました。これが、「飲むチョコレート」の始まりと言われています。現在のような、甘くておいしい食べ物とはほど遠いものだったようです。

カカオ豆は「神様の食べ物」と言われ、薬のほか、通貨や交易品、儀式の供物としても使われる、大変貴重なものでした。写真は、ポチテカ商人(ポテチではありません)。貨幣として通用していたほど貴重だったカカオ豆を、彼らが運びました。盗賊などの危険を避けるため、武器を携え、顔や手を黒く塗り、夜間、人目につかないように移動しました。

これもポチテカ商人です。

当時の中南米では、すりこぎ棒と石臼で、カカオ豆やトウモロコシをすりつぶし、水に混ぜて飲んでいました。

1528年、アステカ帝国を征服したスペイン軍が、カカオを本国に持ち帰ったことから、スペイン国内でもチョコレートが飲まれるようになりました。スペインでは、砂糖、バニラ、シナモンを加え、おいしくするための改良が行われました。1615年、スペイン王女アンヌがフランスのルイ13世と結婚したのですが、アンヌはチョコレート好きだったので、チョコレートコックを連れて輿入りしました。これを機に、フランスでもチョコレートが飲まれるようになり、貴族を中心に広まって行きました。

チョコレートは、高価な飲み物としてイギリスにも広まり、1656年には、チョコレートハウスが登場しました。そして1847年、イギリスのフライ社が、型に流し込んで成型した「食べるチョコレート」を開発します。これをきっかけに、チョコレート製造企業が急増し、ヨーロッパ中に広まっていきました。

チョコレート成型に使った器具の数々。

ヨーロッパ中に広まった「食べるチョコレート」。当時容器として使用された缶のコレクションがすばらしい。^^

「高価な飲み物」だったチョコレートは、やがて、子ども向けの容器に入れられるまでに普及しました。

展示スペースの間仕切りもチョコレートです。😄

壁ぎわのパネルでは、「おいしいチョコレートができるまで」を紹介しています。よく見たら、パネルのひとつひとつが板チョコでした。😄


【おいしいチョコレートができるまで】
①カカオ豆を発酵させ、チョコレートのまろやかな香りを引きだす。
②カカオ豆をすりつぶす。
③滑らかな生地になるまで練り上げる。
④チョコレートを冷やして固める。
⑤細かく砕いて、パウダー状にする。

…だそうです。


「チョコレートをカカオ豆から作りたい」という、チョコレートメーカーとしての夢を実現するため、ロイズは、2014年より、南米コロンビアで自社のカカオファームを開き、チョコレートの原料であるカカオ豆づくりに取り組んでいます。現在、農園では、健やかに育ったカカオの木が、たわわに実をつけ始めたそうです。

チョコレートのるつぼで。


このフォトスポットを見て、3年前に訪れた、
「かねふく めんたいパーク」
を思い出しました。


最高に楽しかった、「かねふく めんたいパーク」。
全盲難聴・のんたんの冬休み 6 - めんたいパークで大笑い(2020年12月28日/3日め)


最近の企業のミュージアムは、
楽しいものが多いですね。^^
次回は、チョコレートの製造工程を見学します。


(つづく)

無料で行けた札幌。美味しいものを食べ歩いた3日間 14 - サケのふるさと「千歳水族館」(2023年11月30日/3日め)

2023年11月30日 「サケのふるさと 千歳水族館」で。(北海道千歳市)


11月30日(水)- 3日め


MIYOが道の駅で遊んでいるあいだ、
夫は、隣りの千歳水族館を歩き回っていました。



約1時間後、道の駅にやってきたチカパシ。
シパシパしながら、「おもしろかったですっ」と。


「おもしろかったですっ」…って、こんな顔してました。🤣

ちなみに、「シパシパ」というのは、ゴールデンカムイに出てくる擬態語です。


「なんでそんなに、
 博物館とか水族館とかに行きたがるんだ。」
とあきれていましたが、このときの夫の顔を見て、
ようやく気がつきました。


子どもが、遊園地とかを見つけると、
とにかく突進して行って、大喜びで遊ぶ…。
アレと全く同じなんだろうなあ、と。🤣🤣
66歳でこれですから、
永遠に飽きることはないでしょうね…。😔


このとき夫は、千歳水族館で、
60枚以上もの写真を撮っています。
そのなかから、少しだけ掲載しておきます。


これは、屋外に置いてある、インディアン水車(捕魚車/ほぎょしゃ)です。これは、さけ・ます人工ふ化放流事業に用いるサケの親魚を捕獲するために、秋の一時期だけ設置される水車で、年間およそ20万尾のサケを捕獲しているそうです。インディアン水車の設計図をアメリカから持ち帰り、千歳川に初めて設置した伊藤一隆氏は、「しょこたん」こと中川翔子さんのひいひいおじいさんだそうです。


【インディアン水車】
川に設置して魚を捕る装置です。英語ではSalmon wheelとも呼ばれ、主に川を遡上するサケの捕獲に用いられます。北アメリカ発祥であり、日本では、北海道庁初代水産課長・伊藤一隆が設計図を持ち帰ったのが始まりとされています。
現在も、「サケのふるさと 千歳水族館」横の千歳川では、一般社団法人日本海さけ・ます増殖事業協会により、この装置を利用して、人工ふ化放流事業に用いる親魚の捕獲が行われています。


古くから、サケを獲って暮らしていた、アイヌの人々。「自分が食べる分だけを獲る」人々は、自然と共に暮らしていました。

当時を再現しています

アイヌのサケ料理。チェプオハウは、MIYO家でも晩ごはんで食べたことがあります。笑

ちなみに、チェプオハウのレトルトは、ウポポイのミュージアムショップで販売しています。MIYO家では、1個をカサ増しして4人分にして、家族全員でいただきました。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 61 - ウポポイ⑧(国立アイヌ民族博物館 - ミュージアムショップ)/ 台湾フェスティバル / コンビニで5%オフになるカード(2021年11月7日/5日め)

「界 ポロト」の朝ごはんでいただいた、オハウ風の鍋ものはこちらです。
コロナでもポロト湖。星野リゾート 界 ポロト スイートを無料で楽しむ 12 - 「界 ポロト」で朝ごはん(2022年6月21日/5日め)
ウポポイ入場ゲート前にある「Café RIMSE(カフェリムセ)」では、チェプオハウ他、さまざまなアイヌ料理をいただけます。ウポポイの入場券がなくても入れます。

コロナでもポロト湖。星野リゾート 界 ポロト スイートを無料で楽しむ 14 - 「Café RIMSE(カフェリムセ)」でお昼ごはん(2022年6月21日/5日め)


その後、乱獲によってサケが減少したため、増殖事業が始まります。日本におけるサケの人工ふ化放流事業は、千歳から始まったそうです。

水族館内を進むと、まずは、世界の淡水魚ゾーンがあります。


このゾーンの先に、
日本初の「水中観察ゾーン」があります。
このゾーンが、
千歳水族館の最大の目玉となっています。


まずは、水族館の外側を見てみます。清流・千歳川の左岸に、長さ30mほどの部屋(水中観察ゾーン)が埋め込まれています。その部屋に、縦1m×横2mの7つの窓が設置されています。この窓を通して、本物の千歳川の水中を観察することができるのです。

この観察窓から、サクラマス、ブラウントラウト、アメマス、サケなどを見ることができるそうです。

「水中観察ゾーン」の中は、こんなふうになっています。縦1m×横2mの窓が7つあり、そこから、千歳川の水中を見ることができます。(画像をお借りしました)

チカパシが、「水中観察ゾーン」の窓から見た、千歳川の水中です。

窓の前には囲いなどを置いておらず、窓の前で魚を放したりエサをまいたりもしていないそうです。

明るさも太陽光線のみ。開館時間中は、日没になるまで、人工照明もしないそうです。

自然のままの川の中の様子を観察できる、水中観察ゾーン。これは、チカパシが大喜びしたはずです。🤣


つまり、水槽に入れられた魚を見ているのではなく、
自由に泳ぐ魚を、空気槽に入った人間が見ている、
…という感じですね。^^
これはたしかに、おもしろそうです。


水の中に人間が入ると言えば、旭山動物園もそんな感じでしたね。(2023年5月18日 北海道旭川市)

すぐそばまでペンギンが来てくれて、めちゃくちゃかわいかった~。😄


行き先は違いましたが、私も夫も、
それぞれに満足して出発しました。


ガソリンスタンドで満タンにしたあと、車を返却するため、レンタカー屋さんに向かいます。


いよいよ、旅も終わりに近づいてきました。
でも、お楽しみはまだ続きます。


(つづく)