MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
https://limings.muragon.com/tag/?q=2017%E5%B9%B412%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0
小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

銀座米料亭 八代目儀兵衛② - 独自のブレンドで生み出す「究極のコメ」(2022年5月29日)

2022年5月29日 「銀座米料亭 八代目儀兵衛」で。儀兵衛の鮨米でにぎった鮨は、青もみじで彩られていました。(東京都中央区銀座)


5月29日(日)


京都の老舗米屋が展開する、
米料亭 八代目儀兵衛
に来ています。


米酒:オリジナルライスワイン
粥:八穀米を使った皐月のお粥
に続いて、三品めは、米菜です。


米菜:如月の前菜とお米のソースを京野菜に添えて
   ~銀シャリパンとともに~


奥にあるのは、
アスパラガスと海老の春巻きです。
このままでもおいしいのですが、
右手前の、ホワイトアスパラのソース
いただきます。


春巻きの手前にあるのは、へしこ
若狭地方(福井県南部)および
京都府丹後半島の伝統料理です。
鯖と米油を合わせてソース状にしました。
これを、左側の京野菜とともにいただきます。
和風バーニャカウダのイメージです。


お料理に見とれていたら、さらに虫かごのような器が追加されました。

なんでしょう。ひとつひとつの品にストーリーがあり、蓋をとるのが楽しみです。

中にあったのはごはんパンでした。米粉パンではなく、小麦粉の生地にごはんを練り込んで焼いたものだそうです。


「はじめのひとくちはそのままで、
 まずはパンの味をお楽しみください。
 そのあとに、へしこをつけて、
 お召し上がりください。」
とのことでした。


春巻きはサクサクとして、
アスパラの歯ごたえと海老の味が
バランスよく楽しめました。


へしこは初めていただきましたが、
生臭い感じがなく、
京野菜にもパンにも合います。
まさに、和風バーニャカウダでした。


ここで、お水を持ってきていただきました。きれいな、津軽びいどろのグラスでした。津軽びいどろ、大好きなんです。^^

これは、ネットで見つけた写真です。津軽びいどろは色合いが美しく、特徴があるので、すぐにわかります。


【津軽びいどろ】
青森県津軽半島の西側に広がる七里長浜の砂から生まれたガラス細工です。当初は、漁業網の浮き球を作ることから始まりました。「宙吹き」の技法で作り、更に流麗なガラスの美を創りあげてきました。
「宙吹き」は、紀元前1世紀頃から受け継がれてきた伝統の技法と言われています。坩堝の中で溶けた約1200度(成形温度)のガラスを吹き棹の先端に巻取り、 もう一方の端から息(ブロー)を吹き込んで膨らませながら形を整える技法です。 成形炉で再加熱しながら色ガラスや色ガラスのフリットを重ねて仕上げていきます。紛れもない職人の技です。


これは、ケユカで販売されていた津軽びいどろのお猪口です。(2021年7月4日)

一年前、青森を旅行した時の日記です。このときに見て以来、津軽びいどろが大好きになりました。^^
コロナでも青森。奥入瀬の春の流れを追いかけて 1 - よぐ 八戸さ おんであんした。(2021年5月13日/1日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


話が脱線しました。😅
次のお料理です。


鮨:儀兵衛の鮨米でにぎった鮨
お料理が、ひとつの舞台のようです。

青もみじが大きく広がっているので、全体像をうまく収めることができません。アングルを変えながら、ふたりして撮りまくりました。笑

で、肝心のお料理です。5月といえばちまきなのですが、この日はあえて笹寿しにしたそうです。お鮨の下に敷いているのは、紙ではなく、大根のかつら剥きです。とても薄く剝かれているので、柔らかく、うっすらと味が染みています。おいしいので全部食べてしまいました。笑
(奥の左側から)
 ホタルイカの酢味噌和え
 笹寿し
(手前)
 焼き鯖寿し
 雲丹の細巻き
 新生姜のガリ

笹寿しを開くと、鯛と赤酢のにぎり寿司がありました。飲み込むのがもったいないくらいおいしい。笑


お寿司はどれもおいしく、
絶品でした。
夫は、雲丹の細巻きに感動していました。^^


米八寸:季節の彩りを儀兵衛のお米に添えて
小さな皐月の世界には、たくさんの物語がつまっていました…。

籠の中を、こいのぼりや兜で飾ってあります。

兜は飾りかと思ったら、小さなおどんぶりでした。

それぞれの蓋を取ると、小さなお料理が顔をのぞかせました。

(上から)
 鮨米と鰹の小さな丼
 J麺(お米麺のスープ)
 アイナメ、アサリと山菜を使ったいい飯。

そして、稲穂についたままのお米のポン菓子には、軽く塩をふってあります。白いお米の部分だけを、つまみとっていただきます。楽しい。^^


菖蒲と蓬(よもぎ)を飾るのは、
 菖蒲の剣のように強く、
 蓬のように優しく。
…という願いを込めているからだそうです。


米八寸のお料理を楽しんでいたら、
蓋つきのお茶碗が運ばれてきました。


瞬米:銀シャリの誕生

煮えばなのごはん。炊きあがる直前のごはんです。


お客様だけのために炊いているごはんが、
もうすぐ炊きあがりますよ、
というメッセージを込めているそうです。
ごはんにイカの味噌を添え、
その上に、軽く焼いたイカがのっています。


煮えばななので、
ごはんには、少しだけ芯が残っています。
その歯ごたえを楽しみながら、
イカの味噌とともにいただきます。


おいしいのはもちろんなのですが、
煮えばなをいただくことで、
もうすぐ炊きあがるごはんへの期待が、
さらにふくらみます。^^


たくさんのお茶碗を載せたお盆が運ばれてきました。すべて、清水焼です。


【清水焼(きよみずやき)】
京都府で焼かれる陶磁器。清水寺への参道である五条坂界隈(大和大路以東の五条通沿い)に、清水六兵衛・高橋道八を初めとする多くの窯元があったのが由来とされています。京都を代表する焼物です。

五条通の大和大路通から東大路通(東山通)に至る区間の北側に所在する若宮八幡宮社の境内には「清水焼発祥の地」との石碑が建っており、毎年8月8日から10日の「陶器祭」では、清水焼で装飾された神輿が出るそうです。


「お好きなお茶碗をお選びください。」
と言われました。
選んだお茶碗に、
ごはんをよそってくださるそうです。


「究極のコメ」が炊きあがるまで、
あともう少しです。


(つづく)

銀座米料亭 八代目儀兵衛① - 独自のブレンドで生み出す「究極のコメ」(2022年5月29日)

2022年5月29日 「銀座米料亭 八代目儀兵衛」で。美しいお膳の数々に驚きました。(東京都中央区銀座)


5月29日(日)


「中央区で20%もどってくる」
シリーズの第7回です。
これが最終話になります。


大好評だった中央区の企画は、
当初の予算を使い切ったため、
予定よりも早く、
5月29日で終了することになりました。
つまり、この日が最後、ということになります。


最終日のお店として、MIYOが選んだのは、
銀座米料亭 八代目儀兵衛です。


このお店は、2020年2月に、
テレビ東京「カンブリア宮殿」で、
【京都の老舗がコメの価値観を変える!】
というテーマで紹介されました。
たまたま、その番組を見ていて、
以来、ずっと心に残っていたお店でした。


【米料亭 八代目儀兵衛】
京都・八坂神社の向かいにある老舗米屋が、京都祇園と東京銀座で展開する米料亭です。単一の銘柄米が主流の中、八代目儀兵衛は全国の農家を回って米を探し出し、 独自のブレンド米「翁霞」を作り上げました。このブレンド米は、京都のミシュラン店2店、高級ホテル、機内食などが採用するブランド米となりました。東京銀座店は2013年にオープンしましたが、オリジナル土鍋炊飯釜「Bamboo!!(バンブー)」で炊き上げた銀シャリご飯を味わうために訪れる客で、連日満席。予約のとれない店として知られています。
「ほんとうに美味しい米を届けたい。お米の価値観を変える。」と立ち上がった、京の米老舗の兄弟二人が生み出した、「米料亭 八代目儀兵衛」。日本で最高の銀シャリ体験ができるお店と言われています。


このお店には、以前から、
行ってみたいと思っていました。
たまたま、お店の前を通ったことがあります。
「ああ、これがあのお店か。」と眺めていたら、
食事を終えた方が、中から出て来ました。
そして、
「あ~、おいしかった!!」
とうれしそうに言っていたのが、
忘れられません。
「そうか、そんなお店なんだ…。」と。


ランチなら、2000円くらいです。
それほど敷居が高くはありません。
でも、なにしろ、予約がとれない。笑
通常の予約は、2か月先までいっぱいです。
予約がなくても食事したい場合は、
当日の朝10時頃に、お店の前に並びます。
その日の予約客のキャンセルが出た場合には、
入れるのだそうです。
キャンセル待ちですから、
入れる保証はありません。
なので、ここで食事するのは無理だな、
とあきらめていました。


でも、「中央区で20%もどってくる」企画で、
対象店舗にこのお店が入っているのを
見てしまいました。
それなら行ってみようか…、
と心が動きました。


ランチは、もちろん、予約ができません。
けれど調べたところ、ディナーなら
予約可能な日がありました。
その価格、ひとり10000円です。


迷ったのですが、
結局、予約してしまいました。
こんな人気店の食事が割引でいただける機会は、
これから先も多分ないだろうな、
と思ったからです。


そんなわけで、「中央区で20%もどってくる」。
キャンペーンの最終日は、
銀座米料亭 八代目儀兵衛
でディナーをいただきます。


お店は銀座5丁目、ソニー通りにあります。

すぐ隣りにあるぴかぴかのビルは、「メゾン・エルメス」。

銀座米料亭 八代目儀兵衛です。

お店の前のモニターでは、総料理長がおいしいお米について語っていました。

座席は全部で16席。コロナ禍の今は、客席をさらに減らしています。なかなか予約がとれないはずです。この日のディナーも、「ご予約様にて満席となっております」と書いてありました。

八代目儀兵衛総料理長 橋本晃治 氏。当主 橋本隆志氏の弟さんです。


18時。
お店が開き、中に入りました。
この日予約したのは、
米三昧 祇園コース 全10品目
というコースで、ひとり10000円です。


ガラス張りの厨房の隣りに、テーブルが3つ。奥は小上りになっていて、テーブルがひとつあります。テーブルは、たったこれだけですよ。😅

MIYOの席からは、厨房がこんなふうに見えます。

本日のメニューです。どのお料理にも、「米」が入っています。

まずは食前酒です。
米酒:オリジナルライスワイン。

甘みと酸味があって、梅酒のような味わいでした。

粥:八穀米を使った皐月のお粥
お米の始まりは雑穀から、ということで、雑穀のお粥からスタートするのだそうです。

蓋をあけるとこんな感じ。かわいらしいですね。

碓氷(うすい)豆という、エンドウのおかゆです。ホタテ貝柱が入っていました。塩かげんが絶妙で、すっきりとした味わいでした。

ここで、日本酒を注文しました。たくさんのお猪口が入ったお盆が運ばれ、そこから好きなのを選びます。MIYOが選んだのは、右側のお猪口です。形がおもしろいでしょ。笑

夫が選んだのは、「澤屋まつもと 守破離(しゅはり)」。京都の純米酒で、原料米は五百万石。「爽やかな香りとしっかりとした旨味」とありました(1350円)。

夫が撮りたかったのはMIYOではなく、お酒の方です。🤣🤣

次のお料理が運ばれてきました。メニューには、「米菜」とあります。米をいただくための前菜、ということでしょうか。桐箱は、たくさんの花で飾られていました。


この日撮った写真。
ディナーは一時間半なのに、
100枚もあるんですよ…。😂😂
その中から、選んで選んで掲載していますが、
それでも、一回では掲載しきれません。
つづきは次回に。^^


(つづく)

俺のGrand Market 銀座歌舞伎座前 - 良質のデリカテッセン / 塩パン屋 パン・メゾン 銀座店(2022年5月27日/25日)

2022年5月25日 「塩パン屋 パン・メゾン 銀座店」で。ここの塩パンは、一度食べてみる価値ありです。びっくりしますよ。(東京都中央区)


5月27日(金)


「中央区で20%もどってくる」
シリーズの第6回です。
「おでん 俺のだし」で、
おいしい日本酒と初鰹を堪能したあとは、
いい気分でお散歩しました。


ふらっと立ち寄った三越。プラダのお店で、夫がなにか見つけて喜んでいます。

プラダのスニーカー。へえ。スニーカーなんてあるんだ…。


夫「ここで質問です。
  このスニーカーはいくらでしょうか。」
み「…50000円くらい?」


正解は、150000円でした。
ひゃ~。
このスニーカー一足で、
「おでん 俺のだし」でのお食事が
ペアで15回できますよ。😵😵


ちなみに、
その日、MIYOが履いていたスニーカーは、
近所のスーパーの改装前在庫一掃セールで、
1000円で買ったものです。🤣🤣
別に、これで十分なんだけどなあ…。


なあんて、おばかなやりとりをしながら、
三越は早々に退散して、
本来の目的地に向かいます。


俺のGrand Market 銀座歌舞伎座前に到着しました。1階は食品店になっていて、「俺の」各店舗で人気のメニューを手作り惣菜として販売しています。2階は、「俺のGrand Table」という、フレンチのレストランです。


【俺のGrand Market】
「俺の」シェフ自らが全国の生産者を訪れ、その中から選び抜いた食材を販売するお店です。手作りで作り上げるデリカテッセン(惣菜)を中心に、生産者こだわりの調味料や自慢のベーカリー、飲料(ワインやソフトドリンク)などを扱っています。

2階では「俺の」ベスト盤的レストランを展開しています。


東銀座まで来ることはあまりないのですが、
今日は別です。
だって、ここで買ったものも、すべて、
20%が戻ってくるのですから。笑


入口を入ったところです。ガラスケースの中に、お料理がたくさん並んでいます。

さらにお店の奥には、ワインとこだわりの食品が置いてあります。ひとつひとつを見て歩くのも楽しいです。

とりあえず少し買って帰って、翌日のお昼ごはんでいただくことにしました。

俺のヒレカツカレーが880円です。

俺の人気メニューベストテンで第3位に輝いた、ベーコンとほうれん草のキッシュ・ロレーヌ。ワンホールで580円ですよ。デパートなら1500円くらいするのでは…?

こんなお惣菜も多数。全部買いたくなりましたが、食べきれそうにないので、今回は断念しました。笑

「洋食 小林」の手づくりジャム多数。本店以外で買えるのは、俺のGrand Marketだけだそうです。塩ミルクジャム(750円)を買いました。

そして忘れてならないのが、エシレバター。フランスの発酵バターです(518円)。これが2割引で買える機会など、そうそうありません。笑

最後に、スペインのグルメポテトチップス TORRES をついで買い。黒トリュフとフォアグラの味だそうです(ほんとか? 笑)。324円でした。


全部で、3168円でした。
d払いで決済して、
648ポイントが付与されました。^^



5月28日(土)


連日、遊び続けたので、
この日はどこにも行かず、
安息日としました。


お昼ごはんは、俺のGrand Market で買った、
ヒレカツカレーライスをいただきます。^^


ビニールを開けると、中はこんな感じでした。

容器は2段になっていて、ごはんとカレーが別々になっていました。

カレーライスを温めて、エビとアボガドのサラダといっしょにいただきました。熊本県の黒酢玉ねぎドレッシングは、10年以上前から、MIYOのお気に入りです。


ヒレカツカレーは、
玉ねぎの甘みが感じられて、
とてもおいしかったです。
ボリュームがあったので、
夫とはんぶんこして食べました。


カレーのあとは、キッシュです。

こちらも美味でした。赤ワインといっしょにいただきました。


5月25日(水)


実は、この2日前にも、
サルヴァトーレ クオモに行く前に
少しだけ時間があったので、
東銀座に寄って、お買い物しました。笑
だって、20%引きですから。爆


塩パン専門店「塩パン屋 パン・メゾン 銀座店」です。


「パン・メゾン」(愛媛県八幡浜市)は、
日本で初めて塩パンを作ったお店です。
それが評判を呼び、
今では、全国のパン屋さんで
塩パンが作られるようになりました。


その東京店として、
本所吾妻橋に支店をオープンしたのは、
2018年2月。
東京スカイツリーの近くです。


そのときの日記です。
塩パン発祥の店 パン・メゾン 東京店がオープンしました。 - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


パン・メゾンは、東京でも人気店となり、
2021年11月に、東京の2号店として、
銀座店をオープンしました。


カウンターだけの小さいお店ですが、お客さんが並んで待っていました。

MIYOも列に並びました。そして順番を待っているあいだに、どれを買おうかな、と思案。

看板商品の塩パンは、1個100円です。「塩パンはおひとりにつき20個までです。」と書いてあるのですが、そうすると、なぜかみんな、20個買っちゃうんですよね。笑 私の実家(松山市)でも、いつも20個買うのですが、あっという間になくなります。

本所吾妻橋店では、塩パンひとつで勝負していたのですが、銀座店では種類が増えていました。トリュフ塩パン、えび塩パン、やきいも塩パン、塩メロンパン…。

そして、フレンチトースト、ミルクフランス、生クリーム小倉、あんバター、ハムたまごと、塩パンの変わりバージョンが並んでいます。全部買いたくなりました。笑


塩パン4個と、トリュフ塩パン、
ミルクフランスを買って、700円でした。
d払いで決済し、
143ポイントが付与されました。



この塩パンを考案した、
パン・メゾン(八幡浜市)のオーナーは、
実は、私の従兄弟なんです。笑
松山店を仕切るのは、彼の長男。
そして、次男くんが、
東京の2店舗を切り盛りしています。^^


家族でがんばって、有名店になりました。
今でも、「塩パンのおいしい店」として、
年に数回、テレビで紹介されています。
(親戚だから宣伝しているのではなく)
塩パンは、ほんとうにおいしいですよ。


銀座にいらしたときは、
東銀座に足を伸ばして、
ぜひ、お味見してみてください。


「中央区で20%もどってくる」
キャンペーンは、
いよいよ、29日で終了します。


最終日は、いままでのどのお店とも
違うところに行きます。
MIYOが以前から
行きたいと思っていたお店です。
なかなか予約がとれないし、
お高いので躊躇していたのですが、
このキャンペーンを利用して、
思いきって行くことにしました。
今から、ちむどんどんしています。^^

おでん 俺のだし - おぼろ昆布と九条ネギで、極上のおでんをいただく。(2022年5月27日)

2022年5月27日 「おでん 俺のだし」で。どれも優しいお味でした。(東京都中央区銀座)


5月27日(金)


「中央区で20%もどってくる」
シリーズの第5回です。
久しぶりに、
おでん 俺のだし
に行ってみることにしました。


名前のとおり、おでんのお店です。
が、それだけではありません。
こだわり尽くした合わせだしを使用した
極上のおでんが、
圧倒的なコストパフォーマンスで
いただけるのです。
もちろん、おでんだけでなく、
季節の逸品料理も楽しめます。


とてもよいお店なのですが、
なにしろ、狭い。
狭くて、席数が少ない。
だから、すぐに満席になってしまいます。
コロナ前は、予約をとるのが
とてもむずかしいお店でした。


そのため、ここ何年かは
利用していなかったのですが、
幸か不幸か、コロナで客足が減った今は、
予約もとりやすくなっています。


その上、店舗から、こんな写真が送られてきちゃいました。高知県宿毛市「与力水産」さんより直送で届く鰹を藁焼きにするそうです。もう、「鰹が食べた~い!」という気持ちが止まらなくなりました。笑(画像をお借りしました)


そこで、いつものように、
モッピー→食べログルートで予約を入れました。
今回は、平日16時からの予約にしたので、
他の時間よりもさらにゆとりがありました。


「おでん 俺のだし」です。間口の狭い、小さなお店です。で、中に入っても、やはりこの幅だけしかありません。

店頭のお知らせです。「超希少日本酒飲み比べ」をやっていました。笑

16時になり、お店がオープンしたので、店内に入りました。お店の横幅、ほんとにこれだけしかないんです。笑 うなぎの寝床のように細長いお店で、入口から奥まで、長いカウンターが続きます。カウンターに腰かけると、うしろのスペースはかなり狭く、人がひとり通るのがやっとという、コンパクトなお店です。

お客さんが誰もいないとこんな感じ。ほんとに狭いです。笑(画像をお借りしました)

私たちは、いちばん奥の席に案内されました。

アプリのクーポンがまだ1枚残っていたので、まずはそれを利用して、スパークリングをプレゼントしていただきました。またまたなみなみです。^^

フランスのスパークリングワイン、オペラ・ブリュでした。


「俺の」系のお店は、
アラカルトが中心なのですが、
最近は少しずつ、
コース料理も提供されるようになってきました。
このお店でもコース料理が始まっていたので、
皐月のお手軽「おでんと稚鮎の新緑コース」
(ひとり3280円)

というのを予約していました。


アラカルトと違って、コース料理にすると、
思いがけないようなお料理との出会いが
あったりするので、それが楽しみです。^^
それでは、お料理をご紹介します。


先付:自家製豆腐天生雲丹
京都の豆乳を取り寄せて作った豆腐を、だし醤油でいただきます。

お豆腐もおいしかったけど、この雲丹がまた、すばらしくおいしかったです。^^

おまちかねの鰹がやってきました。今日はこれを食べに来たんですよ~。笑

お造り:高知県より直送鮮魚刺身盛合せ
楽しみにしていた、初鰹です。もみじおろしのポン酢もおいしいのですが、お塩でいただくのは初めての体験。これまたおいしいです。ツマの九条ネギとミョウガが絶妙に合ってます。イカも高知産ですが、口あたりが濃厚でおいしかったです。^^

おでん:おすすめおでん 5種盛合わせ
鍋に盛られてやってきました。こう来るとは思いませんでした。はんぺん、大根、こんにゃく、車麩、卵を、おぼろ昆布と九条ネギでいただきます。透き通っただしが、ほんとうにおいしい。^^

おでんをいただきながら、夫は「数量限定日本酒」のリストを吟味しています。そしてMIYOは、「佐々木さんの3年牡蠣、本日入荷有ります!」っていうのを見つけてしまいました。

夫が選んだ「底ぬけ」。新潟のお酒です。「特選料飲店向」とラベルにあるので、一般には出まわらないのでしょう。(1合1280円)

1合とっくりになみなみと注いでもらえるのですが…、

なみなみを通り越して、流れ出たお酒でお猪口がなみなみになるまで注いでもらえます。笑

そしてMIYOがオーダーした、佐々木さんの3年牡蠣もやってきました。岩手県大船渡から直送されているそうです。通常1~2年育てる牡蠣を、3年かけてゆっくりと育てました。旨味の濃い牡蠣を、板前さんが目の前で軽く炙ってくれます(880円)。普通のお店なら、この価格では食べられないと思います。

本当に大きくてびっくりなのですが、写真ではわかりにくいので、スプーンとおちょこを置いてみました。でもやっぱり大きさは伝わりませんね。😅 牡蠣は旨味たっぷりで雑味がないお味。殻に残ったつゆも、残さずいただきました。

強肴:伊佐木ちまき、冷製トマトだしジュレ掛け、無花果胡麻クリーム

ちまきを開くと、イサキの握り寿司がはいっていました。

そして無花果。甘い無花果の実が、胡麻クリームと合わさって、いい肴になっています。トマトジュレも酸味はあまりなく、おだしの味が優しくて、ちょうどよい箸休めになっていました。

揚物:稚鮎と天豆の天ぷら
稚鮎が、ほんとうに清流を泳いでいるかのように盛り付けられています。いいなあ、日本料理って。^^

夫は、次のお酒を投入。高知・南酒造の南です。愛媛県産米を使用しています。(880円)

ここで夫、おでんのメニューから大好物の厚揚げを見つけてしまいました。

そしてMIYOは、鰹の藁焼きをリピートですよ。もちろん、夫にもあげました。🤣(1280円)

食事:焼きおにぎり茶漬け。
だしでいただくお茶漬けです。ここでも、九条ネギとおぼろ昆布がいい仕事をしています。さっぱりしていて、するすると食べられます。

こちらは、俺の割烹でいただいた焼きおにぎり茶漬けです。これもおいしかったです。同じ「俺の」でも、お店が違うとそれぞれにお料理が変わっていますね。(2022年5月22日)

このときの日記です。
SHARI THE TOKYO SUSHI BAR - 銀座のSUSHIバー初体験 / 仕上げは「俺の割烹」(2022年5月22日) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


甘味:信玄アイス


さて、お支払いです。
ふたり分で、合計12390円でした。
ペイペイの残金を温存したいので、
d払いで決済しました。
2539ポイントが付与されます。



ごちそうさまでした。
そして、ありがとうございました。(→中央区)
お魚はおいしいし、
上品なだしが効いた、逸品ばかりでした。
「俺の」は、ほんとうにコスパが良くて、
はずれがありません。


お腹いっぱいになってお店を出ましたが、
スタートが早かったので、まだ18時前です。
銀座を少し散歩しながら
買物して帰ることにしました。


長くなりましたので、次回に続きます。


(つづく)

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 59 - ウポポイ⑦(国立アイヌ民族博物館 - 衣服と生活・儀礼の品々)(2021年11月7日/5日め)

2021年11月7日 クマつなぎ杭(くい)です。樺太アイヌは、霊送り儀礼の際に、太い杭にクマをつなぎました。(北海道白老郡)


11月7日(日)


ウポポイのお話のつづきです。
焚き火ダイニングカフェ HARU RAN NA
でお昼ごはんを食べた後は、
午後の部の見学を始めます。


再び、アイヌ民族博物館に戻りました。


午前中は、博物館の2階で、
特別展「ビーズ」を見学しました。
そして午後は、1階で、
メインとなっている展示を見学します。


美しいガラスケースに入れられて、アイヌの衣装が並んでいました。最近の博物館はスタイリッシュですね。^^

アットゥシ(樹皮衣)

チヂリ(刺繍衣)

ルウンペ(木綿衣)。テープ状に切り分けた布を伸ばしたり、折り曲げたりしつつ、着物に縫い付けた上から、さらに刺繍(ししゅう)を刺して作り上げていく手法で文様が描かれています。頭部にあるのは、サパンペという冠で、アイヌの成人男性が儀礼の際に着用しました。

新ひだか町静内のアイヌ部族の首長・シャクシャインのイメージ図です。頭にサパンぺを着けています。(画像をお借りしました)

カパラミブ(木綿衣)。土台の布に切り抜いた布を縫い付け、上から刺繍を施した技法です。これは女性の衣装ですが、アクセサリーの使い方が独特ですね。複雑な幾何学模様を簡単に描くことができた人たち。興味はつきません。

「ゴールデンカムイ」でキロランケが着ていた着物は、まさにこの技法で作られています。(画像をお借りしました)


開拓時代の北海道やアイヌについて
知れば知るほど、
この漫画の作者である
野田サトルさんが描く世界の深さと精緻さに、
頭が下がるばかりです。


アイヌのかばんやバッグです。

そして木彫りが美しい品々。

個々の品に刻まれた模様の美しさに驚かされます。


そして展示は、
儀礼で使われる道具に移ります。


アイヌ(人間)が喜ぶものはカムイも喜ぶと考えられてきました。アイヌは、酒を漆器の椀に注いで、イクパスイやイクニシという道具でカムイに祈りを捧げます。漆器は、和人との交易などで苦労して入手したもので、カムイとの儀礼でも大事に扱われました。

イクパスイとトゥキ
カムイや先祖にお酒を捧げるためのへらと、そのお酒を入れる漆塗りの椀です。これらの道具は、人間の食事用のものとは区別して用いられました。展示は、椀を台に乗せ、その上に酒を捧げるためのへらを置き、カムイに祈る準備をした状態です。

アイヌ刀(アイヌとう)です。北海道のアイヌに伝承された儀礼用の刀剣で、蝦夷刀とも称されます。

イナウです。一本の木から、削りかけの技法を用いて作られます。


【イナウ】
イナウは、アイヌの祭具のひとつで、カムイや先祖と人間の間を取り持つもの(贈り物・メッセンジャー・神霊の依り代)とされています。日本語では、しばしば木幣(もくへい)と訳されるように、神道で用いられる御幣と同様な役割をすると考えられています。
アイヌの人びとにとって、イナウは、宗教儀礼の執行に欠くことのできない祭具で、儀礼を執行する前に、一本ずつ心をこめて作ります。その形は、祈りの対象とする神がみによって異なります。


これもイナウです。

イナウは、この旅の初日に訪れた北海道博物館でもたくさん展示されていました。そのときの日記はこちらです。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 10 - 北海道博物館⑤ 「群馬のケズリバナとアイヌのイナウ」(2021年11月3日/1日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


さらに奥へ進むと、天井に向かって、ポールのようなものが立っていました。クマつなぎ杭(くい)です。樺太アイヌが、霊送り儀礼で使用しました。この太い杭に、クマをつなぎました。先の部分はイナウの形に作ってあり、祭場でクマを守るカムイとして、杭にも祈りを捧げました。この杭は、枝分かれしたトドマツやエゾマツを素材とし、枝の先端にコケモモで着色したイナウを結びます。高い方のイナウが男性、もう一方が女性だといいます。この杭の形は、アムール川流域の民族とも類似しています。

小熊を捕らえると、アイヌの人々は、集落の中で大切に育てました。


(つづく)