MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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骨折でもイタリア。シチリアを歩く、9泊10日のおトク旅 38 - コセンツァで昼食(6日目)

2019年1月23日 ピッツォの教会の前で。


1月23日


集合時間が近づいてきたので、
丘の上の駐車場まで、戻ることにしました。


中心広場まで戻りました。中央にあるのが、タルトゥーフォをいただいたお店、バール・ダンテです。

海沿いの断崖にできた町なので、町の多くは、こんな坂道です。

この坂道を上がったところに、バスの駐車場があります。

よいしょ、よいしょ。がんばって上がります。^^

バスに乗り、コセンツァに向けて、出発!


ピッツォから91キロを走り続け、
13時半、コセンツァに到着しました。
小さな小さな町です。
こんなところに寄る日本人ツアーは、
おそらく他にはないことでしょう。(苦笑)


コセンツァの町の起原は、紀元前5世紀で、
古代ギリシャの植民地のひとつでした。
その後、ローマの支配下に入り、
中世から近代にかけては、ほぼナポリ王国に従っていたようです。


この町の観光名所と言えば、
まあ、古い教会がふたつあるくらいですね。^^
世界遺産クラスの遺跡や教会だらけのこの国では、
あまり有名であるとは言えません。


それなのに、どうしてこの町に来たのか?
それは、
「昼食の場所として、位置的にちょうどよかった。」
ということに尽きます。(爆笑)


なにしろこの日は、500キロをバスで走破するという、
強行軍の日です。
「夕食の時間までに、
 次の目的地であるアルベロベッロに到着しなくては。」
ドライバーさんも、添乗員さんも、
頭の中はそれでいっぱいだったと思います。


あえて言えば、
アルベロベッロに到着さえすれば、
ほかのことはどうでもよかったような、
そんな「移動の日」でした。


それでも、「ほんの少しでも、お楽しみを作りたい」と考え、
ピッツォでアイスクリームを食べ、
コセンツォという古い町を、昼食の場所に選んだのは、
企画の方の、苦肉の策だったことでしょう。


私たちにしても、ここまでは、
観光がてんこもりで、走り続けた5日間でした。
6日めのこの日は、日中のほとんどが移動時間だったことで、
バスの中で、ほぼ全員が爆睡し、
疲れを癒すことができました。


移動中のトイレ休憩では、
ガソリンスタンドの売店めぐりも。^^
それはそれで、楽しいひとときでした。


コセンツォからアルベロベッロに移動中、立ち寄ったガソリンスタンドで、果物屋さんを見つけました。FURUTTA LOCALE(地元のフルーツ)と、大きく書いてあります。


コセンツォの Caprice で昼食です。

この日のワインはこれ。地元、カラブリア州の白ワインです。メインがビーフなのに、なぜ夫が白ワインを選んだのかは、謎です(苦笑)。

サラダ

ビーフとカポナータ。よく見ると、サラダとメインのお皿には、お店の名前がはいっていました。

ベリーのタルト


食事のたびに、いつも感心したことがあります。
旅行中は、毎日、添乗員・Oさんから、
「明日の予定・かわらばん」が配布されました。
その「かわらばん」には、翌日の予定がきちんと紹介されています。
さらに、その中には、
立ち寄るレストランの名前とメニューまで書かれていました。
そして、実際にレストランに行ってみると、
その、「かわらばん」に書いてあるとおりのものが出てくるのです。


これは、ツアーを企画する段階で、
企画担当者とレストランとで、細かく打ち合わせ、
料理の原価も綿密に計算されているからこそ、
できることだろうと思います。


「かわらばん」の予定どおりに、
寸分たがわず出てくるお食事をいただきながら、
いつも、ツアーを企画した方々のご苦労に、
思いをはせておりました。


10日間で169800円という、驚きの格安ツアーでしたが、
食事のメニューは毎日変わるし、
「お食事がはずれ」だった日は、
一日もありませんでした。


この日のカポナータも、いいお味でした。
量が少なめに見えるかもしれませんが、
イタリアでは、必ず、カゴ盛りのパンがいっしょに供されるので、
おなかいっぱいになりました。


楽しい昼食も終わり、
14時半、バスは、アルベロベッロへと出発しました。
その距離、なんと260キロ。
途中で休憩を一回はさんで、
4時間半を、走り続けます。


アルベロベッロまで、田園風景が続きます。さすがワインの国。広大なブドウ畑を、いくつも見ました。

中学校の世界史で、たしか、「イタリアの大学は、ボロニア、サレルノから始まった。」と習いましたが、その「サレルノ」のすぐ近くを通りました。


…ということで。
「この日は、移動だけ」と思っていたのですが、
実は、アルベロベッロに着いてから、
思いがけない展開になります。
なんと、夕食後に、「夜の観光」があったんです。(爆)


ぜひ、書いておきたいことがあるのですが、
そのお話は、また次の機会にしたいと思います。
まずは、おとぎの国、「アルベロベッロ」に向けて。
バスは走ります。


(つづく)


ここまでに飲んだワイン: 11本
ここまでのおトク度:
(個人で同じ旅行をした場合のひとり分の費用を、ざっくりと試算してみました。
 価格は、私が直感で勝手に決めたもので、たいした根拠はありません。)
昼食 1500円
ヴィラサンジョバンニからアルベロベッロへの移動 4500円
ここまでの合計: 195000円
ちなみに、この10日間のツアー費用は、ひとり169800円でした。

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