MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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17年めのタイ。8人で食べ歩いた、3泊5日のおトク旅 29 - 和成豊(フアセンホン)で、怒りのエビ餃子(2019年5月11日/3日め)

2019年5月11日 サイアム・ニラミットで、8人がいっしょに、記念撮影。(のんたんとあみちゃん 23歳)


5月11日


そもそも、このお店にはいったとき、夫は、
「今日は、オレがのんたんに食べさせるよ。」
と言ったのです。
「夫が手伝わない」
とブログに書いたことで、
ちょっとは反省したみたいです。(苦笑)


ところが、行動が伴いませんでした。
いざ、食事が始まっても、
夫は、お向かいに座ったHさんと、
翌日の予定について話していて、
長男のことは、見向きもしません。


夫は、自分でも公言しているのですが、
「同時にふたつのことができない」というタチです。
誰かとおしゃべりしながら、長男の食事を介助するなど、
土台、無理な話でした。


おしゃべりに夢中で、
長男の分を、とりわけることすらしません。
(でも、話しながら、自分の分はとりわけるし、
 がんがん食べます。怒)


まあ、はじめから期待していなかったので、
私が、いつものように、長男の分をとりわけ、
食事も介助しました。


夫、「翌日の打ち合わせ」は終ったのですが、
そのまま、よもやま話に花を咲かせ、
「オレが食べさせる」と言ったことなど、忘れています。
それでも、私、我慢していました。


でも、ふと気づくと、お料理がほとんどなくなっていて、
どうやら、足りなかったみたいなのです。
私は、長男の食事を介助しながら、その合間に、
少しずつ、自分の分を食べているような状態でした。
そんななか、メニューを開いて追加注文をするのは、無理です。
そこで、夫に頼んだのです。


「お料理が足りないから、
 なにかみつくろって、追加で注文して。」
と・・・。


ところが、夫、生返事をしただけでした。
Hさんとのおしゃべりに夢中で、
メニューを触ろうともしません。


そこで私、切れました。


「あなたね、いいかげんにしなさいよ。
 『のんたんには、オレが食べさせる』って、
 自分から言ったんでしょう?
 なのに、全然手伝わないで、自分ばかり食べるよね。
 さっきから、私は、のんたんの介助をやってて、
 自分の分は半分も食べてないんだけど、気がついてないでしょ?
 そのうえ、追加注文してと頼んでも、
 おしゃべりに夢中で、
 それすらも無視するわけ?
 あなたはね。そうやって、いつも、他人にいい顔ばかりして、
 そのしわ寄せで、私や家族を、踏みつぶしてきたのよ!」


こういうことばを、今まで23年間、
言わないで我慢してきました。
「夫の悪口を言って軽蔑されるのは、
 夫でなくて、そんな夫を選んだ妻だ。」
なんて意地悪を言う人も、世の中にはいます。
私もそれはわかっていたので、ずっと我慢していたのです。
でもその結果、夫の自分勝手はエスカレートしていき、
結局、夫婦関係が最悪になってしまいました。


22年間、我慢しましたが、昨年ようやく、
「もう、我慢はしない。」
と、心に決めました。
そんなこともあって、
この日は、思い切り吐き出しちゃいました。(苦笑)


あわてたHさんが、
「私がいろいろ話しかけちゃったから、いけなかったのよ。」
と、フォロー。
でも、私、さらに言いました。
「いいえ。
 Hさんが悪いんじゃありません。
 この人は、過去23年間、私にやり続けてきたことを、
 今日もやっただけですから。」


当の夫はと言えば、
私がここまで言うとは、思ってもいなかったわけです。
予想外の展開に、パニックなのか、
黙って、ぼーっとしています。
(せめて、あわてて追加注文くらいしろよ、と思うのですが。怒)


で、またもやHさんのフォローです。
メニューを取り上げ、
「なににしましょうか?」
と選び始めました。


Hさんは、ご主人の海外赴任に同行し、
香港に長く住んでおられたので、
点心になじみがあります。そこで、
「飲茶にしましょうか?」
と・・・。


結局、Hさんが追加で注文してくださったのが、
下の写真の飲茶2品です。


エビの水餃子。モチモチの皮のなかにプリプリのジューシーなエビが入って、とっても美味。

ちょっとこぶりな春巻き。


フカヒレで有名な和盛豊(フアセンホン)ですが、
餃子や焼売、春巻きやきまきといった点心にも、
定評があります。


この2品で、ちょうどよく、
お腹いっぱいになりました。


点心を食べながらおしゃべりしているところを、Hさんが撮ってくださった写真です。よく見ると、長男と夫とのあいだが、ずいぶん離れています。こんなに離れていては、とうてい、食事の介助はできません(やりません)。むかつくわ~怒。


そして、全員がお腹いっぱいになったところで、
お勘定です。
お店の人に言われた総額は、
2185バーツ(約7650円)でした。


え?
・・・って感じです。
これ、8人分の食事+ドリンクの合計金額なんです。
ひとり分だと・・・、約960円!


ぶつ切りのフカヒレ付きのお食事が、
このお値段。
和成豊(フアセンホン)、すばらしい!^^


おいしいね! 笑顔の、VIP4名様。


おトクがいっぱいの、のんたんトラベル。
おトクですが、旅行中はときどき、
添乗員夫婦の、はでな夫婦喧嘩も見られます(苦笑)。


さて、お店を出ました。
もう夜遅いし、お腹がいっぱいなので、
歩くのがおっくうです。


「ホテルまで、トゥクトゥクで帰りませんか?」


・・・と、提案してみました。
Hさん、一瞬、当惑した表情(苦笑)。
今まで乗ったことがないから、躊躇されたようです。


「大丈夫。値段の交渉は、私がしますよ。^^」
と、MIYO添乗員。


道路に並んでいたトゥクトゥクのドライバーと、
交渉開始です。
Bangkok Center Hotel まで、どのドライバーも、
「200バーツ!(約700円)」と言いはるなか、
60バーツ(約210円)まで値を下げて、
まずは、HさんとHKちゃんを乗せ、
第一便を送り出しました。


次のトゥクトゥクも、60バーツで交渉し、
YさんとYMちゃん、それにうちの長女を乗せて、
第二便が出発。


最後の一台は、ちょっと時間がかかりました。
ドライバー全員が、「200バーツ」と譲らないのです。
それでも、15台くらいと交渉したあげくに、
どうにか60バーツで話がつき、
ようやく、私、夫、長男が乗り込み、
第三便が出発しました。


ホテルに着くと、第一便で戻ったHさんとHKちゃんが、
ロビーのソファに座って、待っていてくれました。^^
でも、第二便で出発した、Yさんたち3人の姿がありません。
しばらく待っていたのですが、
いっこうに戻ってこないので、
だんだん心配になりました。


が・・・。
もしかして、とお部屋に行ってみたら、
いました~(爆)。
第二便で出発したはずだったのに、
Hさんたちの第一便よりも早く、ホテルに到着していたのです。
よかった、よかった。^^


聞くところによると、
二便のドライバーは、はじめに、
全然違うホテルに連れて行ったのだそうです。
そこでYさん、
「違う、ここじゃない!」
と言いはりました。(←たぶん、日本語で。笑)
あげく、ようやく、Bangkok Center Hotel まで戻ってきたそうな。


そこで、「違う」と言いはったYさん。
たいしたものです。
ほんとうに、海外旅行が初めてですか?(笑)。


(つづく)


(おまけ)
掲載しきれなかった、ワットパクナムの写真です。



長男は、寺院のソファでひとやすみ。^^

寺院の庭で咲いていた花。


(つづく)

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