全盲難聴・のんたんの冬休み 6 - ビックカメラと淡路島と喰らえ(2018年12月28日・6日め)
2018年12月28日 新宿ビックカメラで、充電器を物色中。(全盲難聴・のんたん 23歳)
12月28日(運命の日、当日。)
冬休み中でしたが、長男がお世話になっているS園の
理事長先生が亡くなられました。
ご高齢で、最近は、S園の理事長室に来られることもなく、
療養中とお伺いしておりましたが・・・。
夫は、仕事を早々に切り上げて、
S園の告別式に出席しました。
私は、長男を連れて、新宿へ。
(こんなときに不謹慎ですが)
この日は、夜7時に、新宿のお店を予約してあったからです。
新宿には、少し早めに着いたので、
長男の大好きな「電気屋さん」に寄ってみました。
向かったのは、新宿ビックカメラ。
あのでっかい「ビックロ」に、以前から、
一度行ってみたいと思っていました。^^
ヘッドフォンで、音楽を試聴しています。
長男が、「じゅうでんき、買いたいの」
と、何度も言うので、
充電器売り場に行きました。
あまりにもたくさんの充電器が置いてあったので、長男、びっくり。上から下まで、真剣な表情でさわっています。^^
どれにしようかな・・・。
そこへ、夫もやってきました。
当時のビックカメラでは、
Line ペイのキャンペーンで、
20%引きでお買い物ができました。
で、こういうときに我が家がどこへ行くかと言うと、
当然、お酒コーナーです。(苦笑)
電気屋さんでも、お酒(爆笑)。
ワインなんて、腐るものじゃないし、
2割引きだし、ってことで、
がんがん、まとめ買いしました。(笑)
「ビックカメラのメンバーになると、
さらに5%引きになります。
送料も無料ですよ。」
と、店員さん。
はい。
もちろん、なります、なります。(爆)
ってことで、Line ペイ+ビックカメラ割引で、
25%引きになったワインを、たっくさんお買い上げ。
送料無料で送ってもらえるのも、うれしいですね。^^
やった、やった、と大喜びしているうちに、
お店の予約時間が近づいてきました。
「予約時間に遅れるといけないから、
急ごう!!」
夫、長男と3人で、お店へと急ぎます。
この日、予約していたのは、
淡路島と喰らえ 新宿東口靖国通り店
です。
「ふるなび」というサイトで、ふるさと納税をすると、
その自治体の食材を使っているお店のお食事券を、
返礼品として選べるのです。
ということで、この日のお食事は、
「ふるさと納税の返礼品」です。
5000円ほど、不足していたのですが、
かねてから、
「ボーナスがでたから、ごちそうする」
と言ってた長女が、不足額を支払ってくれました。(ええ娘や^^)
お酒は25%引きで買えたし、
今日の夕食はタダだし。^^
私、うかれていました。
お店の予約時間に遅れてはいけないと、
あわてて、小走りに歩いていたのです。
たまたま、道路にほんのちょっとしたでっぱりがあり、
そこに足先が引っかかって、転倒してしまったのです。
地面に転んだとき、なんのはずみか、
全体重を、右ひざにのせてしまいました。
「あいったぁーーーー」
あまりに痛すぎて、立ち上がれません。
急いでいるというのに、立てないのです。
お店に遅れるといけないので、
夫には、長男を連れて先に行くように、と言いました。
歩道に、ひとり残った私。
ゆっくり、ゆっくりと、時間をかけて、
どうにか、そろそろと立ち上がることができました。
そして、びっこをひきながら、お店まで歩いて行きました。
師走の新宿・歌舞伎町。仕事納めの宴会に行く人で、すごい賑わいです。
予約時間ぎりぎりでしたが、
なんとか、お店に到着できました。
すでに長女も来ていたので、
早速、宴会の開始です。
先付け(ごま豆腐)、お造り4種盛り、鮪ユッケの湯葉巻きサラダ
淡路牛のサイコロステーキと焼き野菜
フグの唐揚げと淡路玉ねぎ
こだわり極み出し汁の鯛しゃぶ
お腹いっぱい食べて・・・、
最後は、〆の雑炊を作っていただきました。
デザート
このコースは、3時間飲み放題付きでした!^^
ということで、長男も、この日初めて、日本酒デビュー。
どれどれ・・・
なんだこりゃ~。でも、残さず全部飲みましたよ(笑)。
この日のお食事は、
飲み放題付きで、ひとり6000円のコースでした。
4人で、24000円。
ふるさと納税でもらったお食事券は、19000円分でしたが、
残りの差額は、長女が払ってくれましたよ。♪
(あみちゃん、ごちそうさまでした。^^)
食べてるあいだも、足が痛いなあ・・・とは思っていましたが、
転んじゃったのだから、それもしかたありません。
いつものように、出されたものは、
家族全員で残さず食べ尽くし、
お酒もいっぱい飲んで、お店を出ました。
そして、そのときになって、初めて気がついたのですが(苦笑)、
足が痛くて、右ひざが曲げられないのです。
そうとうひどく打ったのだなあ、と(汗)。
ノーテンキな夫は、数時間前に私が転んだことすら、
既に忘れていたようです。
長男を連れて、さっさと歩いていってしまいました(怒)。
私が心配じゃないの?などと文句を言っても、どうせ、
「オレは、のんたんを連れて歩くので一生懸命だったんだ!」
と言い返すに決まっています。
まあ、いつものことです・・・。
幸い、心配した長女が、
私の横についていてくれました。
両手で長女につかまれば、なんとか歩けそうです。
まず、左足を一歩前に出し、その後、
曲げることができず、棒のようになった右足を、
ずるずると引きずって前進します。
こんな歩き方(?)で、長女に支えられながら、
どうにか、新宿駅まで歩いていきました。
このとき、私の足になにが起こっていたのかを、
私も、そして家族の誰も、
まだ気がついていませんでした。
(つづく)