MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
https://limings.muragon.com/tag/?q=2017%E5%B9%B412%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0
小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 15 - チャチューンサオ⑥ 寺院からバーンマイ100年市場①へ(2023年11月12日/5日め)

2023年11月12日 バーンマイ100年市場で。


11月12日(土)- 5日め


ピンクガネーシャで知られる、
ワット・サマーン・ラッタナーラーム
に来ています。


お昼ごはんのあとは、
再び、お寺の中を歩きました。


わけのわからないオブジェたちを見ながら…、

さらに歩くと、たくさんのお店が並ぶ市場エリアに出ました。

お魚屋さんです。看板には、「ナマズ、雷魚」とありました。バンパコン川で獲れた魚を、タイの人々がお土産に買って帰るのだと思われます。

頭を落として、天日干しにされた魚たち。


お店は何十軒も、延々と続いていて、
それを見て歩くのも面白かったのですが、
夫から、
「そろそろ次の場所に行かないと、
 時間がなくなるよ。」
と言われ、
お寺の入り口まで戻ることにしました。


入口で、お参りをする人々。ここは仏教なのかヒンドゥー教なのか、最後までよくわかりませんでした。😅

たくさんのお供えの花たち。こういうのを見ると、インドを思い出します。

入口にもやっぱりいた、ネズミさん。しっかり、お賽銭箱が置いてあります。笑

ここで、ソンテオ乗り場らしき場所があったのですが、次に駅に行くソンテオは14時20分。あと15分ほどで来るみたいですが、ほんとに時間通りに来るかどうかはわかりません。🤣


ソンテオが来る気配はないし、なにより夫が、
「ここでぐずぐずしてたら、時間がなくなる。」
と言って、ソワソワし始めました。
しょうがないから、Grabで車を呼ぶことに。
こんな田舎で車があるのかな、と思いましたが、
あっという間に見つかりました。


左:車は、13分で到着するそうです。
右:ドライバーが近くまで来ると、「ピックアップポイントで待機してください」とお知らせがあります。


Grabは、ベトナムでも、
数えきれないくらい利用しました。
その同じアプリが、タイでもそのままに使えます。
そのうえタイでは、
一部が日本語で表示されるのもすごい。笑
それくらい、利用する日本人が多いんでしょうね。


市場エリアの前で待っていると、イスズの立派な車がやってきました。^^


次の目的地である Ban Mai Market までは、
車で25分くらい。
料金は139バーツ(約556円)でした。
昔のように、
いちいち価格交渉をしなくてもいいので、
本当に便利になりました。^^


本当は、ソンテオでいったん鉄道駅まで戻り、
そこでタクシーを拾って、
次のスポットへ行こうと思っていました。
でも、お寺の前まで車が来てくれたので、
鉄道駅まで戻る手間が省け、
かえって効率が良かったと思います。


さて、バーンマイマーケット (Ban Mai Market) です。なぜか漢字で新屋市場と書いてありますが、これは中国語。この名前では、タイ人には通じません。笑 日本語では、「バーンマイ100年市場」と呼ばれています。


【バーンマイ100年市場】
バンコク市内から車で約1時間のところにあります。名前の通り、100年以上の歴史があり、チャチューンサオ県内の最も古いコミュニティのひとつです。このあたりは、別名「ペートリウ」と呼ばれており、ラッタナコーシン王朝時代にラーマ5世が統治して以来、「ペートリウの人々の市場」として栄えていました。古くから、川沿いの市場として知られており、150年以上の歴史を持つ商業地域なので、先祖代々から続く生活文化が色濃く残っているエリアでした。

かつては、水上の物流網が発達しており、それと共にこの市場も栄えました。しかし時が経つにつれて、多くの人々が陸上輸送ルートに切り替えたため、活気が失われていきました。船での輸送が減り、新しい世代の人々はバンコクに出て勉強や仕事をするようになると、バーンマイ市場は以前の活気を失い、次第に廃れていきました。
しかしその後、バーンマイ市場のコミュニティの人々が、「この市場を以前と同じように活性化させたい」と働きかけ、文化観光の新しい形を創造していきました。その結果、歴史遺産としてその魅力を伝える「バーンマイ100年市場」が生まれました。博物館と同等の価値がある学びの場として、今もなお新しい世代へ、その歴史を継承し続けています。


市場の入口を入ったところです。両側には、2階建ての長屋が続いています。

内部には、派手な照明などはなく、屋根の部分から差し込んでくる自然光だけで商いをしていました。

同じ場所を、夫が撮るとこうなります。たしかに、雰囲気がありますよね。この市場の建築様式は、ラーマ6世時代(1910年~1925年)を反映しており、独特の魅力を醸し出しています。そのため、さまざまな映画の撮影にも使用されてきたそうです。


この辺から、夫はもう、大喜び。笑
歩きながら、写真をがんがん撮っていました。


右は貴金属屋さんなのですが、左は台所用品などの雑貨屋さんです。あまりない取り合わせですが。笑

売っている食器の中には、日本から輸入してきたと思われる中古品もありました。

食堂もあります。

いかにも、ずっと昔からありそうな雰囲気のカフェ。

ところどころで、細い路地も伸びています。この路地をそのまま直進すると、通りの反対側に出るようです。が、この路地にはお店がなさそうなので、この手前で左に曲がりました。

左に曲がると、そこからさらに、市場の通りがずううううっと延びています。


古い市場だし、
それほど広くないと思っていたのに、
予想に反して、ここからさらに、
延々と市場は続いていました。


その広さから、
100年前、この市場がいかに賑わっていたかが、
伺えました。


(つづく)

4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 14 - チャチューンサオ⑤ 海鮮春雨炒めとタイ風オムライスでお昼ごはん(2023年11月12日/5日め)

2023年11月12日 ワット・サマーン・ラッタナーラームで。バンパコン川を眺めながら、お昼ごはんをいただきました。


11月12日(土)- 5日め


ピンクガネーシャで有名な、
ワット・サマーン・ラッタナーラーム
に来ています。
パンダンのアイスを食べながら、
さらに歩きました。


お寺というよりも、なにかもう、テーマパークのような勢いですが…。

この、観音様の向こうに行ってみると…、

すげー。😮

もうね、どっち向いても、こんな感じです。😄

ここはヒンドゥー教のお寺なんですが。笑


多動夫は、喜び勇んで、
あっちこっちで写真撮りまくってましたが、
「いいかげん、ごはんにしたいんだけどっ。💢」
というMIYOの言葉で我にかえったようです。🤣


…で、入ったのがこちら。川沿いに浮かぶ船がレストランになっています。

すぐ隣りはバンパコン川。目の前を、こんな船が通り過ぎていくのが見えます。

「さあ、なに食べようか。」と、はりきって、すごい表紙のメニューを開いたのですが…、

あちゃ~。全部タイ語。そういえば、店内のお客さんも、全員タイ人。外国人は私たちだけでした。😅

一応、数枚の写真はあるのですが、これを見てうっかり注文すると激辛だったりするので、要注意です。🤣


完全にお手上げ状態。
こういうときはどうするかというと、
これまでの私たちだったら、
周りのテーブルの料理を見て、
「あれと同じのください。」
とか言って、なんとかしのいでいました。


でも時代は変わりました。
今や、なんでもグーグル先生の時代。笑
さっそくやってみました。


メニューの写真を撮って、グーグルレンズで翻訳すると、すべてのメニューが日本語に変わります。すごい!!😄


まるで、日本のタイ料理店で、
メニューを見ているみたいです。
日本語に翻訳したら、
どんな料理があるのかが、つぶさにわかりました。
まずは、「海鮮春雨炒め」に決定。
この川で獲れた、おいしい素材を使っているかも、
と期待して。


次は「オムライス」です。ただしこれは、日本のオムライスでなくて、タイ風のオムレツがのってるやつだ、と信じて。😄

最後は、「川エビのガーリック炒め」。


Tさんから、
「川で獲れたエビを生で食べるのが、
 絶対におすすめ。」
と教わっていました。
タイ料理には、
「クンチェーナンプラー」
 (生エビのナンプラー漬け)

というものがあります。
なので、タイでは、エビを生で食べるのは、
そう珍しいことではありません。


きっとおいしいんだろうなあ…と、
食べたい気持ちもありました。
でも、私も夫も、淡水で獲れたものは、
生で食べない主義です。
淡水魚には、寄生虫がいることが多いので。


川で獲れたエビを生で食べて、
その寄生虫が眼球にまで移動すると、
失明してしまいます。
そういう不運な方が、世界中で、
年にひとりくらい、報告されています。
関連記事はこちらです。
タイ料理「生エビの魚醤和え」から失明!「自己責任」の意味をもう一度再確認ください。 | タイニュース・クロスボンバー(X-bomber Thailand)


こんな事例は、確率で言えば、何十万分の一、
または何百万分の一かもしれません。
でもその、何百万分の一になりたくないので…。
(ちなみにTさんは、
 「普通に食べてるけど、全然なんともない」
 そうです。まあ、ほとんどの方はそうだと思います。笑)


アメリカの寄生虫ドキュメント番組である、
Monster inside Me(私を蝕む寄生虫)
は、我が家のお気に入り番組でした。
テレビ放映中は、シリーズの全番組を録画して、
晩ごはんを食べながら、家族全員で見るのを、
夫も長女も楽しみにしていました。(←アホです。)
これについて、以前書いた日記はこちらです。
幼なじみと一日デート⑥ 目黒寄生虫館で、お勉強。(2018年10月7日)


番組では、特殊な寄生虫で苦しむ人たちが
数多く出てくるのですが、その症例の原因の多くが、
「外国で、**を生で食べた。」
というものでした。
ああいうのを見てると、
やはり淡水魚の生はこわい、
と思ってしまいます。


その割には、日本では、
お刺身大好きなんですけどね。🤣
(でも、淡水魚をお刺身では食べません。)


で、おススメされた川エビは食べたいけど、
生ではちょっと、ということで、
ガーリック炒めにしました。


ほどなく、海鮮春雨炒めが到着(180バーツ/約720円)。ふたりで食べても十分な量です。エビやイカがたくさん入っていて、激うまでした。

川風に吹かれて涼しかったけど、髪はぼさぼさ。😄


30年以上前、インドネシアのバリ島に行き、
ウブドの小さな食堂で食べた料理が、
おいしくておいしくて、
大感動したのを思い出しました。


なんということのない炒め物だったのですが、
野菜に滋味があって、体に染みわたるようでした。
あのときに、
「アジアの田舎で食べる野菜は、
 ただそれだけでおいしい。」
と、しみじみ思いました。


この、川のほとりで食べた海鮮炒めは、
そのウブドの野菜炒めと同じようにおいしくて、
夫も、インドネシアを思い出したそうです。^^


そんなことを話していたら、オムライスが到着(50バーツ/約200円)。やっぱり期待どおりの、タイ風オムレツがのってます。カリッと揚げた卵焼き。これがおいしいんですよね~。ああ、しあわせ。笑


…とここまでは、
至福のお昼ごはんだったのですが、
このあとが、来ない。
待っても待っても、
川エビのガーリック炒めが来ません。


私たちよりずっと後に来た人たちのお料理も、
どんどん運ばれて、
その人たちが食事を終えて帰ってしまっても、
私たちの川エビは来ませんでした。


夫が、お店の人に尋ね、
厨房まで見に行ってもらったりしたのですが、
いくら待っても来ません。


その後さらに、20分以上経過したので、
「キャンセルできますか?」
と尋ねると、あっさりOK。


作るのを忘れていたのか、
川エビが品切れだったのか、
ないならないと、
はじめから言って欲しかったな…。


ちょっと残念でしたが、
とりあえず2品を食べて満足していたので、
川エビはキャンセルして、お店を出ました。


エビは残念だったけど、眺めがよくて、お料理もおいしくて、楽しいお昼ごはんになりました。

お店の裏側では、川に沿って、ナーガ(ヘビ神)がのたくっています。こんなの見ながらごはん食べるんですね…。😅


さて、お昼ごはんも終わったので、
午後のアクティビティを開始します。


(つづく)

4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 13 - チャチューンサオ④ タンブンの魚と、パンダンリーフのアイス(2023年11月12日/5日め)

2023年11月12日 ワット・サマーン・ラッタナーラームで。


11月12日(土)- 5日め


バンコクからバスとソンテオを乗り継いで、
ワット・サマーン・ラッタナーラーム
にやってきました。


MIYOが撮ったピンクガネーシャはこの一枚だけ。前回掲載したたくさんのガネーシャは、全部夫が撮ったものです。(撮りすぎですね。爆)

ガネーシャを離れ、たくさんの人々が歩いている方向に、私たちも行ってみました。

お寺なので、キンキラキンのガネーシャや仏様がそこかしこに。


ここはタイですから、みなさんは、
祈願とか寄進とか、
タンブン(徳を積むこと)とかを、
ごく自然にやっておられます。


ガラス張りの家の中にある、ガネーシャや仏像たち。そこに金箔を貼りつけることによって寄進し、徳を積みます。家の外には、金箔を貼りたい人たちが、何十人も並んで待っていました。

MIYOは、お寺の横を流れるバンパコン川を見ていたのですが…、

なぜかカップルがやってきては、しばし語らい、バケツの水を川に流すんですよね。😮


ああ、これはタンブン(徳を積むこと)だ。
…と、すぐに気がつきました。


タイではよくある光景で、
「捕まえられた動物を逃がしてあげることで、
 徳を積む」

…ということです。
ここではきっと、
捕まえられた魚を逃がしているのでしょう。


そう思って周囲を探してみたら、やっぱりありました。タンブンのための魚を売るお店です。あとで翻訳してみたら、看板には、「不運と運命を避けるために魚を放す。1匹20バーツ(約80円)」と書いてありました。


このお店でお金を払うと、
魚と水の入ったバケツをもらえます。
そのバケツの魚を川に流すことで、
魚を逃がした(命を助けた)ことになり、
徳を積むんですね。^^


ここでは、お魚を放していましたが、
それ以外に、カメや小鳥なども、
タンブンすることがあります。


1986年、初めてタイに行ったときの写真です。チェンマイのドイ・ステープ寺院は、標高1080mのステープ山頂にある寺院。今から約640年前に、タイ北部を統治していたクーナ王によって建立されたと言われています。私達の後ろには、お寺の前まで、長~い石段が続いています。(1986年9月3日 タイ・チェンマイ)


このドイ・ステープ寺院で、
私たちも、小鳥を逃がしました。


お金を払うと、小鳥が入った小さな籠をもらえます。その中から小鳥を取り出し、空に放ちます。ほんの一瞬で、あっけなく終わってしまいました。^^


このときのことは、
楽しい思い出になっているのですが…。😅


よく考えたら、当然のことではありますが、
タイでは、
「タンブン用の小鳥を捕まえる商売」
が、成り立っているのだそうです。


「小鳥を逃がす」という行為自体は、
功徳のためですが、その逃がされた小鳥を、
「その場ですぐに捕まえる仕事」
さえもあるそうです。


お金を払って逃がす人がいるから、
そのお金めあてに、捕まえる人がいる…。


どこからどこまでが、タンブンなのでしょうか。🤣


バンパコン川のほとりでのたくっていた、二匹の龍。

ここはヒンドゥー教の寺院のはずなのに、仏像のようなものもあるし、龍はのたくってるし、もうわけわからん状態ですね。^^


そんな仏様エリアを抜けると、次は、
お子さまお楽しみコーナーになりました。


托鉢坊やがサングラスかけてるし、コブラがガンダムと戦ってるし、ますます、わけわからん状態。

仮面ライダーとドラゴンボール。真ん中のカゴは、いっしょに写真を撮った人がお金を入れるために置いてあるようです。一応、「施しをするお金を」と書いてありましたが。

念のために言いますが、ここはお寺です。🤣 でも、左端に置いてある大きなドラを見つけて、夫は吸い寄せられるように行ってしまいました。

ドラや鐘があったら、鳴らさないではいられない人。🤣

ゴ~~~ン。

このときの写真が、このあと札幌に行ったときの搭乗券になりました。笑 ちなみに左は、エラワン博物館です。


お子様エリアを抜けると、次は、
たくさんの屋台が並ぶエリアになります。
ここからは、MIYOの得意分野。🤣


いきなり、アイスキャンデー屋さんを発見。1本買わなくては。

えっ 11種類もあるの? ど、どれにしよう…。

アイスボックスをのぞくと、たしかに、たくさんのキャンデーが色ごとに分けられて置いてありました。

どんな味があるのかわからず、悩んでいたら、夫が、「上の看板に書いてあるよ。」と。


よく見たら、たしかに、
 黒豆、レモン、チョコレート、
 ココナツミルク、
 スイートヌードル、
 イチゴ、ドリアン、
 パンダンリーフ、
 コーヒー、ミルク、タロイモ
…と、タイ語、英語、中国語で書いてありました。


MIYOはパンダンが好きなので、
パンダンリーフにしました。
パンダン(赤道付近の暑い地域でお菓子や料理によく使われる植物)については、こちらでご説明してあります。
4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 10 - チャチューンサオ① バスターミナルで、フィッシュヌードル(2023年11月12日/5日め)


それにしても、スイートヌードルって、
なんだったのでしょうか。
(このときに食べてみればよかった。🤣)


…と言うことで調べてみたら、
緑豆の粉を練って凍らせてアイスにした、
タイのスイーツのようでした。
(なのになぜヌードル?😮)


で、これがパンダンリーフのアイスです。お店の人が、包装しているビニールを外し、小さなカップを取り付けて串にさしてくれました。なるほど、暑いタイでは、アイスがどんどん溶けていくのですが、これなら、溶けたアイスが垂れ落ちることがありません。

緑色のアイス。ここはタイなので、メロン味ではなく、パンダンリーフ味です。^^


パンダンがあると、
「ああ、タイに来たんだなあ…。」
と実感し、ついうれしくなります。^^


そしてここから、屋台ストリートに突入。

巾着型の揚げワンタン。

海老のグリル。そうそう。「この川で獲れたエビがおいしいから、食べてね!」とTさんに言われていました。

もちろんお肉もおいしそうです。


もうね。全部食べたいんですよ…。
時刻は12時半。
お腹空いてきたし、
そろそろお昼ごはんにしたいのですが、
夫はまたまた、勝手にどこかに行ってしまい、
姿が見えません。


こうやって、我が家の旅はいつも、
「夜討ち朝駆け、ごはん抜き」
にされてしまうんですよね…。😔


(つづく)

4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 12 - チャチューンサオ③ ピンクガネーシャとネズミさんたち(2023年11月12日/5日め)

2023年11月12日 ワット・サマーン・ラッタナーラームで。


11月12日(土)- 5日め


バンコクからバスとソンテオを乗り継いで、
ワット・サマーン・ラッタナーラーム
にやってきました。


案内板とか、タイ文字は全然読めないので、
なにがなんだかわかりませんが、
とりあえず、他の人たちが歩く方向に、
いっしょに歩いてみました。


なぜか水牛さんたちが…。

こんな近くで見ることができます。

エサをあげる人もいました。ここは動物園ですか?笑

つづいて、あられちゃんにドラえもん、不思議なピカチュウ…。

一休さんに仮面ライダー。ここは遊園地ですか?笑

とうとう夫までが、「オレもやる。」と言い出して…。🤣

だんだん不安になってきましたが、巨大なカメさんに仏様が乗っていたので、ここはやはりお寺のようです。爆

さらに歩くと、ようやく見えてきました。お待ちかね、ピンクのゾウさんの巨大なお尻!笑

台座の周囲をぐる~っと歩いて、正面に回りました。

真下から見たところ。なまめかしいですね~。

「うふ~ん」って言ってるような…。笑

どっから見てもすごい。笑

よく見ると、右の牙が折れていて、それを手に持っています。(なぜ?😮)


このときは、MIYOも知らなかったのですが、
帰宅後、調べてみました。
ガネーシャというのは、多くの場合、
牙が片方折れているのだそうです。


【ガネーシャの折れた牙の由来】
片方の牙が折れている理由には、複数の神話があります。が、もっとも有名なものは以下の4つです。
①「マハーバーラタ」の著者とされるヴィヤーサは文字を書くことができませんでした。そのため、ブラフマーがガネーシャをヴィヤーサのもとに遣わし、マハーバーラタを口述筆記させました。このとき、ガネーシャは自ら右の牙を折り、その牙で執筆したとされています。
②ヴィシュヌの化身の1人であるパラシュラーマが、シヴァから与えられた斧でガネーシャを攻撃しました。しかし、それを回避しては不敬であたるので、ガネーシャは、敢えて一本の牙で斧を受け止めました。そのときに右の牙が折れました。
③籠で運ばれているときに、振り落とされて頭から落ちて、牙が折れてしまいました。
④夜道で転倒した際に、お腹が割けて、中の菓子(モーダカ)が飛び出てしまいました。それを見ていた月に嘲笑されたために、ガネーシャは自らの牙を一本折って、月に投げつけました。月の満ち欠けは、そのときから始まったそうです。


神話とはいえ、
よくもまあ、こんなにたくさんの作り話が
できるものですね!🤣🤣


…ということで、
このピンクガネーシャがある、
ワット・サマーン・ラッタナーラーム
について、ご説明しておきます。


【ワット・サマーン・ラッタナーラーム】
バンコクから車で1時間半ほどのチャチューンサオ県にあるヒンドゥー教の寺院で、幅16m、高さ24mの巨大なピンクガネーシャ像があることで有名です。一般的な参拝を目的に、2011年に建築されたのですが、祈願成就までのスピードが大変速いご利益寺として、タイの人々の間で人気のあるお寺になりました。その後、そのインパクトある姿から、観光客の間にも広まってきました。
ガネーシャ像の周りには、合計14匹のネズミがいます。各方位に8匹いるほか、ガネーシャ像の手前に2匹いて、この2匹は特殊な能力を持った目と耳(普通では見えない、聞こえないものが見聞きできる)を持っています。また、ガネーシャ像の後方にルーシーネズミ(ルーシーとは、タイ語で仙人、修行者、哲人などを意味します)、線香立ての場所にもう3匹いて、特に金運にご利益があるという2つのネズミの像が人気です。


つまり…。
もともとは普通のお寺だったのですが、
インスタ映えするってことで、
最近の観光スポットになっってしまった、
ということのようです。


インスタ映えするお寺といえば、バンコクのワット・パクナムもそうでしたね。
17年めのタイ。8人で食べ歩いた、3泊5日のおトク旅 18 - ワット・パクナム(2019年5月11日/3日め)


信仰心に関係なく、「おもしろいから」と、
外国人観光客が押し寄せているわけです。
(↑私たちもそうなのですが。)
タイでは、こういう、
「映える寺院」が増えているような…。
でも、人が大勢来れば、お金も落としてくれるので、
お寺さんの側も「ウェルカム」みたいです。


とりあえず記念写真。どこにいるのかわからない状態ですが。笑 ガネーシャは、学問、商売、医術に秀でており、あらゆる障害を取り除いて成功に導く万能の神であると言われています。

台座の装飾も派手派手。


さて、バンコクでは、soi33の住人さん(Tさん)と会っていただいたお話を、以前書きました。
4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 9 - 「さんや」で、soi33の住人さんと晩ごはん / タイのエステボックス(2023年11月11日/4日め)


このときに、
「明日、ピンクのゾウさんを見に行くんです。」
と言ったところ、突然、Tさんが、
「MIYOさんの生まれた日は、ええっと、
 木曜日だね。
 じゃあ、オレンジだよ。
と言い始めました。


そ、それ、なんですか…?😅


Tさんによると、ガネーシャの周囲には、
7色のネズミがいるのだとか。
そして、自分の生まれた曜日の色のネズミに
祈願するのがいいのだそうです。
ネズミたちが、祈願者に代わって、
ガネーシャに願い事を伝えてくれるそうです。
さすがTさん、よくご存じです。^^


ちなみに、各曜日ごとの色は、
 日曜日:赤
 月曜日:黄
 火曜日:ピンク
 水曜日:緑
 木曜日:オレンジ
 金曜日:青
 土曜日:紫
…となっているようです。


日本ではあまり聞きませんが
タイに限らず、アジアのお寺では、
生まれた曜日は重要な情報なので
自分の曜日と色を調べて、
メモしておくといいかもしれません。


自分が生まれた日は何曜日だったか、なんて、
今まで気にしたこともなかったので、
ちょっとびっくりでした。😄


夫は金曜日なので、青です。金袋を持った、縁起の良さそうなネズミを発見。「これかな? でもこれって、青じゃなくて水色だよね? まあいいか。」などとごちゃごちゃ言いながら歩きました。

ついにみつけました。光の加減で黒く見えますが、実物は青色です。

ネズミの右の耳を右手でふさいで、左耳に手をあてて、他の人に聞こえないようにお願いごとをささやくのだそうです。願い事が外に漏れないようにするのがポイントです。このとき、靴も脱がないといけなかったそうですが、知らなかったのでやってません。😅

MIYOのオレンジねずみも、ずいぶんさがして、ようやくみつけました。赤に見えますが、赤いネズミはほかにあったので、これはオレンジってことでいいよね、と…。(←いいかげんです。)

お願いごとを言ってます。^^

ネズミさんが、聞いてくれてる…、かもしれない。😄

ちなみにこちらは、ピンク(火曜日)と黄色(月曜日)のネズミさんです。


それはともかく、
どうして、ガネーシャの周りに
ネズミがいるのでしょうか…。


これも調べてみました。
ガネーシャは、なんと、
ネズミに乗って移動するんだそうです。


あーんな大きな図体で、
ネズミに乗るってどういうことよ!
って言いたくなるのですが、
神話ではそうなってるんです。🤣🤣
もう、ウソ八百だな…。
さすが、もみくちゃのインド。
なんでもありです。😂


ふたりであーだこーだと言いながら、
とりあえずお願いごとはすみました。
そして周囲を見ると、この寺院、けっこうな広さで、
食べ物屋、土産物屋に加えて、
ゲームコーナーまであり、遊園地化しています。
家族で遊びがてら来ている人たちも
おおぜいいました。


そこで、人ごみにまぎれながら、
私たちも、もう少し歩いてみることにしました。


(つづく)

4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 11 - チャチューンサオ② バスとソンテオを乗り継いで。(2023年11月12日/5日め)

2023年11月12日 エッカマイ バスターミナルで。このバスに乗りました。


11月12日(土)- 5日め


中断していた、バンコク旅日記の続きです。
前回の日記はこちらです。
チャチューンサオ行きのバスに乗るため、エッカマイ バスターミナルまで行き、屋台でフィッシュヌードルを食べたところまででした。
4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 10 - チャチューンサオ① バスターミナルで、フィッシュヌードル(2023年11月12日/5日め)


タイヌードルを食べ終わると、
夫は再び、どこかに行ってしまいました。
多動なので、全然じっとしていないし、
そもそも、黙って勝手にいなくなるから、
いらっとします。
まあ、いつものことですが。😔


このときに夫が好き勝手に撮った写真は、
もう支離滅裂状態。
よくもまあ、これだけウロウロするものです。😅
それを、ストーリーを作って並べ直す作業って、
実はけっこう手間がかかるのですが、
一応やってみました。


あはは。ターミナルビルの正面写真を撮りに、駅の外まで歩いて行ったようです。

そのターミナルビルの裏側です。発着場になっていて、たくさんのバスが並んでいます。この左側のエリアには屋根があるので、乗客は、雨の時でも濡れることなく乗車できます。

発着場の隅には、立派な仏様がありました。

屋根があるエリアには、何軒ものお店が並んでいます。

ここからはMIYOが撮った写真になります。「あなたが撮ってるのは食べ物屋ばかりだね。」と、夫にいつも笑われますが。😅


私も夫も、それぞれに、
撮りたいところしか撮らないので、
あとでお互いの写真をつきあわせると、
「えっ こんなとこ見てたの?」
ってことが、よくあります。
人ってほんと、同じところを見ていても、
実は、見たいものしか見てないんですよね。😄


私たちが乗るバスが来るのは10番ゲート。タイ文字は読めないので、番号を頼りに歩きます。

ここです。バスはもう到着していました。でも多動夫が遊びに行ってるので、ここでずうっと待ってました。😟

結局、出発時間ギリギリになってやってきて(←いつものことですが。)、ようやく乗車。

9時45分発のバスでしたが、52分に出発。おおむね時間通りです。笑 前から2番目の席だったので、フロントガラスからの景色がよく見えました。

約1時間半で、鉄道のチャチューンサオ駅に到着。


ここから、本日の目的地である、
ワット・サマーン・ラッタナーラーム
まで行くには、以下の3つの方法があります。
 ①地元のソンテオ
 ②トゥクトゥク
 ③タクシー 


いちばん安いのは、もちろん①です。これがソンテオです。屋根はあるけど、窓ガラスはありません。吹きっさらし状態で走ります。笑


【ソンテオ】
タイで広く普及している、旅客用の乗り物です。小型トラックの荷台を改造したもので、乗合バス又は乗合タクシーに相当します。ソンテウとも言います。


…ということで、ソンテオに乗りました。料金はひとり40バーツ(約160円)くらい。

1987年に行ったビルマでは、これに乗って、山の中を何時間も走りました。地元の人がニワトリの入ったカゴとか野菜の束とか持ってどんどん乗り込んできて、ぎゅうぎゅう詰めでした。爆


それに比べたら、
タイのソンテオは楽勝です。
あーでも、最後に乗りこんだふたりは、
座席が足りなくて、後ろに立ったままで、
パイプにつかまってましたけど。🤣


そんな状態でも、ソンテオは発車。

こんな川に沿って、ホコリをかぶりながら走ること約30分。

めざしていた、ワット・サマーン・ラッタナーラームに到着しました。のっけから、でっかいゾウさんが…。笑

こっちには、でっかいコブラ。😅

ひゃ~。😅

とりあえず、記念写真など。笑

私たちが乗ったソンテオは、そのまま、次の客を乗せて、すぐに出発してしまいました。私たちが帰るときにソンテオはあるのか?と一抹の不安がありましたが、まあなんとかなるでしょう。😅


どうやら、めざすお寺には着いたようですが、
夫が見たいと言っていた「ピンクのゾウさん」は、
影も形もありません。


わけがわかりませんが、
とりあえず歩いてみます。笑


(つづく)