MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 27 - サッポロファクトリー(アウトドアカフェ ミールラウンジと札幌開拓使麦酒醸造所)/ 長女は福岡ひとり旅(2021年11月5日/3日め)

2021年11月5日 サッポロファクトリー「アウトドアカフェ ミールラウンジ」で。(北海道札幌市)


【お知らせ】
3月5日から、少しお休みをいただきます。


11月5日(土)


サッポロファクトリーに来ています。


4階まで届く、大きなツリーに圧倒されました。モミの木は、十勝から運んできたそうです。

4階分の内部空間を大きく使って、アトリウムが作られています。赤いじゅうたんの先に、レストランエリアがあります。

テナントを見て歩いたあと、このお店に決めました。「アウトドアカフェ ミールラウンジ サッポロファクトリー店」です。アウトドア気分でダッチオーブン料理を楽しめるカフェレストランだそうです。

巨大なツリーから続く、赤いじゅうたんのアプローチがすてきです。

このお店は、野外で食事している雰囲気にしてあるそうです。

この日の夕食は、ピザとダッチオーブン料理をワインでいただきます。^^

左:豪快スペアリブ~特製BBQソース
右:ピザ(マリナーラ)。専用窯で焼き上げる自家製ピザ。北海道産小麦とイタリア産小麦を独自の配合でブレンドしてあるそうです。

おいしかったです!^^


食事のあとは、さっき写真だけ撮った、
レンガ館(札幌開拓使麦酒醸造所)
へ行きました。


【札幌開拓使麦酒醸造所】
1876年(明治9年)、サッポロビールの歴史は、ここから始まりました。サッポロビール発祥の地に建ち、当時の製法にならったビール造りを続けているブルワリーです。2Fには、無料で見学できる展示施設があり、ビール醸造で実際に使われている仕込釜、ろ過槽なども見ることができる他、日本のビール造りの歩みをパネルで紹介しています。


レンガ館です。手前の階段を上がって、2階に行きました。

無料の展示施設があります。夜遅かったせいか、私たち以外には誰もいませんでした。

ビール醸造で実際に使われている仕込釜、ろ過槽などを見ることができます。

でもいちばん胸にひびくのは、やっぱりコレですよね。^^

「男は黙って」。今の若い人には、通じないでしょうね…。^^

レンガ館の1階にある「賣捌所」です。「復刻の一杯」をできたてで味わうことができます。

なんと、一杯280円ですよ。

次々とお客さんが入ってきます。たった一人でがんばっていたスタッフ。忙しいのに、ほんの少しの空き時間ができると、私たちに話しかけてくださったり。とても気持ちの良い方でした。


「賣捌所」は、とてもすてきなスポットでした。
でも、レンガ館耐震工事のため、
この後まもなく、休業に入りました。
次にオープンするのは、2023年秋~冬だそうです。
なにも知らないで行ったのですが、
ギリギリで中に入ることができ、
ラッキーでした。^^


ツタに覆われた、夜のレンガ館をながめながら歩きました。


なんかね。
毎日、すてきな夜景を見たり、
おしゃれなスポットで食事したり、
「毎日がデート状態」みたいなんですよね…。
まるで新婚旅行みたいな…。笑
でも、私たちみたいなのがやっても、
あまり意味はありませんね…。🤣🤣


こうして、3日めが終わりました。


【3日めのダイジェスト】
二条市場(ほっけ定食と海鮮丼)→中島公園→新善光寺→豊平館→札幌駅前通地下広場(チ・カ・ホ)のアイヌ刺繍→旧永山武四郎邸及→旧三菱鉱業寮→サッポロファクトリー→アウトドアカフェ ミールラウンジ→札幌開拓使麦酒醸造所・賣捌所


(つづく)


(おまけのお話)


ようやく3日めが終わりましたが、
明日から少し、お休みをいただきます。
12月に続いて、再び沖縄へ行ってきます。
理由は、
「沖縄シェラトンが格安で予約できたこと」。
一泊12000円(ふたり分)ですよ…。
そしてなにより、
「前回行けなかったところが、
 まだまだ、沖縄にはたくさんある」

ということです。
今回は、初めて、
「プラチナエリート」として宿泊するので、
どんな旅になるのか、
それも楽しみです。^^


昨日、長女は福岡に出発しました。
最近は、(なんだかよくわからないのですが)
使いきれなかった有給休暇の消化が、
法律で義務になってるんだそうです。
で、年度末なので、
その休暇を消化するということで、
福岡ひとり旅だそうです。


いきなり決めて、
ひとりで行っちゃいました。


これを見たくて、福岡まで行ったムスメ。笑(2022年3月3日)

博多ラーメン食べて、天ぷら食べて、楽しそうです。^^


がんばれ、長女。^^

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 26 - 旧三菱鉱業寮からサッポロファクトリーへ(2021年11月5日/3日め)

2021年11月5日 サッポロファクトリーで。札幌開拓使麦酒醸造所です。(北海道札幌市)


11月5日(土)


旧永山武四郎邸から
旧三菱鉱業寮へと移動しました。


ふたつの建物は、この渡り廊下でつながっています。

旧三菱鉱業寮です。永山武四郎邸の建築後、30年以上あとに建てられました。やはり、こちらの方がモダンな感じがしますね。


【旧三菱鉱業寮】
炭鉱経営、金属鉱業などを行っていた三菱鉱業株式会社によって、1937年(昭和12年)頃に建築されました。このような民間企業の倶楽部が現存する例は道内に少なく、高い産業・文化史的価値を有しています。妻破風のハーフティンバー・モチーフ、丸窓など、昭和前期のモダンな洋館デザインが見られます。
ハーフティンバー:外部と接する柱・梁(はり)・筋交(すじか)いなどのティンバー(木材)を露出させ、その間を煉瓦(れんが)や漆喰(しっくい)で埋めて外壁とするもの。イギリスをはじめ、北ヨーロッパに多い建築構造です。


廊下の突き当りの部屋は展示室になっています。ここでは、北海道の鉱山と三菱鉱業についての説明パネルが置いてあります。(画像をお借りしました)

この彫刻は、かつて三菱鉱業寮に設置されていたものだそうです。

電話室と呼ばれる小さな部屋。隔世の感がありますね。^^ さらにこの部屋の奥には、「ナガヤマレスト」というカフェがあります。

階段を上がって、2階に行ってみます。

階段を上ると、廊下の両側に4つの和室があります。

1室は、図書室として利用されており、他の3室は、有料スペースとして市民に貸出を行っています。

廊下の奥に見えているのは、「ホール」と呼ばれているところです。

すてきですね…。

こんな丸窓がありました。この部屋はもと納戸であったため、中から外を見るというよりは、採光用と建物の外観意匠のアクセントとしてデザインされたと思われるそうです。

このような丸窓は、昭和初期のモダン住宅でしばしば見られました。1930年代に流行したアール・デコ様式の影響とも考えられます。


どこを見てもすてきなデザインで、
「これが本当に社員寮なのか?」
と思ってしまいます。
私が勤務していた会社の独身寮とは大違い。笑
それともここは、社員寮なのではなく、
社交用のクラブラウンジだったのでしょうか。
いずれにしても、さすが、財閥系、
と思ってしまう建物でした…。


ふたつの見学を終え、外に出ました。
さて、ようやく晩ごはんです。


旧永山武四郎邸の隣りにある公園は、「永山記念公園」という名前でした。樹々の奥で灯りが灯っているのが、三菱鉱業寮です。

さきほどは通り過ぎたサッポロファクトリーの中に入りました。札幌開拓使麦酒醸造所と煙突が、おだやかな光を放っていました。


ここはですね…。
もう、デートにぴったりなスポットです。
私たちが来てもしょうがないのですが。爆


レンガ館の美しさに見とれ、
夫は夢中で写真を撮り始めました。
そしてふりかえると、そこは…。


巨大なアトリウムでした。ガラス窓越しに見える人の小さいことにご注目ください。このアトリウムがいかに大きいか、おわかりいただけるでしょうか。


わくわくしながら中に入ると、
さらに驚きます。


巨大なクリスマスツリーが、輝いていました…。


十勝・広尾町から運ばれてきた木が、
巨大なクリスマスツリーとなって
飾られていました。
毎年、11月から12月下旬までの
期間限定で見ることができるシーンです。


もう一回、言いますよ…。


「ずるいよ、札幌。
 こんな素敵な所を、隠してるなんて…。」


単に、私が知らなかっただけなんですが。笑



(つづく)

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 25 - 旧永山武四郎邸 / 銀座「ももてなし家」で、500円のお弁当。(2021年11月5日/3日め)

2021年11月5日 旧永山武四郎邸で。(北海道札幌市)


11月5日(土)


公園の向こうに、
旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮
が見えました。


2軒が並んで建てられています。


【旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮】
旧永山武四郎邸は、明治10年代前半、屯田事務局長時代の永山武四郎が私邸として建築しました。その後1911年(明治44)、三菱合資会社が永山邸の土地・建物を買収し、1937年(昭和12年)頃に三菱鉱業寮部分を増築しました。旧永山武四郎邸と旧三菱鉱業寮は、明治前半期・昭和期の時代様式をそれぞれよく表しており、それらが共存している点でも建築的価値が高い建物と言われています。


向かって右側にあるのが、旧永山武四郎邸(北海道指定有形文化財)。

そして左側は、旧三菱鉱業寮(国登録有形文化財)。

なんと、夜10時まで開館しています。これなら、先に晩ごはんを食べてから来ればよかった、と後悔しました。笑


入り口を入るとすぐに渡り廊下があり、
右に行くと旧永山武四郎邸。
そして、左に行くと、
旧三菱鉱業寮の内部になります。


旧永山武四郎邸の方から入ってみます。


【旧永山武四郎邸】
北海道の開拓に情熱を傾け、「屯田兵の父」と呼ばれた第2代北海道庁長官の永山武四郎が、1877年(明治10年)ごろに、屯田事務局長時代に建てた私邸です。全体が重厚で簡素なデザインのこの建物は、洋風の応接室の天井に清華亭や豊平館によく似た紅葉のモチーフの中心飾りが設けられ、その洋室と和室をつなぐ開口部には、洋風の引き込み戸が設置されているなど、細部に開拓使が手掛けた和洋住宅様式の特色を良く伝えています。1985年(昭和60年)に札幌市へ寄贈され、建物を含めた一帯が「永山記念公園」として整備されています。


応接室です。窓の雰囲気がいいですね。^^

照明の上部にあるメダリオン(天井中心飾り)には、モミジが描かれています。豊平館で、数多くのメダリオンを見て来たばかりでしたが、思いがけずここでも見ることができ、うれしかったです。^^

この応接室(洋室)は、洋風の引き込み戸を介して、隣にある書院座敷の和室と直接つながっています。この間取りが、この建物の大きな特徴となっています。当時の洋室は、別棟や廊下をはさんで造られるのが一般的でした。

応接室のとなりにある、書院座敷の和室です。付け書院等を構えた、15畳の広い部屋です。縁側からは、四季折々の庭園の景色が眺められるそうですが、このときは夜だったので、すでに真っ暗で、よくわかりませんでした。笑

さらに奥の部屋に行ってみます。

障子の桟がすてきです。^^

ここは畳敷きの客室です。が、窓枠や扉、飾り棚が洋風の設計で、和洋折衷になっています。窓枠が、応接室のものと同じですね。

邸の全景です。

次は、渡り廊下の左側にある、旧三菱鉱業寮に行ってみます。


80年以上前に建てられた社員寮です。
そのようすは、次回にご紹介します。


(つづく)


(おまけのお話)


私が毎週通っている歯医者さんは、
なんと銀座にあります。
それも、銀座シックスの裏です。
どうして、こんな高そうな場所に、
通うようなことになったかというと、
ここの院長先生が、歯周病のケアに
とても力を入れている方だからでした。
(でも、治療費は普通です。笑)


以前は、定期的なクリーニングのために
月に一回、通っていました。
でも最近は、右奥歯の治療のために、
毎週通っています。
この歯は、ずっと前に、
他の医院で治療していただいたのですが、
その治療が適切ではなかったようです。
6年前、現在のクリニックに初めて行ったとき、
院長先生からそのことを指摘されました。
でも、特に困っていなかったので、
なんとなく放置してしまいました。
そしたら最近になって、なんと、
歯の根っこの部分が割れてしまいました…。


定年退職後は、銀座まで行くのがおっくうになり、
自宅の近所の歯医者さんに、
クリーニングをしていただいていました。
銀座の歯医者さんには、
ご無沙汰してしまったのですが、
やはり、ここに通わなくてはだめだったなあ…、
と、反省しています。😔


そんなわけで、今日は、
銀座で歯科医院に行く途中で必ず通る、
とっとり・おかやま新橋館のお話です。


とっとり・おかやま新橋館。新橋駅のすぐ前という、絶好の立地です。(2020年3月1日)


隣り同士の鳥取県と岡山県が手をつなぎ、
アンテナショップを開設しています。


1階のショップは広く、イートインスペースもあります。2階はビストロカフェで、鳥取、岡山の旬の食材を使った料理が楽しめます。(画像をお借りしました)


1階のショップには、ときどき入るのですが、
2階の飲食店に入ったことはありませんでした。
お店の名前は、
「ビストロカフェ ももてなし家」
鳥取・岡山の旬の食材を使用しており、
岡山の桃(もも)、鳥取の梨(なし)
にちなんで名づけられたそうです。


このアンテナショップの前に、
最近、気になる立て看板があるのです。


コロナ禍でテイクアウトに力を入れているのでしょうか。ももてなし家で、「どんぶりフェア」を開催中だそうです。銀座で1個500円は魅力です。^^

「特別価格500円」のどんぶりは、3種類です。(画像をお借りしました)


「デミカツ丼」「ピーチポークの冷しゃぶ丼」
を買ってみました。
合計1000円です。
お支払いは、ペイペイで。
私は、ペイペイで支払うと、
3%をポイントバックされます。
(ペイペイ支払いを月に30回以上行うと、翌月は、通常0.5%のポイント還元率が1%になります。そしてチャージは、「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」から行っています。この方法でチャージした金額は、ラインペイクレカ(2%還元)で決済できるので、ポイント還元率は、合計3%になります。)


…って、エラそうに言ってますが、
「1000円払って、30円もうかった」
だけなんですけどね。笑
以前は、「みみっちいこと言うな」と
ばかにしていた多動夫も、最近は、
「銀行に預けても、3%も利子がつかないからな。
 いまどき、3%ももらえるなんて、
 すごいことだよな…。」
と言うようになりました。


まあね…。
MIYOが貯めたポイントで、
あれだけタダで旅行したら、
そりゃもう、
ばかになんてできないですよね。🤣🤣


一回あたりはみみっちいのですが、
一か月に、ペイペイで合計50000円支払ったら、
1500円のポイントになります。
チリも積もれば、ですね。


さらに昨年からは、東京都の固定資産税
ペイペイで払えるようになりました。
これで3%還元と言うのは、もはや、
みみっちい話ではなくなります。笑


話がそれましたが…。笑
購入したお弁当は、晩ごはんでいただきました。
おいしかったです。^^
そしてこのお店で、もうひとつうれしいことが…。


こんなクーポンをいただきました。


現在、「ももてなし家」で、
「頑張ろう!鳥取・岡山」キャンペーン、
開催中です。
1000円以上の購入で、
次回利用できる500円クーポンを
1枚もらえます。


自宅に帰ってから見たら、なぜか、
500円クーポンを2枚、いただいていました。笑
2月28日までのキャンペーンだったのですが、
予算が余ったので、
キャンペーンを継続しているのだそうです。
「クーポンは、おそらく、
 3月中頃まではご利用できそうです。」
とのことでした。


予算を使いきったら、
予告なく終了されるそうなので、
来週の歯科通院で、必ず、
クーポンを利用したいと思います。^^


次回は、「特別価格800円」のどんぶりを買ってみたいです。^^ 岡山の日生牡蠣、鳥取の大山ハーブチキンですよ。アンテナショップ、すばらしいです。笑(画像をお借りしました)


結局。
1000円支払って、1030円分のオトクです。
来週、もしもこのクーポンが使えたら、
なんですけどね。笑

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 24 - アイヌ刺繍と日本キリスト教団 札幌教会 / 夢庵の天丼とANA函館行き航空券を半額で買う(2021年11月5日/3日め)

2021年11月5日 豊平館の、美しいバルコニーです。(北海道札幌市)


ポパイさんや惇さんからも、豊平館の思い出を寄せていただきました。
(ポパイさん)
「昭和50年代前半は、年に2回位は豊平館の格調高い結婚式に招待された記憶があります。」
(惇さん)

「私の姪もここで結婚式を挙げたので、身内として式にも参加したことを懐かしく思い出しています。
 ホテルと違ってとても厳粛な気持ちになったものです。
 披露宴での食べ物がとても美味しかったのを、今でも覚えています。
 その当時でも、「かなり前から予約してやっととれた」と姪が話していました。
 思いがけなく何十年ぶりで中を見ることが出来て嬉しかったです。
 市内に住んでいるのですから、雪が融けたら散歩がてら行こうと思いました。」


札幌のみなさんの心の中に、豊平館がしっかりと刻まれていることを、あらためておしえていただいたような気持ちです。ありがとうございました。
自分が住んでいるところにこんなすばらしい建物があるというのは、札幌の人々の誇りですね。
豊平館での披露宴に出席されたことがあるというだけでも、とてもうらやましいです。^^


11月5日(金)


美しい中島公園をながめながら、
豊平館まで歩いてきた道を、
逆にたどりました。



時刻は4時。
思っていたよりもずっと、
豊平館で長居をしてしまいました。
今日の観光はこれで終了し、
ホテルまで戻りたいところでしたが、
そうはいきません。
この日も、夫を夜遊びに
連れて行くことになっています。笑
一日中、ホテルの部屋で仕事しているので、
まあ、晩ごはんくらいは観光気分で、
つきあってあげないとなあ、と。


ということで、この日、夫には、
「夕方5時半に、
 サッポロファクトリーに来てね。」
と言ってありました。
言い出した私の方が
遅れるわけにはいきません。😅
歩いていくと1時間以上かかりそうなので、
地下鉄に乗ることにしました。


路線図を見ながら、「南北線に乗って、中島公園駅からさっぽろ駅まで行けば、なんとかなるかな。」などと考えて…、

札幌の地下鉄、初体験。^^


わずか5分で、さっぽろ駅に到着。
ここからサッポロファクトリーまで、
歩いていくことにします。


地下街を歩いていたら、アイヌ文様のタペストリーがたくさん飾ってあるコーナーを通りました。


【アイヌ刺繍展示コーナー】
札幌駅前通地下広場(チ・カ・ホ)に、2011年に設置されました。場所は、札幌市営地下鉄南北線さっぽろ駅コンコースからチ・カ・ホに入ってすぐ。「ミナパ」とは目と鼻の先です。

この展示コーナーでは、柱を利用して、アイヌ民族の様々な伝統文様を刺繍したタペストリー12点を展示しています。また、札幌の地名の由来など、アイヌ文化について詳しく紹介するコーナーもあります。


タペストリーは12点もあり、全部を撮ることはできませんでしたが、そのほんの一部です。


こんな美しい作品を、
駅の地下通路に展示しているなんて…。
さすが、札幌。
さすが、北海道。
すごいなぁ…。


もっと見ていたかったのですが、
時間がないので、また後日来ることにして、
先を急ぎました。


サッポロファクトリーの近くまで来ました。古そうな教会が見えます。ものすごく雰囲気がありますね。^^ 歩いてると普通にこんなのが出てくるのが、札幌のおもしろいところだと思います。

「日本キリスト教団 札幌教会」と書いてあります。


【日本キリスト教団 札幌教会】
明治時代に建てられた、キリスト教の教会堂です。1904年(明治37年)の建築で、建材には、当時札幌市で採石された札幌軟石が使用されています。1998年に国の登録有形文化財に登録され、札幌市より「さっぽろ・ふるさと文化百選」の一つとして登録を受けています。
札幌市の中心を流れる創成川に面している位置に建てられており、北海道におけるキリスト教メソジスト派の教会堂としては、函館市と小樽市に建設されたものの次に古い教会堂でした。1903年に、教会堂が大火に見舞われ、消失してしまいましたが、翌年の1904年に木造から札幌軟石を用いた石造りの教会堂を建設し、現在ある教会堂の姿となりました。この建設には、現在の北海道大学である札幌農学校の第1期生である、佐藤昌介(後の北海道帝国大学初代総長)が携わりました。
教会堂は、西側に塔が建てられており、ロマネスク様式のデザインを基調としています。加えて、アーチ型の開口部分、頭頂部に設置された十字架、バラ窓など細部に特徴のある造りは、ゴシック風のデザインを思わせます。


写真を撮ろうと思って近寄ったら、教会の前で、先に写真を撮っている人がいました。


こんな、人通りのないところで、
私以外にも珍しい人がいるものだな。
…と思って見たら、多動夫でした。爆


あのね。
私が指定した待ち合わせ場所は、
「サッポロファクトリー」なの。
ここじゃないよね?
なのに、どうしてこんなとこで、
引っかかってるの?🤣🤣


札幌は広いのに、
私たち、どうして、よりによって
ここで出会ってしまうのか…?😂😂😂


み「なんでここにいるの?」
夫「いや、歩いてたら、
  なんかおもしろそうだったから。」


…だよね。
私もだよ…。😔😔


似たもの夫婦すぎて、いやになります。😂😂
思いがけず出会ってしまったので、
しかたなく(笑)、いっしょに歩きました。
(ちなみに、上の写真は、そのときに
 夫が撮っていたものです。笑)


待ち合わせる予定だった、サッポロファクトリーに着きました。


【サッポロファクトリー】
「日本人によるビール造り」発祥の地です。
1876年(明治9年)、日本人の手による初のビール工場「開拓使麦酒醸造所」が、開拓使によって作られました。サッポロファクトリーは、その跡地に立つ複合商業施設で、ショッピング、シネマ、レストラン、アミューズメント、ホテル(ホテルクラビーサッポロ)など、様々な施設を擁しています。
館内は、大きく7つのエリアに分かれています。特徴的なのは、大きな温室のような造りになっている「アトリウム」です。地下から4階分が吹抜けになっており、日差しが注ぐ気持ちのよい空間。吹抜けを囲むように並ぶアウトドアショップや雑貨店、インテリアショップやカフェをめぐりながら買い物が楽しめます。11月から12月下旬までは、十勝の広尾町から運ばれてきた巨大なクリスマスツリーが飾られ、16時になると音楽とともにイルミネーションが点灯。また、煙突広場には工場創業当時の味わいを再現した出来たてのビールが250円で飲める「札幌開拓使麦酒・賣捌所」もあります。


サッポロファクトリーの、レンガ館です。ここでは、サッポロビールの歴史を知ることができます。地ビールの販売施設や、貯酒タンクを配置していたトンネルを改修したビアホールがあります。

お腹が空いていたので、早くごはんを食べたくて、どんどん歩くMIYO。

このレンガ館の向こう側に、たくさんのレストランがあるのです。^^


中に入ろうとしたのですが、多動夫、
「その前に、
 ちょっと行きたいところがある。」
ですと。


レンガ館の前を素通りし、
隣りにある公園も通り過ぎると、
さらにその先に、目的地が見えてきました。


旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮です。


「ごはんを食べてからここに来たら、
 閉館してるかもしれないから、
 先に見ておきたいんだよ。」


そう言われては、しかたがありません。
お腹が空いてましたが、
我慢して、再び、観光開始です。


今夜は夫を、
サッポロファクトリーに連れて行って、
「札幌観光気分」に
させるつもりだったのですが、
逆に私の方が、
ここに、連れてこられてしまいました…。😔


ほんと、くりかえしますが、
似たもの夫婦すぎて、いやになります。😂😂


(つづく)


(おまけのお話)


まろママさんのブログで、まろかんさんが、
夢庵の天丼を紹介されていたので、
私たちも行ってきました。
(まろかんさん、情報ありがとうございました。)


なんと、749円が399円ですよ! ほとんど半額です。

待ち時間の節約のため、あらかじめ、夢庵のサイトで注文してからでかけました。

お支払い(天丼2個で819円)は、カード3枚使いで行きます。上から、①すかいらーくグループのプラチナパスポート(60歳以上限定)、②ラインペイのクレカ、③dカードです。

①すかいらーくグループのプラチナパスポート提示で、グループ各店舗で、5%割引になるので、43円引き。②ラインペイのクレカで支払い、2%(16円)のポイントバック。さらに③dカードで、dポイントを4Pいただきました。全部で、63円分のオトク。ほぼ8%のオトクになりますが、もともと定価の半額になっているので、もう、どれくらいオトクなのか、わけがわかりません。笑


dポイントの残高が、55555Pでした。笑
このdポイントを使って、
旅行先のホテル代を、
ほぼタダにしています。😂😂


お金はないけど、
ポイントはある、MIYO家です。笑


持ち帰ってきた天丼です。お味噌汁の具はネギとお豆腐ですが、さらに、石垣島で買ったアーサーをいれました。


天丼は、エビ天が2本も入っていました。
てんやのよりもあっさりしていて、
とってもおいしかったです。
(てんやの天丼も大好きなのですが。笑)


最近は、キャンペーンが多いので、
こんなふうに、一回の支払いで、
いくつかの会社の重ねワザを使うことが
多くなりました。
オトク度が倍増します。
今回は、「半額+63円」のオトクでしたが、
こういうのをちまちまと積み重ねては、
日本全国、タダで旅行しています。^^


どかんとでかいキャンペーンもありますね。^^
昨日と今日は、ANAがすごいです。
4月中の航空券が、日本全国、激安になっています。
(マイル利用者限定です。)

https://www.ana.co.jp/ja/jp/domestic/promotions/ana_kyun29/


4月に予定していた函館旅行の航空券が、
半額以下のマイルで買えてしまいました。
(マイルだから、もともとタダなんですけどね。)


ということで、4月も、
お安く、オトクに、行ってきます。^^

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 23 - 豊平館④ 幸せの記録(2021年11月5日/3日め)

2021年11月5日 豊平館。幸せの記録と共に。(北海道札幌市)


11月5日(土)


豊平館の日記、最終回です。
ひとつひとつの部屋を見ていきましたが、
残すところ、あとふた部屋になりました。
椿の間と梅の間をご紹介します。




椿の間です。こちらはレンタルスペースとして貸し出されています。レンタル費用は、1時間900円(50㎡で定員20名)だそうです。それぞれの部屋の照明に個性があるのですが、この部屋の照明は、和のテイストであるように感じます。実は、この部屋では主に、結婚式での両家顔合わせが行われていたのだそうです。


写真の金屏風の前には、
新郎新婦が座ったのでしょう…。
こんなすてきなところで
結婚式を挙げたなんて、
きっと、一生の自慢になりますね。^^


かつては、北海道民にとって、
有名な結婚式場だった、豊平館。
予約をしたい人々が、列をなしたそうです。


さて。
最後の部屋になりました。
豊平館の中でも、圧巻ともいえる部屋。
梅の間です。


梅の間に入ります。

かつて、明治天皇を始め、大正天皇(皇太子時代)や昭和天皇も滞在した部屋でした。

豊平館で保管されていた、曲木椅子(まげきいす)。1910年(明治43年)から翌年にかけて、秋田曲木製作所(現秋田木工株式会社)で製作されました。

続き部屋の「梅寝間」です。寝室にあたる部屋で、寝台・洋服箪笥・洗面台などが配置されています。建設当時は旅館が主流で、ベッドを備えた客室でサービスを行えるホテルが、まだ少ない時代でした。が、豊平館では、ボーイが毎朝部屋を回り、洗顔用のお湯を届けるなどのサービスが行われていたそうです。

2階の、このいちばん手前に見える窓の内側が、かつては天皇の部屋でした…。


すべての部屋の見学を終えましたが、
中でも、忘れられない部屋があります。
それは、「豊平館②」でご紹介した、
芙蓉の間です。


1階のいちばん奥にあった、「芙蓉の間」。

この部屋の奥には、たくさんの名簿が飾られています。かつて、豊平館が結婚式会場として使われていた頃に、結婚式を行った人々の名簿です。最盛期には、年間で1000組がここで結婚式を行ったそうです。そして、さらに奥の部屋では「幸せの記録」と題された記録映像を見ることができます。当時に結婚式を挙げた人の思い出などが紹介されており、とても心温まる映像でした。


「幸せの記録」。
なんといいことばでしょうか。
豊平館は、
「かつて天皇が宿泊していた」
という、由緒ある館です。
けれど、
「その同じ館で、
 数多くの市民が結婚式を挙げた」
という事実の方が、
ずっとずっと、私の胸に響きました。


ラピスラズリが醸し出した、
ウルトラマリンブルーの館は、
数多くの人々の、
「幸せの記録」を紡いだ館でした。


【豊平館】
1880年(明治13年)、北海道開拓使が洋風ホテルとして建築しました。翌年、明治天皇が最初の利用者となって以後、要人の宿泊等に利用された建物です。明治政府機関が建設した唯一のホテルであり、明治初期の貴重な遺構として、1962年(昭和39年)に、国の重要文化財に指定されました。
1922年(大正11年)に、宮内省から札幌市へ譲渡された後、2012年(平成24年)まで、式典や大会会場、市営の結婚式場として、札幌市民に親しまれる存在となりました。2012年から4年をかけて、大規模な保存修正工事を行い、2016年にリニューアルオープンしました。


2階のバルコニー越しに見える、中島公園です。


豊平館は、当初、
さっぽろテレビ塔付近に建設されましたが、
1958年、中島公園内に移築されました。


野外学習でしょうか。たくさんの小学生が、通り過ぎていきました。

そして、結婚写真を撮るカップル。


美しい中島公園の一角で、
豊平館は今も、市民に愛されながら、
「幸せの記録」を紡いでいます。


この連載中、自由おばさんから、
メッセージをいただきました。


「私の兄が、豊平館で結婚式を挙げました。
 今から50年以上も前のことです。
 懐かしいです。
 今見ると趣がありますね。
 ありがとうございました。」


こちらこそ、ありがとうございました。
札幌市民でもない私ですが、
このコメントをいただき、
豊平館を、さらに身近に感じました。^^



美しい豊平館の姿が、胸に沁みました。
札幌の宝。
北海道の宝。
そして、日本の宝だと思いました。


(つづく)