MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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西武 「旅するレストラン・52席の至福」号と芝桜をたずねて⑥ - 秩父の味を堪能しました。

2018年6月2日 障害者スポーツ大会で。お弁当の時間です。(全盲難聴・のんたん 22歳)


2018年4月22日


それでは、この日のメニューをご紹介いたします。


テーブルに置かれていたカードを開くと、メニューが書かれていました。

まずは、乾杯のシャンパン。食事中は、私たちのテーブル担当の乗務員さんが、少し離れたところに立っていて、ほとんどつききりで目配りしてくださいました。私が上着を脱いだら、すぐにそれに気がついて「おかけいたしましょうか?」と席までいらしてくださったので、びっくりしました。

ひとりの乗務員さんが担当するのは、2~3テーブルくらい。なので、ファーストクラスのように、きめ細かなサービスをしてくださいました。乗務員のみなさんの、居住まいの美しさをご覧ください。

白ワインと、黒柴かあさんおすすめの、Ichiro's Molt CHICHIBUを注文しました。(これは別料金です)

ソフトドリンクは、すべて無料なので、紅茶もいただきました。


おまちかねの、お食事が始まりました。
秩父の食材にこだわって供された、
お料理の数々をご覧ください。


秩父の春の息吹~フレンチ・イタリアン・和食3種の前菜
①カブとフォアグラのズッペッタ ラズベリーの香り(上)
②桜最中 春の香りを手にとって(右上)
③ヤシオマスのマリネ ラビゴットソース 緑の野菜仕立て(下)

②の桜最中は、ふたを取ると、たくさんの具が詰められていました。宝石箱のようで楽しい。^^

魚料理 ハマグリの出し汁で蒸し上げた鮮魚のヴァポーレ オレンジの香り

下に敷くソーサー部分の中央からずらして、スープカップが置かれていて、ちょっと不思議です。カップを取ってみると、ソーサーにこんなつくりが施されていました。この盛り上がった輪の部分に、カップがしっかりとはめ込まれるようになっているのです。揺れる車内で、カップがずれたり倒れたりしないための工夫です。

カップのふたをとると、白身魚のスープ仕立てが。ハマグリのお出しが、しっかりときいています。

メイン 牛ほほ肉のラグー 秩父味噌が香るソース クリーミーポテト添え

ご飯物 秩父の春 桜海老と竹の子のご飯
ポットにはいったお出しをかけて、お茶漬けのようにしていただきます。

デザート 秩父錦の酒粕ソルベ 苺スープとハイビスカスのジュレ

途中の駅で、お二人の女性が乗車され、生演奏が始まりました。

どこまでもすきのない、乗務員さん。物腰の美しさに、感動しました。

よこぜのおいしい紅茶 ちちぶまゆを添えて

「ちちぶまゆ」という、マシュマロのようなお菓子をいただきました。これを、紅茶に浮かべて、いっしょにいただきます。

「52席の至福」号のカード。乗務員さんの手書きのお手紙が添えてありました。


おいしいお料理をいただきながら、
窓の外の景色も楽しみました。
鉄道ファンが喜びそうな、
車庫のようなスポットも、
よく見えるようにと、
列車はゆっくりと走ってくれました。


そして、外はすっかり暗くなり、
夜行列車の趣に。
お食事も終わり、
車内の誰もが、くつろいだ雰囲気でした。



連載、もう少しだけ続きます。
次回は、厨房車両など、
車内のほかの場所もご紹介します。


(つづく)

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