MIYO'S WEBSITE-全盲難聴のんたんの育児記録と卵巣ガンで思ったこと

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは21歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。

ガンになって、糖質制限 ー ごはん編

ここで言う「ごはん」とは、食事のことではなく、
白米を炊いた米飯のことです。


お米は糖質が多い食品ですが、
毎日の食事には欠かせません。
いかにして摂取糖質量を減らすか、工夫が必要になります。


いちばん手っ取り早いのは、
「お米を食べない」
ことですが、ご飯なしで毎日の食事をすませるのは、
私には無理です。
そこで、
「お米の量を、少しでも減らそう。」
と考えました。
これまでは、ダイエットのために同じようなことをやっていたのですが、
その経験を、そのまま、活かすことができました。


「お米の量を減らす」
ために、私は、米以外の物を混ぜて炊飯しています。
つまり、米以外の物を使って、お米をかさ増しするわけです。


あくまで私の例ですが、以下のような物を混ぜています。


 ・マンナンライス(こんにゃくをお米の形に加工した物)
 ・雑穀(きび、あわ、ひえ、キヌア、アマランサスなどのブレンド)
 ・押し麦
 ・もち麦
 ・発芽玄米
 ・大豆
 ・黒豆


家には、上記のようなものがストックしてあり、
その日によって、ブレンドを変えています。


ただ、夫は、
「カラダにいいものってのは、美味しくないんだよな。」
と、あまり食べたがりません。
なので、私の分だけ、別に炊いています。


といっても、手抜きです。
お弁当に使う「シリコンカップ」に、
マンナンライスや他の雑穀類を入れます。
そのシリコンカップを、家族のごはんを炊くときに、
炊飯器にそのまま入れて、普通に炊きます。


ごはんが炊きあがったら、
シリコンカップとそのまわりについている「白米ごはん」を、 しゃもじですくい、お茶碗に入れます。
それが、私の食べる分です。
このとき、お茶碗によそう「白米」の量は、
お茶碗の半分くらいになるように心がけています。
せっかくお米の量を減らしたのに、
「大盛りごはん」を食べてしまっては、
糖質を減らすことにはなりませんから。


シリコンカップで遮断したとはいえ、同じ炊飯器で炊くので、
家族のご飯にも、少しだけ雑穀がまざってしまいます。
が、これくらいの量なら、夫も文句を言いません。


お茶碗1杯のお米は、だいたい150gです。
この中に、糖質は56gほど入っています。
コーラ1本分と、ほとんど同じで、
角砂糖なら14個分です。
ごはんの量を半分にするだけで、
摂取糖質量をずいぶん減らすことができます。


家で、自分で料理するときには、
この方法で、簡単に糖質量を減らすことができます。
ただ、我が家の場合、ガンになってから、
私がごはんを作るのをサボることが増えました(汗)。
週末は、たいてい、夫がお弁当を買ってきてくれます。
そういうときは、どうするか?


お弁当を買うときに、お店の方に、
「ご飯の量を○割減らしてください。」
とお願いしています。


「少なめに」
と言うと、お店の人が困ります。
どれくらい少なめにすればいいのか、判断がつかないからです。
判断がつかないので、「気持ちだけ」、減らしてしまうことが多いです。
結果として、ごはん量は大して変わらないお弁当を、
持って帰るはめになります。
そういうときは、仕方なく、
多めの(=普通の人用の)ご飯を食べてしまうことが多いです。
基本的に、「食べ残す」というのができない性分だし、
もともと、「銀シャリ」が大好きなので…。


お店で、ごはんを減らしてもらいたいときは、
量を具体的に伝えることを、おすすめします。
私は、
「コンビニのおにぎり1個分にしてください。」
と言うようにしています。
これだと、お店の方にもわかりやすいようです。



次回は、「パン」の糖質を減らす方法を、書いてみたいと思います。

ガンになって、糖質制限

糖質制限中でも、時にはスパゲティも食べます。


数年前に、「糖質制限」をやっていました。
ダイエットのためです。
糖質の低い食品を購入し、炭水化物を控えめに、
などと、とりあえずやってみましたが、
さほど真剣にやっていたわけではなく、あまり効果もあがらず、
一年が過ぎる頃には、すっかり元の生活に戻ってしまいました。


2016年7月に、ガンが再発したことがわかりました。
ガンになって、病院で手術し、抗がん剤治療を受ける、までは、
誰でも知っている治療法だと思います。
標準治療は当然受けるとして、
でも、それ以外になにか、自分でできることはないか、
と考えました。
ネットでさがしていて、見つけたのが、「糖質制限」でした。


詳しい説明は控えますが、
「ブドウ糖はガンのエネルギー源なので、
 糖質制限を行うことによって、
 ガンを兵糧攻めにする」
という考え方には、共感できるものがありました。
ダイエットのためには続けられませんでしたが、
今度は命がかかっています。
とりあえず、やって悪いことはなさそうだし、
できることはなんでもやってみよう、と思いました。


「がん」「糖質制限」で検索すると、多くの情報が得られます。
この中で、参考になったのは、
「一日の糖質摂取量を40g以下にすることを、
とりあえずの目標としましょう。」
という、ある医師のアドバイスでした。
糖質40g…。
コンビニのおにぎりなら一個分です。
これは、かなりきびしい。
それも、「とりあえず」の目標、です。
その医師は、
「これができるようになったら、さらに目標とする摂取量を減らしましょう。」
と続けています。


ケトン療法(糖質制限)が難治性てんかんに有効であることは、
子どもが小さいときに調べたことがあり、知っていました。
けれどそれが、ガンにも有効であるとは、知りませんでした。
「一日40g以下」は無理そうですが、
「一日40g以下を目標に生活する」ことなら、できそうです。


糖質の多い食品を調べ、なるべくそれを避け、
糖質の低い食品を選んで食べる生活が始まりました。
白米、麺類、芋類、甘いものはなるべく控えました。


やってみると、自分にもできそうなことがわかってきました。


長くなるので、
どうやって糖質制限食を続けてきたか、
具体的な方法は、次回に書いていきたいと思います。

(糖質制限の効果を保証するものではありません。
あくまで、私の場合、のお話です。)


ちなみに、私の今日の食事です。


【朝食】
トースト(大麦パン)+バター
コーヒー(砂糖なし)
・大麦は、低GI食品です。


【昼食】
ツナとオリーブの、スパゲティ・アマトリチャーナ
(全粒粉のパスタ。アマトリチャーナは、トマト系のソースです。
 ツナとオリーブのみじん切りを、冷凍のソースで和えた、簡単な物です。)
・全粒粉は、通常の小麦粉よりも糖質が低くなります。
・ツナとオリーブは、低糖質食品です。
コーヒー(牛乳入り、砂糖なし)


【夕食】
雑穀とマンナンライス入りのごはん
・雑穀とマンナンライスを混ぜて、白米よりも糖質を押さえています。
牛肉とタマネギ・エノキのプルコギ風炒め物
・キノコも、低糖質食品です。
鶏の唐揚げ
サラダ(蒸し鶏とレタス)+黒酢タマネギドレッシング
・鶏肉が、低糖質食品です。


メニューは、案外、普通です。
これで、多分、一日の糖質量は、80gくらいでしょうか。
目標の40gには遠いですが、無理は続かないので、
糖質制限しながら、食べたいものを、おいしく食べています。^^
糖質制限を意識しなければ、普通の食事で、
一日の摂取量が200~300gになることも、
珍しいことではないと思います。



以下、ネットからの抜粋です。ご参考までに…。


①糖質制限をすれば、がんの発生を減らせる可能性はあります。例えば、大量糖質摂取後の 高血糖で分泌されるインスリンは、細胞分裂を促進させるホルモンであり、細胞分裂が多ければ 多いほど、異常細胞、がんが作られる可能性が高くなるからです。


②また,糖質制限で高血圧や高脂血症、肝機能障害などを正常化させることは,体を健康に 保つために重要であり,場合によってはがんを発生させにくい健康体になるかもしれない 可能性を秘めています。しかしそれでも、いったんがんができてしまったら,糖質制限で 血糖値が上がらないようにして、がんに余計な栄養を与えないようにすることくらいはできても, それ以上の効果(がん縮小など)は期待できないでしょう。


③こうした高脂肪、高たんぱく、低糖質のケトン食に、抗がん剤や放射線などの化学治療を併用 すると、患者のがん細胞が縮小、消滅する確率である「奏功率」がアップすることも、私の 臨床研究で明らかになりました。


その他の記録は、
ガンになって
http://limings.sweet.coocan.jp/miyo01/miyo1701.html
をご覧下さい。
MIYO'S WEBSITE(全盲難聴の、のんたんの育児記録)
http://limings.sweet.coocan.jp/
も、少しずつ更新しています。

はじめての補聴器(1歳8ヶ月)

(5歳ののんたん。補聴器と服を、水色のリボンでつないでいます。)


最後に補聴器を作ったのは、もう5年以上前になるかも知れません。
毎日使っている物なので、ぼろぼろになっていましたが、
なにしろ、何十万円もする、お高い物なので、
おいそれと作り替えることはできません。


けれど、さすがにこれだけ古くなると、行政から補助金をだしていただけそうです。
そこで、暮れに、夫が、のぞみを連れて、補聴器屋さんに行ってきました。
始めてのぞみの補聴器を作ったのは、1歳8ヶ月のときです。
そのときから20年。
のぞみの補聴器は、ずっと、同じお店で作り続けています。
長いおつきあいになりました。


のぞみの耳が聞こえていないと、初めて言われたときのことは、
のんたん日記1 に書いてあります。
今日、それを読み返してみました。


失明した我が子に、できるだけ話しかけて育ててきたつもりだったのに、
実は、耳も聞こえていなかった、と知ったとき、
「のんたん、私のことも、わかっていなかったんだね…」
と、つぶやくことしかできませんでした。


そんな長男が、補聴器をつけたことで、
「音の世界」を知るようになります。
やがて、私の声を聞いたときにだけ、笑顔を見せるようになりました。


何も見えず、聞こえず、
「盲ろう」の世界にたったひとりで閉じ込められていたのぞみは、
補聴器をつけたときから、
少しずつ、私たちの世界に近づいてきてくれました。


今、のぞみは21歳です。
朝起きたら、自分で補聴器を取りに行って、
勝手に耳につけてしまいます。
外出先で、補聴器の電池が切れても、平気です。
自分のウエストポーチから電池を取り出し、
電池交換も自分でやってしまいます。
補聴器は、のぞみにとって、欠かすことのできない、
大切なパートナーになりました。


のぞみと「補聴器」の軌跡は、こちらをご覧下さい。
のんたん日記   8.のんたんの補聴器 
(1999年11月26日記・のぞみ5歳)
http://limings.sweet.coocan.jp/nontan01/nontan0108a.html 
http://limings.sweet.coocan.jp/nontan01/nontan0108b.html
補聴器と共に世界を広げていったのんたんの、成長の記録です。


その他の記録は、
ガンになって
http://limings.sweet.coocan.jp/miyo01/miyo1701.html
をご覧下さい。
MIYO'S WEBSITE(全盲難聴の、のんたんの育児記録)
http://limings.sweet.coocan.jp/
も、少しずつ更新しています。


足で描く画家・山口かほるさんの個展

その方と出会ったのは、ほんの偶然だったそうです。
街をぶらぶらと歩くのが趣味の夫にとっては、
葛飾区にある自宅から銀座あたりまで歩くのは、日常茶飯事。
軽い散歩でしかありません。
そんな夫が、いつものように「軽い散歩」に出かけ、
都内を歩いていたところ、たまたま、 この方の個展会場に通りがかったのだとか。
それ以来、我が家では、時折、
この方からの個展のご案内をいただくようになりました。


山口かほるさん
生後3ヶ月で脳性マヒと診断され、
10歳の時に絵を習い、口で描くことを始められたそうです。
「絵」という、生涯の楽しみを見つけられた彼女が、
「絵」と共に、これからも幸せに生きていかれることを願っています。


山口かほるさんの暖かい色合いの世界に、
ひとりでも多くの方に触れてみていただければと思い、
個展のご案内をさせていただきます。



【山口かほる個展】


口と足で描く芸術家協会所属。
足で描く画家、山口かほるさんが、個展を開催いたします。
入場無料です。ぜひ、ご来場ください。


日時:2017年 2月26日(日)~3月3日(金)
11:00~18:00 (最終日は16:00まで)


入場無料


場所:ドゥ〈doux〉画廊
〒104-0031
東京都中央区京橋2-6-8 仲通りビル1F
TEL:03-5250-0860


「くじゃく」 水彩画
山口 かほる (東京都在住/足で描く画家)



その他の記録は、
ガンになって
http://limings.sweet.coocan.jp/miyo01/miyo1701.html
をご覧下さい。


ガンになって、やったこと
http://limings.sweet.coocan.jp/miyodos/miyodos00.html
MIYO'S WEBSITE(全盲難聴の、のんたんの育児記録)
http://limings.sweet.coocan.jp/
も、少しずつ更新しています。





のんたん、雨を理解する


(のんたん日記18をスタートしました。以下、抜粋です。)


のぞみは、全盲・難聴です。
通常なら、「雨」は、見てわかります。「雨音」は、聞けばわかります。
けれど、全盲ののぞみは、生まれてから一度も、雨を見たことがありません。
難聴ののぞみが、雨音に気づくこともありませんでした。


「雨」を知らないのぞみに、「雨」を教えたい…。
そのためには、母である私と、まだ赤ちゃんに近かったのぞみとの、
日常の小さなやりとりを積み重ねていくしかありませんでした。
それは、ほんのちょっとしたことでしたが、私にとっては、とても楽しいやりとりでした。


4歳の冬に初めて、
「あめ」
とことばで言えるようになったのぞみは、
その後も、さまざまなエピソードを通じて、少しずつ、
「雨」を自分のものにしていきました。


今、「のんたん日記」を読み返してみて、
盲ろう児であるのぞみが、どのようにして、
「雨」というものへの理解を深めていったかを、
とてもなつかしく思い出しています。


のぞみは、今、21歳です。
このごろは、
「今日は雨が降っているから、お出かけはしないよ。
 おうちの中で過ごそうね。」
と父親に言われると、
「じゃあ、家でごろごろ、ね。」
と、ちょっと残念そうに言い返すようになりました。


家族の、何気ない、普通のやりとりです。
でも、かつては、「雨」の存在すらも知らなかったのぞみが、
今では、そんなやりとりを普通にしてくれていることを、
うれしく思います。


私にとって「雨」は、今でも、
のぞみの成長の軌跡をなつかしく思い出させてくれる、
たいせつなキーワードなのです。


(写真は、のんたん9歳。両手で雨を感じています。)


   「のんたんの雨」シリーズはこちらをご覧下さい。
     のんたん日記   20.雨 (2000年2月26日記・のぞみ4歳)
     http://limings.sweet.coocan.jp/nontan01/nontan0120.html
     のんたん日記2  21.雨に歩けば (2001年5月20日記・のぞみ5歳)
     http://limings.sweet.coocan.jp/nontan02/nontan0221a.html
     のんたん日記3  27.雨のにおい (2002年6月12日記・のぞみ6歳)
     http://limings.sweet.coocan.jp/nontan03/nontan0327.html
     のんたん日記5  2.雨は手のひらにいっぱい 
              (2003年8月14日記・のぞみ8歳)
     http://limings.sweet.coocan.jp/nontan05/nontan0502.html
   のぞみと「雨」のふれあいの軌跡です。


その他の記録は、
ガンになって
http://limings.sweet.coocan.jp/miyo01/miyo1701.html
をご覧下さい。
MIYO'S WEBSITE(全盲難聴の、のんたんの育児記録)
http://limings.sweet.coocan.jp/
も、少しずつ更新しています。