MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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骨折でもイタリア。シチリアを歩く、9泊10日のおトク旅 28 - オルティージャ島(5日目)

2019年1月22日 シラクーサ・オルティージャ島に架かる橋の上で。


1月22日


シラクーサは、自然や芸術的な美しさに加えて、
長い歴史を刻む遺跡の数々といった、
様々な魅力的要素が合わさった街として、
2005年に、世界遺産に登録されました。
イタリア女優“モニカ・ベルッチ”主演の映画「マレーナ」は、
ここシラクーサで撮影されました。


この街は、大きな橋を挟んで、
新市街と旧市街オルティージャ島(Isolotto di Ortigia)に分かれています。
オルティージャ島は、シラクーサの町の歴史地区とされています。
シラクーサにギリシャ人が侵攻し、定住し始めた頃から続く、
最も歴史ある地区とされています


オルティージャ島に架かる橋を、みんなで渡りました。

いかにも地中海らしい、穏やかな景色が広がります。


早足の現地ガイドさんにつれられて、
私たちも元気に歩きつづけているうちに、
サンタ・ルチア教会に来ました。


入り口の真上に掲げられている紋章にある短剣は、
聖ルチアのシンボルなのだとか。
現在は彼女の遺骨の一部が保存されているそうです。


サンタ・ルチア教会


いきなり、視界が大きく開けた、と思ったら、
ドゥオーモ広場(Piazza del Duomo)でした。


旧市街である、オルティージャ島のメインスポットとも言える、
美しいバロック様式の広場です。
この広場には、市庁舎や大司教館など、
多くの重要な建築物があります。


ドゥオーモ広場


ここは、紀元前5世紀に建設された、
ギリシャのアテナ神殿が改装されたものです。
正面のファサードは見事なバロック様式です。
前部には聖マリア像が掲げられ、
さらにその右手には、この町の守護聖女である聖ルチア像が見えます。
過去何千年にも渡って引き継がれてきた、重要な建築物です。


左手のカフェの前に鳩がいたので、朝食の残りのパンをあげたところ、たっくさん集まってきました。^^
しばし、鳩くんたちと遊んだあと、広場を横切って、その奥にある細い道にはいりました。

ドゥオーモ広場から続く道。ここには、たくさんのお土産物屋さんや、レストランが並んでいます。


このあたりから、細い道が続きます。
路地の片隅に、ホームレスのおじさんが座っていて、
その傍らに、大きな野良犬くんが、
毛布にくるまって寝ていました。


イタリアではよく見かける野良犬くんですが、
おじさんに寄り添ってうずくまっているのがかわいらしく、
私も、しばらくそこに、いっしょに座り込んでいました。


前日の夕食で食べ切れなかったカンノーロを、
ポケットの中に入れて持ち歩いていたので、
それを、野良犬くんの前に置いてみました。
すると、おじさんが包みをあけて、
犬くんに食べさせてあげていましたよ。^^


ふと気がつくと、
ツアーのみなさんからずいぶん離れてしまっていました。
はぐれると大変です。
犬くんをもっと見ていたかったけど、
立ち上がり、あわてて、あとを追いかけました。


(つづく)

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