MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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全盲難聴・のんたん S園で、2回目の音楽レッスン①(2018年11月3日)

2018年11月3日 初めて、フルートに挑戦しました。(全盲難聴・のんたん 23歳)


11月3日


S先生としゅん君のフルートレッスンのお仲間に入れていただいて、
先月、初めての音楽レッスンを開催しました。
あれから一ヶ月。
今月も、S先生とたくさんの方々に支えていただきながら、
音楽レッスンに参加することができました。


この日は、朝9時から午後5時までという企画でした。
長時間なので、介助の方には3人にいらしていただき、
前半・後半で分担していただきました。
いらしてくださった、タケダさん、ナカハラさん、ヨリさん、
どうもありがとうございました。
そして、S先生、長いお時間、本当にありがとうございました。


【タケダさんからいただいたメールです】
S園の玄関で先生を待っている間、しゅん君が小ホール?で音出しの練習をしていました。
ノゾミくんは、聞き耳を立てているうちに、最初はウクレレのケースを叩いていたのですが、我慢ができなくなり、ウクレレを出して弾きだしていました(笑)

この日のレッスンは、S園の相談室で行われました。しゅん君のフルートの修理に1時間ほどかかり、その間は、ノゾミ「くんが最初に弾き始めた「お馬の親子」にしゅん君(他のフルート)が合わせて吹いたり、
たき火を演奏したり。でも、ノゾミくんが、お馬の親子をエンドレスのように弾いていました(笑)。

1時間ほどしてレッスンが始まり、まずは「空を飛べるはず」を。
私たちからノゾミくんに、曲名は伝えるのですが、ノゾミくんはしゅん君の弾き始めを聴いてから、弾き始めていました。
ノゾミくんの演奏は、コードもばっちり入れているとの事で、S先生がしゅん君に、「ノゾミくんのコードを聴いて合わせて弾くともっと良くなるよ」
って言っていました。

この他に、「エルクンパルチェロ」「たき火」なども合奏し、しゅん君は前回にやった曲もあげていましたが、今回は「空を飛べるはず」をメインに練習していました。

フルートを吹くしゅん君の勇姿。かっこいい!^^

ノゾミくんはマイナーコード(Dマイナーはできていました)が苦手なようで、
先生もウクレレをあまり知らないからと言って、タブレットで調べながら教えていたのですが、
なかなかうまくいかず、次回までにもっと勉強してくると言って、
今回はノゾミくんが弾きやすいコードでの練習になりました。
マイナーコードができるようになれば、もっと演奏が良くなるとの事ででした。

先生は、「ノゾミくんはいろいろリズムも刻み、すばらしい」と絶賛していました。
ジェンベも習っていたと言うと「なるほど」と納得されていました。
そんな音楽を仕事とはいえ、身近で聴けるのは支援冥利につきます。

休憩後に、先生からしゅん君に“しの笛”を聴かせてあげてとの事で、
阿波踊りの連隊で吹いていた曲を3曲(3本のしの笛で)を吹いてくれ、
ノゾミくんはジッと耳を傾けて聴いていました。
その後、の染みくんは「フルート」と言いながら探し始め、
手にとると吹こうとし、止めてもやろうとしていました。
どーも気になったようで、先生が吹き方を教えてくれました。

フルートに挑戦!^^

しゅん君もいっしょに。^^

楽しい~^^

ノゾミ君には、息の吹き方、吹く位置が難しくて、なかなか音がでなかったのですが、
何回かトライするうちに、すこしですが音が出ることもありました。
でも、あまり息を出し続けると過呼吸(酸欠ではないそうです)になるので・・・と、
強制的に終了しました。(ノゾミくんはもっとやりたかったようです)

レッスン終了後は、しゅん君と先生が午後からの予定を相談した結果、
昼食は地区センターでお弁当、その後はコンビニでビール(ノンアルでしゅん君のみ)、
そして、イオンモールへ・・・となったようです。

地区センターまで歩きながら、ノゾミくんは、しの笛の息の吹き方を私の手を使って再現し、
短かったら「ざんねーん」、教えられたようにできたら「そうそうそう」と言いながら、
楽しそうにやっていました。


地区センターでは、しゅん君が、「ボクは働いているから」と言って、
ノゾミくんの分(ソースカツ弁当とアイスコーヒー)をごちそうしてくださいました。
「ノゾミくんも、お金持っているから、大丈夫だよ」と言ったのですが、
どうしてもとのことで、そのままごちそうになりました。

しゅん君にごちそうしていただいたソースカツ弁当を、おいしそうにほおばっています。^^

今回も、随時しゅん君からノゾミくんに対しての気配りがありました。レッスンの休憩時間には、ご自分の分として買ってきたお茶を、ノゾミくんに半分、譲ってくれました。
私たちも、初めてのレッスンのお付き合いで、休憩時のお茶まで気づかず、しゅん君に甘えてしまいましたが、次回からは飲み物があった方がよいと思います。


【ナカハラさんからいただいたメールです】
9時過ぎ のぞみさんが1階入り口にウクレレ持参でおりてきました
先生はまだいらしていません。しばらく待機。フルートの音が聞こえます。
しゅん君が音調整しているようです。
程なく、先生到着です。レッスンの部屋にゆきます。

まずは、壊れてしまったしゅん君のフルートの調整だそうです。
なかなか難しそうで、先生も苦労されていました。精巧な楽器ですからね。
調整終了後、レッスン開始です。
しゅん君とのぞみさんのセッションはすばらしいですね。
のぞみさんのアドリブ感覚の素晴らしさが伝わります。
バッキングも素晴らしいですが、特に、フィルインを自由自在にこなせるところは
天性の感覚だと想いました。
先生も、のぞみさんのリズム感、アドリブ魂、とても絶賛しておられました。
しっかりリズムをきざめる感覚は流石です。また、しゅん君との呼吸もしっかりあっており、お互いの信頼感が感じられました。

11時30分レッスン終了。
その後、皆でランチしました。
お天気も良く気持ち良い日でした。
午後は、みんなで一緒にどこか行かれるそうです。楽しんでくださいね。


タケダさんからの報告メールといっしょに、
長男がフルートを一生懸命吹いている写真が、
何枚も何枚も、送られてきました。
タケダさんの、長男に向ける暖かいまなざしが感じられ、
とてもうれしく思いました。


タケダさん、ナカハラさん、長いお時間おつきあいくださり、
どうもありがとうございました。


長くなりましたので、次回に続きます。

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