MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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骨折でもイタリア。シチリアを歩く、9泊10日のおトク旅 14 - アグリジェント(1)(3日目)

2019年1月20日 アルジェント・ヘラ神殿で。


1月20日


アグリジェントの人口は約5万8000人で、
アグリジェント県の県庁所在地になっています。


ギリシャ植民地だったアグリジェントは、紀元前6世紀から、
古代地中海世界の重要都市のひとつでした。
当時の遺跡が現在も残っており、
アーモンドの木や果樹の広がる丘の上で、
「神殿の谷」と呼ばれ、美しい姿を見せています。
この「神殿の谷」は、
「アグリジェントの考古学地域」として、
ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。


階段を上がって丘の上まで行き、さらに少し歩くと・・・

ヘラ神殿です!

神殿の谷から、現在のアグリジェントの街が見えます。

ヘラ神殿の前の道を少し歩くと、

城壁が現れました。この城壁は、道路に沿って延々と続きます。大昔、城壁であったものが、その後、側面に穴をくりぬき、お墓として使われるようになったそうです。

どの城壁も、もれなく、お墓の穴がくりぬかれてありました。

遺跡で暮らす野良犬くん。


余談ですが、イタリアには、野良犬がとても多いです。
これは、バカンスで長く家を留守にする人が、
ペットをそのへんに置いていくためだそうです。
残された犬は、地元の人たちにエサをもらって生きているようですが、
バカンスが終わったあと、
その犬を迎えに来る人もそうでない人もいるとか。


この遺跡にも、野良犬くんがたくさんいました。
お昼にレストランでもらってきたグリッシーニをあげてみたところ、
大喜びでカリカリと食べてくれました。
(本当は、夜の宴会のおつまみにしようと、
 夫がリュックに忍ばせて持ち出していたのですが。笑)


そして、きちんとお座りして、
「もっとちょーだい!」という目をしてこちらを見たので、
撃沈されました。笑
持っていたグリッシーニを、全部あげちゃったのは、
言うまでもありません・・・。


このときから私は、
旅行中、レストランで食事をしたあと、
必ず、お料理といっしょに出てくるパンを包んで、
コートのポケットに入れて持ち歩くようになりました。
もちろん、野良犬くんにあげるためです。^^


これが、旅の最終日に、
ちょっと楽しいことになるのですが、
それはまた、後日のお話として書きたいと思います。


「神殿の谷」には、たくさんの花が咲いていました。

アーモンドの花は、桜によく似ています。

山羊くんもいましたよ。^^


長くなりましたので、
アグリジェントの日記は、次回に続きます。


(つづく)

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